幸せコース感想文」カテゴリーアーカイブ

お酒は悪? 「マクロビオティックの陰陽がわかる本」の感想文より

「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読まれた塾生さんから感想文が届きました。
とても大事なところを読み取ってくださって、ギュッと凝縮した内容の感想文でした。
こういうのを「陽性な文章」といいます。
この文章を見て、「ああ、やはりこの人は陽性だな」と判断するわけです。

それは書いた人の肉体の陰陽ではなく、精神面の陰陽を判断しています。
陰陽を考えるときには、必ず心身両面から考えるようにしないと、正しい見方はできません。
では、塾生さんの感想文を掲載させていただいて、一緒に考えてみましょう。

 
 

<塾生さんの感想文より> 抜粋

この本を読んで、今後気をつけようと思ったのは、51頁の『陰陽を善悪と捉えないようにする』です。
そう思ったのにも関わらず、食事日記記録期間中、お酒を数日間我慢してみるという行動に出てしまいました。お酒を悪と捉えていたからです。案の定、便秘にはなるし、仕事中はなんだか覇気が無いし、夕食が楽しくないし。あ、そうか、日中かなり陽性になっているわたしは、夜の白ワインでゆるんでバランスを取っていたのかな、と考えました。陰陽を善悪で捉えない、肝に銘じます。

 
 

***

この塾生さんをAさんとしましょう。
素晴らしいですねぇ。
Aさんはマクロビオティックの肝心なところを、すでに把握されています。
(私がマクロビオティックを知ったときにこのような本があったら、回り道をしなくても済んだのに……)

そうなんです。陰陽は善悪ではないのです。
でも、文字からして、ついつい陽性がよいと思ってしまうんですよね。
これは私たちに刷り込まれた善悪論が根強いからですね。
この善悪論から逃れない限り、戦争もなくなりません。

マクロビオティックはあくまで対象物を比較しながら、『中庸』の状態に近づけることを目的とします。
しかし、この中庸は『ここ』というように1点に絞られるのでもなく、固定されているのでもなく、『中庸ゾーン』を漂っているような感じです。
ここを目指して、日々陰陽をコントロールするのが具体的方法であり、楽しさでもあります。

 
 

***

次はアルコールに関して。
誰しも仕事中は陽性になるものですが、Aさんは特に陽性を求められる働き方のようです。
神経を集中する度合いが強い、責任ある立場にある、失敗は許されないなどが陽性になる原因と判断できます。

ですから、帰宅して夕ご飯の時間になると、アルコールの陰性で陽性から解放されたくなるわけですね。
そしてAさんは「白ワイン」がお好きなようです。
アルコールの陰陽というのがありまして、ワインは最も陰性であり、白ワインは赤ワインより陰性です。
その極陰性でAさんの精神面はバランスが取れるようなので、相当陽性になっていますね。

こういう場合は、口から入る物で陰陽バランスを取ろうとするのではなく、人間に癒やしてもらうのが一番いいですね。
しかし、賢いAさんを癒せるだけの人がそばにいないのかもしれません。
陰陽バランスでいくと、Aさんより陽性の男性に出会えるといいのですが……

ちなみに、Aさんの肉体はそんなに強い陽性ではありません。
ですから、お酒の力を借りなくても便秘が解消して、昼間も今以上にパワフルに動ける体になることを目指しましょう。
さあ、これからこの心身をどのようにコントロールしていかれるでしょうか?
今後の変化が楽しみでもあります。

なお、過去記事に次のようなものがあります。
陰陽の考え方の参考になってくれたら嬉しいです。

お酒と陰陽(マクロ美風の体験的マクロビオティック) 2016.1.19

 
 

(マクロビオティックの陰陽がわかる本 日本CI協会)

 
 


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「マクロビオティックガイドブック」を読んで 塾生さんの感想文より

幸せコースの塾生さんから感想文が送られてきました。
誰にもあることですし、私もいつか通った道を歩んでおられました。
どうしてもなってしまうんですよね。
ここが本当のマクロビオティックを、なかなか理解してもらえないところだと思います。
記事にさせていただいて、一緒に考えてみましょう。

 
 

<塾生さんの感想文より> 抜粋

「マクロビオティックは単なる健康食や食事法にとどまらず、身体を健康にするだけではなく同時に心も健康にする事を目指す。
心身の健康を通じて人間が本来持っているやさしさ、穏やかさを取り戻し人々が幸せになり社会の平和が実現されることを目的としている」
と書かれている箇所がありました。

