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「私たちはつまるところ、自分の選択からできている」ジェフ・ベゾス
今、「マクロ美風の家事アドバイス講座」をメールで開催しています。
たまに記事にすることがありますが、オープンにふさわしくない内容の場合は、メールでアドバイスをしているので、表向きは静かですね。
古い話になりますが、私が家を建てるときに思ったのは、「選ぶものが多すぎる!」ということでした。
建売住宅を選べばそんなことはなかったのでしょうが、注文建築だったので全部自分で選びました。
もちろん、ハウスメーカーに任せることもできますが、自分が住む家ですから自分で気に入ったものを選びたかったのです。
来る日も来る日もショールーム巡りをしていた時期がありました。
玄関のタイル1枚でも、カタログではなく実際の商品を見てから決めたかったのです。
ですから、家づくりは選択の連続だと実感しました。
***
それと似たことを「家事アドバイス講座」で感じます。
「要る?」「要らない?」、「捨てる?」「残しておく」などと、選択(決断)の連続になります。
ということは、決断できる人はお片付けが速いのですが、それは日々の自分の内面が整理されているかどうかにかかってきます。
不要な物に家の空間を占領されているのは、心も占領されていると考えられます。
自分にとって一番価値のあるものが空間を占めるようにすると、とても満足度がアップしますし氣の流れが良くなります。
このためにお片付けをするのです!
カーテンを替えたり、調度品を買ったり、買い物の選択もあります。
***
お片付けは主に「物」の選択になりますが、「心」の選択もあります。
人生における選択というのがそれですね。
ここで忘れられない言葉があります。
アマゾン創業者のジェフ・ペゾス氏が、プリンストン大学の卒業式で語ったスピーチです。
ジェフ・ベゾスが祖母に放った「残酷すぎる一言」 2021.12.14
この中で彼はいくつかの例を出して、「私たちはつまるところ、自分の選択からできている」と語っています。
まさに現実はこのとおりで、日々選択の連続で生きているのです。
ですから、どんな選択をするかは、大でも小でも人生を築いて行くのです。
毎日平凡に生きているように思えても、実は選択の連続で生きています。
あなたの暮らしている空間が、少しでも良い氣を発する空間になりますように。
そして、最適な「選択」ができますように。
(京都市左京区 浄土宗 専称寺 むそう塾の近くにある)
医者も驚く93歳、血管年齢は20歳 若さの秘密は夫の転勤40回?
・医者も驚く93歳、血管年齢は20歳 若さの秘密は夫の転勤40回? (医療サイト 朝日新聞アピタル 有料記事 2024.1.28)
先日この記事を読んで、ビックリしました。
どうみてもお写真からは93歳に見えなかったからです。
(お写真を無断で使用できないのが残念)
岩手県陸前高田市にお住まいの女性(Sさん 93歳)が、健康診断を受けたら、血管年齢は20歳、基礎代謝などで判断する体内年齢は36歳という結果が出たそうです。
少しだけ抜粋させていただきます。
・これといって体力作りはしていないという。食事は和食中心で、変わった食材を食べるわけでもないし、サプリメントも飲まない。なのに、肌つやは70歳以下に見えた。
・頭脳も93歳だと感じさせない。話の受け答えが速く、記憶も確かだ。
こんな記述もあります。
・夫が金融関係に勤めていたから、3人の子どもを育てながら東北各地を約40回転勤したという。そのたびに「1週間で荷物を整理して段ボールに詰め、必ずきれいに掃除をした」。それによって判断力や記憶力などを鍛え続けたのかもしれないと思った。
・転勤先の環境に順応する力もついた。「率先して家の前のどぶさらいをした」「笑顔であいさつをした」。だから、夫を亡くし、震災で家を失い、避難所や仮設住宅から災害公営住宅へと状況が変化しても「何も苦労はなかった」。
また、88歳で洋裁に興味を持ってミシンを購入し、お洋服をリメイクして、気に入った人にプレゼントをしているそうです。
国内外の90歳前後の高齢者600人以上にヒアリングをしている古川柳蔵・東京都市大教授(環境学)は、「元気な方々に共通するのはポジティブさと感謝の気持ち。そして、見返りを求めない行動。それによってストレスをためないことが、若さを保っている理由ではないか」と話されているそうです。
***
Sさんのご主人さまは金融関係にお勤めだったとのことなので、銀行員だったのでしょうかね。
今93歳なら、ご主人さまは昔の銀行のハードな時代に働かれていたでしょうから、Sさんはそれこそワンオペで子育てをされていたことでしょう。
なにしろ、昔の銀行はサービス残業が当たり前の時代でしたから。
昔ある会社で経理をしていた私は、12月31日の夜に通用門からお金を預けに行ったことがありました。
その時多くの行員が働いていてビックリしたものです。
(除夜の鐘前には帰宅できないのが常識でした)
私が結婚した夫は元銀行員でしたので、やはりそういう経験をしていたそうです。
そして、「銀行員も大変だけど、奥さんも大変なんだ」と話していて、やはり帰宅時間の遅さや転勤の多さもあげていました。
余談ですが、夫はそんな現実を知っていたので、知人の銀行員が栄転されたときには、奥さま宛にお花を届けていました。
***
私は、転勤の多さがSさんの若さの秘訣というより、やはり古川教授のことばに納得します。
・ポジティブさ
・感謝の気持ち
・見返りを求めない行動
・ストレスをためない
言葉で理解するだけでなく、これを実行することが大事なので、これからもずっと意識して過ごそうと改めて思ったことでした。
(京都の空 2024.1.30)
点と点がつながった
何か変だな?
