脳梗塞後でもネクタイが結べるようになった!

夫の記事が続いて申し訳ないのですが、今日は嬉しい内容なのでお許しをm(_ _)m

こちらの記事で、夫がネクタイを結べなくなったと書きました。
その後、片手でネクタイを結ぶ動画を夫に教えてあげました。
それからかなり経った昨日の朝、夫が白いYシャツを着ていたので、私が「一緒にネクタイ結ぶ練習する?」というと「いいよ」と言います。

それで、動画を再生しながら私も夫もネクタイを首にかけてスタートしました。
すると、あら不思議。夫は両手を使ってちゃんと結べたのです!
私が歓声を上げると、「練習したんだよ」と言います。
硬貨を裏返す練習で、指先に力がついてきたおかげかもしれません\(^o^)/

9月にリハビリ病院を退院してから、ネクタイのいらないYシャツを着ていたのですが、昨日はネクタイのいるYシャツだったので、私が声をかけたというわけです。
後で気づいたのですが、夫は昨日公証役場に「遺言書の作成」に出向いたのでした。
そんなわけで、気持ちの上できちんとした服装にしたかったのかもしれません。

 
 

ネクタイが結べるようになった記念に、そのネクタイの写真を撮ろうと思ったのですが、あいにく鼻血で汚してしまいました。
一昨日は夜中にクシャミをして鼻血が出たそうで、シーツにボタボタと鼻血がつき、朝になって私が大急ぎで洗濯をしました。

15分くらいで止まることもあれば、1時間くらい止まらないこともあります。
結構な量が出ると、やはりふらつきますから、その後は安静にする必要があります。
息子はそのたびに不安になって、夫のそばを離れずに見守る状態です。

でも、そんな体調の中でもネクタイを結べたことは、一歩前進したことなので、とても嬉しい出来事でした。

 
 

***

夫の病気の経過は次のとおり。
【2025年7月16日】
脳梗塞を発症するも本人は気づかず。
夜、夫の事務所のスタッフが息子にLINEで連絡をくれたが、息子がLINEに気づかず。
【7月17日】
朝、私が夫にiMessageをするとかなりまずい状態。(本人にその意識なし)
急いで病院行きを伝えて午後に診察の結果、「アテローム血栓症の脳梗塞」と診断され、「日本大学医学部附属板橋病院」に入院。
【7月31日】
「川越リハビリテーション病院」へ転院。
【8月27日】
夫が「要介護2」に認定される。
【8月31日】
仕事の都合で無理にリハビリ病院を退院して、週3回の訪問介護に切り替える。
川越市の「三井病院」の「泌尿器科」と「睡眠時無呼吸科」にも通院。
【11月1日】
夫が通所リハビリを希望し、「LETs倶楽部 川越大手町」に毎週土曜日3時間通い始める。

 
 

(夫のネクタイ)

夫の病気関連過去記事

 
 

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ポリファーマシー(多剤服用)の心配

夫は今、次のような薬を飲んでいます。
8種類も飲んでいるので、ポリファーマシー(多剤服用)状態なのが気がかりです。
杖なしでもゆっくりであれば歩けるのですが、時折ふらつくのが心配だからと杖を持って出かけます。

私としては、「ふらつく」のが病気のせい(後遺症)なのか、薬の副作用のせいなのかが判明しなくて気がかりです。
相変わらず鼻血も多く出ますし…、味覚障害もあります。
7月からこれらの薬を飲み始めて5か月近くになりますが、服用期間が長引くと長期間服用の影響も出てくるでしょうから、これからが心配です。

 
 

***

夫が現在飲んでいる薬です。
朝16錠、夜1錠です。

【朝食後 日大病院処方】
1 タケキャブOD錠10mg 1錠
2 ロスバスタチンOD錠2.5mg「サワイ」 4錠
3 フォシーガ錠10mg 1錠
4 エンレスト錠100mg 4錠
5 エフィエント錠3.75mg 1錠
6 アムロジピンCD錠2.5mg「ケミファ」 3錠

