人にものを勧めるときにはまさに陰陽の法則が働く

Twitterを見ていて気になったことがあるので、記事を書いてみます。

 
 

みかん
人にものを勧めるのが下手くそすぎる。本当にできない。氣付いたら強制みたいなことになって、仲悪くなるんだよね。
うるさいよ!興味ないわ!しつこい!
みたいなね。
どうやって勧めればうまくいくんだろう。興味ないものに興味を持たせないといけないのが難しい。あと、言語化ができない。

みかん 
魚座だから?笑。感覚で感じてるから説明できないんだろうな。あとじわじわ勧めるのが嫌でストレートにスパッとこれいいよ!!とかこの方がいいよ!!とかこれ読んだ方がいいよ!!みたいなわがままな感じになるから、普通にうるさいんだろうね笑
むずかし~~。

 
 

***

これに似たことが誰にもあるかもしれないですね。
つまり、自分がよいと思ったことを誰かに勧めても、その割に手応えを感じない時があるという話です。

こういうケースは、一歩間違えば「押し付け」になるから難しいのです。
誰しも自分の判断が一番よいと思って生きています。
そこに違う価値観のものが闖入してきても、素直にそれを認めるとは思えません。
つまり、価値観の違うものを理解してもらうのは容易なことではないのです。

これはマクロビオティックでもよくあることです。
いわゆる陰陽で考える世界を誰かに勧めても、にわかに理解してもらえることは困難でしょう。
だから、時間をかけて、その生き方を示して、それを納得してもらって初めて受け入れてもらえる下地ができることになります。

押し付けるのではなく、憧れてもらうこと。
「君のようになりたい」という姿を見せてあげること。
こういう流れになると押し付けにはなりません。

この流れに持っていくには時間がかかります。
誰かの意識を変えるには時間が必要なのです。

洗脳ではなく、自分が地に足をつけた行動をとれているかどうか?
その考えが独りよがりになっていないかどうか?
そこを第三者はクールに見ています。

急に広めたものは急にしぼみます。(陰性)
時間をかけて広めたものは、案外すたれません。(陽性)

さあ、みかんくん。
陰陽を学ぶときですぞ。

 
 

 
 

埼玉の自宅に帰ったらエントランスの紫陽花が咲いていた。
毎年咲いてくれる紫陽花に、そして手入れをしてくれる人たちに感謝。

 
 
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コメント

  1. みかん より:

    美風さん、こんばんは。

    まさに、まさにその通りです!
    氣付いたら押し付けてる感じになってしまいます。
    相手の興味に火がつくように話していかないと動いてくれないのは頭ではわかっているつもりでも、氣持ちが勝ってついどんどん勧めてしまいます。
    じれったくて待てないんです。

    みんな価値観や考え方が違うから、勧めて従ってもらうよりも本人が自発的に取り組まないと長続きしないですよね。
    わかってたようでわかりきってませんでした。
    言葉で勧めるよりも態度で勧める方が、時間はかかるが深く伝わるんですね。
    錦市場の道中の看板に「商売は牛の涎のように細く長く」という言葉が書かれていて、
    いろんな意味があると思うが僕は、こじんまりと地道に商売するという意味だと解釈していたけれどこのブログを読んで、
    人をたくさん呼んで大儲けするより、ひとつずつ真摯にやっていく方が自然と広まって長く続くという意味にも解釈できると思いました。
    この意味のほうがしっくりきます。ぼやっとした言葉なのでなんとでも言えるんですけどね。
    普段言葉の意味を理解せずに発言しているんだと思いました。

    このブログを読んだとき、他にもハッとする言葉があって一氣に雲が晴れたような全みかんが共感するような感覚になりました。
    陰陽、すさまじい……
    美風さんありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      みかんくん、こんばんは。

      とっても素敵なコメントをありがとうございます。
      錦市場の看板の話も面白いですね。
      昔の人は「細く長く」というのを大事にしてきましたね。
      命も商売も「太く短く」を望まなかったわけです。

      そもそも商売も人間関係も、基本には「信用」や「信頼」があって成り立つものだと思うのです。
      そこからスタートすると、長いおつき合いができるからですね。
      私はそんな人間関係がいいなと思うので、むそう塾でも塾生さんから信頼してもらえることを肝に銘じて来ました。

      みかんくんがこれから多くの人と接して行く時、みかんくんのお人柄に惚れ、「君は本当に素敵なんだけど、なにか特別大事にしていることってあるの?」と訊かれることがあるかもしれません。
      そうしたら、その時初めて「実は…」と言って、今みかんくんが大事に考えていることを話してあげましょう。

      同じ内容の話でも、受け売りの言葉ではなく、みかんくんの全身からにじみ出る「みかんくんの言葉」だったら、そこで語られる内容はすごく説得力があります。
      言葉に重みが出るというのでしょうか。

      2か月前にはまだ高校生だったみかんくんと、こんなお話ができるなんて夢のようです。
      これはみかんくんの精神年齢が、う〜〜んと大人だからですね。
      これからみかんくんがどんどん成長されて、私に色々教えてくれる日を楽しみにしていますよ。

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