狭いキッチンもなかなかよいもの お料理上手さんに多い?狭小台所

5月5日に「プロから学ぶ台所の整理術と道具講座」を開催しましたが、そのご報告メールが中川さんに届いて、嬉しかったということで私にも転送してくれました。
(相談されて、その後報告があるのはすごく嬉しいものなんです。)

東京都内に住む舞さんのキッチンは、本当に狭いのですが、キッチンにおいて狭いというのはある意味有利なのです。
動線が少なくて済みますからね。

第一、中川さんのキッチンの狭さに比べたら、塾生さんの99%は広すぎると思うほど、中川さんのキッチンは狭いです。
でも、そこからあの美味しいお料理が生まれるのですから、美味しさに広さは無関係と言いきれますね。

舞さんもお料理上手なので、女性版中川さんのキッチンを見ているような感じです。
狭いながらも、すごく工夫されていて、住まい方が上手だなあと感心しました。
むそう塾生の皆さんは、お料理道具が多いので、キッチンがどんどん狭くなることでしょうが、工夫次第でいくらでも快適にできますのでご安心ください。

 
 

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余談ですが、私の兄は妻のために広いキッチンを設計して家を建てました。
私がたまたま帰省してそのキッチンを見た時、「疲れるキッチンだなあ 動線が多すぎる」と思いました。
案の定、兄嫁は疲れると言って、ダイニングテーブルにあれこれ物を置くようになってしまいました。

兄はアメリカ映画に出てくるような広いキッチンに、妻も憧れていると思ったのでしょう。(ざんね〜ん)
そうなんです。広すぎるのは疲れるのです。
効率優先で、手を伸ばせば必要なものがすぐ取れるキッチンがいいですね。
コックピットのように。

 
 

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舞さんのメールに次のような文章がありました。
今まで「端っこのごちゃっとしたエリア」だったのが
「お気に入りの秘密基地」になりました。
美風さんが氣が滞る場所は作ってはいけないとよく仰っている意味がよくわかりました。

嬉しいですねぇ。
一番大事なことを受け取ってくれていました。
端っここそ、気が通るようにして、気持ちよく暮らすのが陰陽的です。
(端っこ=陰性 気が通る=陽性)

昔から「四角い部屋を丸く掃く」と言って、隅をきちんと掃除するように躾けられたものですが、これがそのままお片付けにも適用されるわけですね。
日本人の綺麗好き文化は、こういう精神的な気を受け継いでいると思っています。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

教室の氣を下げないために、中川さんがいつもお花を活けています。
ここは教室の隅(陰性)ですが、一輪のお花が陽性の場所に変えてくれるのです。
日本人はこういうことを昔から知っていましたね。

 
 

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2022年度のコースすべてがスタートしました 水無月も伝授しました

5月29日。「第1期 自由人(びと)コース3」がスタートしました。
これで、むそう塾の7つのコースすべてが始まったわけです。

・5/7 「2022年度(第3期)自由人(びと)コース1」 授業の様子はこちらから
・5/8 「2022年度(第2期)自由人(びと)コース2」 授業の様子はこちらから
・5/14 「2022年度(第8期)秘伝コース」 授業の様子はこちらから
・5/15 「2022年度(第14期)幸せコース」 授業の様子はこちらから
・5/21 「2022年度(第12期)上級幸せコース」 授業の様子はこちらから
・5/22 「2022年度(第9期)満足コース」 授業の様子はこちらから
・5/29 「2022年度(第1期)自由人(びと)コース3」 授業の様子はこちらから

 
 

毎週土日に2022年度のコースがスタートしていたのですが、昨日の「第1期 自由人(びと)コース3」は、今年はじめてのコースなので、その準備に中川さんは相当時間を費やしていました。
試作の段階で色々な工夫があって、ブログには書けない丸秘技術の裏話もありました(^_-)-☆

ところで、昨日は「水無月」が登場しました。
試作段階では違う材料も用意して、和菓子店と同じように作ったのですが、文句なしに中川さんの配合の方が美味しかったのです。
それで、塾生さんには「中川式水無月」が伝授されました。

 
 

(中川式水無月 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

中川さんによると、中川さんがお料理屋さんを経営していたときにお出しした水無月より、さらに美味しく出来上がったそうです。
その理由を尋ねると、「歳をとったからだろう」とのことでした。

