マクロビオティック料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

「おせちの盛付秘伝講座」(2月28日開催)を終えて

昨日は2回目の「おせちの盛付秘伝講座」を開催しました。
参加してくださった皆さんの笑顔です。

 
 

(おせちの盛付秘伝講座 2020.2.28)

 
 

秘伝コース修了生3名・秘伝コース在籍生1名・満足コース在籍生2名・上級幸せコース在籍生2名・上級幸せコース修了生1名の9名でした。

前回(2月24日)は秘伝コースの修了生と在籍生が8名でしたので、中川さんのおせちの味や盛り込みを知っている人が多かったのですが、今回は秘伝コースのおせちを習った人が4名でした。

まだ知らない中川さんのおせちの世界を知ることができて、これから秘伝コースに進まれる人にとっては予習になってよかったと思います。
上級幸せコースの人にとっては、秘伝コースへの夢が膨らんだ一日だったことでしょう。

秘伝コース修了生の舞さんからは、良質の質問がたくさんあって、他のかたもとても勉強になったことと思います。
今回もiPad Proが大活躍して、中川さんもせっせとイラストを描いていました。

私が感心した説明がこちらのイラストです。
「お料理は買い物から始まっている」というのが、とてもよく理解できる解説でした。

 
 

 
 

 
 

*   *   *

また、数の子についての質問があって、イラストで描いても説明しにくい内容のとき、たまたま“あること”のために購入してあった数の子があって、それを使って説明がありました。
(ピントが合っていなくてすみません。)
舞さんもこれでやっと理解できてε-(´∀`*)ホッ

 
 

 
 

“あること”とは、中川さんのおせちで作る数の子が物凄く美味しくて、私がまたあの数の子が食べたいとおねだりして、これから作ってもらおうと用意していたものだったのです。
中川さんが「私のおせちには美味しいものしか入れない」と話していましたが、本当にそうなのです。
その一つがこの数の子で、こんなに美味しい数の子は今まで食べたことがありませんでした。

*   *   *

秘伝コース修了生でも疑問点がいっぱいあるのがおせちです。
それはまだ数をこなしていないからなので、こういう機会に解らないことを解消して、次回のおせちに反映できたら、どんどん素敵なおせちが作れるようになりますね。

塾生さんからの質問が前回とは全然違っていて、毎回受講したら凄い勉強になるだろうなあという濃い内容でした。
あと1回この講座がありますので、また新しい内容の勉強ができることを、私も楽しみにしています。

 
 

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カテゴリー: マクロビオティック料理教室 むそう塾 | 4件のコメント

再び「マクロビオティックにおける動物性食品の取り入れ方」 

こちらは2011年に掲載して、2017年にも掲載した記事ですが、とても大事な内容なので、再びご紹介します。
マクロビオティックを誤解している人に、ぜひ伝わってほしいです。

とても長い記事ですが、マクロビオティックを提唱した桜沢如一(G.O)と、マクロビオティックを広めた久司道夫氏やその他の弟子たちの動物性に対する温度差がわかって、とても参考になる記事です。

この記事にはマクロビオティックの考え方でとても重要なことが書かれています。
排他的でないこと。
それなのに、それを忘れているマクロビオティック実践者のなんと多いことか。
それでは本当のマクロビオティックとは言えませんね。

マクロビオティックの教えの中核には非排他性、即ち他人を受け入れるという考えがある。
他人の意志決定に寛容になれることが大切であり、我々の多くが日常肉を食する親戚や同僚を持つという点を考えた場合、この点は特に重要である。

*   *   *

以下、日本CI協会の記事からリンクします。
How to Include Animal Foods (動物性食品の取り入れ方)

カール・フェレー

マクロビオティックを実践している若者・ジョーは首に違和感を覚えていた。数年間、熱心にマクロビオティックを実践していたが、彼の病状は悪化の一途を辿っていた。ジョーは久司道夫氏のアドバイスを受けるため、テキサスからボストンに飛んだ。道夫氏のアドバイスにもかかわらず、病状の好転は見られなかった。ジョーはさらにヘルマン相原氏にもアドバイスを求めたが、結果は同じだった。結局、ジョーは全身を動かさないと頭を回せない身体になってしまっていた。彼の首は完全に凝り固まってしまっていた。

救いを求め彼は医者を渡り歩いたが無駄に終わった。結局、一人の医者がノースカロライナの専門医を紹介してくれた。この専門医がジョーを診断した結果、彼は非常に稀な骨障害を抱えていることが分かり、彼に解決策を示してくれた。鶏である。専門医の説明によれば、ジョーの骨は悪化し続けており、鶏のある成分(それは鶏にしかないそうである)が彼の病状を治療可能だそうだ。

