先日、「育ち方が一生を支配するのは間違いない 新しい自分へ」という記事を書きました。
これにはちょっとしたきっかけがあります。
お正月に私の兄の子ども(甥)と、初めて長電話をしました。
冠婚葬祭の時しか故郷(北海道)に帰省しない私は、甥や姪ともすっかりご無沙汰していますが、家族の近況報告を兼ねて甥が電話をくれたのでした。
もう亡くなった私の両親のことや、6歳年上の私の兄のことなどを甥の視点から話してくれたのですが、それらの人が私の思っている姿と違っていてとてもびっくりしました。
人間は立場の違う人から見ると、まったく別人のような評価になったりすることに、ある種の驚きも感じました。
そのとき甥は色々な人の人生を語ってくれました。
すべて私の知っている人の人生ですが、すべて人生の晩年に生き方が集約されていって、とても興味深かったです。
その時思ったのです。やはり「育ち方が一生を支配している」と。
そんなことも影響して、ふと「私は何者?」と考えたのでした。
自分としては悪事に手を染めず、真面目に生きてきたつもりですが、第三者から見た私ってどうなんだろう?
自己満足だけで生きてきたのではないだろうか?
これから何年生きられるか分からないけれど、今までしなかったことをしてみようかなと思ったのでした。
今までと同じことをしていては変化の乏しい人生になるので、ここらへんで生き方の角度を変えてみようと思ったのでした。
ズバズバと物事をはっきり言う甥の存在は、私を面白い方向に押し出すきっかけになりました。
私が高校1年生のときに兄が結婚して、第1子が甥でした。
子ども好きの私は嬉しくて嬉しくて、甥の名前も候補にあげて兄に採用されたのでした。
ですから、私の思い入れもひとしおです。
こうして若いエネルギーの考え方がきっかけとなって、私自身が新しい自分になりたいなと思えたことがとても嬉しいです。
人は何がきっかけになるかわかりませんね。
(レモンゼリー 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
今日の授業でこのレモンゼリーが大人気でした。
さっぱりした酸味にしびれました。
これからの人生の味付けにも参考になりましたよ。