降圧剤と柑橘類のフラノマクリンはどこまで考える?

夫が薬を服用するようになって、食べ物への気遣いが必要になってきました。
降圧剤が処方されているため、グレープフルーツは避けるようにしなければなりません。
夫は食べ物の好き嫌いが多いのですが、柑橘類は不思議なことに大好きなのです。
酢の物が苦手なので、果物から酸味を摂ろうと体が求めるのかもしれません。

でも、大好きな柑橘類が全部ダメというわけではなく、食べてもよい柑橘類があるので、それを夫に伝えるべく、記事を書いています。
ポイントは「フラノマクリン」という成分が含まれていると、いわゆる「薬が効きすぎる」状態になってしまうことがあるので、それを避けることです。

一般的に降圧剤や免疫抑制剤と柑橘類の関係は、多くの人が知るところですが、NGではない柑橘類はないのかと思って調べてみると、次のような表がありました。
こちらのサイトからお借りしました)

 
 

【柑橘類に含まれるフラノクマリン類のDHB(ジヒドロベルガモチン) 換算量(μg/mL)】
酵素免疫測定法による食物・生薬中のフラノクマリン類含有のスクリーニング
齋田哲也,藤戸博 佐賀大学医学部附属病院薬剤部
医療薬学Vol.32 No.7(2006)より

 
 

***

DHB換算量で示された上図を参考にして色々な情報を調べてみると、フラノクマリン類の含量が1μg/ml以下ならば食べてOK、それ以上ならば控えた方がよいでしょうという認識のようです。
となると、食べていけないのは次のような品種になるのでしょう。
・グレープフルーツ(ホワイト ルビー)
・スウィーティー
・メロゴールド
・バンペイユ
・レッドポメロ
・ダイダイ
・ブンタン

ダメダメと思って柑橘類全般を制限すると、マイナス思考になりますが、上の7つだけ避けておけば、あとは普通に食べてもよいと前向きにとらえると気持ちが軽くなりますよね。
日本人として、温州みかんやデコポンが食べられたら、それだけでも不自由しませんが、早くお薬が不要になって、何でも食べられる体調になってほしいと、つくづく思う日々です。

 
 
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