ジョーは私の友人で、病気の兆候が現れる前の1975年に彼と出会い、共にマクロビオティックをスタートした仲でした。彼はとても社交的で面白く、毎日がパーティのような生活を送っていました。GOMF(George Ohsawa Macrobiotic Foundation)で働くため、私は1978年にカリフォルニアへ引っ越してきました。ジョーに最後に会ったのは、1983年にテキサスへ彼を訪ねたときでした。彼は完全に治癒しており、初めて会った頃の彼に戻っていました。一体どのようにして治癒したのかを聞くと、先に書いたように説明してくれた後、次のように言っていました。「良くなるためにマクロビオティックを諦めて鶏を食べなくちゃいけなかったんだ」

「冗談だろ!」と私は出し抜けに言い、続けて「身体が求めるものを食べるのがマクロビオティック食じゃないか」。ジョーは理解できなかったようだ。マクロビオティックでは鶏は敬遠すべきものだという考えに凝り固まっていたのだ。鶏は食べないものだという「マクロビオティック」の食箋に従っていた時よりも、身体がそれを求めていることを受け入れ、鶏を食べたジョーの話を聞いた時、彼が本当にマクロビオティックを実践しているのだと感じることができた。

BACKGROUND-背景-
現実的に考えてみると、マクロビオティック食に動物性食品を導入している人もいればしていない人もいる。動物性食品を健康に寄与する形で摂るこることは可能だと考えている人もいれば、魚介類以外の動物性食品を摂るのは避けるべきだと考えている人もいる。マクロビオティックの実践をする際の敷居を低く設定している人もいれば、高く設定している人もいるのである。

魚介類以外の動物性食品を制限・禁止するという厳格な規定がある一方、それを摂っても良いという程度の寛容な規定もある。今日、動物性食品を食べることの危険性は以前にもまして大きい。只、より深刻な危険とは、マクロビオティックの理念を病気治しのための食事に限定してしまうことにある。この記事では、魚介類以外の動物性食品をマクロビオティックの理念や実践に導入する際の賛否両論を検討する。尚、これ以後、「動物性食品」とは、魚介類以外の動物性商品全般を指すことにする。

マクロビオティックを実践する際、動物性食品の位置づけに関する混乱は、マクロビオティックの著書に既に見ることができる。1960年に出版された「ゼン・マクロビオティック」は、George Ohsawa(桜沢如一、以下GO)が食箋について書いた最も詳細な著書である。彼はその中で、健康になるための10の食箋を提唱しており、その中の5つはベジタリアン食で残りの5つは動物性食品を含んだ食箋だった。彼が列挙した後者のマクロビオティック食には、鶏、七面鳥、卵、そしてバターや牛乳などの乳製品が含まれていた。

その一方で、健康的な生活には動物性食品を摂る必要がないことGOは書いている。動物性食品が人間の霊的な成長を阻害すると考えていたからだ。動物性食品を全く摂らなくてもよくなるまで自分自身を啓発することをGOは奨励していた。GOが動物性食品をマクロビオティック食に摂り入れた理由は、人々が与えられた食箋を厳格に守り続けることがマクロビオティック食であるという誤った考えを持たないようにすると共に、動物性食品を食べたいという希望を持っているためにマクロビオティックの理念を敬遠してしまうのを避けるためだったように思える。彼は可能な限り包容力のあるものとしてマクロビオティックを望んでいた。排他性を心底毛嫌いしていた。

ヘルマン・コルネリア相原夫妻が著した1970年代の書物では、動物性食品を時々食べても良いとする嗜好品の部類に入れている。事実、コルネリア夫人は何年もの間、感謝祭の日に七面鳥などの動物性食品を料理していたし、そうした料理レシピを『カレンダー料理本(“Calendar Cookbook”)』に掲載していた。GO夫妻も相原夫妻も、動物性食品の適切な摂り方に関するガイドラインを示しており、例えば、ごく少量をときどき摂取すること、オーガニックの飼料で生育され、放し飼いされている動物であることなどが示されていた。さらに両夫妻は、健康体であるためには、動物性食品は必要ないということも指摘していた。
マクロビオティックにおいて動物性食品を完全に禁止する方向に舵を切ったのは、道夫・アベリン久司夫妻により著された1980年代の書物に端を発する。『標準的なマクロビオティック食事法(“Standard Macrobiotic Diet”)』で道夫氏は、魚介類以外の動物性食品を「日常的に避けるべき食べ物」の部類に入れている。アベリン夫人は、週に2・3回ならば少量の魚介類を摂っても良いというスタンスから、1985年までに自著『マクロビオティック食完全ガイド(“Complete Guide to Macrobiotic Cooking”)』の中で、「肉、家禽、卵、乳製品の摂取は厳禁である」と述べている。