歳をとるというのは、単に歳を重ねるだけではなく、色々な味のお料理やその世界を体験したからということですね。
「人間も料理も一緒」だと、中川さんは話していました。

人生にも同じようなことが言えますよね。
ですから、何事も体験して無駄にはならないと前向きにとらえて、不満ではなくチャンスと思って生きられたらいいなあと思ったことでした。

 
 

なお、水無月については、ご存知ないかたもおられるでしょうから、宝泉堂さんのサイトをご紹介しておきましょう。
京都駅の2階にも宝泉堂さんがありますので、ぜひ召し上がってみてください。

 
 

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夫との会話から 「歎異抄」「出家とその弟子」

昨夜パソコンをしていたら、ふと夫がこんなことを言いました。
「お母さんはよく気分転換しないで仕事ばかりしていられるね」と。

夫は音楽を聴いたり、本を読んだり、ゴルフをしたり、お茶のお稽古に行ったりしながら、気分転換をして仕事をしているので、私のことが不思議なのだそうです。
6月にも夫はゴルフ旅行で、青森と北海道に行くのだとか。

私の答えは、「あんまりストレスがないからかな?」と即答です。
「じゃあ、それはどうしてなのかな?」と夫。

これも私は即答で、「やっぱり感謝かな〜?」。
付け加えて、「感謝の力は大きいよ〜」と私。

 
 

そこからあれこれ話して、「私の感謝の気持ちの土台は、きっと22歳〜24歳頃に出来上がったと思う。それは、「歎異抄」の影響が大きかったよ」というような話もした。
そうしたら夫は、すぐ本棚から「歎異抄」を引っ張り出してきて、これ読んだけどお母さんのような感じにはならなかったなあ」なんて言ってました。

(本から受ける感動は人それぞれだし、性別や年齢のこともあるし、体験も影響するし、みんな同じというわけではないから、そんなの気にしなくていいのにね^^)

今、新幹線の中でふっと思ったのだけど、それなら「出家とその弟子」(倉田百三)を読んだ方がピンと来るかなぁという感じです。
私はこの本から「ゆるす」ことを深く知りました。
そうしたら、とてもストレスがなくなって、自由に生きられるし、疲れなくなったのです。

夫よ。
時間がなくて、話はそこまでで京都に向かってしまったけれど、「出家とその弟子」も読んでみて。
何かが変化するかもしれないよ。
でも、あなたはすでに寛大だから、あまり影響を受けないかな?(^^)

 
 

(埼玉の自宅入り口には紫陽花が咲いていた)

 
 

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子供の熱にあなたはどう対応しますか? 野口整体やマクロビオティック

先日、お子さんが熱を出したと、塾生さんからご連絡がありました。
お手当法と病院に行くタイミングを相談されましたが、すでに豆腐をおでこに当てて、保冷剤を首に当てているとのこと。
体温は39度近くまで上がっているそうです。
この方はすでにマクロビオティックの教室で学ばれていたので、そのようにされたのだと思います。

私はその時点で、お子さんの元気さを質問しました。
熱が出ているのに「元気さ」なんておかしいと思われるでしょうが、熱が出ていても必ずしも病気ととらえなくてもよいことがあるからです。

子どもは大人より体力があるので、すぐ熱を出します。
食べすぎても熱を出すことがあります。
ストレスを感じても熱を出すことがあります。
少し体力のない子は、ストレスを皮膚から出すこともあります。

熱が出たからすぐお手当てと考えるのは、西洋医学で解熱剤を使うかわりに、お手当てでなんとかしようと思っているようにも感じます。
マクロビオティックを知っている人にこういう人は多いですね。
私はこれを悪いとはいいません。
でも、それらを使う前に、ちょっとお子さんの様子を見ることが大事だと思っています。

熱はあるけどまだ元気さがある。
こんなときには、ちょっと環境の変化も考えてみましょう。
この時期だと、保育園や幼稚園、新入学、新学期などで環境が変わってストレスになっていることが考えられます。

小さいお子さんは多くの言葉で自分の気持ちを説明できないので、熱という手段で訴えているのかもしれません。
親はそのへんも考えてあげる必要があります。

 
 

