マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

食べられるものが増えるのは嬉しいらしい 明太子

昨日から埼玉の自宅に帰っています。
埼玉に帰るときは京都から食材をあれこれ持ち帰るのですが、今回は「明太子」を持ってきました。
「お宝さんDIRECT」で購入した「明太子」がとても気に入っているからです。

息子はタラコは好きなのですが、明太子は嫌いです。
夫は焼いたタラコは食べるのですが、生のタラコは食べません。
夫は明太子やキムチのような辛いものは食べませんが、お蕎麦に七味唐辛子はかけるので、完全に香辛料嫌いではないと思っていました。

「お宝さんDIRECT」で購入した「明太子」は、生タラコに唐辛子をまぶした感じなので、外側は赤いのですが中は生タラコそのものです。
ですから唐辛子の強い辛さが苦手の人でも、タラコ感覚で食べられます。
これがとても食べやすいのと、たまにピリッとするのが心地よい刺激になって、むしろ新しい味に感じてしまいます。

 
 

 
 

試しに切ってみましょう。

 
 

お箸で唐辛子をそーっと取り除くとこんな感じです。
ここで辛さ調整をできます。

 
 

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この明太子の唐辛子をサーッと取り除いて、息子用には生で、夫用には焼いてお昼に食べてもらいました。
すると、ふたりとも「美味しい!」と言ってパクパク食べるではありませんか!
ヤッタネヽ( ・∀・)ノ

様子を見ていると、どうやらふたりとも「食べられるものが増えて嬉しい」感じでした。
これに似たことって、世の中では結構あるかもしれません。
ちょっと味を変えることで苦手でなくなるのは、むそう塾でもよく見ています。
そして、「食べられた」という体験は、私が想像する以上に嬉しいことなんだなと感じました。

小さいお子さんは案外このことの繰り返しかもしれません。
ちょっとしたことで嫌いになったり、好きになったり、食べ物って本当に不思議なものです。

タラコや明太子は冷凍しておけるので、私はたくさん買って冷凍庫に常備しています。
おにぎりに入れても、そのまま温かいごはんに載せて食べても満足できるお味です。

 
 
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夫婦の距離 マクロビオティックの陰陽で考えた場合

私と夫は法律の勉強をしているときに知り合ったので、学生結婚のように友達同士の感覚があります。
ですから、何かと会話が多い夫婦かもしれません。

でも、今は私が京都にいる日が多くなって、あまり話す時間がないのですが、こうして久しぶりに帰宅するとあれこれ話します。
といっても、また今日は京都に戻ってしまうので、夫には不自由な思いをさせてしまいますが。

夫はゴルフと読書が趣味なので、私が不在中はそれらで自由を満喫しているようです。
私はゴルフをしないので、ゴルフで夫と同じ時間を過ごすことはできませんが、幸いにもマクロビオティックや野口整体に理解を示してくれているので、楽しく話ができます。

私は75歳、夫は77歳ですが、ともに仕事を持っていて、時々夫婦の真似事でもいいから顔を合わせる暮らし方もまた、新鮮味があっていいかもしれません。

子育てのときはお互いに力を合わせるけれど、それが過ぎると案外「自分」を大切にする生き方がどちらにも良いのかもしれません。
つまり、適度な距離ですね。

子育て中の距離は陽性に、それ以降はそこそこ陰性に。
そんな陰陽差が絶妙な気がします。

 
 

宝泉 京都駅店 にて)

 
 
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帰宅したら焦げ臭い匂いが部屋に充満して…

埼玉の自宅に久しぶりに帰ってきた。
玄関のドアを開けたら、焦げ臭い匂いが…
慌ててキッチンに行ったが火の気はない。

丸一日経っても焦げ臭さが抜けない。

夫がボソッと言う。
鍋を焦がしたと。

あっちこっち探したら、燃えないゴミ用の袋に鍋が入っていた。
シリットのヴィタリアーノ ソースパンだ。
外はなんでもないが、フタを取ったら確かに1センチほど焦げ付いていた。
ガラス蓋も焦げている。

私は今までの人生でこんなに鍋を焦がしたことがないので、焦げ落としの道具も洗剤もない。
明日重曹を買ってこよう。
それで、そのお鍋でお湯を沸かしてグラグラしているところ。
どの程度焦げがやわらかくなるかな?

