むそう塾の「幸せコース」では、ご指定の本をお読みいただいて、感想文をお願いしています。
これは強制ではありませんので、任意に提出していただければよいものです。
15日に授業が終わったばかりなのですが、もう感想文を送ってくださった塾生さんがいます。
陽性さんですねぇ(^^)
ご本人の許可を得ましたので、全文を掲載させていただきますが、感想文を提出したら、全部記事にされてしまうというわけではありませんので、残りの方々はご安心を。
<Ki(141-2)さんからの感想文>
「陰陽が分かる本」を読んで 幸せコース第14期 142-1 Ki
アトピー疑いになった1歳過ぎの娘、自分を戒めたくなる経験をした私。
行きつけの天然酵母のパン屋さんで、ある一冊の本に出会う。その本から「食べ物には陰陽があり、人間には動物性は合わない、植物性が合う。」と、私は読み取った。晴天の霹靂だった。肉や魚、卵、乳製品を摂らないなんて。
試しに、娘とともに植物性のみの食生活を送ってみる。すると、娘のアトピーはみるみるうちに良くなった。私は、「自分を戒めたい」と思っていたので、食を制限することで自分を律した気がしていたし、体調も良くなった。
ところが、半年経った頃から心身ともに不調を感じるようになる。しかし、奇跡的に体調が良くなった実感から妄信し続けた。きんぴら牛蒡や小松菜の胡麻和えを毎日のように食べた。しょっぱい日々を送った。
今思えば、偏りのあることをしていたと分かる。やれ陰性だ、やれ陽性だと決めつけ、心身の声を無視していた。
あるマクロビオティックの先生が、「あなた方は、自分を陰性だと思っているでしょ。でも、講演会に来れたということは中庸なのよ。」という言葉がリフレインする。そう、元気な人はだいたい中庸よりなのだ。少しだけ陽性だったり、ときに大きく陰性に傾いたりするだけ。自分の感覚に素直になれば、たまにブレても中庸になれる。
と、中庸な空気が流れるむそう塾に通い始めて感じるようになった。
この本には好感がもてる。マクロビオティックを捉え間違えることがなさそうだ。陰も陽も肯定的に捉えている。また挿絵で出てくるyinくん、yangくんにも親しみが湧く。yinくんの吹き出しには「答えは1つじゃないよ」「あなたはどう思う?」「おもしろい答えがあったら教えて!」yangくんは「みんなも考えて」「いろんな答えがあっていいんだよ」と読者に話しかけている。この言葉こそ、陰陽調和、マクロビオティックではないか。
例えば、こんな一文がある。(51頁)
『「砂糖は陰性で悪いもの」と思いがちですが、冬山(陰)で遭難し、食べ物がない空腹の状態(陰)では、チョコレートが命を救うほどのエネルギー源(陽)となることもあるのです。陰陽の判断において、善悪の価値観は手放しましょう。』そう、これだ。陰陽=善悪ではないということ。ひとたび、善悪の判断になると、短絡的、否定的な捉えになる可能性がある。私はマクロビオティックを単眼的に判断していた。
ある人は言った。「花は、自分をゆるめて咲くのです。」と。「えっ、そうなんですか、頑張って頑張って力強く咲くのだと思っていました。」と心の中で反応した自分がいる。
陽(つぼみ)極まって、陰(開花)を生ず。(定理11/31頁)
信念(陽)をもちながら、柔らかい心(陰)で生きていけるよう、精進していきたい。
***
<マクロ美風より>
他のところでマクロビオティックを学んでおられたとはいえ、素晴らしい理解力です。
実に陰陽を正しくとらえておられます。
最初に動物性を抜いて体調がよくなるのは、誰にもあることで、その後体調が思わしくなくなるのもよくあることです。
本当はここで仕切り直しをした方がいいのですが、多くの人はそのまま突っ走ってしまいます。
正しいと思いこんでいるからですね。
でもまあ、そうやって体験して学んで行くのもよしと考えるなら、それでいいのですが、中にはかなり偏ってしまう人がいるのが問題です。
世の中には色々な体質や健康状態の人がおられるので、その状態に合わせて陰陽を調節するのが本来のマクロビオティックなのです。
でも、動物性排除一辺倒のようになっているのは、少し違うと思いますね。
動物性を摂った方が中庸になれる人もいるからです。
早くもKiさんはそのへんのことがご理解できていらっしゃるので、これからの変化が楽しみですね。
31ページには戦争のことも出てきます。
今までは戦争を例に話しても、どこか他人事のような雰囲気があったのですが、今年は違いますね。
ぜひ陰陽で考えてもらえたらと思います。
お花を例にして、陰陽を身近に考えてくださいましたね。
あなたらしい解釈です(^^)
頑張り屋さんなんですね。
環境の陰陽を、自然界の景色とともに考えるようにすると、あなたに良い陰性が増えてきますよ(^_-)-☆
(マクロビオティックの陰陽がわかる本)