マクロビオティックを取り入れるようになって体調が良くなったこともあり、食事法と捉えてしまったが為に一時期ストイックな方向に走ったことがありました。
考え方や物事の見方が狭くなってしまい、心の方は不健康になってしまったように思います。
そんな自分が嫌になり、身体の声と言い訳して欲を満たすような食生活に走ってしまい今に至ります。

陰陽の表面的な部分に囚われマクロビオティックの目的・本質からかけ離れて迷子になっていましたが、これを機に気持ち新たに初心者のつもりで学び、心身共に健康であることを目指したいと思いました。

 
 

***

私もストイックになっていたことありましたよ。
でも、そんなときって体調がよいので気づかないんですよね。
周りから見たら、変な方向なんでしょうけど(笑)

でも、当時はマクロビオティック関連の書物を片っ端から読んでいましたので、「どうやら食べ方だけではない世界があるらしい」と気づきました。
大事なことは、「こころ」の方はどうなの?ということです。

健康になった体と心で、どんな生き方をしたいの?
そんなところまでたどり着けたら素敵ですよね。

「人生を愉しむ」生き方。
陰陽でそんなことが実現できますよ。
大いに期待して、一緒にそんな世界を覗いてみましょう。

 
 

実はね、マクロビオティックは桜沢先生が、青少年に希望を持たせようとして説いた面もあるのです。
ですから、目的を見失っている人や、生き方に戸惑いを覚えているとき、人間関係に困っているとき、あるいは精神的につらいときなど、あらゆる場面で陰陽は生きてくるのです。

正直に言うと、私もまたこの陰陽で今も助けられています。
陰陽で物事を考えると、平和裏に座りのよいところに着地するので、心に平和が訪れるんですよ。
これがこの考え方の素晴らしいところだと思っています。

別に新興宗教ではないのですが、まるで宗教であるかのように心に響く考え方が出来るようになります。
これはこれで自分の精神面に柱が出来るので、強い生き方が出来てよいと思っています。
その結果、穏やかな日々になるのがいいなあと思います。

 
 

(マクロビオティックガイドブック 体と心をはぐくむ食養生)

 
 


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「マクロビオティックガイドブック」 塾生さんの感想文より

先日、「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読んで 塾生さんの感想文 の記事を書きましたが、もう一冊本を読んで感想文を送ってくれた塾生さんがいます。
文章を書くのがお好きなようなので、そのような方はどんどん書かれたらよいと思います。
それは、文章を書くことで「内面を発散」させることができるからですね。
そして、書きながら自分の心を自分で客観視できる面があります。

反対に、文章を書くのは苦手という方もおられます。
それも陰陽なので、決して引け目に感じないで、「じゃあ、どこで陰陽バランスを取っているのかな?」と考えてみましょう。
面白い自分を発見できるかもしれません。

では、もう一つの感想文をご紹介しましょう。

 
 

<Ki(141-2)さんからの感想文>

「マクロビオティックガイドブック―体と心をはぐくむ食養生―を読んで」
幸せコース 第14期 142₋1 Ki

「食べる」こと
 ずっと「美味しそうだなあ、食べてみたいなあ」とスマホの画面から見ていたむそう塾のお料理。一度で良いから食べてみたいと、試食会に参加した。
 緊張しながら、むそう塾のドアを開ける。「こんにちは」と声をかけると、あたたかい笑顔で出迎えてくださった。初めて伺ったにもかかわらず、あまりにも家庭的な雰囲気で「ただいま」と言いそうになる自分がいた。

中川さんが、だし巻き卵や唐揚げを目の前で作ってくださり、五感をくすぐる。美風さんが、お茶碗にふわっと温かいごはんをよそってくれる。「おかわりしてね~」「たくさん食べてね~」と声をかけてくださりながら、食卓にできたてのお料理が並ぶ。小食を心がけていた私だが、今日はたくさん食べようと意気込んでいた。
でも、胸がいっぱいで、すぐお腹もいっぱいになってしまった。

マクロビを知ってから、常に心がけてきた「腹八分目」に、「よく噛むこと」(20頁)。内心は、もう少し食べたいな、噛むの面倒だな。そんな気持ちが渦巻いていた。
「マクロビのルーツは、日本の伝統的な和食」(6頁)とあるが、お料理を食べるときの雰囲気は、どのようであったろう。家族で囲炉裏を囲み、今日の労をいたわる温かな空気が流れていたのではなかろうか。22頁に記されている「グローバルな視点からのバランス」にある、健康的な膨張(陰)の「くつろぎ」「おだやか」「おもいやり」に当たる雰囲気である。
「食事中、一番食べているものは空気です。」と言っていた人が以前いて思わず、笑ってしまった。でも、そうかもしれない。楽しく、美味しく食べれば、おのずと腹八分目になり、よく噛んで味わいたくなるのだから。

