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人は人に元気をもらうんだなぁと実感 夫のケース

11月3日文化の日。
京都は雨模様の一日でした。
授業の途中で息子から写真が届き、そこには気持ちよく晴れた埼玉のゴルフ場が写っていました。

以前、知人にこのクラブハウスで買ったお菓子を差し上げて喜ばれたので、今回もお土産に持参したいと。
それで、息子の運転でゴルフ場まで来たのでした。
気持ちよく晴れ渡った清々しい景色に、夫の心も晴れやかになってくれたらいいな。

 
 

 
 

夫が毎週のように通っていたゴルフ場ですが、5月の検査入院から始まって、半年ぶりにこの景色を目にした夫の心境を思うと、思わず涙が込み上げてきました。
「もうゴルフはできない」と思っているか、「またゴルフをするぞ!」と思っているかで、リハビリへの取り組みはまったく異なってきます。
どうか、後者であってほしいな。

 
 

嵐山カントリークラブの喫茶室にて 2025.11.3)

 
 

夫の目の先には、懐かしい緑のコースが拡がっています。
夫はどんな気持ちで、何を考えているのか?
10月に丸坊主にしてしまったので、別人に見える夫ですが、こんな頭はもう見ることがないでしょうから、記念に写真を残しておきましょう。

あ、そうそう。
夫はネクタイを結べなくなってしまったので、簡単に着脱できるネクタイを買ったそうです。
それで、全然ジャケットに合わないネクタイになっていると息子が嘆いていました。
世の中には片手でネクタイを結べる方法があるので、今度それを教えてあげなくては。
200本近くある選りすぐりのネクタイが泣かないように。

 
 

***

ところで、最近の夫は食欲も体力も気力も落ちてきました。
当然のことながら、疲れやすくなっています。
私より食べる量が少ないのです。
もっと食べなければ体力がつかないのですが、そんなに食べたくないというのです。

そして、脳神経のせいなのか、大量に飲んでいる薬のせいなのか、栄養不足のせいなのか不明ですが、味覚障害が出てきました。
それから、鼻血が毎日のように結構な量が出ます。
抗血栓薬を飲んでいるので、その影響だとお医者さんは言いますが、こんなに毎日のように鼻血が出ると、体力が落ちても不思議ではありません。

味覚障害のせいで、食べたいものも変わってきました。
私はそれを注意深く観察しながら、お食事をあれこれ考えています。
もともと好き嫌いの多い人なので、こういうときには本当に食べられるものが少なくて困ってしまいます。
と同時に、好き嫌いがあると命がかかっているときに踏ん張れなくて可哀想だなとも思います。

 
 

***

そんなとき、夫がゴルフ場から帰る途中で、ゴルフ仲間から電話があってお食事をすることになったそうです。
なんと、夫がゴルフ場に行っていたその時間に、ゴルフ仲間はプレーをしていたのだそうな。
川越駅近くのお店で焼き肉を食べたとのことでした。
(よかった お肉が食べられて)

授業が終わって、私が京都のマンションに帰宅してから夫に電話をかけると、声がいつもより張りがあって口調が聞きやすくなっていてビックリ!
電話だけでも元気さを感じます。
夫にそのことを伝えると、「そうかな?」と言いますが、明らかにいつもより状態が良いのです。

それで思いました。
ああ、これはお食事をご一緒してくれたゴルフ仲間のおかげだなと。
このゴルフ仲間は実力が似ているので、いつも同じメンバーで回っていたとのこと。
それだけに半年ぶりに再会できて、夫はとても嬉しかったに違いありません。
きっとこんな会話がされていたことでしょう。
「また一緒に回ろうよ 必ず!」。

体を動かす趣味を持っている人は、リハビリのときに目標にできていいかもしれませんね。
11月3日を境に、夫の気持ちも上向きになってくれたらと祈るような気持ちでいます。
そして、味覚障害もなんとかして克服できるよう、私もあの手この手で考えているところです。

 
 
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夫がディサービスを希望 新宿Bicerin(ビチェリン)で休憩

夫に関する記事です。
昨日はケアマネさんとの打ち合わせ日でした。
途中で夫が、行ってみたいリハビリ施設があると言い出し、そちらに電話をして来週契約をすることになりました。
9月2日から訪問介護のお世話になっているのですが、自宅でのリハビリは動きもマンネリ化してきているので、もう少し機械を使ったトレーニングをしたいと夫が言い出しました。

