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小豆玄米ごはんの威力を体感してくださった声が続々

2008年にむそう塾を始めてから一貫していること。
それは、健康づくりに役立つお料理をお伝えすることです。
これまで色々な体調のかたがむそう塾に通ってくださいましたが、実行してくださると着実に体が反応して驚かれます。

先日も「中川式小豆玄米ごはん」の投稿で、嬉しいご報告がありました。
<Aさん>
小豆が甘くてほわほわで玄米も柔らかく、嚙まなくても大丈夫なのではないかと思うほどでした。
しばらく家では小豆玄米ご飯を炊いて食べていませんでした。
続けて食べると少しおもだるかった腰のあたりが少し楽になったような気がします。
玄米嫌いの夫が初めて食べてくれたのがとても嬉しかったです!

<Bさん>
小豆絹玄米を2日頂いた時点で、体の嬉しい変化がありました。
毎朝1時間ジョギングで体を動かしていても、1日デスクワークをしたら夕方には脚の血行が滞り、マッサージガンで鼠蹊部のリンパの溜まり場や前腿をほぐす必要がありました。
それが、昨日は足の浮腫がなく、夕方になっても足が軽かったです。
仕事後、45分ほどジョギングに出かけました笑
体が軽くなると、心も軽やかになりますね。

<Cさん>
炊き立てよりもむしろジャーで暫く(数時間〜半日)寝かせたくらいの方が水分が全体に均等に馴染む感じで美味しく食べやすいな、と感じました。
小豆がとにかく美味しくて、食べながら頬が緩みます。
お通じも丁度良い感じで体が軽く気持ち良いです。

<Dさん>
炊き立ても、翌日も、美味しくいただきました。美味しいので、小腹が空いた時のおやつにも食べています。
お腹がスッキリとする感じが心地よく、脚のむくみが出ないのが嬉しいです。

<Eさん>
講座で教えていただいてから毎日このご飯を食べるようにしていたのを、1日お休みしてみたところ、その次の日は朝から足腰がややだるく重いのを感じました。
「今まではその状態が自分にとっての普通だった」ということなので、びっくりするやら恐ろしくなるやら。
まずは100日を目安に食べ続けて、体調の変化を見ていこうと思います。

授業の様子は次の記事でご覧になれます。
「第4回 中川式小豆絹玄米ごはんの炊き方教室 少量炊き」7月26日
「第5回 中川式小豆絹玄米ごはんの炊き方教室(少量炊き含む)」8月26日

 
 

***

玄米ごはんだけでも体調がとても変わりますが、そこに小豆が入ることによって、美味しさも内臓の変化も感じ取っておられるのが伝わってきます。
やはり小豆の力を強く感じますね。
マクロビオティックでも食養でも、小豆の力を説いていますが、これは本当にそのとおりだと実感します。

中川式の小豆玄米ごはんは、小豆がお菓子のような美味しさに変化しますので、食べやすいだけでなく、満足感もたっぷりあります。
ですから、Aさんのご主人様のように、玄米嫌いの人でも召し上がってくれたのでしょう。

ところで、腎臓はパワーを生み出すのにとても重要な臓器です。
ここが弱っていると、気持ちでは頑張りたくても体がついてきませんが、ご紹介したAさん、Bさん、Cさん全員が共通の変化を感じておられます。

腎臓は体内の水分のコントロールセンターなので、そこの働きが鈍っていると、むくみや下半身の疲れとなって知らせてくれます。
人間は生きているだけでも酸化していきますが、その老廃物を排出するために腎臓が頑張っているので、その応援をする食べ物の一つが小豆玄米ごはんということです。

病気にならないうちに食べ方をベストにしておくことで、気持ちの良い人生が送れますように。

 
 

(中川式小豆玄米ごはん 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

上の写真は炊きあがってフタを取った状態です。
小豆は玄米より陰性なので、炊きあがると上に上がってきます。

これ以上小豆をつぶさないようにしながら、やさしくジャーに入れて寝かせておくと、もっと美味しくなります。
さらに、玄米のアルファ化がしっかりされているので、冷めた状態でも美味しさが増すため、お弁当にすると別の美味しさが顔を出します。

これが「中川式小豆玄米ご飯」の特長です。
これで多くの人が健康をキープしてくれますように。

 
 
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マクロビオティックのブログを書いて18年 出会いと陰陽に感謝