こうした厳格な規定に固守するというマクロビオティックの教えこそ、GOが避けようと試みてきたことだった。今日、マクロビオティックを指導する講師やそれを実践する者の多くは、アベリン夫人の食箋に従い、肉、家禽、卵、乳製品の摂取を厳禁としている。さらに言えば、人々の多くは、そうした食べ物はマクロビオティック食ではないと信じ、また指導している。マクロビオティックの実践者がGOや相原夫妻の書物を目にした際に混乱が生じるのである。我々は次の質問が投げかけられている。「マクロビオティックで動物性食品を摂っても良いのでしょうか?」

マクロビオティックとは大きく、偉大な生命という意味であり、それは動物性食品を摂る者も摂らない者も抱合するのに十分たる包容力がある。マクロビティックの原理によれば、反対のもの、あるいは対立するものは全て、同時に相補的でもある。健康的にマクロビオティックを実践できるのであれば動物性食品を摂っても良いと考える人も、それを摂るのは厳禁であると考える人、その両人を統合可能な考えがマクロビオティックである。個人的には両人の考えを尊重する。ただ、そこには問題もあるという点も指摘しておきたい。

PLOBLEMS WITH INCLUDING ANIMAL FOODS
-動物性食品を取り入れることの弊害-
動物性食品を摂っても構わないとすることの問題は、そのような記述が誤解の源泉だからであろう。この号の『マクロビオティック・トゥデイ( “Macrobiotics Today”)』の編集者への手紙で、読者はまさにこの点に関する懸念を述べている。マクロビティックの食事とは主に植物性食品を中心にしたものである。オーガニック飼料で生育された放し飼いの動物、あるいはその動物を元にした製品を時々、少量食べたからといって、それは変わらない。またこの事は、GO、相原夫妻、あるいはマクロビオティックの原理を勉強している者みなが皆、残虐非道な農場経営手法を容認している訳ではない。

動物性食品を避ける人が言うには、ごく少量であれば動物性食品を食べても良いと伝えてしまうと、それを聞いた人は、いつでも、好きなだけ食べても良いと勘違いしてしまうそうだ。これは明らかに誤りである。GOや相原夫妻は共に、特に当時の食品の質を考えた場合、動物性食品を食べることの危険性を指摘している。今日、品質はさらに悪くなっている。動物性食品に対する無知と、それを過度に摂取することに対する彼らによる警鐘は今日にも当てはまるのである。

マクロビオティックの世界には指摘しておくべき神話がある。マクロビオティックの実践者の中には、動物性食品を摂らない自分たちの方が高い精神性を持ち、判断力も高く、その他の点でも優れていると考えている者がいる。マクロビオティックを実践する菜食主義者は、動物性食品の量や質に関わらず、それを食べる人だと知りながらその人と席を共にしようとは考えてない。

動物性食品を食べる・食べないにせよ、その選択の裏にある考えも同様に重要なのである。マクロビオティックの教えの中核には非排他性、即ち他人を受け入れるという考えがある。他人の意志決定に寛容になれることが大切であり、我々の多くが日常肉を食する親戚や同僚を持つという点を考えた場合、この点は特に重要である。

動物性食品を制限することに関する別の議論は、マクロビオティックを実践しようとする人の大部分が、何らかの病を治療する目的でそれを始めるということにある。そのような状態にある人が病を克服するためには、必ずと言っていい程、動物性食品を避ける必要がある。そうした話をしていくと、各人に応じた適切な動物性食品の摂取を伝えるよりも、皆に動物性食品を避けるよう推奨したほうが話として簡単になったのである。動物性食品を制限する理由は多数あるが、それにより誤解が生まれ、様々な意味でマクロビオティックを制限することになったのである。個人的にその最たる例は、マクロビオティックの原理を学ぶことをせず、ただ盲目的に基本食を守るという欲求に駆られるという点ではないかと思う。

PROBLMES WITH EXCLUDING ANIMAL FOODS
-動物性食品を除外することの弊害-
動物性食品を厳しく制限することの弊害の一つは、健康の維持・増進を図るために動物性食品を必要とする人を過度に怖がらせ、それを食べるよう薦めるアドバイスに耳を貸さなくすることにある。友人のジョーは彼の症状を改善するために、動物性食品(彼の場合は鶏肉)を必要としていた。動物性食品のせいで彼はマクロビオティックをやめてしまった。しっかりとマクロビオティックを理解していなかったために、彼はそれを全て放り投げてしまったのである。こうした限定的な物の見方のためにマクロビオティックをやめなくてはならなくなった人が一体何人いるのだろうか?

