マクロビオティックの陰陽を改めて 驚きのビーフシチュー

昨日の「自由人コース3」では、「マクロ美風の座学」がありました。
今回は改めてマクロビオティックの陰陽を落とし込むために、陰陽に正面から向き合う時間にさせていただきました。

私自身、マクロビオティックを始めたばかりの頃、それから1年、3年、5年……何十年も経つ過程で、色々な陰陽の発見がありましたし、改めて陰陽の勉強になったことが沢山ありました。
ですから、一度陰陽を知ったからそれで終わりではなく、日々学び成長していくのが陰陽だと深く感じています。

今年の夏は夫が病気になりましたが、陰陽を知っていて本当によかったとどんなに思ったかしれません。
車の運転と同じで、ペーパードライバーではなく、いつでも確実に運転できるように、知識も技術も最新にしておくのが大事と思った次第です。

 
 

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さて、昨日のご感想を早速送ってくれた塾生さんがいます。
スポット受講してくれた“おはる”さんです。
そのお返事を、ぜひ昨日の塾生さんにも共有したいと思って、記事にさせていただくことにしました。
長いメールなので、抜粋でお返事をさせていただきます。

 
 

「中庸を摂って中庸へと持っていく」という調整の仕方も改めて、納得でした。
玄米ご飯や小豆ご飯を多めに食べたくなることがあるのも、この調整方法なのかなと、思いました。
すぐに極端に走りがちでしたが、中庸の心地よさを意識します。

<マクロ美風より>
よくマクロビオティックでは、陰性状態なら陽性を、陽性状態なら陰性を意識するといわれますが、食べ物に関してはコツがあります。
いつもそれを繰り返していると、シーソーのように極端から極端に移動してしまうので、偏っているときには中庸を意識するのが王道です。

しかし、急いで変化させなければいけないときには、正反対の食べ物や飲み物で対応してもかまいません。
そういう意味でも、穀物は最高の食材でありますし、「資料4」の円の中心部分を占めることもお分かりいただけると思います。

今後もし体調が悪いときには、何か極端なものを摂るのではなく、玄米ごはんを100回とか200回とか噛んでみてください。
200回以上噛むと、最後には唾しか残らないでしょうが、胃に唾を送り込むような気持ちで噛むのです。
比較的せっかちな一面を持ち合わせているあなたには、結構クスリになりますよ(^^)

 
 

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乳製品の分解を促す食品に自由人コースで使う食材が多く、納得でした。

<マクロ美風より>
自由人コースでは、秘伝コースまでに使わなかった食材も出てきますね。
中川さんは美味しく仕上げるだけでなく、常に毒消しのことも考えて構成してくれていますから、当然あのような食材が登場するのでした。
だから、食後感が軽くて心地よいのも納得ですよね。
気づいてくださって嬉しいです。

 
 

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足首が冷えるのが冬場の常でした。
二の腕が冷えることがあるのをちょっと気にしています。手のひらで温めています。

<マクロ美風より>
年齢とともに冷える部分が出てくるのは仕方のないことかもしれません。
誰しも20代の頃と同じわけには行かないのですよね。
私も足首だけでなく、すねも冷えますので、長めのレッグウォーマーで対処しています。
二の腕が冷えるのは、実は姿勢の悪さも影響しているんですよ。血行が悪くなるんですね。
自律神経が影響しているという見解もあって、そういう場合は睡眠も浅くなります。
私はこちらも納得できる気がしていますよ。

 
 

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ところで、昨日の講座の昼食は「ビーフシチュー」でした。
ビーフシチューは「無双原理コースメニュー講座(2)秋」でお教えしているお料理ですが、これが驚くほどさっぱりしていてスープのように体に流れていくのです。
動物性のイヤなところも、体への負担も一切感じられず、ただただ気持ちの良いお味が体に染み渡っていきます。

実は、昼食の前に「今日は体調が悪いのでお肉を少なめにしてください」とおっしゃった塾生さんがおられました。
しかし、食べ始めるとお味の軽さに驚き、すぐ「これならおかわりできます!」との声(笑)
ちゃんとお代わりしてくれて、その後も体調の悪さはどこかへ消えてしまいました。
恐るべし中川式です。

過去に感動の記事をあげておりますので、ご紹介しておきましょう。
陰陽をビーフシチューに取り入れたら、こんなにも美味しくなりました 塾生さんの体験談より 2018.12.3
中川式のビーフシチューが美味しすぎて・・・ 塾生さんのメールより 2018.11.21

 
 

(ビーフシチュー 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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コメント

  1. おはる より:

    美風さん
    この度はスポット受講させていただき、
    記事にても貴重なアドバイスをいただき、ありがとうございました。

    自由人で学ぶ今、改めて紐解いていただいた陰陽に頷き納得でした。
    帰宅してそれぞれ当てはめてみていました。

    腕の冷えや睡眠についても、思いもよりませんでしたが、納得です。
    冷えた腕を温めると何故かお腹の中が温かく楽になったり、
    睡眠が長くても疲れが取れるわけでもなく、、という現象や
    全体的な自分自身の陰陽からも、説明がついた思いです。

    この学びを、生き方の流れを良い方向へと活かします。
    陰陽の学びは体験を積み重ね実感して深めていくもの、
    食だけではなくて周りの全ての全体の状況、
    三次元四次元も、、から判断していくものだと、納得です。

    数年ぶりにいただいたビーフシチューの滋養にも癒されました。
    冬に向かう今の季節に楽しみます。

    • マクロ美風 より:

      おはるちゃん、おはようございます。
      コメントをありがとうございます。

      私の座学に関心をもってスポット受講していただき、嬉しかったです。
      陰陽(マクロビオティック)は食事だけではないと、いつも口を酸っぱくしてお伝えしているのですが、ついつい食べるものに比重がおかれがちになる人が多いですね。

      でも、生き方全体を包括して、なおかつ心の安定にも貢献してくれるのが陰陽の考え方です。
      そして、それはいつも学びを与えてくれますので、私は日々陰陽で解決するようにしています。
      すると、とても穏やかな気持ちになれるのです。(←これ、絶対オススメ)

      ビーフシチュー、美味しかったですねぇ。
      私も久しぶりにいただいたのですが、改めてスッキリした喉越し(飲み物みたいw)に感動しましたよ。
      おはるちゃんは作り方を知っているのですから、思い出しながら作ってみましょう。

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