 そして、陰陽の動き方やバランス(12・13頁)。「陰陽は、絶対的な中庸の状態はなく、必ず少しどちらかに傾いています。」「バランスがとれているというのは、一定限度の「揺れ」のある状態です。」とある。また、「二つの性質がほどよく保たれているなら、それらは穏やかでゆったりしたものになります。」ともある。

相田みつをさん曰く、「一番わかっているようで一番わからぬこの自分」なのだから、食養生で心身を整えたいときは、信頼できる人に客観視してもらう方が良い。また、時にブレブレになるのが人間なのだから、楽しく会話しながら食べることで、支えあい精神が生まれ、穏やかに日々を送れるのであろう。
「健康に良い物を食べる」ことと「心が喜びながら食べる」ことが乖離しないで、共にあると、体も心もきっと元気になっていく。

「料理する」こと
40頁からは、マクロビの基本の食事のレシピが載っている。
 先日のむそう塾でのこと。中川さんが、味噌汁をある温度まで温めてほしいとスタッフの方に伝えていた。私は、おそらく味噌を溶かす温度だろうと思った。念のため、中川さんに伺うと「皆さんに出すタイミングです。」と。「そうかあ、料理はできあがりの陰陽ではないのかあ。食べる人の体や心が、中庸になることが大切なんだ。私の考えは、いつもできあがりの段階で止まっていたな」と反省した。

 それからは、食べる相手のことをよく考えて作るようになった。お料理は、作る人と食べる人のキャッチボールのようだ。力が湧きたつような強さを欲しているのか、すーっとしみ込むような優しさを求めているのか。
 試しに、味噌汁の温度を中川さんのように調整して家族に出してみた。顔がほころんでいる。子どもの味噌汁は、適温で味わえるようにいつもの半分の量でよそってみる。おかわりして、また温かい味噌汁が味わえるように。

 食べる相手のことを考えて料理すると、「美味しかった」「ありがとう」という言葉が返ってくる。さあ、明日はどんなキャッチボールになるのかな。

 
 

***

<マクロ美風より>

Kiさん、感想文をありがとうございます。
全体を通して、今のあなたのお気持ちがすごくよく分かります。
なぜなら、私も過去に同じような気持ちになったことがあるからです。
おそらく、マクロビオティックを始めた人なら、誰でも感じることだと思います。

その後そのまま続ける人と、自分のやりやすいように変えてしまう人、離脱してしまう人に分かれますね。
私はそのどれでもなく、マクロビオティックの根源を知ろうと思いました。
その結果、解釈を深めることによって、陰陽を楽しむことができるようになりました。

Kiさんの文章から感じるのは、教えられたとおりに忠実に実行されようとしているのですが、現実を目の前にしてその対応に苦慮しているところだと思うのです。
私はむそう塾を始める前に、そのような人にいっぱい出会って、その苦しみもたくさん共有してきました。

でも、それではマクロビオティックの奴隷になっているだけではないのかな?
マクロビオティックは楽しいものだったはず。
そんな視点で勉強し直しました。
そこで出された結論が、今むそう塾でお伝えしているマクロビオティックです。

 
 

***

「中庸のマクロビオティック」
これがむそう塾のマクロビオティックです。

では、中庸ってどんなこと?と思われるでしょうね。
すでにKiさんも答えを出されておりますが、それは頭で理解したところだと思うのです。
ですから、これからそれを日々の生活において実践してみるのです。

陰陽は絶対的なものではないので、絶えず揺れ動いていますが、たとえていうなら、柳の木を思い浮かべてください。
(むそう塾のある京都の川端通りには、柳の木がいっぱい並んでいますね)
台風などで強い風が吹くと、柳は枝を揺らせて幹をしならせます。

そうやって陰陽バランスを取ろうとしているんですね。
その動きがあってこその中庸なわけです。
つまり、臨機応変に弾力のある対応ができてこそ、中庸といえるのです。
決して陽性一辺倒でもなく、陰性一辺倒でもなく、陰陽を上手に行き来するのがマクロビオティックなんですね。

