「銀座 久兵衛」の寿司飯

昨日は東京から京都に戻る前に、ホテル内にある「銀座 久兵衛」でお食事をしてきました。
ここでお食事をすることは、泊まる前から決めていて、今の久兵衛さんの寿司飯の味を確認したかったからです。
やはり、寿司飯にも生姜にもお砂糖は使っていなくて、サッパリとした後味の良いお味でした。

このお味は、むそう塾で教えている中川さんの寿司飯と同じで、安心できる心地よさがありました。
全体の7割ほどが、予め「お塩+柑橘」やタレでサッと味付けされているので、お醤油をつけていただくのは圧倒的に少ないです。
ですから、タネの美味しさが引き立ち、食べ進んで行ってもお醤油から来る陽性の強さは感じないので、食べやすかったです。

ただ、タネ自体に特別な目新しさはなく、昔の勢いはなくなりつつあるように感じました。
マクロビオティックの陰陽の視点で久兵衛さんのメニューを見ると、「ここを改善したらもっと良くなるのに」と思える部分がありました。
生意気な意見ですが、陰陽で見るとそんなことまで感じます。

なお、魯山人の器でいただきたい場合は、銀座本店の「魯山人コース」を注文すると良いです。

 
 

 
 

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「おしゃべり陰陽カフェ Vol.1」に参加して

昨日は東京で懐かしい人とお会いしていました。
私の第二の師匠である高桑智雄さん、オーガニックライフスタイル・ジャーナリストの吉度ちはるさんが主催する「おしゃべり陰陽カフェ Vol.1」に参加してきたのです。
高桑さんとは「マクロビ井戸端会議」の第1回目から、気軽に話しながらマクロビオティックの陰陽に気づいて行くことを目的に行動していましたので、私にとっては原点にかえる懐かしい時間でした。
吉度さんともお久しぶりで、2014年8月13日に内海聡先生のオフ会に一緒に参加してから3年ぶりでした。

高桑さんはこの集まりについて、事前にFacebookにこのように書かれていました。

コーヒーカップの中に宇宙がある。

そのくらい気軽に「陰陽」を語り合うイベントができたらと思っていたところに絶好のタイミングで、オーガニックライフスタイル・ジャーナリストの吉度ちはるさんに声をかけてもらい、あれよあれよと10月31日に「おしゃべり陰陽Cafe Vol.1」の開催が決定しました!

マクロビオティックの基本的な姿勢は特殊なものではなく、すべての対立物を陰陽で捉え、それを調和させることによって心の平穏を実現してきた私たち日本人が長らく身に付けてきた「和の原理」です。

だからあまり一人で考えあぐねるより、みんなでワイワイ話しているうちに自然とみんなが納得の行く道筋が見えてくることこそ陰陽の世界なのだと思います。

これからの世界は、必ずこの日本人の伝統的メンタリティーである「陰陽思考」が必ず必要になって来ます!

なので、陰陽でいろんな現象をみんなで考えて、ワクワクする場にしたいと思っています。

*   *   *

これはまさにかつて高桑さんが「マクロビ井戸端会議」を始めようとした時と同じことを言っているのです。
陰陽の考え方に話しながら気づく場として、名前を変えて「おしゃべり陰陽カフェ」がスタートしたことは、今のマクロビオティックに関するきちんとした情報を発する場としても意味があります。

昨日は、マクロビオティックというなら「無双原理の12の定理」をきちんと知ろうということで、まずは「定理3」から入りました。
【定理3】
陽は求心、圧縮性をもち、陰は遠心、拡散性を持つ。(その結果、自然に陽は音、重さ、熱、光と云う現象を生む。陰はその反対、静けさ、軽さ、寒冷、暗さを生む。)

今回のテーマは「根菜」と「戦争」について考えましたが、男性の視点は経済と結びつけて考えていることが多いので、面白かったです。
お坊さんもご夫婦で参加されていました。

また、根菜については、お料理をすれば簡単に陰陽がわかるのに、頭だけで考えているから答えが出ない人もおられました。
お料理からは実に学ぶべきことが多いので、マクロビオティックの考え方だけ知っても、お料理をしない人は勿体ないなぁと思いました。
陰陽のとらえ方が教科書の刷り込みどおりという人もいて、いかに実践で物事を見られていないかを感じました。

*   *   *

会が終わってから、5名で近くのお蕎麦屋さんに行ったのですが、ここでも無双原理や陰陽五行の話が飛び交って、実に楽しい時間でした。
何だか古巣に帰って来たようで、とても心が落ち着き、そして、私のマクロビオティックの原点に、時間を置いてからまた新しいことを注入できた感じがします。

別れ際に高桑さんから、「風さん、全然ブレていませんねぇ」と言われ、何だかホッとしました。
そうですよね、無双原理ってブレようがありませんものね。
むそう塾の「むそう」って、「無双原理」から頂戴したので、むそう塾を始めてから10年近く、ずっと無双原理を大事にして来てよかったと思いました。

私がずっと大切にしている「無双原理」ですが、お若い方には次の文章でイメージできるでしょうか?

