京都 瓢亭 別館

桜沢如一先生のお墓参りが終わってから、瓢亭の別館でお食事を。
いつもの見慣れた景色が一層美しく感じる。

 
 

 
 

 
 

お食事はいつもの梅酒と松花堂弁当。
今月は案の定竹の子料理のオンパレード(笑)

 
 

竹の子の木の芽和えには蒟蒻が使ってあった。
そんなに美味しいとは思わない。
(マクロビオティックの陰陽を知っていたら、ここで蒟蒻は使わないから。)

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

真丈のやわらかさがなくなってきた。
代が変わって、お味が変わって来たのは仕方のないことかな?
それとも、腕の立つ板前さんが東京店に移ったのかな?

 
 

いつもの仲居さんがお見送りをしてくれる。
すっかり顔なじみで、アットホームな感じ。

 
 

瓢亭さんは好きなお店だから、また伺います。

 
 

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マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り

マクロビオティックの創始者、桜沢如一先生のお墓は京都にあるのですが、今日はご命日なので、中川さんとスタッフの麗可ちゃんと3人でお墓参りに行って来ました。
夜中の零時すぎから降り始めた雨が降ったり止んだりの不安定な一日だったのですが、私たちが行動する間中曇りのままで、雨に濡れることがありませんでした。

 
 

 
 

今年はまだ誰のお花もなくて、ちょっと寂しいお墓の景色でした。
例年なら、日本CI協会の勝又会長、正食協会の岡田会長らのお塔婆が立っているのですが、今年は当然のことながらそれらの文字はなく、代わりに「マクロビオティック友の会」という新しいお塔婆が立っていました。
静かにこうして世代交代していくのだなと思った次第です。

いつものとおり、麗可ちゃんが墓石のお掃除をしてくれています。
今年は時おり強めの風が吹いたので、汗をかくこともなく、爽やかな状態でお墓参りを済ませることが出来ました。

 
 

 
 

桜沢先生のお墓に行く途中にある「尊陽院」のツツジが見事に咲いていました。

 
 

やさしい若葉の緑に癒やされながら、気持ちよくお墓参りを済ませて来ました。

 
 

(桜沢如一先生のお墓は、京都市本法寺の中にある教蔵院にあります。)

<桜沢如一先生のお墓参り関連の過去記事より> 抜粋
桜沢如一先生のお墓参り 2018.4.24
桜沢如一先生のご命日 2017.4.24
桜沢如一先生のお墓参り 2016.4.25
桜沢如一先生の50回忌(4月24日) 2015.4.24
桜沢如一先生のお墓にご報告 2014.4.22
櫻澤如一先生のお墓参り 2013.4.22
櫻澤如一先生のお墓参り 2012.4.23

 
 

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恋愛にはマクロビオティックの陰陽を取り入れましょう

先日の授業中、人間関係で「重い」という話になった。
昔ならそういう言い方はなかったけれど、若い人たちは独特の表現のしかたをするので面白い。

つき合っている男女が、相手から「重いんだよ〜」と言われてしまうのは、相手の気持ちに介入しすぎるからであって、マクロビオティックの陰陽で考えるなら、関係の陽性を求めすぎるってこと。

だから、そこそこ距離をとって陰性にできれば「重い」なんて言われなくてすむ。
でも、鈍感だと相手の心の機微を読み取れずに、ついつい深く入り込んでしまうんだろうね。

恋愛もマクロビオティックを知っていたら、面白い展開になって楽しいはずなので、私はもう一度青春時代に戻って陰陽で恋愛をしてみたいなぁと思う。
あれ?図々しいかな?(笑)

陰陽で考えると面白いように恋愛指南ができるから、困った時にはいつでも相談してね(^_-)-☆

*   *   *

ところで、そもそも今の時代は、人間関係が陰性になっているよね。
あまり干渉されたくなくて、自由にしたくて。
でも、陰性って良いことばかりでなく、寂しいこともあるんだけど・・・。

適度な距離がありながら、個を大事にする生き方。
そんな生き方を受け入れられる人と人生を歩めたらいいよね。

陰陽を知ると、人間関係をスムーズにするヒントを得られるから生きやすくなるの。
人間関係のことで無駄な時間と神経をすり減らさなくて済むから、精神的にも穏やかでいられるからありがたい。

マクロビオティックのそんなところを多くの人と共有できたら嬉しいな。

 
 

(キーマカレー 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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マクロビオティックの真髄を理解してくれた塾生さん

むそう塾生の京子さんは、「上級幸せコース」を昨日修了しました。
その前の4月7日に「無双原理&盛付コース」も修了されました。
平日受講の時には、お子さんと一緒に京都まで来て、保育施設にお子さんを預けてから教室に来て、授業が終わるとまたお子さんを迎えに行って、広島まで帰ります。
小柄な体にお子さんと荷物は大変な重労働なのですが、一度も休まず笑顔で授業を受けてくれました。

昨夜、ご感想をメールで送ってくださり、とても貴重な内容が含まれていたので、一部を抜粋させていただきます。

何か問題がある時こそ、自分の本質が試されていると感じます。

この1行です。
ここにマクロビオティックの真髄が含まれています。
日常生活ではそんなに緊張はしないでしょうが、その日常生活をどんな過ごし方をしているかは、マクロビオティック的にいうと、とても大きな差になります。