そして最終的には、それらの過程が楽しくて、その結果も楽しいと思えるのがマクロビオティックということです。
ですから、苦行でもなく、忍耐でもなく、楽しくなければどこか間違っていると考えてもよいのです。

腹八分目にすることも、よく噛むことも、楽しければ実行すればいいし、いやなら他の方法を考えればよいのではないでしょうかね?
これらは個人差があるので、他の人に押し付けるのはよくありません。
「その個人差は陰陽的に何を意味するのかな?」と考えるのがマクロビオティックです。

 
 

***

中川さんのお料理に対する姿勢は学ぶことがありすぎて、この私自身が一番学びたくて「むそう塾」を開いてくれるようお願いしたほどです。
ちょっとしたところにも、ハッとするような気遣いがあって、その心意気に惚れることもしばしばです。

そんな中川さんのお料理の世界を、これからいっぱい吸収して、どんどん楽しんでみてください。
その結果、知らず識らずのうちに陰陽が身についてきますよ。
美味しいということは、陰陽バランスも影響するのだということを知ったら、Kiさんはすごくお料理が上手になりますよ。
楽しいですね。こんな陰陽の使い方って。

さあ、これからは、頭で知った陰陽を、実生活で確認していきましょう。
あ、どこまでも楽しくね(^_-)-☆

 
 

なお、むそう塾のサイトに「マクロビオティックの盲点」というコーナーがあります。
そこには、あなたにぜひお読みいただきたい記事がズラズラ並んでいますので、どうぞご参考になさってください。

 
 

(マクロビオティックガイドブック 体と心をはぐくむ食養生)

 
 


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「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読んで 塾生さんの感想文

むそう塾の「幸せコース」では、ご指定の本をお読みいただいて、感想文をお願いしています。
これは強制ではありませんので、任意に提出していただければよいものです。
15日に授業が終わったばかりなのですが、もう感想文を送ってくださった塾生さんがいます。
陽性さんですねぇ(^^)
ご本人の許可を得ましたので、全文を掲載させていただきますが、感想文を提出したら、全部記事にされてしまうというわけではありませんので、残りの方々はご安心を。

 
 

<Ki(141-2)さんからの感想文>

「陰陽が分かる本」を読んで 幸せコース第14期 142-1 Ki

 アトピー疑いになった1歳過ぎの娘、自分を戒めたくなる経験をした私。
行きつけの天然酵母のパン屋さんで、ある一冊の本に出会う。その本から「食べ物には陰陽があり、人間には動物性は合わない、植物性が合う。」と、私は読み取った。晴天の霹靂だった。肉や魚、卵、乳製品を摂らないなんて。

試しに、娘とともに植物性のみの食生活を送ってみる。すると、娘のアトピーはみるみるうちに良くなった。私は、「自分を戒めたい」と思っていたので、食を制限することで自分を律した気がしていたし、体調も良くなった。

ところが、半年経った頃から心身ともに不調を感じるようになる。しかし、奇跡的に体調が良くなった実感から妄信し続けた。きんぴら牛蒡や小松菜の胡麻和えを毎日のように食べた。しょっぱい日々を送った。
今思えば、偏りのあることをしていたと分かる。やれ陰性だ、やれ陽性だと決めつけ、心身の声を無視していた。

あるマクロビオティックの先生が、「あなた方は、自分を陰性だと思っているでしょ。でも、講演会に来れたということは中庸なのよ。」という言葉がリフレインする。そう、元気な人はだいたい中庸よりなのだ。少しだけ陽性だったり、ときに大きく陰性に傾いたりするだけ。自分の感覚に素直になれば、たまにブレても中庸になれる。
と、中庸な空気が流れるむそう塾に通い始めて感じるようになった。

 
 

この本には好感がもてる。マクロビオティックを捉え間違えることがなさそうだ。陰も陽も肯定的に捉えている。また挿絵で出てくるyinくん、yangくんにも親しみが湧く。yinくんの吹き出しには「答えは1つじゃないよ」「あなたはどう思う?」「おもしろい答えがあったら教えて!」yangくんは「みんなも考えて」「いろんな答えがあっていいんだよ」と読者に話しかけている。この言葉こそ、陰陽調和、マクロビオティックではないか。

例えば、こんな一文がある。(51頁)
『「砂糖は陰性で悪いもの」と思いがちですが、冬山(陰)で遭難し、食べ物がない空腹の状態(陰)では、チョコレートが命を救うほどのエネルギー源(陽)となることもあるのです。陰陽の判断において、善悪の価値観は手放しましょう。』そう、これだ。陰陽=善悪ではないということ。ひとたび、善悪の判断になると、短絡的、否定的な捉えになる可能性がある。私はマクロビオティックを単眼的に判断していた。