魚介類以外の動物性食品を食べる必要があるとアドバイスを受けた経験を持つ人を何人も私は知っている。私自身、数年前に同じようなジレンマに直面したことがあり、わずかの間だけ動物性食品を食生活に摂り入れ、体調が改善した。私は、何をどのくらい食べるかを決定する際にマクロビオティックの原理を活用したが、心配されるほど難しくはなかった。

動物性食品を制限することで発生する別の問題とは、マクロビオティックを実践する指導者の多くがそれを自らの食生活に摂り入れていることにある。何年も前に、私は、乳製品を厳しく制限する理由をいくつも挙げレクチャーを開催していたマクロビオティック講師の素晴らしレクチャーを聞いた。大変な感動を覚えたため、講演後、感謝の気持ちを伝えるため、彼の控え室を訪れてみると、なんと彼は、牛乳入りの冷たいシリアルを食べているところだった。私はショックを覚え、彼が講演で謳ったことと実際の行動が違うのは何故なのかと考えてみた。

数年後、マクロビオティックの指導者たちが集まる会合に参加した際、その答えが明らかになった。過去2ヵ月の間、魚介類を除いた卵や動物性食品を食べていないかを聞かれ、6人中一人がYESと答えた。私は混乱した。彼らは自分たちの主張を正当化するために、動物性食品を摂っても良い理由を、自分たち講師はマクロビオティックの原理、例えば、食材の品質、食べる量、適切な調理法などを知っているからだと主張した。マクロビオティックの原理を知っている者であれば動物性食品を食べても良く、知らない者はたべてはいけないのだ、と私は考えるようになった。このことを初めから教えてくれないのはなぜか?単に動物性食品を絶対摂ってはいけないと教えるのではなく、健康に資する形でそれを導入する方法を説明してくれないのはなぜなのか?

マクロビオティックの哲理には、生命のあらゆる領域で活用可能である普遍的な原理が内包されている。ところが、食養との関連が強くなったため、その哲理が疎かにされてきたのである。マクロビオティックは非常に限定的になり、「規模、範囲、能力が非常に大きいこと」と辞書が定義するようなマクロなものではなくなってしまった。マクロビオティックが食事面に限定されてしまったのみならず、その食事そのものも限定的なものとなってしまったのである。

How to Include Animal Foods
-動物性食品の取り入れ方-

このセクションでは、マクロビオティックの原理を使った動物性食品の取り入れ方のアイデアをいくつか提案していこうと思う。但し、以下の提案は、誰もが自分の食生活に動物性食品を摂り入れるべきだと述べているのではなく、また、注意深く熟考せずにそれを取り入れてもよいと述べているわけでもない。

Condition:健康状態
基本的に動物性食品は酸を形成し、植物性食品よりも身体に負荷がかかる。このため、すでに病気を抱えている人は動物性食品を摂取する前に、注意や相談といった正規の医療サービス提供者からのアドバイスを受ける。
全く健康な人ならば、動物性食品を摂る前にその特質や効能を徹底的に学ぶことが助けとなる。

Constitution:体質
ある人たちは、自分たちが積極的に動物性食品を摂っており、ほかの人達はそうではないと見出すが、私たちはみな一人ひとり違う人間である。私たち人間も含め、全く同じものなど存在しない。例えば、血液型がO型だという人たちの多くは、動物性食品を摂った方が身体の調子が良いと話すが、A型の人たちは、植物性食品を摂り、動物性食品を全く摂らない方が良いのだそうだ。

Purpose:目的
動物性食品を摂るかとらないかで、暮らしの中で無双原理やその哲学を使う目的に、直接影響を与えてしまう。心の成長のためにマクロビオティックを実践している者は、植物性食品を多く摂り、動物性食品を減らすことが有効であるといった桜沢や相原の教えを見出してきた。不調を癒すことに関心のある者は、各人特有の健康状態のためにはっきりこれ、と必要な食品がない限りは、前述した教えが同じく当てはまることに気づくだろう。