そういう直感ってとても大事。
私も今、あることを知って点と点がつながった。
お若いのに行動力があって、世界を飛び回っている人がいた。
その行動力がすごいと思ったのだが、ちょっと疑問に思っていたのだ。
最初のスタートはそこだったけど、後にその人の所属する政党を知って、「はは〜ん」と想像できた。
そして今、ある情報を得た。
これで納得。
だけど、その情報は本当なのだろうか?
あとは時間が解決してくれるかな。
だから、何か変だなと思ったときは、すぐ信用しないことにしておく。
仮に有名な人でも。
(マリンライナーから眺めた瀬戸内海)
これは先日撮影したものだが、とても気持ちの良いお天気だった。
自然は素直に信じられるからいいな。
だから癒やされるのかもしれない。
マクロビオティックにおける中庸を考えてみる 停滞しないために
連日忙しくしている私ですが、その合間に塾生さんとメールのやり取りをしています。
今は新しい講座の受講について、お悩みのご相談も寄せられるのですが、多くは時間の捻出についてです。
そもそも時間というのは誰にも平等に与えられていますから、あとはその時間をどのように使うかは個人の問題なわけです。
あれこれ頭で考えても、体がついてこなければ予定したことが実現しません。
どんなに優秀な頭脳を持っていても、健康な肉体がなければダメなのです。
そして、その次はそれを処理するスピードです。
これは精神面も強靭でないとスピードダウンしてしまったり、ストップしてしまったりします。
ということで、何かを達成しようと思ったら、一にも二にも心身両面が柔軟性のある状態が望ましいわけです。
***
マクロビオティックでは陽性が良いように勘違いしている人が多いのですが、本当に理想的なのは中庸です。
体力が馬鹿みたいになくても、停滞のない流れを維持できる人のほうが結果的には良いのです。
この「停滞がない」というのがとても大事で、これを実現するためには氣の問題も絡んできます。
言い換えると、環境を整えるとでもいいましょうか。
家族や同僚(仲間)がいるなら、自分とその人達との関係をいつもスムーズにしておくことです。
いざという時に自分のために動いてくれる人はいるか?
それは常々まわりと滞りのない関係を築いていないと無理ですね。
それは究極的には「人の心を大事にする」ということに尽きると思うのです。
大事にすることは心で思っているだけではなく、きちんと相手に伝わるようにして初めて効果が出ます。
それはたった一言でもいいのです。
「ありがとう」でもいいし、「うれしかった」でもいいのです。
相手の立場になって発する言葉や行動は、必ず相手に響きます。
***
マクロビオティックでは、思っていても行動しなければ陰性と分類します。
陰性は物事を達成するエネルギーに欠けているので、どうしても満足感の少ない人生になってしまいます。
それを打破するためにも、まずは予定を入れてしまいましょう。
そして、後はその予定を計画どおりに実行するために、まわりの環境を整えるのです。
環境を整えるということは、当然自分の体調も整えることになります。
そのうえでまわりの人との関係をスムーズにしておくのです。
普段から体力がない人は、大きく体調を崩さないように、生活面をコントロールしましょう。
そんなとき、陰陽を知っていると便利ですよ。
体力があっても過信せず、絶えず宇宙のリズムから外れないように、余計なエネルギーを使わないようにセーブしておくことも必要です。
それは長いスパンで見た時の陰陽バランスを図るためです。
多くの皆さんが上手に陰陽の氣を転換しながら、日々が充実したものとなりますように。
(京都市左京区の梅)
一日一日と開花する梅の数が増えて来ました。
梅に雪も風情があるのですが、青空に梅も気持ちが良いものです。
ビートたけしが明かす被災地への思い
こんな記事があった。
ビートたけしが明かす被災地への思い「“被災地に笑いを”なんて戯れ言だ」「震災のたびに芸人の無力さを感じるよ」 2024年1月15日
その中で印象的だった表現がある。
>普段通りに仕事をして、安心して眠れる場所があって、しっかりメシが食える。それが揃ってヒトは初めて心から笑えるワケでさ。
うんうんと頷きながら読んだ。
人は命を守ることが最優先で、そこに血のにじむような力と時間が必要だと私は思っている。
そして、精神的にホッとできるようにならないと、本当の生き方は始まらない。
>やっぱり大変な時に一番大事なのは想像力なんだよな。
ここで「想像力」を出してこられたところが、ビートたけしさんの素晴らしいところだと思う。
どこまで自分の想像力を膨らますことができるか?
それはやはり体験の多さもあると思う。
私はこの世に無駄な体験はあまりないと思っている。
どうでもいいような、しなくてもよかったと思える体験があるかもしれない。
しかし、それすらもいつか役立つことがあったりする。
それは、あるときには限界を知ることであったり、あるときには度胸となったりして、自分を支えてくれる。
そんな体験が想像力を豊かにしてくれるのではないだろうか。
そんなことを考えながら読ませてもらった。