マクロビオティックの指導現場からシリーズ」カテゴリーアーカイブ

「冬休み キッズクラス」をプレゼントしたお母さん

1月に開催される「冬休み キッズクラス」にお申し込みくださったあるお子さんは、現在中学3年生です。
「夏休み キッズクラス」にも参加してくださったのですが、体格がよくて高校生のような雰囲気です。
お顔は童顔なところがあって、やはり中学生なのですが(^o^)

来年の春から親元を離れて寮生活を送ることになるため、自分でお食事の準備もできるようにと、お母様からお子さんへのプレゼントとしての受講だそうです。
お母さんのお子さんを思うお気持ちが本当によく伝わってきます。

まだまだこれから成長していく年齢ですから、きっとお母さんはご自分の手でお料理を作ってあげたいことでしょう。
でも、将来を見据えてお子さん自身が技術を持つ必要性を感じておられるのが素晴らしいと思いました。
男性がキッチンに立てるのは、本人にとってもまわりにとっても幸せへの第一歩です。

キッズクラスでは何を習っても、お子さんにとって一生の思い出になり、かつ技術となって人生を助けてくれることでしょう。
たった一日のことですが、親が費やすこの一日はお子さんにとって一日以上に価値のある時間となります
なぜなら、子ども世代の一日と親世代の一日は、将来に対する長さが異なるからです。

さあ、冬のキッズクラスはどんなお料理(技術)が登場するでしょうか?
どうぞ、お楽しみに♫

 
 
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マクロビオティックの陰陽を改めて 驚きのビーフシチュー

昨日の「自由人コース3」では、「マクロ美風の座学」がありました。
今回は改めてマクロビオティックの陰陽を落とし込むために、陰陽に正面から向き合う時間にさせていただきました。

私自身、マクロビオティックを始めたばかりの頃、それから1年、3年、5年……何十年も経つ過程で、色々な陰陽の発見がありましたし、改めて陰陽の勉強になったことが沢山ありました。
ですから、一度陰陽を知ったからそれで終わりではなく、日々学び成長していくのが陰陽だと深く感じています。

今年の夏は夫が病気になりましたが、陰陽を知っていて本当によかったとどんなに思ったかしれません。
車の運転と同じで、ペーパードライバーではなく、いつでも確実に運転できるように、知識も技術も最新にしておくのが大事と思った次第です。

 
 

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さて、昨日のご感想を早速送ってくれた塾生さんがいます。
スポット受講してくれた“おはる”さんです。
そのお返事を、ぜひ昨日の塾生さんにも共有したいと思って、記事にさせていただくことにしました。
長いメールなので、抜粋でお返事をさせていただきます。

 
 

「中庸を摂って中庸へと持っていく」という調整の仕方も改めて、納得でした。
玄米ご飯や小豆ご飯を多めに食べたくなることがあるのも、この調整方法なのかなと、思いました。
すぐに極端に走りがちでしたが、中庸の心地よさを意識します。

<マクロ美風より>
よくマクロビオティックでは、陰性状態なら陽性を、陽性状態なら陰性を意識するといわれますが、食べ物に関してはコツがあります。
いつもそれを繰り返していると、シーソーのように極端から極端に移動してしまうので、偏っているときには中庸を意識するのが王道です。

しかし、急いで変化させなければいけないときには、正反対の食べ物や飲み物で対応してもかまいません。
そういう意味でも、穀物は最高の食材でありますし、「資料4」の円の中心部分を占めることもお分かりいただけると思います。

今後もし体調が悪いときには、何か極端なものを摂るのではなく、玄米ごはんを100回とか200回とか噛んでみてください。
200回以上噛むと、最後には唾しか残らないでしょうが、胃に唾を送り込むような気持ちで噛むのです。
比較的せっかちな一面を持ち合わせているあなたには、結構クスリになりますよ(^^)

 
 

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乳製品の分解を促す食品に自由人コースで使う食材が多く、納得でした。

<マクロ美風より>
自由人コースでは、秘伝コースまでに使わなかった食材も出てきますね。
中川さんは美味しく仕上げるだけでなく、常に毒消しのことも考えて構成してくれていますから、当然あのような食材が登場するのでした。
だから、食後感が軽くて心地よいのも納得ですよね。
気づいてくださって嬉しいです。

 
 

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足首が冷えるのが冬場の常でした。
二の腕が冷えることがあるのをちょっと気にしています。手のひらで温めています。

<マクロ美風より>
年齢とともに冷える部分が出てくるのは仕方のないことかもしれません。
誰しも20代の頃と同じわけには行かないのですよね。
私も足首だけでなく、すねも冷えますので、長めのレッグウォーマーで対処しています。
二の腕が冷えるのは、実は姿勢の悪さも影響しているんですよ。血行が悪くなるんですね。
自律神経が影響しているという見解もあって、そういう場合は睡眠も浅くなります。
私はこちらも納得できる気がしていますよ。