Attraction:効果
私は、フレンチメドウキャンプでのあるセッションを思い出す。ヘルマンがキャンプの女性参加者たちを楽しませているあいだ、コーネリアが男性参加者たちに話していた。ある男性参加者がコーネリアに、女が男に期待することとは何かと訊ねると、彼女はぐるりと彼らを見回しこう言った。「あなたたちみんな陰性すぎよ!」彼女は我々に、(適切ならば)動物性も含めたより陽性な食品を摂るよう薦めるのだった。彼女が考えるに、我々は女性の陰性さを引きつける陽性さが十分ではなかった。我々は「陽は陰を、陰は陽を引きつける」原則にではなく、コーネリアの助言には同意しかねる。

Quality:質
いずれの食品を摂るときにも、最も重要なことはその品質である。私見だが、選んだ食品の質は、動物性食品の場合は悪化する。化学物質や農薬、防腐剤、添加物等々といったものの入らない食品を選ぶことが重要だ。基本的には、人工的に手が加えられていなければ、それだけ良いということであろう。この原則は大量消費向け商業ベースの食品店からほとんどの動物性食品を排除してしまう。飼育場を自由に駆け回り、オーガニックな作物や飼料だけを食べている動物(やその加工食品)を選ぶのがいいだろう。可能ならばその飼育場を訪れるのだ。野生の獲物の肉は通常、飼育されているものより質は良いものである。

Quantity:量
GOは「量は質を悪化させてしまう」といったが、これは言い得て妙なことである。私の経験では、ごく少量の動物性食品であればそれはとても役に立つ〜たとえばコーンブレッドに入れる卵一つとか。いつものように、各人の健康状態や目的に応じた必要量を摂ることだ。もし健康状態のために動物性食品の摂取が必要で、それが少量なものならば、方法の一つとしては、自然飼育された食肉を扱う肉屋から骨を買いスープストックを作ることだ。このやり方なら、食肉そのものの過剰な脂を摂らずに骨のミネラルを摂取できる。

Yin/Yang:陰陽
陰陽の分類上、動物性食品がより陽性だと考えられている一方で、動物性食品は陽性の性質と陰性の性質、両方を合わせ持っている。肉についている脂肪は陰性であり、その脂肪こそが陰陽バランスを取る際に厄介なものなのである。GOが提唱する食養法ではその人の食事療法に動物性食品が含まれている場合、穀物を控え、サラダや果物、デザートなどをより多く摂るよう助言している。

Change:変化
全ては変化する。マクロビオティックは柔軟性や、適応力をもつことを説いている。釣り合いをとるために、素材に備わっている陰陽を料理法を変えることで調整するのだ。下準備や陰性食品を組み合わせることで陽性食品のバランスをとるといったことだ。マクロビオティックの料理本にはそのための多くのアイデアが載っている。初めあるものは終わりがある。もし我々が動物性食品を食べ始めたならば、それらを食べることを止める時もまた来るだろうし、後に再び食べ始めるほうへと引き寄せられることもあるだろう。

Front/Back:表裏
表あるものはまた裏もあり表大なればまた裏も大なり。効のあるものは害をなすこともあるということ、効能が大きければそのぶん害もまた大きく潜んでいるのだということを、GOは我々に教えてくれた。その理論を理解せずに、ただ闇雲に杓子定規な規則のあと追いをすることこそが最も危険なことだ。適切な理解や予防措置といったことなしに動物性食品を食べることは間違いなくその危険行為に当たる。

CONSEQUENCES
-結論-
マクロビオティック哲学のもっとも重要な概念の一つが、我々が飲み食いしたものが、その結果を引き起こすというものだ。GOは経験はまた偉大な教師であると教えてくれた。彼の助言はつまり「やって、それをよく見ろ」ということだ。我々が飲食に何を選ぼうとも、最も重要なことはその結果を見極めるということなのだ。もし我々がさらなる不調を感じたなら、摂ると自分で決めた(不快さや病気を引き起こす)食べ物を飲み食いする、その欲求を控えることだ。

我々の考え方や指導にも結果はついて回る。この財団が入る建物の大家は、我々の活動が気に入っているといってくれていた。我々が沢山の人たちの健康維持やその回復を助けていることを、自分は知っているんだと話してくれた。しかしながら、彼は、厳格なマクロビオティックダイエットを続けながら30年やそこら生きるくらいなら肉やピザを楽しみながら10年ちょっと生きるほうがましだと、言い続けてもいた。彼はドアの向うへ歩きながら振り返りこういった。「もちろん、10年かそれよりもっとか、病院から君の助けを求めているかもしれないけどね」