私がマクロビオティックを知る前は、いわゆる体に悪そうなものは使用しない生活をしていました。
農薬や添加物を避け、調味料もかなり厳選していました。
独身の頃から糠漬けも漬け、一番だしもひいてお料理していましたし、和食中心の食生活で、甘いものもそんなに多く食べませんので、いたって健康人でした。

ところが、結婚して生まれてきた長男は、生後間もなくから湿疹があって、どんどんその範囲が広がっていきました。
毎日血だらけになる衣服と寝具を洗いながら、私も寝不足と子育ての疲れが極限状態に達し、何度この子を殺して私も死のうと思ったことか。

ある日の朝、仕事に出かける夫に、「あなたが帰ってくるまでに、私とこの子の命があるか分からない」と言ったこともありました。
かろうじて残っていた理性が私を犯罪者にしなかっただけで、現実は地獄でした。
その頃、新聞にアトピーの子どもと母親が無理心中した記事が載っていましたが、他人事とは思えませんでした。

 
 

今のようにネットがある時代ではないので、頼るのはもっぱら活字です。
何年も一進一退を繰り返しているうちに、夫の知人が1冊の本をくださいました。
愛知県の医師が書かれた本で、「マクロビオティック」という言葉を初めて知りました。
巻末にマクロビオティックを教えている教室が載っていたので、すぐ電話をして、翌日から通いました。

私が感動したのは、「陰」と「陽」というものの見方があるということでした。
それまで知らなかった世界に、私は夢中になって、大森英櫻氏の「正食医学講座」を受講しました。
これが私の人生を変えたと言っても過言ではありません。
来る日も来る日もマクロビオティックの本を読み、大森英櫻氏の他の講義も欠かさず受講する日々でした。

また、他のマクロビオティック指導者の講義も受けて、同じマクロビオティックでも微妙に存在する温度差も感じ取りました。
中には180度真逆の見解を述べる指導者もいて、本当にビックリしたものです。
でも、それが私の勉強を深めることになったのですから、何が幸いするかわかりません。
九州・大阪・四国・愛知・静岡にも出入りして、東京では学べなかったことも補えました。

 
 

***

2005年8月4日。
恩師大森英櫻氏が亡くなりました。
この日は、マクロビオティックの仲間と伊豆の温泉旅館にいて、訃報を知りました。
大森先生の講座でよく会場になっていた旅館です。
その日はちょうど、ブログを始める話をしていて、ハンドルネームを決めているところでした。

たくさん教えてもらった陰陽のことを、このまま私の中に閉じ込めておくのではなく、誰かのお役に立てるようにしようと思いました。
それで、2005年8月15日からブログを始めたのです。
ちょうど今日で丸18年経ちました。明日から19年目になるんですね。

今もまったく当初の気持ちは変わることなく、ブログを通じて交流することもできるので、書き続けてきてよかったと思っています。
そして、振り返ると、必ず誰かに助けられている自分がいます。

一番最初は本をくださった人。
マクロビオティックや陰陽を教えてくださった先生たち。
ブログを始める手ほどきをしてくれた仲間。
ブログを読んでくださった人たち。
「マクロビ井戸端会議」や「美風ゼミ」に集まってくださった人たち。

そして、2008年7月から一緒に「むそう塾」を始めてくださった中川善博さん
「むそう塾」に通ってくださった皆さん。
今も「むそう塾」に通い続けてくださる皆さん。
人はいつも人に助けられていることを、改めて感じています。
ですから、私も誰かを助けてあげたいです。恩返しをしたいです。

 
 

外は台風7号が京都に接近しているようで、風雨が激しくなっています。
長く生きていれば、良いことも悪いこともありますが、それがそもそも陰陽なので、その陰陽の波をサーフィンのように楽しみながら乗り越えたいと思っています。

陰陽に助けられ、陰陽に恋をしているマクロ美風でした。

 
 

(うざく 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

動物性を排除することや、食べ物だけがマクロビオティックではありません。
あくまで陰と陽のバランスを取ることが目的です。
肉体的にも、精神的にも。

 
 
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病気に対するマクロビオティックの陰陽の考え方と切り替え時

昨日は初めてのかた(A子さん)にお会いしました。
A子さんは、ご自身の病気をマクロビオティックのお食事で寛解までこぎつけたという、頑張り屋さんです。
私のブログを長い間お読みくださっているそうで、過去記事のお話がスルスルと出てきてビックリしました。(ありがとうございます)

