皆さんに喜んでもらいたいからと技術を高める大阪の美容室

昨日は大阪の美容室「Jolie(ジョリイ)」さんに行ってきました。
ヘナで染めて、トリートメントをしてもらって、ちょっとカットしてもらいました。
所要時間は3時間。

前回(6月)は奥様が担当してくださったのですが、今回はご主人さまです。
7月にも行きたかったのですが、直前だと予約が取れなかったため、今回は指名なしで予約してみました。
(その方が予約が取れるかなと思って)

30分早く到着してしまったのですが、ちょうど前のお客様がお帰りになるところだったので、すぐ施術をしてくださいました。
どのお仕事も丁寧で、どんな質問にも気持ちよく答えてくださるのが嬉しかったです。
ヘナの場合はシャンプーがとても大事とのことで、他のお店との違いが歴然としました。

技術を大切にしておられる姿勢が伝わってきて、その辺の美容室とは一線を画する感じがしました。
ヘナはケミカルな染料と違って、扱いが難しいこと。
微妙なさじ加減が必要なので、ヘナを取り扱う美容室が少ないことなども話してくれました。

色々なお話を伺っていて、なんだかお料理と通じるところがあるなぁと思いました。
簡単に大量に作れる便利さを追求するか、一つひとつ丁寧に手づくりするかの違いと似ています。
後者なら数をこなせないので、お値段を高くしなければなりませんが、この美容室はそんなに高くないのです。
(とても良心的なお値段でした)

 
 

ご主人と話をしていると、「皆さんに喜んでもらいたいから」という言葉が時々出てきました。
シャンプーやトリートメント剤を開発されたのも、結局は「喜んでもらいたい」お気持ちからだったのでしょう。
そういう姿勢っていいですね。
なんだかほのぼのとします。

どの分野にも、技術を高めないで、利益を最優先にしてしまっている人がいます。
生きていくうえで利益は当然大事なことですが、長い目で見ると最後は技術が助けてくれるように思うのです。

人は技術を高めるために、相当の時間と気持ちを注いでいます。
いつも終わることのない進歩を目指して。

ビジネスの街大阪にありながら、あまり商売商売していない手づくり美容室の経営方針に、妙に落ち着いた気持ちになれた私です。

 
 

<関連記事>
シャンプー剤購入のために大阪の美容室へ 2023.6.7
お化粧や洗顔、シャンプーやトリートメント(コンディショナー)のこと 2023.6.12

 
 

トリートメント中のマクロ美風です。

 
 

カテゴリー: からだ, こころ・想い | コメントする

お弁当投稿のおまとめ記事について Togetterへのリンク問題

「マクロビオティック京料理教室  むそう塾」では、サイトに「塾生のきょうの100点お弁当」というコーナーを設けています。
Twitter(現在はX)で毎日投稿されるお弁当の中から、一番バランスのとれている作品を一つ(たまに複数)選んで、サイトへ転載しています。

その記事の末尾に、下のようなTogetterへのURLを張っていました。(日付で特定)

 
 

しかし、最近Togetterの仕様が変わったため、目次のURLが固定せず、舞さんが更新するたびに変わってしまうようになりました。

したがって、上記の「こちら」で張るリンク先を、日付で特定せず、Togetterの該当ページのURLに変更することにしました。
そのため、そのページに表示されている「目次」をクリックして、目的の日付の記事をご覧くださるようお願いいたします。

昨夜、おまとめ担当の舞さんと協議したのですが、他によい方法がないため、このようなお願いをすることになりました。

なお、過去にリンクした記事が、今回の仕様変更によって、すべて狂ってしまったので、過去記事を検索される場合は、申し訳ありませんが上記と同じように目次からリンクしてくださるよう、お願いいたします。
8月16日分から、ページURLのリンクに変更させていただきます。

 
 

【むそうべんとう   きょうの100点の場合】

 
 

【むそうべんとうの場合】

 
 

カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項 | コメントする

アトピーのお子さんを育てている人へ

アトピーのことを書いていたら、ついつい昔を思い出しますね。
本当にあの時はつらかった。
一番つらいのは本人である息子ですが、可哀想で何度変わってやりたいと思ったことか。
私のアトピー体質が遺伝してしまったのだと思って、夫にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

もし今、小さいお子さんを抱えてアトピーで悩んでいるかたは、私のように自分を責めないでくださいね。
お子さんが親からもらってきた腸内環境が似ていただけですから。
いずれその環境は変えることが出来るし、成長とともに変わって行きます。