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さて、体が熱を出すということは、何らかの必要性があるのですから、できれば自然に下がるまで待ってあげられたらいいですね。
体の中ではその熱を出しながら修復に懸命なわけですから、途中で人為的に下げると回復が長引いたり、予後が悪かったりします。

お子さんにはしょっちゅう熱を出すタイプと、あんまり熱を出さないタイプがいるように思います。
色々な背景があると思いますが、体温の高さに驚かないで、お子さんの気持ちになって対処してあげましょう。

冒頭のお子さんの件ですが、その後お母様が私のブログ記事を読んでくださって、お豆腐と保冷剤のお手当てをやめたそうです。
お子さんが嫌がったのだとか。
それはそうでしょう。体を冷やされて嬉しいことは滅多にありませんからね。

その後のご報告です。
◯は今朝、平熱に戻りました。
本人は高熱が出ていたことも、気づいてなかったようです。
ただ、私が冷やしたことは覚えてるようで、「凍えるよ」と怒ってました。

私にメールが来たのは夜だったのですが、一晩でお子さんは回復されました。
お子さんは本当に悪くなるのも良くなるのも早いです。
体がまだ汚れていないので、反応が早いんですよね。

ですから、お子さんの体を信じて、自力で乗り越えられるお手伝いをするようにしましょう。
そうすることによって、一つずつ体力をつけていけるようになるからです。
こんなことが子育てのポイントかなと思っています。

なお、野口晴哉氏の書かれた「風邪の効用」は、子育て中の人にはぜひお薦めの本です。
私は50年も前に、この本で健康に対する考え方が変わったし、新型コロナウイルスのときにも役立ちました。
下の記事もお読みいただければ、子育てがしやすくなると思いますよ。
健康の基本的な考え方(健康でないことこそが人間として当然である) 2015.6.1

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾) 

 
 

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「2023年度(第15期)幸せコース」受付開始のご案内

先日、ありがたいことに、まだ一度もお目にかかっていない方から、「来年の幸せコースに申し込みたい」とご連絡をいただきました。
今までは幸せコースにお申し込みいただく前に、何らかの講座でお会いしたことのある人ばかりだったので、とても新鮮な気持ちになりました。

と同時に、今からだと丸々1年間お待たせしてしまうことになってしまいますし、その間の時間の浪費を考えると、早く学びのチャンスを提供すべきではないかと思うに至りました。
そこで、幸せコースが始まる前から単発講座を受けられるようにしてみました。

むそう塾にはおびただしい数のお料理があって、そのどれもが美味しくてすぐ役立つ内容ばかりなので、そこから入っていただくのも良いかと考えています。
マクロビオティックを知っている人も知らない人も、「美味しい♪」を中心に笑顔が広がってくれたらいいなと思っています。

マクロビオティックは良い面もありますが、誤解される教え方もあるために、あまり健康的でない食べ方をされている人もいるのが現状です。
むそう塾では、そんな現状を打開して、真の健康と陰陽の考え方を伝え続けています。
今ではお子さんたちも、「早くむそう塾で習いたい」とエールを送ってくれるようになりました。

子どもの味覚は正しいです。
その味覚を大事にして、将来への健康づくりのお手伝いをしたいと思います。
まずはお母さん、お父さん、そして、これから将来のある若者たちに、むそう塾の「本物の美味しさ」を味わってもらいたいです。

そして、「陰陽の考え方」があなたの人生の宝物になってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

 
 

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【単発講座の種類とご案内記事】
むそう塾で京料理人中川善博が教えた陰陽料理名一覧 (随時更新)
再開催ご希望講座 (随時更新)
「これから開催予定の講座案内」 (随時更新)

【受付方法】
こちらの予約システムからお申し込みしていただきますと、マクロ美風から仮受付メールが届きます。
そこに受講費のお振込先を書いてありますので、指定口座にお振込みください。
ご入金が確認されましたら、受付完了メールがマクロ美風から届きます。

【受講費のお支払い期限】
・2023年度の幸せコースから受講ご希望の場合は、2023年1月31日までにご入金ください。
・幸せコース受講前に単発講座を受講されたい場合は、幸せコースの受講費を先にお振込みください。翌日から単発講座を受講することができます。

【ダブル受講について】
「幸せコース」はお料理の基本を学び、「上級幸せコース」はたくさんの種類のお料理を学べますので、ダブル受講して一気にレパートリーを増やすことも可能です。
ダブル受講は、要領のよいお料理の幅がグンと広がりますので、むしろ忙しい人の味方になります。