あの時、私は絶好の機会を逃してしまった。私はマクロビオティックを治療目的のダイエットへと焦点を絞りすぎてしまったのだ。そして大家はドアの向うに歩き去っていった。彼が寄せたマクロビオティックへの関心は失われてしまったのだ。彼が肉やピザを食べながらでもマクロビオティックの原理を使えることを私は説明出来たはずだったのに、結局それをしなかった。そのドアを閉じる代わりに、その瞬間を捕らえ彼の考え方の方向転換をはかることで別の扉を開けることが出来たはずなのに。

動物性食品を摂ることを選ぼうとそうでなかろうと、我々は動物性食品に対して感謝の念を捧げることはできるし、また我々は食べ方に頓着しない人々を受け入れることはできる。マクロビオティックは頑固な決まり事のセットではなく、人生の全てに当てはまる順応した哲学なのだ。マクロビオティックにおける全ての経験は価値があり必要とされるものである。我々が他者を受け入れる努力をより多く払うことは我々の自由や喜びもまたさらに深みを増すのだ。

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「Macrobiotic and Animal Foods(マクロビオティックと動物性食品)」は日本CI協会・編集部が和訳したものです。

GOMFの連絡先は下記となります。
gomf@earthlink.net

英語版を読みたい方は下記のウェブサイトをご参照ください。
http://ohsawamacrobiotics.com/joomla/index.php

 


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マクロビオティックの人も要注意!「菜食はなぜ老けるか」 再掲載

先日、幸せコースの授業で、皺(しわ)の話になりました。
お顔に縦のシワがある人、目尻に笑い皺のできる人などの話から始まって、痩せる太るの話になりました。

誰でもそうですが、人はあまり老けて見えるのは嬉しくないもの。
でも、往々にして極端な菜食をしている人は老けがちです。
あれ? おかしいですね。
菜食をすると、健康的で、むしろ元気になるのでは?

でも、世の中には動物性を摂っていても健康で素敵な人がたくさんいます。
そして、長寿の人になると、そこそこ動物性を摂っている人が多いように思いませんか?
健康や長寿に関しては、絶対コレ!といったものはないと私は思っています。
なぜなら、人それぞれ腸内細菌叢が異なるからです。

最近では腸内環境の研究が進んできて、だんだん腸内細菌の大切さに気づき出したのはとても良いことです。
今問題になっているコロナウイルスだって、腸内環境の違いが大きく影響するはずですから。

*   *   *

授業のときに、ある過去記事を読んだかどうかを尋ねると、全員が読んでいませんでした。
それで、その記事を紹介する約束をしたのでした。

下の写真は少し大袈裟だと思われるでしょうが、いえいえ、私の周りには決して大袈裟とは思えない人がおられます。
何十年も動物性を一切摂っていない人は結構いらっしゃるし、20歳くらい老けて見られる人も結構います。
疲れやすくて体力がないとこぼしておられるのに、ボソボソとお野菜だけ食べておられる人を見ると、マクロビオティックを誤解されていて可哀想だなあと思います。

どんな自分になりたいか?
元気な肉体と健全な精神で何をしたいか?
どんなふうに生きたいか?
そんなことを改めて考える参考にしていただけたら嬉しいです。

マクロビオティックの人も要注意!「菜食はなぜ老けるか」 2015.3.20

 
 

 
 


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玄米や麦ごはんなどの「全粒穀物」が糖尿病を改善 睡眠やうつの改善効果も

糖尿病になってしまう人は実に多くて、あなたの周りにも予備軍を含めて糖尿病の人がおられるのではないでしょうか?
しかし、食事を変えることによって、ずいぶん良い影響が出てきますから、ぜひ食生活の改善に取り組まれたらよいと思います。

むそう塾にも糖尿病を上手にコントロールして、元気に明るくお暮らしの塾生さんがおられます。
お薬だけに頼るのではなく、ぜひ食べ物の力も借りましょう。

糖尿病ネットワークの記事で、玄米について書かれたものがありました。
これは常々むそう塾でも確認していることなので、特別目新しいものではないのですが、まだ玄米を召し上がっておられない人がいらっしゃいましたら、参考になると思いますので転載させていただきます。

 
 

<玄米や麦ごはんなどの「全粒穀物」が糖尿病を改善 睡眠やうつの改善効果も> 2020.1.31


全粒粉のパン、玄米、発芽玄米、雑穀米、麦ごはんなどの「全粒穀物」を食べると、糖尿病や肥満のリスクを低く抑えられる。
全粒穀物を食べる食事スタイルは、睡眠の改善やうつ病予防につながるという研究も発表されている。