【朝食後 三井病院処方】
1 シロドシンOD錠4mg「サワイ」 1錠
2 デュタステリド錠0.5mgAV「DSEP」 1錠

【夕食後 三井病院処方】
1 シロドシンOD錠4mg「サワイ」 1錠

 
 

***

薬のはたらきを自分のためにメモしておきます。
処方された薬袋に書かれていたとおりの文章です。

<タケキャブOD錠10mg>
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃酸の逆流による食道炎を改善する、他の薬と併用してヘリコバクター・ピロリの除菌に用いる薬です。

<ロスバスタチンOD錠2.5mg「サワイ」>
血液中のコレステロールを減らす薬です。

<フォシーガ錠10mg>
血糖値を下げる、慢性心不全において心臓の働きを助ける、慢性腎臓病において腎臓機能の低下を抑える薬です。

<エンレスト錠100mg>
心臓の働きを助けたり、血圧を下げる薬です。

<エフィエント錠3.75mg>
血圧が固まるのを抑え、血液の流れを改善する薬です。

<アムロジピンCD錠2.5mg「ケミファ」>
血圧を下げたり、狭心症を改善する薬です。

<シロドシンOD錠4mg「サワイ」>
前立腺肥大症によって生じる排尿障害を治す薬です。

<デュタステリド錠0.5mgAV「DSEP」>
肥大した前立腺の縮小効果を示します。
通常、前立腺肥大症の治療に用いられます。

 
 

***

長期服用による影響についてはもちろん調べましたが、驚くほどいっぱいあって、怖くて書けません。
「横紋筋融解症」なんて怖いですよね。
いっそのこと、すべての薬を放り出してしまいたくなるほどです。
夫に、「ポリファーマシー(多剤服用)というのは知っている?」と聞いたところ、案の定知りませんでした。
何しろ、薬を信じている人ですから。

こうして病院や薬が日常生活に入って来るようになって、夫の心身の変化を観察していると、「生きる質」が問われるようになりますね。
誰しも思うことは同じですが、じゃあ今何をすればいいのか?
ここの個人差が大きいように思います。

何十年と連れ添っても、夫には夫の世界、私には私の世界があって、最後はそれぞれが自分の世界を優先するのが一番納得できるのだなと感じています。
後悔しないように。今はそれだけを考えているところです。

 
 

先日塾生さんと話をしていたら、塾生さんの義父さんが薬を出したがらないお医者さんで、「薬は半分くらい飲めばいいんだよ」と言っておられたそうです。
ご自身もお薬が嫌いだそうで、「老衰」で亡くなられたそうです。
見事な最期だと思いました。

 
 

(夫が服用している薬の数々)

 
 

夫の病気関連過去記事

 
 

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京都 祇園石段下「いづ重」で感じたこと

きょうは塾生の“おはる”ちゃんと、「蒸し寿司」を食べに行く約束をしていたので、八坂神社の石段下にある「いづ重」さんに行きました。
「いづ重」さんは昨年からリニューアルをされていたので、どんなふうに変化したのか確認したかったのもあります。
2013年に行ってから12年ぶりです。

・まったく新しくなって冷暖房完備なのか?
・京都らしく古い雰囲気を大事にしての改装なのか?
出かける前に服装を考える時の私の気持ちです(笑)
もし寒かったら悲しいので、厚着をして出掛けました。

 
 

まずは四条通からの入口です。

 
 

少しカーブするとお店が見えて来ました。
奥の方に大きな建物も続いているようです。

 
 

店内に入ると、元のお店で使っていた古いものがそのまま使用されて、まるでずっと前からこの店構えだったかのように改装されていました。
10時半からお食事ができるので、10時半に行ったのですが、すでに2組のお客さんがいました。
椅子席と小上がり席があって、小上がり席には火鉢が置いてあったのですが、どうやら飾りのようで火は入っていませんでした。(寒い…)
お客さんが火傷をするといけないからでしょうね。

私たちは椅子席に腰掛けましたが、寒いので暖房が恋しかったです。
厚着をしてきてセーフでした。
しばしお茶で温かさを。

 
 