それを見て夫が「ごめんなさいね」と言う。
いえいえ、留守にしている私が悪いんですから。
鍋の機能は失われていないので、引き続き使ってあげよう。

アルミの鍋だったら凸凹になって使えなくなっていただろうけど、さすがはシラルガン。
厚くて重いだけあって、加熱に強かった。

もう生産されていないけど、とてもよい鍋だ。
シリットヴィタリアーノ

 
 
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「からだの声」をキャッチしていますか?

私はマクロビオティックを知るまでは、健康に良い食材や料理法に気をつける程度で、体との対話はそんなに神経質にしていませんでした。
しかし、息子のアトピーがきっかけでマクロビオティックを知り、「腸内環境」がすべての病気の根本原因であることを学びました。

このときの学びがあったからこそ、新型コロナウイルスにも最初から「どうすればよいか」が分かりました。
2020年から3年半経っても、まだ右往左往している現状を見るにつけ、病気の仕組みを知っておいて本当によかったと思っています。

 
 

ところで、よく「身体の声」という言い方をしますね。
「体の声」でもいいのですが、難しく考える必要はありません。
たとえば、しょっぱいものを食べたら、あとでお水が飲みたくなりますね。
これも「体の声」の一つなのです。

体には「恒常性」(ホメオスタシス)がありますから、体液の質を一定に保つために動き始めた結果、お水が飲みたくなったので、こういうときには素直に飲みましょう。

また、冷たいものを嫌だなと感じるのも体の声です。
温かい飲み物を飲みたい人も、氷をガリガリかじりたい人も、それぞれ体の声なのでそれも受け入れてあげましょう。

これらを何らかの理由で無視し続けると、そのうち体調不良という状態で体からお返事がきます。
ですから、こまめに体の声に反応してあげることが、健康法の秘訣になります。

これって、ある意味子育ての極意と同じなんですよね。
その都度対応する。
これがボタンを掛け違えないコツです。

 
 

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体の声は、常々食べすぎたり、濃い味付けのものばかり食べていると鈍ります。
いつもお腹が空いてからお食事をするようにしていますか?
平日は無理でも、休日のときだけでもいいから、お腹がすくまでずーっと待ってみましょう。

そうしたら、最初に何がほしくなるか?
ここでその人の素の体調を知ることができます。

ちなみに私は、まずお水です。
それでもまだまだ空腹で居続けると、塩分がほしくなってきます。
ご飯でも甘いものでもないところが面白いです。

それでも我慢していると、頭がちょっと痺れてきます。
ここまで来ると、なにか摂ろうかなとなるわけですが、私は1週間にこんな日が1〜2日はあります。
16時間どころか、20時間食事抜きだとこんな感じになります。

こんなことをしょっちゅうする必要はありませんが、体の声を知るにはとても分りやすい方法です。
体のお掃除ができて気持ちがいいですよ。

 
 

(全粒粉胡桃葡萄パン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

先日、中川さんが他の荷物と一緒に持たせてくれたパン。
美しい薔薇を眺めながらいただきました。

 
 
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シジミの砂抜きをマクロビオティックの陰陽で考えてみる

単発講座のご案内記事が続きましたので、ちょっと食べ物のお話を。

デパ地下でシジミを買おうと思ったら、前にいる80代と思しき女性が売り場の男性に質問をしていました。
内容は「シジミの砂抜きは塩水なのか、真水なのか?」というもの。
「えっ? 今までこの女性は砂抜きをどんな方法でしていたのだろう?」と思ってしまいましたが、この売場ではアサリとシジミが同じ場所で塩水にさらされているので、疑問に思ったのかもしれません。

よくマクロビオティックの勉強で、アサリとシジミの陰陽を比較することがありますが、この時に大事なのは産地です。
人間も果物も魚介類も野菜も、すべて「どこで育っていたか」が重要なのです。

砂抜きの目的は、貝の口を開けて砂を吐き出させることですから、貝がリラックスできなければなりません。(つまり陰性な環境にする)
そのためには、貝が育った場所に近い状態にするのが一番理想的です。
アサリは海辺で生息していますが、シジミは湖や川や沼などが多いですね。

でも、宍道湖やサロマ湖のように海水が入る汽水湖もありますから、私はシジミの産地によって真水と塩水を使い分けたらよいと思っています。
シジミの砂抜きには「海水と同じ濃度の塩水」と教える人がいますが、汽水湖は海水より濃度が薄いので、淡水に近くてもよいのではと思います。

こんな感じで、陰性な環境にして砂を出させるには、陽性な塩水より陰性な水の方が合うと思っているのですが、あなたはいかがですか?

 
 


(デパ地下にて撮影)

 
 
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