夫が9月1日に退院することになりました

2025年8月21日。
「川越リハビリテーション病院」で、夫の担当医師と面談し、「リハビリテーション総合実施計画書」なるものをいただきました。
その結果、こちらの希望も通って、9月1日に退院することが決まりました。

<残存する問題点>
左片麻痺
比較的軽度の麻痺に分類されるが、本人としては違和感が残る。
最初の3か月間程度は急速に回復し、発症から1年程度の間徐々に回復が見られて、頭打ちになる。
この間麻痺側の手足を使うことをさぼると、それ以上の回復は起こらない。
今後さらに回復を見込むが、100%元通りになることはない。
このため、ある程度症状と付き合っていくという姿勢が必要になる。
認知機能低下
検査上は注意障害をはじめとした高次脳機能障害が認められる。
日常生活では問題にならないレベルだが、一般的には半年間は運転禁止と指導されることが多い(再発のリスクが高い時期)。
最終的には運転免許センターの指導による。
免許センターの判断を仰がずに自己判断で運転をして事故を起こした場合は、保険金が支払われない可能性がある。

<併存疾患として>
脳梗塞
部位(右基底核〜放線冠)、BADと呼ばれる動脈硬化を背景とした脳梗塞で、比較的大きな病巣になりやすいタイプ。
抗血小板薬(血液サラサラの薬)を2種類服用しているが、長期にわたって2種類継続することは通常勧められない。将来的に減量を検討する。(日大板橋病院にて)
右内頸動脈狭窄症
脳に行く主たる動脈に狭窄が認められ、一部が抉(えぐ)れている。
脳梗塞の原因になりうるため、治療を検討する。(日大板橋病院にて)
高血圧
③〜⑤に関してはいずれも脳梗塞などの血管障害に影響しうる因子なので、引き続き継続した管理が必要になる。
脳梗塞発症後はしばらく安定しないことがあるが、先々徐々に厳密な管理を望む。
脂質異常症
投薬にて非常に低めに抑えている。
慢性腎臓病
高血圧の原因でもあり結果でもある。
睡眠時無呼吸症候群
CPAPを使用。
便秘
入院中は緩下剤を使用した。自宅環境では不要になるかも。
足白癬・接触生皮膚炎
元々市販薬を使用していて、この市販薬により皮膚炎を併発していた。今後市販薬は使用しないこと。
白癬は治ったように見えても、数カ月は抗真菌薬を継続しなければ治らない。

 
 

***

なんとまあ、いっぱいの病名をもらってしまったことでしょう。
そして、飲み薬もいっぱい(4週間分)処方されます。
本当は入院した状態でリハビリに励む方が、時間をたくさん使えるため理想的なのですが、仕事の関係で9月1日の退院を希望しました。

その後は通院しながらリハビリをしようと思ったのですが、先生のご指導では、自宅で体を使いながら訪問介護を受けた方が実生活に即した指導ができるので良いとのことでした。
そして、それは介護保険でまかなえるとのこと。
実は、明日介護認定の会議があるそうなので、夕方市役所に電話をして確認するように言われました。
それからケアマネージャーさんを選定していただきます。

知らないうちに夫の体はボロボロになってしまっていたので、今後は私も夫の病気を再発させないために頑張らなくてはいけません。
医療の力を借りながら、私にできることを全部やってみようと思います。
私も毎週の埼玉↔京都往復で大変ですが、家族として縁があったのですから、後悔することのないよう、頑張り抜く覚悟です。

 
 

(浜名湖 2025.8.21)

 
 
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