炭水化物はすべてが同じではない
炭水化物を適切に選び、食べる量を調整することは、糖尿病をコントロールするための最良のアプローチとなる。三大栄養素のうち、血糖にすぐに影響するのは炭水化物なので、その摂り方には注意が必要だ。

「精製された小麦粉や白米などを食べると、炭水化物の量は同じであっても、食物繊維が少ないため吸収が速く、食後の血糖上昇が起こりやすくなります。血糖値をコントロールする必要のある糖尿病の人にとっては勧められるのは全粒穀物です」と、カーラ デュエナス氏は言う。

デュエナス氏は、米フロリダ州の7つの病院を擁する臨床ケアネットワークであるバプテスト ヘルス サウスフロリダで働く管理栄養士だ。「健康な食生活を実現するために、良質なタンパク質、野菜や果物とともに、全粒穀物を食事に取り入れるべきです」と強調する。


白米を玄米に置き換える食事スタイル
「全粒穀物(ホールグレイン)」とは、精白などの処理で、果皮、種皮、胚、胚乳といった部位を取り除いていない穀物のこと。

食事で全粒穀物を多く摂ると、精製された穀物の多い食事よりも、糖尿病や肥満、心臓病などのリスクを低く抑えられることが、多くの研究で示されている。

身近にある全粒穀物として、全粒粉の小麦を使ったパンやパスタ、オートミールなどの食品、玄米、玄米を発芽させた発芽玄米、雑穀米、大麦などの入った麦ごはんなどがある。

「玄米は全粒穀物で食物繊維が豊富に含まれます。全粒穀物であれば、いくら食べても良いというわけではありませんが、白米を玄米に置き換える食事スタイルは、糖尿病や肥満のある人に勧められます」と、デュアナス氏はアドバイスしている。


不足しがちな食物繊維を摂れる
糖質は、血糖値を早く上げる「単純糖質」と、ゆっくり上げる「複合糖質」に分けられる。単純糖質はお菓子や果物などに含まれる糖質で、複合糖質は穀類やイモ類、豆類などに含まれる糖質だ。

複合糖質は、消化・吸収されるまでに、単純糖質へ分解される過程が入るので、吸収に時間がかかり、血糖値を上げる速度が遅い。

「複合糖質は”健康的な炭水化物”です。精白されていない小麦粉や玄米などの全粒穀物には、複合糖質に似た性質があります。精白される過程で失われてしまう食物繊維、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質など、不足しがちな栄養素が豊富に含まれます」と、デュエナス氏は指摘する。


精製された炭水化物は不眠の原因にもなる
成人の30%が不眠に悩まされているが、その原因の一端は食事スタイルにあるかもしれない。精製された炭水化物は、女性の不眠症のリスクを高める可能性があるという研究が発表された。

研究では、とくに糖質を多く含むジャンクフードや清涼飲料などをよく食べる閉経後の女性は、不眠症になる可能性が高いことが示された。

逆に、食物繊維を多く含む野菜や果物を多く摂取している女性は、不眠症のリスクが低下するという。

研究は、米国のコロンビア大学バゲロス医科大学院のジェームズ ガンウィッシュ氏らによるもの。


7万7,860人の女性を3年間調査
「不眠症は薬物療法や認知行動療法で治療されるのが多いのですが、それらは患者の負担が大きく、医療費もかかります。食生活を改善することは、低コストで簡単に実行でき、副作用の心配もありません」と、ガンウィッシュ氏は言う。

研究は、女性の健康障害を予防・治療するための情報を得るために、米国国立衛生研究所(NIH)が実施している「女性の健康イニシアティブ研究(WHI)」の観察研究のデータをもとにしている。

研究チームは、WHIに参加した7万7,860人の閉経後の女性と不眠との関連を調べた。食生活についてアンケート調査を行い、1997~2001年まで3年間追跡して調査した。

食後の血糖値の上昇しやすさを示す指標であるGI値により、参加者を5つのグループに分けて解析した。

その結果、食事のGI値の高いグループでは、不眠症の発症リスクが16%高く、有病率が11%高いことが明らかになった。また、野菜や果物の摂取量が多いほど、不眠症のリスクは低下することも分かった。


うつ病の発症リスクが下がるという調査結果も
「食後に血糖値が急上昇すると、血糖を下げるインスリンの分泌が刺激され、高インスリンの状態になるおそれがあります。その結果、血糖値が下がり、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンの分泌が増え、睡眠を妨げられるおそれがあります」と、ガンウィッシュ氏は説明する。

