『子どもが小さいんです』と心配されるお母さんへ

先日、『子どもが小さいんです』と相談されました。
きっと一人でいっぱい悩んだのでしょう、可哀想に。

いいんですよ、小さくても。
大きければ安心できるものでもないのです。

子どもはどんどん変化するので、気にかけるのは機嫌がいいかどうかだけでOKですよ。

ママが「こうあらねば」と思っていると、それはつらい子育てになるので、母子手帳に振り回されないようにしましょう。
大きい子も、小さい子も、強い子も弱い子も、みんな可愛い我が子です。

だから、まず心配しないこと。
あまり気にしないこと。

*   *   *

マクロビオティックを知っている人なら、陰陽の判断ができますね。
子どもはそれだけで大人より陽性なので、大人より陰性な食べ物でも良いのです。
親に「陽性にしなくちゃ信仰」があると、陽性+陽性で子どもの成長には好ましくありません。

甘いものや添加物には気をつけてあげたいですが、動物性を食べないからと悩む必要はありません。
特に玄米ご飯を食べていれば、そんなに動物性を欲しがらなくても当然です。
動物性は欲しがれば与えてもよいですが、積極的に食べさせようとしなくてもかまいません。

ましてや、動物性を食べないから小さいのだろうか?なんて悩む必要性はありません。
大きくなるのは陰性の力なのですから、そこを間違えないようにしましょう。

子どもはいつ大きくなるか誰にもわかりません。
早くに成長する子、のんびり成長する子、急に成長するときもあれば、成長が足踏み状態のときもあります。

大きくなってほしい親心は痛いほど理解できるのですが、心配するのではなく、朗らかな気持ちで待ちましょう。

*   *   *

ここで食べ物の陰陽のことを思い出しましょう。
固体より液体の方が陰性なので、子どもが固体を嫌ったら液体での料理方法にすると、すんなり飲んでくれることがあります。
固体の食感を嫌うことがあるからです。

子どもが大人より水分を欲するのは、子ども自身の体の欲求なのかもしれませんね。
体温も大人より高いので。

そもそも食べ物に対する反応は個人差が大きくて、それは大人になっても同じです。
おっぱい(またはミルク)をすごく飲む子もいれば、あまり飲まない子もいます。
大人になっても、食欲旺盛な人もいれば、食が細い人もいます。

部活を始めると急に食欲が増すお子さんもいます。
本当に人それぞれなので、体格は個性そのものととらえて、必要以上に悩みを抱えないようにしましょう。

生きていればそれだけでいいのです。
機嫌がよかったらなおいい。
そのくらいの割り切りをしましょう。

 
 


(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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京都 鴨川の納涼床と貴船川の川床

9月は連休が2週続いてあるんですよね。
21〜23日はお彼岸の連休です。
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、湿度の低い気持ちの良い風に変わりました。

「マクロビオティック京料理教室  むそう塾」は、京都の鴨川のすぐそばにありますので、塾生さんにとっては、この鴨川が懐かしい景色です。
昨日今日と中川さんが撮ってくれた写真をアップしておきましょう。

 
 

【御池大橋から三条大橋を臨む】2019.9.19

 
 

【二条大橋から御池大橋を臨む】2019.9.18
西側には「鴨川納涼床」の灯りが見えます。

 
 

京都には鴨川の「納涼床」(のうりょうゆか)と、貴船(きぶね)の「川床」(かわどこ)があります。
鴨川はご存知のように京都の街中を流れているのですが、貴船川は京都の北の方にあって、鴨川の源流となります。
ちょっと地図で確認してみましょう。
こんなにも離れています。(地図の上の方に貴船川)
ちなみに、鴨川の西側に納涼床、むそう塾は鴨川の東にあります。

 
 

貴船の川床は山の中にあるので、京都の市街地より夏でも10℃は気温が低いといわれますから、これから行かれる方は上着が欠かせません。
さらに、貴船の川床は、川面スレスレに設置されているので、木陰と相まって涼しすぎるくらいなのです。

一方、鴨川の納涼床は高床式なので、貴船の川床とは大違いです。
夏にはとても暑そうです。
ただ、夜になると風情が出て、私の大好きな景色になります。
夜の納涼床はこんな感じです。

【三条大橋から二条大橋方面を臨む】2011.5.22

 
 

今日は、ちょっと癒やしの記事でした(^o^)

 
 

カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど | 2件のコメント

主食を変えると体も心も変化しますので、上手に使い分けてみましょう

あなたの主食は玄米ですか? 白米ですか?
もちろん、白米の方が圧倒的に多いでしょうね。
でも、最近では「マクロビオティックをしていないんですけど・・・」と、「玄米の炊き方秘伝講座(愛クラス)」に申し込まれる方がおられます。
玄米ご飯に関心があったり、体調のことで心配を抱えておられるようです。

あれ? マクロビオティックをされていなくても全然平気なんですよ〜。
「美味しいものを食べたい!」、それだけでもいいのです。
そして、後々「美味しいもの大好き!」な人は、お料理をマスターする上での原動力になることを知っています(^o^)
食べることに関心のある人は、エネルギッシュなところがある人が多いためだと思うのです。

ところで、玄米を食べるか、白米を食べるかは、体や気持ちの状態で決めれば良いと思います。
私は玄米を食べている期間が長くなったせいか、白米を食べると物足りなさを感じますが、自由に両方を使い分けています。
つまり、軽い主食がほしいときには白米にして、原則は玄米としているだけです。

これは私が特別な病気を治そうとしているわけではないし、今体調不良を感じているわけでもないからです。
皆さんもパスタを食べたいとき、お蕎麦を食べたいとき、パンを食べたいとき、ごはんをしっかり食べたいときなどがありますよね?
それと同じく、白米にしたり、玄米にしたりしているだけです。

*   *   *

よくあるのが、マクロビオティックをしているから玄米でなければいけないと思いこんでいる人がいることです。
そうではなくて、なぜ玄米を食べるのかを理解して、玄米を食べて心身の変化を体験したいのだったら玄米を試してみれば良いだけなのです。
もし体が白米や分づき米を求めているのだったら、それに対応する柔軟さがほしいですね。

玄米には、白米だったら失われている栄養分が残っていますので、その分おかずも少なめでよいし、なんといっても玄米の持つ排出効果が素晴らしいのです。
この点が最近一般の方にもジワジワと認知されつつあるのかなと思います。
マクロビオティックは知らないけれど、健康のために玄米を食べてみようかなと思われる方が一昔前より増えたように感じています。

そろそろ新米の収穫が始まる季節ですね。
新しいエネルギーをびっしり内包した新米を、美味しく炊き上げて、感謝しながらいただくことは、あなたの幸せにつながる行為です。
白米であっても、玄米であっても。

*   *   *

もし、玄米の炊き方が分からなかったら、むそう塾にいらしてください。
驚くほど美味しい炊き方をお教えします。
電気を使わない炊き方なので、停電のときでもいつもどおりに炊き上げられます。
2011年の東日本大震災のときも、今回の千葉の大停電でも、電気を使わない炊き方は威力を発揮してくれました。
暗闇の中で玄米ご飯を炊いてくれたむそう塾生がいます。

なお、玄米の炊き方講座は、こちらの記事からお申し込みいただけます。

下の写真は、玄米ごはんで作られた稲荷寿司です。
白米で作るよりコクがあって美味しいんですよ。
玄米の嫌いな人でも、玄米が入っているとは思わないで、喜んで召し上がってしまう美味しさです。

 
 


(玄米稲荷寿司 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「牡蠣(かき)料理五種講座」のご案内

すでに8回も開催した「牡蠣料理五種」講座は、多くの皆様に大絶賛していただいた上に、体調が良くなってビックリしたという声がたくさん寄せられました。
特に女性は貧血になりやすいので、この牡蠣料理が造血作用を発揮してくれて、血液の質によってこんなにも体調が変わるのかと驚かれていました。
マクロビオティックでもミネラルの重要性を伝えているのですが、こうして体験として実感していただけると納得してくれます。

一般的なお料理の仕方では、牡蠣が嫌いという人が多いのですが、中川式の牡蠣料理は、牡蠣嫌いの人でも「美味しい!」と言って喜んで召し上がってくれました。
その秘密はすべて料理方法にあります。
陰陽を踏まえた正しい牡蠣の下処理の仕方から、毎日でも食べたくなる美味しい牡蠣料理を伝授しますので、まだ受講されていない方は、ぜひ早目の受講をお勧めします。
牡蠣効果の恩恵を早く受けるために。

すでに受講された人から「すっごく美味しかったよ〜!」「私でも美味しく作れたよ〜♪」とご感想が寄せられています。
牡蠣が苦手の人でも「美味しい!」といって、ペロリと召し上がる光景は、毎回凄いなぁと感心するのですが、今回もあちこちでそういう光景が展開されると思います。

*   *   *

【講座名】
「牡蠣(かき)料理五種講座」

【開催日】
2019年11月15日(金)