「鯖寿司」を注文しようと思ったのですが、よい鯖が入手できなくて製造中止とのことでした。
今年の鯖不良がここにも影響しているようです。

 
 

「蒸し寿司」が出来上がりました。

 
 

「ぐじの潮汁」も出来上がりました。

 
 

鯖寿司の代わりに「柚子ひらめ寿司」と「稲荷寿司」も注文しましたが、食べきれないのでお土産にしてもらいました。

 
 

お味の感想。
大変申し訳ないのですが、中川さんに習ったお寿司や潮汁の方が桁違いで美味しかったです。
「自由人コース6」の11月に習った、中川さんの「蒸し寿司」は最高でした!
ですから、むそう塾で中川さんからこれらのお料理を習えた塾生さんたちは、自信をもってその技術に磨きをかけてほしいと真剣に思いました。

 
 

お会計を待っているときに目に入ったもの。

 
 

お食事を終えて外に出ると、こんな景色が。

 
 

むそう塾にはこの景色はないけれど、抜群の美味しいお料理があることを改めて認識した一日となりました。
多くの人にむそう塾の美味しさをお伝えできたらいいなと、心から思ったことでした。

 
 

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味覚障害の夫でもご飯の味がわかるように炊き方を変えてみた

ただいま東京から京都に向かう新幹線の中です。
今週も慌ただしい日々が過ぎて、もう金曜日になりました。
7月に夫が入院してから、まさに月日が駆け足で過ぎて行きましたが、私も駆け足で走って来ました。

では、夫の近況報告です。
夫は中川さんが焼いてくれた「胡桃葡萄パン」とコーヒーで朝食をとり、たくさんの薬を飲みます。
9時頃すぐそばの事務所に出掛け、11時頃帰宅して12時すぎに昼食。
昼食は息子が買って来たり、外に食べに行ったり、私が作っておいたものを食べたりします。

午後は原則として月水金に訪問リハビリを1日40分受け、土曜日に通所リハビリに3時間通っています。
時々仕事が忙しいと、車に乗せてもらって東京にも出掛けます。
そんなときは「疲れた〜」となります。
外に出ると緊張するので、リハビリ中の身には負担になるようですが、生活の糧なので頑張ってくれています。

 
 

***

なかなか下半身の筋肉が増えないので、歩いているとふらつくことがあるため、杖は手放そうとしません。
これにはひたすら歩く歩数を増やすのが良いそうですが、なかなか大変ですね。
手の方はジャケットの袖に腕を通す時、通しにくくて顔を歪めますが、一人で着られるようになりました。

それから、お風呂にも一人で入れるようになったので、もう見守りしなくても大丈夫になりました。
これはすごい回復です。
相変わらず頻尿ですが、老人だからと渋々受け入れながら過ごしています。
鼻血は最盛期よりいくぶん減ったかなとは思いますが、まだまだしょっちゅう出ます。

 
 

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昨日は訪問リハビリの日だったのですが、指先の力をつけるための訓練で面白いことをしていました。
硬貨を裏返すのです。
500円玉、100円玉、50円玉、10円玉などを並べて、反対にひっくり返すのです。
夫は左手が不自由なので、左手で返します。

以前にも練習したそうですが、その時より昨日の方が上手にできたそうで、「すごく良くなりましたね! 頑張ってますね!」と褒めてもらっていました。
夫は真面目な性格なので、指導されたことをコツコツと練習したのかもしれません。
リハビリの指導をされる人は、こうして僅かなことでも褒めながら回復につなげようとされているんですね。

「僕も嬉しいです。こういう時がこの仕事のやりがいを感じるときなんですよね。」と一緒に喜んでくれました。
私までウルッとした瞬間でした。
月日はどんどん過ぎていきますが、夫の体も少しずつ変化しています。

 
 

(私のコートの上に 他の硬貨を持ち合わせていなかった💦)

 
 

