昨日は東京で懐かしい人とお会いしていました。
私の第二の師匠である高桑智雄さん、オーガニックライフスタイル・ジャーナリストの吉度ちはるさんが主催する「おしゃべり陰陽カフェ Vol.1」に参加してきたのです。
高桑さんとは「マクロビ井戸端会議」の第1回目から、気軽に話しながらマクロビオティックの陰陽に気づいて行くことを目的に行動していましたので、私にとっては原点にかえる懐かしい時間でした。
吉度さんともお久しぶりで、2014年8月13日に内海聡先生のオフ会に一緒に参加してから3年ぶりでした。
高桑さんはこの集まりについて、事前にFacebookにこのように書かれていました。
コーヒーカップの中に宇宙がある。
そのくらい気軽に「陰陽」を語り合うイベントができたらと思っていたところに絶好のタイミングで、オーガニックライフスタイル・ジャーナリストの吉度ちはるさんに声をかけてもらい、あれよあれよと10月31日に「おしゃべり陰陽Cafe Vol.1」の開催が決定しました!
マクロビオティックの基本的な姿勢は特殊なものではなく、すべての対立物を陰陽で捉え、それを調和させることによって心の平穏を実現してきた私たち日本人が長らく身に付けてきた「和の原理」です。
だからあまり一人で考えあぐねるより、みんなでワイワイ話しているうちに自然とみんなが納得の行く道筋が見えてくることこそ陰陽の世界なのだと思います。
これからの世界は、必ずこの日本人の伝統的メンタリティーである「陰陽思考」が必ず必要になって来ます!
なので、陰陽でいろんな現象をみんなで考えて、ワクワクする場にしたいと思っています。
* * *
これはまさにかつて高桑さんが「マクロビ井戸端会議」を始めようとした時と同じことを言っているのです。
陰陽の考え方に話しながら気づく場として、名前を変えて「おしゃべり陰陽カフェ」がスタートしたことは、今のマクロビオティックに関するきちんとした情報を発する場としても意味があります。
昨日は、マクロビオティックというなら「無双原理の12の定理」をきちんと知ろうということで、まずは「定理3」から入りました。
【定理3】
陽は求心、圧縮性をもち、陰は遠心、拡散性を持つ。(その結果、自然に陽は音、重さ、熱、光と云う現象を生む。陰はその反対、静けさ、軽さ、寒冷、暗さを生む。)
今回のテーマは「根菜」と「戦争」について考えましたが、男性の視点は経済と結びつけて考えていることが多いので、面白かったです。
お坊さんもご夫婦で参加されていました。
また、根菜については、お料理をすれば簡単に陰陽がわかるのに、頭だけで考えているから答えが出ない人もおられました。
お料理からは実に学ぶべきことが多いので、マクロビオティックの考え方だけ知っても、お料理をしない人は勿体ないなぁと思いました。
陰陽のとらえ方が教科書の刷り込みどおりという人もいて、いかに実践で物事を見られていないかを感じました。
* * *
会が終わってから、5名で近くのお蕎麦屋さんに行ったのですが、ここでも無双原理や陰陽五行の話が飛び交って、実に楽しい時間でした。
何だか古巣に帰って来たようで、とても心が落ち着き、そして、私のマクロビオティックの原点に、時間を置いてからまた新しいことを注入できた感じがします。
別れ際に高桑さんから、「風さん、全然ブレていませんねぇ」と言われ、何だかホッとしました。
そうですよね、無双原理ってブレようがありませんものね。
むそう塾の「むそう」って、「無双原理」から頂戴したので、むそう塾を始めてから10年近く、ずっと無双原理を大事にして来てよかったと思いました。
私がずっと大切にしている「無双原理」ですが、お若い方には次の文章でイメージできるでしょうか?
この自然の法則、陰陽無双原理を体得して幸福な一生を送っているものは、野の草花であり、空の鳥であり、人間界にもいる。
正しく誠をもった成功者や幸せな人は、皆そうである。
一時的に、富を得、幸福そうに見えても、自然法則の体得者でなければ、いずれ浮雲のごとく消滅する。
<無双原理・易>(新編集版:サンマーク出版)214Pより抜粋
(へぎそば 東京へぎそばTAKUMI 六本木店)
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