実は、夫の知人が同じような病気でリハビリに通っているそうなのですが、そちらは送り迎え付きのリハビリ施設で、そこに行ってみたいというのです。
我が家から車で10分足らずのところにあるのですが、外に出ると緊張感が伴うし、気分転換にもなって、それもリハビリには有効なので、息子も私も賛成しました。
「LETs倶楽部 川越大手町」というデイサービス施設です。

 
 

今日は日大板橋病院に「右内頸動脈狭窄症」の検査に行きました。
最初は医師の診察もあると思っていたのですが、受付後に本日は超音波の検査のみということが判明し、2時間半も待ってやっと検査となりました。
┐(´д`)┌ヤレヤレ」

まだこれから次の診察予約があります。
・10月30日(木):脳神経外科
・11月7日(金):脳神経内科
・11月21日(金):循環器科

いずれも私が付き添って、お医者さんのお話をじっくり聞いてきます。
そのうえで、最善と思える方法を選択して、夫の健康回復を目指そうと思っています。
夫が自分からトレーニングに積極的な気持ちになってくれたので、私は夫に栄養をつけることで応援してあげたいのですが、食べ物に好き嫌いがとても多くて、これが悩みのタネです。
80歳近い人の食の嗜好は、なかなか手ごわいです(泣)

 
 

***

板橋の病院が終わってから、新宿の高島屋までお蕎麦を食べに行き、すぐ運転するのはよくないので、喫茶店で休憩しました。
喫茶店は息子の好きな「Bicerin」です。(運転する息子の希望を優先して)

 
 

 
 

3人とも「ビチェリン」を注文しました。
混ぜないでこの層のまま飲みます。
チョコレート味とエスプレッソ・コーヒー味、それに生クリーム味がそれぞれに感じられる飲み物です。
息子は「服部栄養専門学校」に通っていた頃から、これが好きだったのだとか。
(知らなかった… 彼女と来たのかな?)

 
 


(ビチェリン)

 
 
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薬好きの夫にあった困ったことと面白いこと

夫の入院に際して、薬の困った話と面白い話を一つずつ。
夫は私と違って薬が好きな人なので、花粉症の季節には市販の薬を使っていました。
過去には病院の飲み薬や、注射にも頼っていましたが、その後は自分の判断で市販の点鼻薬も使っていました。

そのうちに、花粉症の季節だけでなく、一年中鼻水が出やすくなっていました。
夫によると、「昔蓄膿症の手術をしたからそのせいかもしれない」なんて言っていました。
さらにここ何年か、鼻血がしょっちゅう出るようになりました。

鼻血は左だけなので、私は「ははーん」と思いました。
きっと薬の使いすぎで、鼻腔内の毛細血管がもろくなっているのだろうと。
そんな状態なのに、脳梗塞のせいで血液をサラサラにする薬を飲み始めたのですから、そりゃあ鼻血も出やすくなるというもの。

今は、毎日一日に2回は鼻血が出ます。結構な量が…
お医者さんに話しても、「そうでしょうね」という始末…
さて、今後どうなるのやら。

 
 

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もう一つ。今度は面白い話。
夫は足に水虫があったそうで、結婚したときから足を気にしていました。
そのうちに市販薬をコソコソ塗る姿を目撃していましたが、私は黙っていました。
室内に転がっている薬や本は、色々と変化していき、何年か経つうちに爪がひどい状態になってきました。

今年の7月31日に、夫がリハビリの病院に転院したとき、体の症状で気になるところを聞かれ、さらに現在使っている薬なども聞かれたので、水虫の薬も伝えていたようです。
すると、リハビリ病院ではその薬をやめるように言われたのだとか。
それで、1か月間水虫の薬を使わないで退院してきました。

すると、どうでしょう!
入院時より、爪の状態がよい方向に変化しているではありませんか!
「はは〜ん」。これは水虫のせいというより、薬のせいでひどいことになっていたのねと判明したのです。

9月1日にリハビリ病院を退院してから1か月半近く、夫の足はグングンよくなって、もう醜い爪ではなくなりました。
やはり、薬のせいで悪化していたのだと納得。
自己判断で市販の薬を利用すると怖いですね。
数か月経っても、抗真菌薬を使わなくてよい状態でありますように。

あとは鼻腔内の問題が解決してほしいのですが、どうなりますことやら。

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夫の状態は峠を越えた感じがします

9月1日に夫が退院して以来、未経験の出来事に翻弄される日々が続いていました。
その間に塾生さんからの応援メッセージをいただき、どれほど励まされたことか。
本当に嬉しく、涙したこともありました。
ご心配してくださった皆様に、現状のご報告をしなければと思いつつも、記事にすれば暗くて悪い氣を発しそうだったので、書けずにいました。
と同時に、文字を綴る時間を持てないほど時間に追われてもいました。