お話を伺っていると、やはり病気を克服された人にありがちな「切り替え時」を過ぎた感じがしました。
これはマクロビオティックで病気治しをした人が陥りがちな現象です。

下図をごらんください。
病気に対する食事と精神面のあり方を、マクロビオティックの陰陽で考えたものです。
まず、人の体調や体質は「極陽性・陽性・中庸・陰性・極陰性」の5つに分類できますが、病気というのは「極陽性」か「極陰性」のときに発症しやすくなります。
つまり、偏りすぎた状態ですね。

偏りの原因は実にたくさんありますが、先天的なもの、後天的なものすべてが影響します。
西洋医学なら病気になると薬で対処しますが、マクロビオティックではなるべく食事や生活面で対処しようとするのです。
ですから、陽性に偏ったのが原因なら、陰性なお食事にしますし、陰性に偏ったのが原因なら陽性なお食事にします。

A子さんはマクロビオティックの指導者から陽性に偏ったとの見立てで、陰性のお食事を続けて来られたそうです。
病名(ここでは伏せます)からして、陽性な病気なのでその指導に間違いはないのですが、もうA子さんは陽性さが減って来ているので、中庸のお食事にした方がよい状態でした。

ここです。ここが誰しも陥りがちなところなのです。
もう偏りはなくなった(寛解した)のに、それまでと同じ食事を続けていると、今度は反対側の病気に近寄ってしまいます。
ですから、病気がよくなったら、意識的に中庸の食事に戻すことが必要なのです。

現在のA子さんは、「陽性のお食事を食べたいな」という体の声をお持ちでした。
ほらね。ちゃんと体はバランスを取ろうとして、発信してくれているのです。
なんて賢いのでしょう!
ここは素直に体の声にしたがって、陽性なお料理を召し上がるべきです。

野菜を陽性な料理方法で召し上がるのもよいし、動物性の食材で質の良いものを少量召し上がるのもよいです。
ただし、動物性のときには毒消しをお忘れなく。

 
 

 
 

そして、食事と同じくらい重要なのが、精神面の陰陽です。
精神面でも陽性になりすぎて病気になったり、陰性になりすぎて病気になったりします。
その原因は食べ物から来ていることもありますが、環境から来ていることもかなり多いです。
人間関係や仕事関係で問題を抱えていると、いずれ病気になってしまうこともあります。

A子さんは生真面目なタイプとお見受けしました。
ですから、忠実に病気対応の食事をされて来て、寛解に至ったわけですが、精神面に陰性な状態が少し出ていました。(これはお食事のせいです)
この辺で切り替えて、本来お持ちだった陽性のよい面を活かせるような環境が必要だと感じました。

これからは、中庸のお食事や暮らし方を取り入れて、精神面も中庸を目指しましょう。
愉しいこと、心地よいことに接して、心から安堵できるご自分を確認しましょう。
そうすると、少々羽目を外しても、ダイナミックな行動をとっても、体調や人間関係を壊すことはありません。
むしろ、スマートに成し遂げられるでしょう。
これこそがマクロビオティックが目指す「自由人」です。

一病息災といいますから、病も無駄ではありません。
すべては学びになります。
これからは、病気前よりお元気になられますように。

 
 
カテゴリー: からだ, こころ・想い, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう, 体験談 | コメントする

マクロビオティックを始めた頃は極端な食事をしてしまうものです

先日塾生さんと、マクロビオティックを始めた頃の食事について話をしていました。

美風 「最初はみんな動物性を抜くよね〜。」
塾生 「私は結婚式のお料理から動物性を抜いてもらいました。みんなに悪いことしてしまいました。」

こういうことありますよね。
最初はとにかく動物性を抜いてしまうんです。
実行しやすいからですね。

それがしばらく続くと、体調面や人間関係で「あれ?」という時期がきて、そこから見直す人が多いです。
それもよい経験です。

 
 

ある人は、つき合っていた彼とレストランの前で何を食べるか意見が一致せず、「俺と野菜のどっちを取るの?」と言われ、「野菜を取る」といってその場で別れてしまったそうな。

またある人は、ご主人の実家からもらった魚を食べたくなくて、ついには険悪な関係になって離婚したそうな。

こんな話には事欠かないほど、マクロビオティックを知った人たちは食べることで極端な経験をしてきたのです。
でも、今はお食事を楽しめる気持ちになって、健康な生活を送ってくれています。

 
 

