ただいま東京から京都に向かう新幹線の中です。
今週も慌ただしい日々が過ぎて、もう金曜日になりました。
7月に夫が入院してから、まさに月日が駆け足で過ぎて行きましたが、私も駆け足で走って来ました。
では、夫の近況報告です。
夫は中川さんが焼いてくれた「胡桃葡萄パン」とコーヒーで朝食をとり、たくさんの薬を飲みます。
9時頃すぐそばの事務所に出掛け、11時頃帰宅して12時すぎに昼食。
昼食は息子が買って来たり、外に食べに行ったり、私が作っておいたものを食べたりします。
午後は原則として月水金に訪問リハビリを1日40分受け、土曜日に通所リハビリに3時間通っています。
時々仕事が忙しいと、車に乗せてもらって東京にも出掛けます。
そんなときは「疲れた〜」となります。
外に出ると緊張するので、リハビリ中の身には負担になるようですが、生活の糧なので頑張ってくれています。
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なかなか下半身の筋肉が増えないので、歩いているとふらつくことがあるため、杖は手放そうとしません。
これにはひたすら歩く歩数を増やすのが良いそうですが、なかなか大変ですね。
手の方はジャケットの袖に腕を通す時、通しにくくて顔を歪めますが、一人で着られるようになりました。
それから、お風呂にも一人で入れるようになったので、もう見守りしなくても大丈夫になりました。
これはすごい回復です。
相変わらず頻尿ですが、老人だからと渋々受け入れながら過ごしています。
鼻血は最盛期よりいくぶん減ったかなとは思いますが、まだまだしょっちゅう出ます。
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昨日は訪問リハビリの日だったのですが、指先の力をつけるための訓練で面白いことをしていました。
硬貨を裏返すのです。
500円玉、100円玉、50円玉、10円玉などを並べて、反対にひっくり返すのです。
夫は左手が不自由なので、左手で返します。
以前にも練習したそうですが、その時より昨日の方が上手にできたそうで、「すごく良くなりましたね! 頑張ってますね!」と褒めてもらっていました。
夫は真面目な性格なので、指導されたことをコツコツと練習したのかもしれません。
リハビリの指導をされる人は、こうして僅かなことでも褒めながら回復につなげようとされているんですね。
「僕も嬉しいです。こういう時がこの仕事のやりがいを感じるときなんですよね。」と一緒に喜んでくれました。
私までウルッとした瞬間でした。
月日はどんどん過ぎていきますが、夫の体も少しずつ変化しています。

(私のコートの上に 他の硬貨を持ち合わせていなかった💦)
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夫は最近、味覚が鈍くなっていて、ご飯の美味しさが判らないと嘆いていたので、私はご飯の炊き方をあれこれ工夫してみました。
お鍋を変えたり、炊く時間を変えたり、浸水時間を少しずつ変えたり、ザルにあげたりして、少しでも夫が美味しいと感じられるような炊き方を模索しました。
すると、昨日やっと夫が「美味しいと感じる」といって、おかわりしてくれました\(^o^)/
徹夜して炊き方を模索したこともありましたが、これでやっと味覚が鈍くなってしまった夫でも、美味しいと思って食べてくれるご飯が炊きあがりました。
そのことがとっても嬉しくて、自分に「よく頑張った」と褒めてやりました。
本当にホッとしましたよ。
例によって、冷凍庫には一番だしのキューブをいっぱい袋詰めしてきました。
お味噌を溶かせば最高に美味しいお味噌汁になるので、どんどん飲んでほしいな。
一日1杯のお味噌汁は、健康への第一歩ですから。
おわり













