昨日から急に寒くなってきました。
というか、これが本来の寒さなのでしょうが、今まで暖かすぎてそれに惑わされていました。
ふと、昨年の今頃、金沢でお部屋探しをしていたなぁと、木々の紅葉を見ながら思い出していました。
あの頃の金沢の光景もよく覚えています。
人はやはり、直接見たり、触れたりしたものの影響が大きいからです。
これが本来の「情報」の受け取り方ですよね。
でも、今はテレビやネットを通じて膨大な情報に接することができます。
SNSと呼ばれるツールは、さらに拍車をかけて真偽織り交ぜての乱戦状態です。
検索をしても、次々と検索者の志向に沿った情報がおすすめに登場してきますから、ついつい偏った情報になってしまう危険性があります。
その危険性に陥らないためには、必ず反対意見にも目を通す(耳を貸す)ことと、実際に現場に足を運ぶことになりますが、内容によっては現場まで行けないことも多いです。
そんなときは、自分の常識で判断することになりますが、果たして自分の常識は正しいのか否か?
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2024年7月7日の東京都知事選挙で、10月27日の衆議院選挙で、11月17日の兵庫県知事選挙で、動画やX(旧Twitter)の力が注目されました。
確かに影響はあったでしょう。
しかし、その影響は良い影響ばかりではありません。
コマーシャルと同じで、繰り返しによる刷り込みがありますね。
さらに、動画は「つくる」ことができるので、100%真実を反映していない場合もあります。
発信者の意図によっては、巧妙に仕組まれていることもありますから、それを計算した上で動画を見ないと、うっかり洗脳されてしまうことになりかねません。
この方法が悪用されると、政治を変えて国を間違った方向に導くこともできます。
ここはやはり、現実の世の中で感じる
・なんか怪しいな?
・なんか変だな?
・なんか不自然だな?
・もし身近でこういうことが起きたとき支持できる?
・もし自分が当事者だったら納得できる?
そんな当たり前の感性を目一杯働かせて、納得できないものは採用しないようにすることが必要です。
マスコミも動画もSNS情報も、無条件に信じないこと。
必ず自分のフィルターを通して取捨選択すること。
これが必須です。
実は、その感性って、人間がもともと持っているものですから、それを錆びつかせないように、常にピカピカにしておきましょう。
たま〜に宗教的な影響で、感性に雲がかかってしまっている人がいます。
この場合は厄介ですね。
親交度に応じて、時間をかけて見守るしかないように感じます。
(トキワサンザシ 京都市左京区 聖護院門跡の生け垣にて)