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私がマクロビオティックを知って、動物性を食べなくなって3年目の1年間、小豆玄米ご飯を毎日食べていたことがありました。
とにかく美味しく感じたのです。
甘いお菓子を食べませんから、小豆の甘みは癒やしに思えました。

でも、今思うと、あの頃の小豆玄米ごはんは陽性な炊きあがりでした。
動物性が入っていなかったからこそ受け入れられた炊きあがりだったと思います。
今も小豆玄米ごはんは大好きですが、もう少し陰性な炊きあがりにしています。

マクロビオティックを始めた頃より歳も重ねたので、質の良い動物性も取り入れて陰陽バランスを取っています。
食べる量とお食事の回数は多くないので、これで体にはちょうどよく、いたって元気です。
少しのお食事をありがたくいただくことと、感謝の気持ちでストレスを抱えないことが私の健康法かもしれません。

 
 

(お赤飯 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

お赤飯は「自由人コース4」でお教えしましたが、お赤飯も健康に貢献してくれる食べ物です。
なんといっても小豆の力が素晴らしいのです。
小豆は良い血液を作ってくれますので、せっせといただきましょう。

 
 
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便や尿の状態はあなたの身体からのお知らせそのものです

私が初めてマクロビオティックを知ったとき、「大きなお便り」「小さなお便り」ということを重要視することが新鮮でした。
この「大きなお便り」と「小さなお便り」が、私たちの健康の要であることを、以後ずーっと意識して暮らしています。

そしてまた、「私たちの身体は食べたものでできている」ので、「これを食べると腸は喜ぶかな? 嫌がるかな?」といつも意識しています。
だからといって、いつも腸が喜ぶものばかり食べているわけではありません(笑)
腸のことを意識はするけど、バランスが最優先ということですね。

つまり、たまには腸にとって嬉しくないものを食べてもいいのです。
その代わり、あとで調整するような食べ方をすればOKです。
でも、本当に腸によいものばかりを食べた後の「大きなお便り」は、格段に素晴らしいですね。
「大きな拍手」をしてしまいそうになります(笑)

 
 

先日、「絹玄米ごはんの炊き方教室」があって、「福ZEN」をいただいたら、私も翌日素晴らしいお便りがありましたよ\(^o^)/
理由は簡単。「福ZEN」は腸が喜ぶものばかりでできているからですね。

 
 

(福ZEN 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

<料理名> 左奥から
絹玄米ごはん・味噌汁・糠漬け・胡麻豆腐・きなかぼ・おからの炊いたん・ほうれん草の胡麻和え・ひろうす伊式煮込み・金平牛蒡・手綱蒟蒻(たづなこんにゃく)・粟麩田楽・あらめビーフン・筍土佐煮

 
 

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先日の「絹玄米ごはんの炊き方教室」を初受講されたかたから、嬉しいメールが届きましたので、ご紹介させていただきます。

<Koさんからのメール> 抜粋

常に便秘の私が、今朝、起きただけでお水も飲んでないのに、
驚くほどスムーズに便が出て、感動しました!
お昼あんなに玄米を頂いて、
夜もまた、持って帰った玄米を頂いたので、
腸が喜んだと思います!
本当にありがとうございました。

 
 

もちろん、大納得です。
「うんうん、そうでしょそうでしょ」という感じですね。
彼女は外食が多いそうなので、外食では不足していたものを補えたのだと思います。
お仕事で大忙しのかたですが、ぜひこれから「腸がよろこぶ」ものを召し上がってほしいなあと思いました。

外食で特筆すべきは、お食事の際に水分を摂っていることが多いんですよね。
お食事の前後20分は、なるべく水分を摂らず、お食事に含まれる水分のみでいただくのが理想的です。
でも、これを実行すると、なんだかつまらない光景が想像できませんか?
で、ついつい口にする飲み物が多くなるので、消化力が落ちるわけです。

ですから、その分をカバーするおつもりで、ご自宅でのお食事では、「食事の前後20分」を意識してみましょう。
体調は日々の積み重ねですから、意識の持ち方で確実に変化しますよ。

それから、精神的なこともお通じや尿に影響しますね。
緊張すると排便がなかったり、逆にトイレが近くなったりするのもそのせいですね。
旅行に行くと環境が変わるので、排便が滞る人もいます。
面白いですね、人間の身体って。

 
 
カテゴリー: 玄米の炊き方講座, マクロビオティックの指導現場からシリーズ, 食べたもののようになる, からだ, 体験談 | 2件のコメント