昨日は「鱧の骨切り特訓講座」を開催しました。
時間がかかる内容のため、10時半には全員が集合してくれました。
それでも終了したのは20時半近くになって、皆さんがお疲れだったと思うのですが、なぜか全員が笑顔で楽しそうでした。
難しいことを覚えようとして、頑張っている姿が素敵で、さすが秘伝コース生だなあと感心しました。
一人で鱧をおろす本数は例年通り3本なのですが、今年は希望者が多かったため、交替でまな板を使うようにして、他の人の練習を観察する時間を設けました。
そのことが功を奏して、他の人から学んだり、順番待ちの間に骨で包丁使いを練習したり、時間を有効に使っていました。
そして、なんと!
全員がとても上手に鱧の棒寿司を作り上げたのです。
たった3本おろしただけで、こんなに上手にできるなんて、毎年そばで骨切り特訓を見てきた私としては驚きです。
鱧を無駄にしないために、中川さんが考え抜いた練習方法は、驚きの効果を上げてくれたのでした。
年々進化するむそう塾らしく、素人さんが京料理人でさえ難しいとされる鱧の骨切りに挑むなんて、頭がクラクラしてきますが、ちゃんと結果を出してくれる塾生さんがいることを、誇らしく思うのでした。
それにしても中川さんの指導力は凄いなあと思いました。
今年も身震いするほど感動した私です。
毎年撮りためた動画を塾生さんに何本も送って、私からも応援しているところです。
今年は19日にもう1回特訓講座があって、5人が挑戦することになっています。
どんな感動的な場面が展開されるでしょうか?
今から楽しみにしています。
棒寿司だけでなく、こんなお料理も楽しんでください。
美味しいですよ〜。
(鱧寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
(鱧チリ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
* * *
ところで、秘伝コース生ともなると、技術の細かいところを、感覚でも自分で掴み取ろうとする学び方が上手になってきます。
昨日は包丁が左手に当たる感覚を教えてほしいと、中川さんから実際に包丁を当ててもらっていました。
そうすると、ご自分で思っていたよりもっと手応えがあったようで、感動していました。(ウルウル)
この塾生さんは、満足コースでも熱心に桂剥きや刻みの練習をされていたからこそ、今あらためて猫の手に触れる包丁の感触を確かめて、はっきりと自分の目指すところが定まったのだと思います。
頑張って練習していたからこそ、味わえた感動だったのです。
彼女にとっても「刻み革命」が起きた一日だったようです。
こういうことは、教室で直に習って初めて得られる学びで、だからこそ京都まで通うことは大変貴重な機会なのです。
お料理には香りとか食感とか、何よりも大切な味があるので、やはり直に伝える必要があります。
オンラインであってもこればかりは伝えられません。
+ – + – + – + – + – + – + – + – + – +
【ご案内】
・これから開催予定の講座案内 最新版
・中川式糠床宅配のご注文方法
・中川式糠漬け(じゃい安Direct)のご注文方法
・中川式鉄火味噌のご注文方法
【サイト内の記事】
・マクロビオティックの盲点
・塾生のきょうの100点お弁当
・陰陽を感じる日々の暮らし
・中川善博から娘へのお弁当
・中川善博厳選!おすすめ器具と食材
+ – + – + – + – + – + – + – + – + – +