不眠の引き金となった食品は、果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)を成分とする異性化糖を大量に含む加工食品である可能性がある。そうした食品は自然にはみられないもので、工業的に大量生産され、安く売られている。

なお、果物にも果糖が含まれるが、食物繊維も豊富に含まれている。果物のGI値は低く、食後の血糖上昇を起こしにくいと考えられている。

ガンウィッシュ氏らが2015年に発表した、WHIに参加した6万9,954人の女性を対象とした研究では、GI値の高い食事をしている女性は、うつ病の発症リスクが22%高いことも示された。

「不眠症やうつ病を予防・治療するために、食事を改善して、全粒粉や複合糖質の摂取量を増やすことで効果を得られるかを調べる無作為化臨床試験が必要です」と、ガンウィッシュ氏は指摘している。

 
 

Diabetes Control: Healthy Carbs vs. Unhealthy Carbs(バプテスト ヘルス サウスフロリダ 2018年8月9日)

Refined Carbs May Trigger Insomnia, Finds Study(コロンビア大学アービング医療センター 2019年12月11日)

High glycemic index and glycemic load diets as risk factors for insomnia: analyses from the Women’s Health Initiative(American Journal of Clinical Nutrition 2019年12月11日)

[ Terahata ]

日本医療・健康情報研究所

 
 


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食べ上手になると相手もあなたも幸せになります 

時代とともに本来の言葉の意味が伝わらないことは度々経験しますが、「食べ上手」という言葉もその一つになってほしくないです。
なぜなら、それはあなたを助け、周りの人に喜びを与える言葉だからです。

たとえば、お魚の食べ方が上手な人がいる反面、特に骨のあるお魚の食べ方がとても下手な人がいます。
そういう食べ方の上手下手を指しているのではなく、お食事をする時にとても気持ちのよい雰囲気で食べてくれることを食べ上手というのです。

もしあなたが家族にお料理を作っても、無言で食べられたら、そのお料理が美味しいか美味しくないのか分かりません。
でも、何かの反応を見せながら食べてくれたら、作る人はとても嬉しいのです。

お料理を作る人は、みんな美味しく作ろうと思っているのですが、食べる人の好みや体調で美味しく感じられない時があります。
あるいは本当にひどいお料理の時だってあります。

でも、そんな時でも最低限、作ってくれた人に対する感謝の気持ちは表現したいものです。
これは人間として当然のことだと思うのですが、「女性が作るのが当たり前」と思っている男性が多いですね。

そういう人は家事全般を女性の仕事と思っているのでしょうが、そんな考えを改めなければ、最後は自分の首を締めることになってしまいます。
自分のことを自分でするのは当然ですから、お料理だって本来は自分でするべきなのです。
ただ、それまでの社会のあり方や教育が、お料理は女性がするものと決めつけていたから、お料理をしないまま今に至ったわけです。

*   *   *

お料理を自分で作れなくても、とても美味しそうに食べてくれる人がいます。
そういう人と一緒に食べると、こちらまで楽しくなってきます。
こういう人を「食べ上手」というのです。

先日、料理家の栗原はるみさんを取材した記事を読みました。
おいしいねが聞けなくて 栗原はるみ、夫なき今知る依存 2020.2.1

ご主人の栗原玲児さんを亡くされてから半年、抜け殻のようになって5kgも痩せたそうです。
お料理に対する感謝の言葉を、常に伝え続けてくれたご主人様の存在がいかに大きかったのか、失って初めて身にしみたそうです。

お料理というのは、一人で食べてもつまらないものです。
反応してくれる人がいるからこそ、作る側も「もっと美味しく作ろう!」と思えるのです。
世の男性方。どうぞ反応してあげてください。
細かな味の表現ができなくてもいいから、「作ってくれてありがとう」と口に出して言ってください。

もし、美味しいと感じたら、オーバーなくらいに喜んでください。
そういう反応をしてくれたら、「作ってよかった」と思えるのです。
そして、できれば洗い物を手伝ってあげてほしいです。

そんなあなたの行動が、結果的にはあなたに返ってきます。
もし、あなたがお料理が作れない人なら、ぜひ食べ上手になりましょう。

あ、作ってくれる人の労をねぎらう意味でも、時々美味しいものを食べに外へ行きましょう。
後片付けがないだけでも、外食は嬉しいのですから。

*   *   *

食べることについて、男性への注文はいっぱいありますね〜(笑)
記事1本では書ききれないですが、今日はこの辺でおしまいにします。

 
 


(よしひろーる 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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