京子さんは、「無双原理&盛付コース」でも熱心に陰陽のことを考えていましたし、お料理のときにも「う〜んう〜ん」と言いながら陰陽で考える癖がついていました。
時には頭の中がグルグルする時もあったのですが、でも、それがあったからこそ、いざという時に的確な判断ができました。

つまり、切り替えがうまく出来るようになったのです。
これは、実は素晴らしいことなのです。

たとえば、教室の授業日と家族の予定が重なってしまった時、あなたならどうしますか?
これはとても多い事例なのですが、その時の対処の仕方でその人のすべてが出ます。
実にカッコよく、唸るような結果を導き出す塾生さんもいますし、自己中心的なことばかり要求する塾生さんもいます。

そういう時には、日々の暮らし方そのものが如実に表れてくる場面であり、マクロビオティックで一番大事にする「判断力」の問題でもあります。
マクロビオティックは、食べ物のことだけをゴチャゴチャ言っているのではありません。
何かあったときでも動じることなく、的確な決断が下せるように判断力を高めるための考え方です。

ですから、京子さんが「何か問題がある時こそ、自分の本質が試されていると感じます。」と実感してくださったことは、物凄くレベルの高い内容なのです。

*   *   *

昨日も京子さんは稲荷寿司を作って、中川さんに出来上がりを見てもらっていました。
朝早くから稲荷寿司を作って、子どもを連れて京都まで来るのは並大抵なことではありません。

 
 

中川さんが包丁で稲荷寿司を切って、寿司飯の美味しさにすぐ合格を出し、私の口にも入れてくれました。
見事な美味しさでした。
思わずもう1個いただいてしまいました。

 
 

一番難しいところがちゃんとクリアできています。
あとは、折り箱への詰め方と、お揚げのちょっとした時間配分の問題だけでした。
もう彼女は間違いなく「稲荷寿司名人」になってくれることでしょう。
彼女にはお寿司の才能があります。
難しい玄米の寿司飯をあそこまで美味しく作り上げられたのは、彼女の素直で純粋な精神の賜物だと思っています。

そして、彼女は「上級幸せコース」の修了証書を手にされました。
この眩しい笑顔とはちきれる心身の元気さが、彼女の魅力です。
でもね、彼女はよく落ち込む人だったのです。
そして体調もすぐれないことが多い人だったのです。
けれど、最後に彼女は大事なことに気づきました。

お洋服の色合いもとても良くお似合いです。

 
 

京子ちゃん、ダブル受講お疲れ様でした。
来期もダブル受講ですね。
さらに素敵な京子ちゃんになることを保証します。

 
 

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マクロビオティックの陰陽を知ると、自然界に近い暮らし方が心地よくなります

先日(4月7日)、最後の「無双原理&盛付コース」の授業で、環境の陰陽の話題から睡眠時の話になりました。
Hさんが夜は暖房をつけて寝ているというので、ビックリした私が就寝時には暖房を消しましょう、それで寒かったらお布団の上に何かかけましょうと言いました。
どうやら、1年中掛ふとんの厚さは気にしていない暮らしぶりだったからです。

その結果、Hさんは早速実行してくれて、それまで私によく訴えていた体の不調の多くが改善されました。
そして、大喜びでメールをくれました。

 
 

<Hさんからのメール>

美風さん、こんばんは。
毎日お世話になっております。

布団を一枚増やしたら、足のむくみがみるみる良くなって
驚いてます。。!!

すごいです!!

足のむくみは前ほど気にならなくなり、今まで職場でも、
夕方になると足がむくんで足指運動してたのですが、
その必要がなくなりました。

職場では、ゆるくて足を締め付けないタイプのサンダルを
履いています。が、夕方になってもゆるゆるのまま、スッキリです。

小さな積み重ねがなんと大きなことだと思いました。

帰宅すると息子が暖房をつけて寝ていたので、
教わった通りに、「寝るときは暖房を消してね」と言って
消しました。

ありがとうございます。

小さな癖を見つけ出して一つづつ改善します。

Hより

*   *   *

寝る時の環境を変えただけですが、逆にいうと、それほど環境は私たちに影響が大きいということです。
冷えが及ぼす体調不良は、現代人の悩みのタネだと思います。
日常の暮らし方が自然から離れすぎてしまっていることが原因の場合も多く、Hさんの場合もそのケースでした。

人は自然界の一部なので、出来る限り自然界と同期している方が体への負担は少ないのですが、室内においては湿気だけは調整した方が良いです。
ですから、これから梅雨時や夏の空調を考える時には、湿気を最優先にしましょう。

もちろん、寝具は季節に応じて取り替えます。
先日「七十二候は暮らしの羅針盤」という記事を書きましたが、こういう視点で暮らしを考えていると、昔の伝統建具が一つひとつ納得できます。
例えば「夏障子」や「簾戸(すど)」というのがありますが、これは夏の暑い日差しを遮って風だけ通すものです。

しかし、今はマンションに代表されるように、気密性の高い住環境であるうえ、季節に応じて建具を収納するスペースもありません。
そこでエアコンが登場するわけですが、本来の目的は何だったのかを忘れることなく、なるべく自然界からかけ離れた方向に行かないように気をつけましょう。

それは食べ物も、服装も、暮らし方もすべて陰陽で考えて暮らしていると、自然にそれが出来るようになります。
マクロビオティックの陰陽はそんなことを教えてくれます。
そして、そんなことが健康や幸せにつながっていることを確認できるのが、マクロビオティックの良いところだなあと思うのです。

 
 

(京都 瓢亭)

 
 

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