料理人 中川善博の陰陽料理」カテゴリーアーカイブ

新しいお味噌汁が美味しかった! お味噌汁講座より

昨日は「陰陽別お出汁の取り方と味噌汁大全講座」を開催しました。
久しぶりのこの講座ですが、今回はちょっと変化して、新しいお味噌汁が登場しました。
授業の様子はこちらから)

 
 

(さつまいもと豚肉のお味噌汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

私も試食させてもらったのですが、「美味しい!」と思わず口にしてしまうほど。
もともと相性の良い食材同士ですが、その料理方法が「エッ?」という感じで、さすが中川さんらしいと唸りました。
早速私も日常的にこの方法を採用しようと思ったほどです。

陰陽を考えて作ると、素材の美味しさが限界まで引き出されて、こうなるんだなぁというお味で、ますます陰陽の面白さを感じた日でもありました。

 
 
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中川式麻婆豆腐は「美味しい薬膳料理」

先日、塾生の京子さんが、次のようにポスト(Tweet)されていました。

京子
中川式麻婆豆腐を複数の人に食べてもらったら、みるみる顔色が良くなって驚いた。
調子が悪そうな人も元気になって、普段食べているものの薬効を目の当たりにした。

良い経験をされたと思います。
いつもご家族相手にお料理を作っていると、当たり前になっていることでも、異なるお食事をされている人に食べてもらうと、その反応が学びになることはよくあります。
そのうえ、体質が異なる人がおられたら一層学びになります。

マクロビオティックは本で学ぶというより、こうして実際に体験しながら得ていくものなので、実践なき陰陽論は危険ですらあります。
その一つに陰陽の判断があります。
例えば薬膳料理では五性で食材を判断しますが、この五性とマクロビオティックの陰陽には微妙に違いがあります。

そして、中川式の麻婆豆腐は、この五性を反映した作り方なので、これだけ体感してくださる人が多いのだと思います。
「中川式」は「美味しい薬膳料理」というのが正解でしょう。

 
 

(麻婆豆腐 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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シルキーな舌触りの食パンだから「絹角食パン」と名付けました

むそう塾の玄米ごはんは、「絹玄米ごはん」として塾生さんたちにお教えしてきました。
ボソボソとした一般の玄米ごはんとはかけ離れた、とけるような柔らかさが消化吸収を助けてくれます。

たまに噛みごたえのある玄米ごはんが好きというかたがおられますが、そういうかたはよほど胃腸が丈夫か、ものすごく噛む習慣がついている人ですね。
しかし、そういう玄米ごはんは、小さい子どもが食べてくれない可能性が高いです。

小さいうちにかたい玄米ごはんを食べさせると、一生玄米ごはん嫌いになる可能性がありますので、お子さんがいらっしゃるご家庭では気をつけましょう。

 
 

さて、その絹玄米ごはんに続いて、本当にシルキーな角食パンが完成しました。
全粒粉パンとは思えないしっとりした舌触りに、誰しもが驚く出来上がりです。

 
 

***

ところで、先日ご自分でもパンが焼ける自由人コースの塾生さんに、最新の塾長パンを試食していただきました。
その結果をメールで教えてくださったので、記事でご紹介したいと思います。

 
 

<Oさんからのメール>

夫にまずはトーストせずにそのままで
食べてもらったところ
「我が家のパンもおいしいよ」
(ちょうど一昨日、食パンを焼いたばかりでした)と言ってました。
が、トーストした食パンを食べてもらったら
「絹と麻くらい違うね…
僕は麻も好きだけど中川さんのパンは絹だね」
と言っておりました。

自分のパンと比べると特にトーストした時の
もちっとした感とサクッとした歯応えが
全然違うなぁと思いました。

 
 

この文章を読んで私は驚きました。
だって、先日中川さんが、「新しいパンの名前は“絹角食パン”だな」と話していたからです。
そんなことはまったく知らない塾生さんのご主人の口から「絹」という言葉が出てきたことに、なんて繊細な味覚をお持ちのかただろうと感心したのでした。

それは奥様への言葉の選び方にも現れていますよね。
愛されているね、奥様って感じです(^o^)
ご試食をありがとうございました。

 
 

ということで、新しい角食パンの名前は「絹角食パン」に決定です!