ある人は言った。「花は、自分をゆるめて咲くのです。」と。「えっ、そうなんですか、頑張って頑張って力強く咲くのだと思っていました。」と心の中で反応した自分がいる。
陽(つぼみ)極まって、陰(開花)を生ず。(定理11/31頁)
信念(陽)をもちながら、柔らかい心(陰)で生きていけるよう、精進していきたい。

 
 

***

<マクロ美風より>

他のところでマクロビオティックを学んでおられたとはいえ、素晴らしい理解力です。
実に陰陽を正しくとらえておられます。
最初に動物性を抜いて体調がよくなるのは、誰にもあることで、その後体調が思わしくなくなるのもよくあることです。

本当はここで仕切り直しをした方がいいのですが、多くの人はそのまま突っ走ってしまいます。
正しいと思いこんでいるからですね。
でもまあ、そうやって体験して学んで行くのもよしと考えるなら、それでいいのですが、中にはかなり偏ってしまう人がいるのが問題です。

世の中には色々な体質や健康状態の人がおられるので、その状態に合わせて陰陽を調節するのが本来のマクロビオティックなのです。
でも、動物性排除一辺倒のようになっているのは、少し違うと思いますね。
動物性を摂った方が中庸になれる人もいるからです。
早くもKiさんはそのへんのことがご理解できていらっしゃるので、これからの変化が楽しみですね。

31ページには戦争のことも出てきます。
今までは戦争を例に話しても、どこか他人事のような雰囲気があったのですが、今年は違いますね。
ぜひ陰陽で考えてもらえたらと思います。

お花を例にして、陰陽を身近に考えてくださいましたね。
あなたらしい解釈です(^^)
頑張り屋さんなんですね。
環境の陰陽を、自然界の景色とともに考えるようにすると、あなたに良い陰性が増えてきますよ(^_-)-☆

 
 

(マクロビオティックの陰陽がわかる本)

 
 


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「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読んだ感想文より

今は「第11期幸せコース」の読書感想文の提出期間なのですが、Iさんから素敵な感想文が届きましたので、記事にさせていただきます。

 
 

<Iさんの感想文より>(抜粋)

私は、マクロビオティックと6年程前に出会いました。
マクロビオティックには「一物全体」「身土不二」「陰と陽」という3つの基本原則があることは知っていましたが、「陰と陽」については、私は食べ物にばかり焦点をあてていて、今までとても視野が狭かったことに気づきました。

私は、甘い物(菓子パンやアイスクリームなど)が好きで、毎日仕事帰りに大量に買い込んでは食べ、依存症のような状態になっていた時期がありました。
お肉(極陽)を食べるとお酒や精製糖(極陰)が欲しくなるから、できるだけお肉を食べないようにしなくては…と頑張っていましたが、お肉を全然食べなくても、甘い物依存からは結局抜け出せませんでした。
極陰の食べ物を欲する原因が、食べ物以外(当時の職場環境や家族関係)にあるかもしれないことに全然気づかなかったからだと思います。

この本を読んだことで、陰陽というのは、こんなにも私たちの身近なところであちこちに作用していて、私たちはその影響を受けながら生活しているのだと分かり、もっと陰陽を(食べ物以外にも)活かして生活できたらこれからの人生は変わっていくのではないか、と未来に希望が持てました。

*   *   *

いかがですか?
素敵な文章でしょう?
Iさんの素直な性格がにじみ出た文章でありながら、マクロビオティックで一番知ってほしいところをきちんと把握されています。

私が読書感想文を提出していただくようになった理由は、あまりにも食べることに偏ったマクロビオティックが蔓延していたからです。
でも、薄いこのたった1冊の本でも、Iさんはマクロビオティックのことを正しく理解してくれました。
そのことがとても嬉しいです。

<Iさんへ>
甘いものに対する問題は、これから細かくアドバイスして行きますのでご安心ください。
その問題に向き合いながら、陰陽をご自分の体で学ぶことができるので、あなたは良い経験をされたことになるのです。
どんな経験も意味があったのですよ。
これからが楽しみですね。

>未来に希望が持てました。

この一文だけで私は嬉しいです。
お若いあなたが、今の時点でこの本を読めたことは、今後の人生に大いに影響しますので、あなたの将来も楽しみにしています。

 
 

(マクロビオティックの陰陽がわかる本)

 
 

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