ただし、上級幸せコースは幸せコースからの進級者が優先されますので、もし全員が進級された場合は、新しい方のダブル受講は不可能になります。
10月になりましたら、進級の有無がわかりますので、それ以降にはダブル受講の可否もはっきりします。

【ご注意】
むそう塾は素人さんにお料理をお教えする教室なので、飲食店関係・お料理教室関係、セミナー関係の方のご参加はご遠慮いただいております。
こちらの注意点を必ずお読みいただいて、どうぞご理解いただけますように。

 
 

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【2023年度(第15期)幸せコースの講座内容】

【講座名】
「2023年度(第15期)幸せコース」

【コースのカラー】
若草色

【授業時間】
11:00     入室および準備
11:30~16:00 実習&試食
16:00~17:00 座学
17:30     退室

【授業内容】
【5月】
◎実習
・一番出汁の取り方(煮え華の見つけ方も)
・中川式お箸の持ち方
・中川式糠漬けの漬け方
◎座学
・むそう塾での学び方、復習の仕方
・食事日記のつけ方指導
・毒消し方法

【6月】
◎実習
・包丁の砥ぎ方、まな板の選び方
・千切りにした1本の断面正方形を目指す
・乱切りの仕方
・桂むきの仕方
・1か月間の桂むき投稿の仕方(メールに写真または動画添付)
 桂剥き投稿は任意
◎座学
・なし(食事日記のアドバイスを各自にメールで伝える)

【7月】
◎実習
・カレーうどん
・煮麺(にゅうめん)
・冷やし麺と麺つゆ
◎座学
・マクロビオティックの考え方と陰陽

【8月】
◎実習
・うざく
・新蓮根と茗荷の甘酢漬け
・小松菜の胡麻和え
・九条ねぎと蛸の芥子酢味噌かけ(ぬた)
◎座学
・お料理の陰陽

【9月】
◎実習
・出汁巻き玉子
・キノコのガーリックバター
◎座学
・個人別食事指導

【10月】
◎実習
・もう一度一番出汁の取り方
・丹波栗の栗ご飯
・丹波松茸の炊き込み玄米ご飯
・松茸のお吸い物
◎座学:中川善博担当
・常識としての和食のルール
・盛付の基本

【11月】
◎実習
・中川式筑前煮
・里芋の炊いたん
・手綱蒟蒻
◎座学
・陰陽別体調のコントロール方法

【12月】
◎実習
・トンカツ
・キャベツの千切り(百切りではない)
・焼き野菜
◎座学
・氣の流れをよくする具体的方法

【1月】
◎実習
・プロの天ぷら
・素揚げ
・揚げ出し豆腐
◎座学
・価値観・人間関係・生き方における中庸とは?

【2月】
◎実習
・出汁巻きデモ
・盛付の徹底指導
◎座学
・病気との向き合い方

【3月】
◎実習
・魚をおろす
・お刺身定食を作る
・魚を焼く
・カラスガレイの煮付け
◎座学
・各人への陰陽アドバイス

【4月】
◎実習
・卒業作品としてお弁当を作って持参する
・お弁当を料理雑誌のように撮影して修了!
◎座学
・各人の1年間の報告

座学は生きた陰陽を理解できるように、各人の心身の陰陽状態をキャッチしながら、勉強を進めて行きます。
一人ひとりの体調に合わせた直接指導付きです。
ご自宅での復習料理投稿の添削付きですが、投稿は強制ではありません。

【授業日】(日曜日)
2023/5/14 6/11 7/9 8/13 9/10 10/15 11/12 12/10
2024/1/14 2/11 3/10 4/14

【定員】
8名

【申込資格】
・飲食店/料理教室/セミナー関係者以外の人(こちらの記事をお読みください)
・再受講や他のコースとのダブル受講も可能

【受講費】
440,000円(消費税込)

【受講費の振込期間】

仮受付メール到達後〜2023年1月31日(火)

【申込方法】
こちらの予約システムから 随時受付

【キャンセル料】
・入金後〜2023年3月31日迄:受講費の20%
・2023年4月1日以降:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

(出汁巻き玉子 幸せコースの授業から 料理&盛付:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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