 
 

(絹角食全粒粉パン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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「第1回 絹玄米ごはんの炊き方教室」を終えて

2023年1月28日。「第1回 絹玄米ごはんの炊き方教室」を開催しました。
参加者の内訳は、東京1名・神奈川1名・京都4名・大阪1名・広島1名、再受講者7名・初受講者2名でした。

今までは「愛クラス」となっていた名前が、「絹玄米ごはんの炊き方教室」に変わりました。
28日は京都にも雪が降るほど気温が低く、寒い季節の玄米ごはんの炊き方を詳しく伝授しました。
陰陽での調節の仕方を丁寧にお伝えしたので、他にも応用できる陰陽の勉強になったと思います。

皆さんの炊きあがりは実に素晴らしく、特に初受講のお二人は、玄米の柔らかさに感動されていました。
そうなんです。むそう塾の玄米ごはんは絶対かたく炊いてはいけないのです。
なぜなら、消化吸収が悪くなるからです。

私は玄米がかたく炊きあがると悲しくなります。
一気にまずくなってしまうし、美味しいものをいただくときの、ワクワクするあの楽しみがなくなってしまうから。
反対に、ふわっとやさしく炊きあがった玄米ごはんは、香りも含めて幸せな気持ちになります。
主食には絶対こういう炊きあがりが必要です。

特にお子さんは敏感なので、こういう炊きあがりでないと食べてくれませんね。
ですから、かたい炊きあがりの玄米ごはんはお子さんに食べさせないようにしましょう。

 
 

今日(1月30日)は「第2回 絹玄米ごはんの炊き方教室」を開催します。
全員が再受講の皆さんで、懐かしい塾生さんも来られます。
楽しみで楽しみで、昨夜は一睡もできなかったので、真夜中にベッドから離れてしまいました(笑)
新しい炊き方の玄米ごはんを、みんなで真剣に学び合う姿を、今から楽しみにしています。

 
 

(福ZEN 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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京料理人 中川善博の世界に改めて感動した試作会

昨日は久しぶりの試作会でした。
29日の「自由人コース3」のお料理を作りました。

そこで発見が。
ネタバレしてはいけないので、具体的には書けないのですが….

今まで私は「あるタレ」をあまり好きではなかったのですが、そのタレを中川さんが作ると、不思議なことに軽くて、さら〜っとしていて、くどさがないのです。

ということは、今までお店で注文していた「あるお料理」は、やはりもっと美味しくできるものだったと判明したのです。
「自由人コース3」の皆さんは、これからご自宅でお店以上のお料理を作れることになります。

私が長年「そんなに惚れ込む味ではない」と思っていたお料理は、実は食材より調味料の割合の方が重要だと判明して、そこが新しい発見でもありました。
「なるほどねぇ」という感じです。

 
 

お料理の世界は本当に面白いものです。
ちょっとしたさじ加減で、美味しくもまずくもなるのですが、日本料理はとくにその加減が微妙ですね。
こうして日本料理は難易度が上がって行くのでしょう。

日本料理の技術をAI化する動きが起きていますが、数値化できない技術も多いので、どんなふうになりますやら。
画一的になることは間違いないでしょう。

むそう塾という狭い空間ではありますが、限られた人たちにその奥義をお伝えできることが、とても貴重に思えます。
ご縁のあったむそう塾生の皆さんに、しっかり受け取っていただくために、京料理人中川善博は日々伝え方の研究も重ねています。

少しでも簡単にできるように。
家で一人でもできるように。
そんな点も今度の授業で受け取っていただけたら嬉しいです。

 
 

(玄米ちらし寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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