***

夫は最近、味覚が鈍くなっていて、ご飯の美味しさが判らないと嘆いていたので、私はご飯の炊き方をあれこれ工夫してみました。
お鍋を変えたり、炊く時間を変えたり、浸水時間を少しずつ変えたり、ザルにあげたりして、少しでも夫が美味しいと感じられるような炊き方を模索しました。
すると、昨日やっと夫が「美味しいと感じる」といって、おかわりしてくれました\(^o^)/

徹夜して炊き方を模索したこともありましたが、これでやっと味覚が鈍くなってしまった夫でも、美味しいと思って食べてくれるご飯が炊きあがりました。
そのことがとっても嬉しくて、自分に「よく頑張った」と褒めてやりました。
本当にホッとしましたよ。

例によって、冷凍庫には一番だしのキューブをいっぱい袋詰めしてきました。
お味噌を溶かせば最高に美味しいお味噌汁になるので、どんどん飲んでほしいな。
一日1杯のお味噌汁は、健康への第一歩ですから。

 
 

夫の病気関連過去記事

 
 

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「中川式小豆絹玄米ごはん」の美味しさを塾生さんのコメントから

2025年11月2日。「中川式小豆絹玄米ごはんの炊き方教室」が開催されました。
リンク先の画像からお分かりのように、この日は男性が3名も受講してくださいました。
素晴らしいですよねぇ。男性が玄米ごはんを優しく、柔らかく炊き上げてくれるんですよ。

むそう塾では、玄米ごはんを美味しく炊く方法をお教えしていますが、気分や体調によっては「小豆玄米ごはん」というのも炊けるようにお教えしています。
これが驚くほど美味しくて、とてもとても玄米ごはんとは思えないほどシルキーな炊き上がりになるのです。
それで「中川式小豆玄米ごはん」と命名しているほどです。

ところで、「玄米ごはん」や「小豆玄米ごはん」の炊き方を習うと、写真を送ってもらって添削するようにしています。
これは炊き上がりの状態と、お教えした炊飯方法が正しく理解されているかどうかを確認するためのものです。
少しでも間違っていると、シルキーな炊き上がりから遠のくからです。

 
 

***

先日、その投稿がありまして、そこに寄せられたコメントがとても感動的でした。
その素晴らしさを分かち合いたいと思って、記事にさせていただきます。
まずは、投稿者(ようちゃん)のコメントと玄米ごはんのお写真をご紹介しましょう。

*

中川さん

みて頂き有り難うございます。

子供の頃、赤飯の小豆が嫌いで避けて食べていました。むそう塾の小豆玄米ご飯を炊くとその訳がよくわかります。
私にはもうただの玄米ご飯には戻れないくらい唯一無二のご飯です。

この鍋とこの炊き方は、とても炊き上がりが安定していると思いますが、炊き上がりの不思議でなぜ優しく炊けるのか自分でもわかりません。ただ炊き上がりをワクワクしてみている自分がいるだけです。

小さな子供(2歳と4歳)がパクパク食べてくれたのには驚いたと同時にこのご飯はほんまもんだと確信しました。この奇跡的とも言える炊き方を開発し広く教えてくださっているむそう塾に感謝しながらこれからも炊き続けたいと思います。

ご指導有り難うございました。

 
 

(小豆絹玄米ごはん 料理:むそう塾生のようちゃん)

*

いかがですか?
一般的に玄米は硬くて、臭くて、ボソボソしてまずい印象が持たれています。
さらに、小さなお子さんはそれがイヤで食べてくれないということが多いです。
しかし、このコメントにはまったくそんなことが書かれていません。

私もそうですが、この「小豆絹玄米ごはん」には惚れ惚れとしていて、いただくとホッとする美味しさと優しさに癒やされます。
人間の身体の元気の源は腎臓にありますから、腎臓を大いに守ってくれる小豆を一人でも多くの人に日常的に食べていただきたいと思っています。

 
 

1月17日には、同じ内容で「第9回 中川式小豆絹玄米ごはんの炊き方教室(少量炊きを含む)」が開催されます。
冬は腎臓がオーバーワークする季節ですから、ぜひこの玄米ごはんを炊けるようになって、快適な冬を過ごせるようになりましょう。

 
 

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