ですから、お子さんも親御さんもストレスを限りなく減らすことを最優先しましょう。
治ってしまえば昔のことはだんだん薄れて行きます。
あんなに血まみれだった息子も、今ではアトピーのことは忘れた肌になりました。

 
 


(2017.4.4)

 
 

小学生のときには、こんなに綺麗な肌になっていました。

 
 

アトピーの原因は一つではありません。
ですから、精神的な面も含めて、腸内環境を考えてあげる必要があります。
食べ物だけで解決しようとせず、トータルで考えてみましょう。
一番多いのはストレスでしょうね。
小さいお子さんだってストレスがあるんですよ。

かくいう私も、息子にこんな気持ちになっているときがありました。
「息子とアトピー」 2011.12.23

でも、息子ももう大人ですから、息子の責任において、健康を管理してほしいと思っています。
方法はすべて伝えたので、あとは実行するかしないかですから。

アトピーのお子さんを育てていたら、親にも癒やしが必要です。
少しでも子どもと離れる時間が取れるように、まわりにも協力してもらいましょう。

 
 

カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー | コメントする

温泉で腸内環境を改善してアトピーが治った例 母と息子の体験談

先の記事で私は、大森英櫻氏から教わったマクロビオティックの陰陽を発信するべくブログを始めたと書きました。
まずは息子のアトピーのことから書き始めたのですが、アトピーについてはなかなか奥が深くて、ずいぶん勉強をしました。
もう大森先生に教えを請うことができないので、自分で勉強するしかありません。
しかし、そこからが本当の学びになりました。

息子のアトピーを治そうと、色々なことを試していたとき、アトピーの原因は腸内環境にあるのではないかという情報にぶつかりました。
これがとても納得できて、前から読み込んでいた千島学説でもうなずけます。
しかし、腸によいことは散々してきたはずなのに、まだすることがあるのだろうか?という素朴な疑問もありました。

ところがあるんですねぇ。
精神面です。
精神面と腸の状態は直結ですから、腸の状態をよくするには精神面も健やかでなければいけないわけです。
イヤなことがあるとお腹の調子が悪くなる人いますよね?
あれと同じです。

腸は食べ物を処理しているだけでなく、感情の影響も受けているし、逆に腸の状態が感情にも影響するわけです。
どんなに腸のためになる食べ物であっても、本人が喜んでそれを食べていなければ効果的ではありません。
そのことにやっと思いが至ったのです。

 
 

***

書けば長くなりますが、そういう目でみると、息子のアトピーと精神面での関係を振り返ると、思い当たる現象がいくつもありました。
そして、それはそのまま「免疫力」にも当てはまるのでした。

新型コロナウイルスを機に俄然注目されている免疫力ですが、みんな持っていてもその強弱には個人差がありすぎます。
普段は忘れて暮らしているかもしれませんが、私は「免疫力を育てる」つもりで暮らしています。
そして、息子にもそのことを口を酸っぱくして言うのですが、あまり言ってもストレスになって腸に悪いでしょうから、さじ加減が難しいです。

 
 

ふと、アトピーってウイルスと同じだなと思うことがあります。
ウイルスは生き物ではないので、人の周りにあっても悪さをしません。 ← ここ大事
顔や手にくっついても平気です。
でも、体内に入って、そこの居心地がよい(腸内環境が悪い)と活動し始めるのです。
まるで生き物のように。
(免疫にかかわる細胞は腸が70%をまかなう)

アトピーも、腸内環境が炎症に適した条件が揃っているとき、それを体外(主に皮膚)に出してお知らせするのだと思うようになりました。
原因は食べ物だけでなく、環境、心理面のすべてが含まれます。
引っ越ししたり、転職したり、人間関係のストレスからアトピーが悪化することがありますね。
これは幼くても起きます。

ですから、ハウスダストを除去することに時間を費やしたり、洗剤選びに神経質になったりしても、根本的な解決には至らないわけです。
根っこは腸内環境にあるのですから、ここを改善すれば自然に解決するのです。

 
 

息子のアトピーが最盛期のときには、体温が低めでした。
でも、温泉で湯治治療をしてから体温が上がって、腸内環境も改善されてきました。
そして、ついにアトピーが治ったのです。
食べ物の改善だけでは完治しなかったのに、湯治を始めて3週間で肌が激変し、その2か月後には寛解しました。

腸は体内における外部(皮膚)ですから、このことからも理にかなった治し方だったと思っています。
精神面も含めて、腸内環境を改善してあげれば、アトピーは自然によくなるという一例でした。
今、アトピーで悩んでおられる方のヒントになりましたら嬉しいです。