この自然の法則、陰陽無双原理を体得して幸福な一生を送っているものは、野の草花であり、空の鳥であり、人間界にもいる。
正しく誠をもった成功者や幸せな人は、皆そうである。
一時的に、富を得、幸福そうに見えても、自然法則の体得者でなければ、いずれ浮雲のごとく消滅する。
<無双原理・易>(新編集版:サンマーク出版)214Pより抜粋

 
 

 
 

(へぎそば 東京へぎそばTAKUMI 六本木店

 
 

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京料理人中川善博が作る「鱧管牛蒡巻き揚げ」が美味だった!

先日の秘伝コースは、恒例の鱧と松茸をしゃぶしゃぶでいただく贅沢な一日でした。
その様子はすでに中川さんのブログで記事が上がっていますが、今年は松茸が品薄なのと、台風が何度も迫ってきて、鱧の入手が困難な状況なのに、お世話になっているお魚屋さんが、最大限のご協力をしてくださって、最高の鱧を確保してくださいました。
松茸をどっさり用意してくださった八百屋さんにも感謝です。

こうして、このお料理を作るためには、何人もの人が実に良いお仕事をしてくださったお陰で、無事に最高品質の材料を揃えてお料理をお伝え出来てホッとしています。
松茸も鱧も、みんなでこんなに食べちゃいました(๑´ڡ`๑)
(この他に補充用もペロリ)

 
 

(鱧鍋用の鱧と松茸 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

ところで、今回は、中川さんが「鱧管牛蒡巻き揚げ」を作ってくれました。
(はも くだごぼう まきあげ と読みます。)
秘伝コースで初めてのお料理です。

 
 

(鱧管牛蒡巻き揚げ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

これがなんとも美味しくて美味しくて(๑´ڡ`๑)
揚げたての熱々をみんなでふ〜ふ〜しながらいただきました。
(おかわりしたかった!)
鱧の骨切りが出来たら、こんなお料理も出来るようになるんですね。
凄いなぁ、鱧って。
凄いなぁ、むそう塾生って。

お写真では湯気の様子がよく判らないので、動画を撮っておきましたよ〜。

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4歳の子供が鱧の骨切りままごとを!

昨夜むそう塾生から楽しい動画が送られて来ました。
4歳になるお嬢ちゃんが、ママの真似をして鱧の骨切りをしているではありませんか!
観察力のするどいお子さんで、ママより手つきが良いほどです(笑)

ところで、最近はおままごとをしない子どもたちが増えてきているのだとか。
それは言い換えると、家庭で台所に立っているお母さんの姿が減りつつあることを意味しているのでしょう。
幸いにむそう塾生は、お子さんがこんなにも高度な内容のままごとが出来る環境を作り出しているので、自信をもって練習に励みましょう。

【鱧の骨切りままごと 菜花さんのお嬢ちゃん)】

【骨切りを終えたあとの、嬉しそうな笑顔】


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茸の美味しい季節 瓢亭さんの焼き松茸料理とむそう塾

茸の美味しい季節になりましたね。
むそう塾でも、茸料理を次々と教えていますが、高価なものからお手頃なものまで、色々なメニューがあります。
茸はマクロビオティックの陰陽で分類すると陰性な食材になりますが、その陰性さが必要な時にはどうぞたっぷりお召し上がりください。
茸の繊維質は、腸のためにもとても良い働きをしてくれます。
何しろ、繊維質は腸内細菌のエサになりますからね。

 
 

 
 

(瓢亭 京都)

上の写真は、先日いただいた瓢亭さんのお料理です。
手前に焼き松茸が堂々と盛り付けられていますね。
松茸はうっすらとお塩の味がします。陰陽ですねぇ。

このお料理をいただいて、常々中川さんがおっしゃっていることが実感出来ました。
松茸は小さく切らない!
お口の中に広がる松茸の噛みごたえは、とても幸せな気持ちにさせてくれるからです。

でも、日常的なお料理としては、松茸ではなく椎茸だったり舞茸だったり、その時の美味しい茸で組み合わせれば同じお料理が出来上がります。
それが昨日の満足コースで教えていた「茸と青菜の酢の物」です。

加減酢のお味は瓢亭さんのお料理も同じ方法なので、習った塾生さんはご自宅で瓢亭さんと同じお味が作れることになります。
中川さんが食材を変えて作ってくれただけです。
美味しかったですね〜(๑´ڡ`๑)
酢の物好きの私は、おかわりをしたいくらい美味しいお料理でした。

 
 

 
 

(茸と青菜の酢の物 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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