マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

2025年度の7クラスがスタートしました

むそう塾は5月が新学期です。
昨日で7クラスがスタートしましたが、遅れて7月から「幸せコース」もスタートします。
東京からが一番多く、北海道や九州、7月からは四国も加わって、まさに全国各地から集まってくださいます。

遠くから飛行機や新幹線で京都まで通ってくださるのは、時間もお金もかかることなので、本当に感謝しかありません。
お一人おひとりのお気持ちと時間やお金を無駄にしないために、しっかり準備して授業に臨んでいきます。

むそう塾にはコースの種類が10コースありますが、今年開講するのは8クラスです。
受講してくださる人の日程と授業日が合うように調整しながら開講していますので、ちょっと変則的な順番になっています。
今年は「上級幸せコース」と、「自由人(びと)コース4」がお休みです。

では、各クラスの様子をこちらからどうぞ。(クリックすると記事につながります)
・幸せコース 7月から開講
・上級幸せコース 今年は休講
満足コース
秘伝コース
自由人コース1
自由人コース2
自由人コース3
・自由人コース4 今年は休講
自由人コース5
自由人コース6

 
 

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むそう塾を始めたのは2008年ですが、その頃からずっと通ってくださっている人もいますし、結婚や子育てを境にお休みされている人もおられます。
しかし、環境が変わって復活してくださる方もおられ、そういう人が現れると本当に嬉しいものです。

技術の伝え方も、昔ほど厳しくなく、「楽しく学んでいただくこと」を最優先に考えております。
しかし、古くに学んだ人たちからは、「厳しくてもいい」という声が聞こえてきたりして、難しい技術にみんなで取り組んだ懐かしい日々を思い出します。

世の中は働き方も厳しいのは嫌われる傾向にあるようですが、習い事も同じような傾向にあるのかもしれません。
しかし、相変わらずむそう塾には真剣に技術を求めて通ってくださる人たちがいらっしゃるので、その人達にはしっかりお応えしていきます。
男性も通ってくださっているので、今後の展開が楽しみです。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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盛り付け上達への道 美しい盛り付けは芸術品と同じ 

「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」の季節ですね。
一日のうちでも、朝と夕方ではもう景色が変わるほど、新緑の変化が激しいです。

 
 

(鰹のたたき 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室むそう塾)

 
 

昨日は、むそう塾の「秘伝コース」で鰹の授業がありました。
中川さんが柵取りした鰹を、塾生さんがそれぞれお刺身に切って盛り付けます。
この盛り付けの段階で個性が現れます。

初めてでも、
お手本のポイントを把握してサッと盛り付ける人
目の前にお手本があるのに、そのポイントがつかめない人
お手本とは程遠い盛り付けになる人
などに分かれます。

これは、次のようにも分析できます。
は状況判断が的確にできる人
は状況判断が苦手な人
は目から学ぶのが苦手な人

では、それらの人は日常生活でどのような特徴があって、今後どのようにしたらよいのでしょうか?
の人は注意力や再現力があるので、どんどん上手になる。
の人は、未経験のことに関して特徴をつかむのが苦手なので、お手本(=基本)に忠実になるところからスタートして、数をこなす。
の人は、目からの情報で再現するのが苦手なので、頭で理屈を理解してその理屈に沿うように練習する。苦労は多いがしっかりとしたサポートで前進できる。

 
 

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私は、美しい盛り付けは芸術品と同じだと思っています。
お箸で崩してしまうのが勿体ないくらい、ずっと眺めていたくなります。
日本のお料理は総じて美しいものが多いですが、お刺身はその中でも一番美しさが映えるかもしれません。
冴えわたる包丁技術の競演といったところでしょうか。

美しい盛り付けのお料理は実に清々しく、心に清々しい風が吹き抜ける感じがします。
一方、雑な盛り付けのお料理からは、残念な印象を受けます。
美術館を巡って良い作品に触れるように、美しいお料理に接する機会を増やして、目を肥やすのが勉強になります。

 
 
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ただただ美味しかった! 「ぐじのかちん汁」

5月4日(日)は、「自由人コース6」の初めての授業でした。
その中のメニューに「かちん汁」がありました。

 
 

(かちん汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室むそう塾)

 
 

これが実に美味しかったのです!
写真ではお餅が入っていて、一見お雑煮のようにも見えますが、この透明な吸い地の美味しいこと、美味しいこと!
私は真っ先にお代わりをしてしまったほどです💦

「ぐじの潮汁」が大好きな私は、「これこれ、こういうのが食べたかったの♪」というほど美味しくて、うっとりするほど大満足でした。
京料理人中川善博の本領発揮といったところでしょうか。

 
 

なお、「かちん」という言葉は、公家言葉だったそうで、中川さんが「あもさん」と名付けたお餅も同じ流れです。
ネットにも載っていましたので、転載させていただきますね。

大阪 道頓堀の「今井」さんの解説です。

「 “かちん”は公家言葉で餅を意味する『喝飯(かついい)』が由来だといわれています。
『かついい』を宮廷の女性達が『おかちん』と呼ぶ様になり、そこから『かちん』に変わっていったと聞いています。
現代で“かちん”と聞くと、頭にきたときの擬音や物がぶつかった際の音を想起しますが、そのどちらでもなく大昔の公家言葉が由来なのだそうです」道頓堀 今井

 
 
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むそう塾の包丁の修正 琵琶湖疏水の鯉

昨日、教室に忘れ物をしたので、今日の午前中に教室までお散歩がてら歩いて出かけた。
素晴らしく心地よいお天気なので、ウキウキ気分で歩いた。
薄着していたけれど汗ばむほどの陽気だった。

教室に着くと、中川さんは塾生さんから預かった包丁直しをしていた。
刃先が薄くなってしまって、アルミ箔のようになった無惨な包丁もあった。
間違った砥ぎ方の結果、こんなことになってしまったのだ。
これを直すのは大変だなあと思った。

今は包丁砥ぎをイベントのようにして教えるところがあるけれど、その後には責任を持たない。
もちろん、砥ぎ直しの修正フォローもしない。
それだと包丁はどんどん使いにくい形になってしまう。

教えた者の責任として、こうしてお休み返上で包丁を直す姿を見ると、中川さんってつくづく責任感の強い人だなと思う。
包丁がまともでないと、切ることも剥くことも正しくできないので、基本中の基本を正しく身に着けてほしくてフォローしているのだと思う。

 
 

帰り道、岡崎疏水(琵琶湖疏水)を眺めていたら、水面に動きが。
よく見ると、鯉が泳いでいるではないか。
へ〜、こんなところで鯉が。
そんな写真と動画をどうぞ。

 
 

 
 

 
 
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2024年度の授業がすべて終わりました

昨日は2024年度の最終講座の日でした。
これを以って、すべての授業が終了して、皆さんへの責任を果たした思いでホッとしています。

1年中、毎週講座があって、日本のあちこちから塾生さんが集まってくださることは、本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

新年度の授業は、5月3日(土)から始まります。
当日は私が担当で、「マクロ美風の陰陽五行説講座」からスタートです。
早速今日から資料作りをしなければ。

昨日は思ったより寒い一日でした。
気温差の激しい春に体調を崩さないよう、皆さんもお気をつけてお過ごしください。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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