【会場】
むそう塾(京都市左京区孫橋町18)

【内容】
<下記メニューのデモと試食>
1 牡蠣ご飯
2 牡蠣フライ
3 牡蠣パスタ(別名  女殺しのパスタ)
4 牡蠣のエスカルゴ風
5 牡蠣のクリームシチュー

【昼食】
なし

【タイムテーブル】
11:00      開場
11:30~17:00 デモ&試食
17:00      解散

【定員】
10名

【受講資格】
幸せコース在籍以上

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
50,000円(消費税別)

【受講費の支払期限】
開催日の1か月前

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 9/19(木) 21:00受付

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

(牡蠣のクリームシチュー 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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あなたの周りに「会食恐怖症」の人がいたら、理解してあげられるといいですね。

今の時代は「会食恐怖症」という人がいるそうですが、私の経験でも30年ほど前にそういう人とお食事をしたことがあります。
こちらの記事に書かれていますが、「安心できる場所にいたり、信頼できる友達と一緒にいたりっていう条件が揃えば食べられるけど、そうじゃないときには食べられない。」そうなんです。

私がご一緒できたその人は、夫の同業者の奥様だったので、心を許してくださったのでしょう。
でも、お一人だと外食ができないので、「パンを買って車の中で食べるんです」とおっしゃっていました。
裕福なご家庭のお嬢さんなのですが、幼い時になにか心に傷を負う出来事があったのかもしれません。

もし、あなたの周りにそういう人がおられたら、理解できる人であれたらいいですね。
以下に記事を引用させていただきます。

*   *   *

<引用開始>

「食べられない自分」を肯定するのが克服の第一歩 人前で食事ができない「会食恐怖症」のこと

人前で食事をすることができない「会食恐怖症」。会食に対して耐えがたい不安や恐怖を抱き、吐き気やめまい、胃痛、動悸、嚥下障害をはじめとするさまざまな症状が表れてしまう精神疾患です。

日本会食恐怖症克服支援協会の代表理事をつとめる山口健太さん。自身が会食恐怖症を克服した経験を活かし、同様の疾患に悩む人々へのカウンセリングや、学校や保育施設への給食コンサルティング活動を行っています。山口さんの活動や、著書『会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと』(内外出版)についてお話を伺いました。


こんな悩みは自分だけかもしれない

——「会食恐怖症」という疾患はまだ認知度が低く、この言葉を初めて目にした、という方も多いかと思います。

山口:これまでに「会食恐怖症」を単体で取り扱った本ってなかったんですよね。社交するあらゆる機会に大きな不安を感じる「社交不安症」というものがありますが、会食恐怖症はその一つとして分類されていて、そういう疾患についての本の、それこそ200ページに1ページくらいの分量で説明が載っているくらいでした。

そこで書かれている症例も「食べているところを見られるのが嫌な人がいます」というサラッとしたもので。実際には見られるのが嫌な人もいれば、嘔吐してしまうことへの恐怖や、「全部食べ切らなきゃ」「おいしく食べなければ」という強迫観念がある人もいる。不安を感じる部分にも、出てくる症状にもかなり個人差があるんですが、そのあたりの認知がまだ広まっていないですね。精神科のお医者さんでさえ「そんなものはない」って言う人がいるくらい。

——山口さんは高校時代、所属していた野球部の合宿をきっかけに発症されたそうですね。

山口:もともと少食な方だったんですけど、高校の野球部は「食べて体を作るのもトレーニングのひとつ」みたいな感じで、量を食べるようかなり厳しい指導をしていたんですね。合宿の張り詰めた空気の中で、周りの人たちと同じ量を食べなければならない。そういうプレッシャーもあって残してしまったら、監督に部員みんなの前で怒鳴られてしまって。そこからどんどん会食に対する恐怖が高まっていって、食事のことを考えただけでも気持ち悪くなってしまうほどでした。「周りに合わせられない」とか「みんなと同じように食べられない」とか、やっぱり食事そのものというより、人との関わりに対する不安があったんだと思います。だから安心できる場所にいたり、信頼できる友達と一緒にいたりっていう条件が揃えば食べられるけど、そうじゃないときには食べられない。

——当時はどんな気持ちでしたか?