 
 

(息子と平安神宮の大鳥居前にて 2015.8.11)

ふたりとも、重度のアトピー患者だったとは思えません。

 
 

カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ, こころ・想い | コメントする

マクロビオティックのブログを書いて18年 出会いと陰陽に感謝

私がマクロビオティックを知る前は、いわゆる体に悪そうなものは使用しない生活をしていました。
農薬や添加物を避け、調味料もかなり厳選していました。
独身の頃から糠漬けも漬け、一番だしもひいてお料理していましたし、和食中心の食生活で、甘いものもそんなに多く食べませんので、いたって健康人でした。

ところが、結婚して生まれてきた長男は、生後間もなくから湿疹があって、どんどんその範囲が広がっていきました。
毎日血だらけになる衣服と寝具を洗いながら、私も寝不足と子育ての疲れが極限状態に達し、何度この子を殺して私も死のうと思ったことか。

ある日の朝、仕事に出かける夫に、「あなたが帰ってくるまでに、私とこの子の命があるか分からない」と言ったこともありました。
かろうじて残っていた理性が私を犯罪者にしなかっただけで、現実は地獄でした。
その頃、新聞にアトピーの子どもと母親が無理心中した記事が載っていましたが、他人事とは思えませんでした。

 
 

今のようにネットがある時代ではないので、頼るのはもっぱら活字です。
何年も一進一退を繰り返しているうちに、夫の知人が1冊の本をくださいました。
愛知県の医師が書かれた本で、「マクロビオティック」という言葉を初めて知りました。
巻末にマクロビオティックを教えている教室が載っていたので、すぐ電話をして、翌日から通いました。

私が感動したのは、「陰」と「陽」というものの見方があるということでした。
それまで知らなかった世界に、私は夢中になって、大森英櫻氏の「正食医学講座」を受講しました。
これが私の人生を変えたと言っても過言ではありません。
来る日も来る日もマクロビオティックの本を読み、大森英櫻氏の他の講義も欠かさず受講する日々でした。

また、他のマクロビオティック指導者の講義も受けて、同じマクロビオティックでも微妙に存在する温度差も感じ取りました。
中には180度真逆の見解を述べる指導者もいて、本当にビックリしたものです。
でも、それが私の勉強を深めることになったのですから、何が幸いするかわかりません。
九州・大阪・四国・愛知・静岡にも出入りして、東京では学べなかったことも補えました。

 
 

***

2005年8月4日。
恩師大森英櫻氏が亡くなりました。
この日は、マクロビオティックの仲間と伊豆の温泉旅館にいて、訃報を知りました。
大森先生の講座でよく会場になっていた旅館です。
その日はちょうど、ブログを始める話をしていて、ハンドルネームを決めているところでした。

たくさん教えてもらった陰陽のことを、このまま私の中に閉じ込めておくのではなく、誰かのお役に立てるようにしようと思いました。
それで、2005年8月15日からブログを始めたのです。
ちょうど今日で丸18年経ちました。明日から19年目になるんですね。

今もまったく当初の気持ちは変わることなく、ブログを通じて交流することもできるので、書き続けてきてよかったと思っています。
そして、振り返ると、必ず誰かに助けられている自分がいます。

一番最初は本をくださった人。
マクロビオティックや陰陽を教えてくださった先生たち。
ブログを始める手ほどきをしてくれた仲間。
ブログを読んでくださった人たち。
「マクロビ井戸端会議」や「美風ゼミ」に集まってくださった人たち。

そして、2008年7月から一緒に「むそう塾」を始めてくださった中川善博さん
「むそう塾」に通ってくださった皆さん。
今も「むそう塾」に通い続けてくださる皆さん。
人はいつも人に助けられていることを、改めて感じています。
ですから、私も誰かを助けてあげたいです。恩返しをしたいです。

 
 

外は台風7号が京都に接近しているようで、風雨が激しくなっています。
長く生きていれば、良いことも悪いこともありますが、それがそもそも陰陽なので、その陰陽の波をサーフィンのように楽しみながら乗り越えたいと思っています。

陰陽に助けられ、陰陽に恋をしているマクロ美風でした。

 
 

(うざく 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

動物性を排除することや、食べ物だけがマクロビオティックではありません。
あくまで陰と陽のバランスを取ることが目的です。
肉体的にも、精神的にも。

 
 

カテゴリー: 体験談 | コメントする