1か月に1回40分ほどケアマネさんがいらしてくださるのですが、それでは足りないところがあったので、10月1日に私が中心になって「家族ケアマネ会議」を開きました。
そこで、現状を良い方向に打破するために、家族の精神面と体力を考慮して、「今はこういうことをやろう」と提案し、みんなで頑張ることを約束して京都に戻りました。

そうしたら、京都にいるうちに息子から動画が送られてきて、夫が歩いている姿が確認できました。
正直言って、こんなにも歩けるようになったんだと感動しました。
家から歩いて5分のデパートまで、10分かかって歩いたそうです。
デパート内の喫茶店でお茶を飲んで休憩し、帰宅しようと思ったら疲れて足元がふらついてヨロヨロしていたそうですが、それでも10分歩けたことは凄い進歩です。

 
 

***

入浴は今まで浴室に私も一緒に入って見守っていたのですが、7日に帰宅すると、夫が一人で入ってみるので扉の前で見守っていてほしいと言います。
そうでしょうね。お風呂やトイレって一人になりたい場所ですから、当然だと思います。
それで私は脱衣室で椅子に座り、夫が湯船につかるとタイマーをオンにします。
何度か試した結果、夫は湯船に首までつかると7分がちょうどよいことがわかりました。

7月に入院してからかれこれ3か月。夫はシャワーばかりでたまに湯船に入れてもらうだけだったので、私は「家族ケアマネ会議」で一人で湯船につかることを目標に設定しました。
というのも、夫は暑さを感じない体になっていたからです。
何種類もの薬を飲んでいるせいもあるのでしょうが、猛暑の夏でも汗をかかなかったのです。
著しく痩せて筋肉が落ちたせいもあるでしょう。

常々ブログでも記事に書いているように、やはりシャワーより湯船につかる方が健康面ではとても効果があるので、私自身真夏でも湯船につかっています。
本当なら温泉に連れて行って、夫の体を温めてあげたいのですが、仕事の関係でそれもままならず…。

 
 

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ところが、たった2日間で素晴らしいことが起きました!
夫は夜間頻尿のため、一晩に4〜5回トイレに起きていたのですが、湯船につかった夜には1回しか起きませんでした。
それで、「それはお風呂のおかげかもね」ということになり、翌日も同じように7分つかって寝ました。
すると、やはり1回しか起きなかったのです。

まだ2晩だけの結果ですが、入浴が体に悪いわけはないので、これから寒い季節に向かって少しでも暑さを感じる体になってほしいなと思っています。
ちなみに、体温は36.5度あるのですから不思議です。

 
 

***

7月に夫が入院して以来、息子はずっと夫にかかりっきりで、京都に来れなくなりました。
9月は夫に次々と困った状態が起きて、その対応に息子は精神的に追い詰められていました。
私への風当たりも強く、相当なストレスを受けていることは理解できたので、私は夫と息子の双方をフォローすることに追われました。
夫も息子も守らなければならず私は責任重大です。

でも、幸いに私の周りには私の状態をよく理解して、適切に救いの手を差し伸べてくれる人たちがいました。
本当にありがたいことです。
塾生さんたちが息子にもメッセージを送ってくれて、一人ぽっちの息子はどれほど励まされたことか。
私からもお礼を申し上げます。

今はこんな感じなので、夫の状態は峠を越えたような感じがします。
しかし、この病気は再発の可能性が高いので、まだまだ油断はできませんが、気持ち的に極度の緊張感からちょっと緩めてもいいかなというところに来ました。
あとは夫の「できることを増やす」ことに尽きます。

昨日は息子と喫茶店に行ったり、家族で中華を食べに行ったり、氣を外に向けてみました。
今日は夫の部屋のお片付けをする予定です。
今まで夫のテリトリーとして手を出していなかったのですが、今の体の動きに合わせた状態にしてあげようと思っています。
お片付けは大好きなので、今日はご機嫌な一日になりそうです(^o^)

また明るいご報告ができるように、これからも頑張ります!

 
 

※ 夫の病気関連記事は、こちらの記事で一覧にしてあります。
カテゴリーもあります。

 
 

(私が注文したセロリー麺 銀座アスター川越丸広店にて)

 
 
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