 
 

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ところで、昨日の講座の昼食は「ビーフシチュー」でした。
ビーフシチューは「無双原理コースメニュー講座(2)秋」でお教えしているお料理ですが、これが驚くほどさっぱりしていてスープのように体に流れていくのです。
動物性のイヤなところも、体への負担も一切感じられず、ただただ気持ちの良いお味が体に染み渡っていきます。

実は、昼食の前に「今日は体調が悪いのでお肉を少なめにしてください」とおっしゃった塾生さんがおられました。
しかし、食べ始めるとお味の軽さに驚き、すぐ「これならおかわりできます!」との声(笑)
ちゃんとお代わりしてくれて、その後も体調の悪さはどこかへ消えてしまいました。
恐るべし中川式です。

過去に感動の記事をあげておりますので、ご紹介しておきましょう。
陰陽をビーフシチューに取り入れたら、こんなにも美味しくなりました 塾生さんの体験談より 2018.12.3
中川式のビーフシチューが美味しすぎて・・・ 塾生さんのメールより 2018.11.21

 
 

(ビーフシチュー 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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蕎麦アレルギーだと思っていたけど大丈夫だった話

先日、「自由人コース2」の授業で、手打ち蕎麦を作りました。
授業に先立って、「私、蕎麦アレルギーなんですけど…」と遠慮がちにおっしゃる塾生さんが一人。
過去に十割蕎麦を食べてアレルギーの症状が出たということで、病院で蕎麦アレルギーのテストもされたそうですが、陽性にはならなかったとのこと。

その話を聞いて私はすぐ、蕎麦に反応しているのではなく、蕎麦粉か小麦粉に含まれていた農薬か化学薬品に反応したのではないかと思いました。
そういう事例が結構あるからです。
(コーヒーでも農薬に反応することがありますね)

最初に温かいお蕎麦をいただいてから授業に入ります。
もし、彼女が蕎麦アレルギーなら、この時点で反応があるはずですが、ニコニコと美味しそうに完食しました。
それで、「ああ、蕎麦アレルギーではなかったね」ということになりました。

 
 

(鱧松茸蕎麦 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

続いてざる蕎麦も、蕎麦がきもいただきました。
でも、平気でした。
みんなで蕎麦粉をこねていますから、この時点でもアレルギーなら反応しますが、彼女は平気だったので、やっぱり蕎麦アレルギーではなかったわけです。

 
 

(ざる蕎麦 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

人それぞれ苦手な食べ物があるでしょうが、こうして本来の食材の質がよければ、苦手ではなくなるケースもあります。
食材選びはこの他の場面でも重要なので、可能な限り注意したいですね。

 
 
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桂剥き投稿期間が終わっても自主練習している塾生さん

「幸せコース」の桂剥き投稿期間は、8月25日に終了しましたが、3月のお刺身の授業に備えて、引き続き練習を頑張っている塾生さんがいます。
中川さんにiMessageを送って、個人指導を受けているので、ブログの記事にはなっていませんが、ちゃんと練習の成果が出ていたので、記事にさせていただきます。

 
 

素晴らしい!
芯が印鑑のようになりました!

 
 

こちらも素晴らしい!
上の写真より薄くむけました!

 
 

やっちゃん(155-1)は、「一日に1さくでもいい、二日に1さくでもいい、続けることが成長につながる」という言葉を忘れていませんでした。
ちゃんと実行してくれていました。
そして、左手の親指を大根に触れないでむいたところ、「面圧」が理解できたそうです。
よ〜く動画を観てくださっているので、これからもきっと上達してくれると期待しています。

 
 

その動画はこちらです。

 
 
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楽しかったキッズクラス 子どもたちの笑顔を動画で確認

(キッズクラスの授業より マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2025.8.22)

 
 

今年初めて開催した「夏休み キッズクラス」は、お子さんの年齢によって反応の差が面白かったです。
クラス分けは参加者のご都合の結果で、意図的ではありませんでしたが、ちょうどよい感じで振り分けられました。

最後の開催日になった8月22日は、小学1年〜3年のお子さんたちで、天真爛漫な言動が新鮮でした。
いつも大人ばかりを相手にしているので、そこに登場した低学年のお子さんたちがとても可愛くて、反応の一つひとつが笑いを誘うものでした。

当のお子さんたちは、どんなお気持ちで過ごしてくれたでしょうね。
お料理に関心を持ってくれたなら大成功です。

あまりにも楽しそうな発言が飛び出すので、授業が始まって間もなく、大急ぎで撮った動画をご紹介しましょう。
こんなに楽しいお子さんたちでした。

 
 

 
 
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