むそう塾の幸せコースでは、最初に指定本を読んで、感想文を書いていただくのが宿題です。
感想文というと、小学生の時の夏休みの宿題が頭に浮かんで、苦手意識のある人も多いことでしょうが、陰陽のことを易しく解説した薄い本を1冊〜2冊読んでいただいて、その印象を書いてメールしていただくだけで良いのです。
毎年、一番最初はどなたで、一番最後はどなたかな?と楽しみです。
というのは、こういうところにも陰陽があるからです。
陽性な人や文章を書くのが好きな人は提出が早く、陰性な人や文章を書くのが苦手な人は提出が遅い傾向にあります。
また、あまりにも「出せばいいんでしょ出せば」という感じで、本の中身を数行書き写しただけという「感想文になっていない感想文」に対しては、書き直しをお願いして再提出してもらうのですが、例年、こういう人が1〜2名おられます。
人間であるならば、必ず何かを感じるはずなのです。
ですから、その気持ちを素直に文字に託すのが「自分の文章」です。
これからむそう塾で学ぶにあたって、いっぱい感じることをしなければなりません。
それは、むそう塾は五感の授業をしているからです。
紙と鉛筆で文字に残す授業ではなく、心からの感動、エネルギーの躍動、そういうものを全身で浴びて、それを記憶にしてほしいのです。
お料理教室なのになぜ最初に感想文なのかと思われるでしょうが、それはむそう塾がマクロビオティックの京料理教室だからです。
マクロビオティックはすべての事象を陰陽で判断しますので、最低限としての陰陽の視点は知ってほしいからです。
それを知ってもらって、その陰陽エネルギーの中で私たちは生かされていることを知れば、あとは授業でそれを目に見える形でお教えします。
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今年は予想どおり、100-1の“じゅんじゅん”さんが5月15日にトップバッターでの提出でした。
良いなと思ったところは次の部分です。
>わたしは今まで陰陽の知識をとり入れることばかりしてきたけれど、大事なことは感性を働かせること。
>宇宙との調和を意識すること、大きな視点でとらえること、陰陽を善悪でとらえないことだと思います。
彼女は、お米の中庸性も腑に落ちたそうで、ご自分でよく考えながら本を読んでくださったことがよくわかります。
次は同じく5月15日提出で、100-4の“メロン”さんです。
彼女は指定本を愛クラス受講前に読んでいたのすが、もう一度読み返して、さらにもう1冊の推薦本も読んでの感想文でした。
もう1冊の推薦本は、昨年までの指定本だったのですが、その内容の素晴らしさに感動され、たくさんの感想を送ってくれました。
「はじめに」のところに書かれていたあなたの文章は、多くの人に当てはまることかと思います。
>私がマクロビオティックの”陰陽”の重要性を感じたのは美風さんのブログがきっかけです。
>それまでは、「トマトやキュウリは夏の食べ物だから陰性」「塩はナトリウムだから陽性」と、食べ物にしか当てはめず、何の魅力も感じていませんでした。
>ましてや、私たちの人生に大きく関わっているものだなんて、夢にも思っていませんでした。
人生に陰陽を活かしてこそ、マクロビオティックを知って良かったと思えるはずです。
あなたももしかしたら、私のように「陰陽と心中」したくなるかもしれませんよ(笑)
次の提出はどなたかな?
(朝もぎ胡瓜の陰性エネルギー 京都 上賀茂産胡瓜)
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