山口:気持ちの面では「孤独」っていうのがすごく強かったです。普通の感覚だったら、ご飯って楽しく食べるものじゃないですか。でも、自分はそれができないし、できないという実感を分け合える人もいない。こんな悩みを持ってるのは世界で自分だけ、って思っていたんですよね。

どっちのほうがつらいという話じゃないですけど、これがたとえば拒食症とかであれば、一つのジャンルみたいなものが確立されているし、当事者の人たちもその旗を頼りに集まれるじゃないですか。僕の場合、完全に食べられないわけではないから病院に行くのが正解なのかも当時は分からなかったし、「なんでこんなことになっちゃったんだ」っていう寂しさと絶望感がありましたね。

 
 

「食べられない」ことを自分の中の正解として受け入れる

——著書の中には、会食恐怖症を発症する要素として「自己肯定感の低さ」「ノンフロー状態」「恐怖の学習」という三つのキーワードが出てきています。

山口:僕はどちらかというと、遺伝などの先天的な要因よりも、後天的な要因の方が大きいと考えています。「恐怖の学習」は、食に対する一種のトラウマですよね。僕だったら、合宿での出来事がそれにあたります。小学校の給食で先生に無理やり食べさせられたとか、人と食事をしているときに気持ち悪くなって吐いちゃったとか。特別なきっかけは覚えていないという人がいますが、そういう人も食事に対して小さい頃からプラスのイメージがなかったという場合が多いです。

「ノンフロー状態」というのは、自分がリラックスできていない状態。その人の状態と症状の出やすさにはすごく密接な関係があって。たとえば受験や就活でストレスを感じていたり、家族との関係がよくなくて、家が安心できる場所ではない、という状態だったりすると、症状も出やすくなる。だからサポートする立場としては、その人の普段の状況を見てあげないといけない。

——本書を読んでいると、三つの中でも、「自己肯定感」というものがとくに重要な要素として挙げられている印象を受けました。

山口:「ありのままの自分でいいんだ」という実感があるかどうか。僕が会食恐怖の症状が出ていた当時って、やっぱり自分のことを受け入れられていなかったんですよね。自信もないし、鏡で自分の顔を見るのさえ嫌だった。その拒否反応としていろいろ症状は出ていたなって思っていて。それまでの生き方とか考え方って、本当に自分がそうしたいと思って選ぶというよりは、家だったり学校だったりの教育によるところが大きくて、結構心は悲鳴をあげていたと思うんですよ。

——カウンセリングでは、具体的にどのようなアドバイスをすることがありますか?

山口:本人ができるのであれば段階的に練習を、できないのであれば「まずは行ってみる」っていうことをお勧めしますね。「食べられなくてもいいので、とりあえず行ってみてください」と。この場合、自己評価の仕方が大事なんですけど、食べられたか/食べられなかったかではなくて、「行けた」っていうことを見たらいい。それだけであなたは十分成長しているんだからすばらしいんですよ、と。

——著書にも「減点方式ではなく、加点方式で自分を見る」と書かれていましたね。

山口:そうですね。あとは、その人のメンタリティ的に可能なようであれば、「残してきてください」ってアドバイスすることもあります。あえて残すことで、“食べられない”を自分の中の正解にしてきてもらうんです。同じように「変な食べ方やマナー違反をしないか不安」という人の場合も、むしろ「マナー違反してやろう」ぐらいの気持ちで行った方がいいなと思っています。あえて間違えて、誰かに突っ込まれるのを待つとか。「残さないように頑張る」「変なことをしないように勉強する」っていうのが普通の考え方ですけど、逆の発想をしてみるんですね。ミスすることをただ受け入れる。そうやってリラックスすることで、かえって食欲が湧いて食べられたりもしますし。

——反対に、「もう人と会食はしない」という選択肢もあるのでしょうか。

山口:たまにいらっしゃいますね。そのときは「じゃあ治さなくていいと思いますよ」みたいなことは言いますよ。突き放すわけではなくて、そういう人って、お医者さんや周りの人の意見なり、社会的な価値観なりっていうのに従おうとする時点でつらいんだろうと思うので。なので「自分は人とご飯を食べないけど、これが自分にとって一番いい生き方なんです」っていう世界の閉ざし方は、全然ありじゃないですか。どんな方法を選ぶにせよ、自分自身の基準で生きることが大事なのかなって思います。

——「自分はどう生きたいのか」という基準を見つけ出すのも、難しい作業ですよね。

山口:「こうしたい」という意欲を持つステップって、自身が満たされていない状態では出てこないんですよ。基盤ができていないのに階段を登ることはできないし、自分の中からも意欲が出てこない。「今の自分でいいんだよ」っていうところから、やっと克服のためのステップが始まるんだと思います。

僕は自己対話っていうのをすごく大事にしているんですけど、人って一日一万回ぐらい脳内で独り言を言っているらしいんです。もし他人から一日一万回「お前はだめだ」って言われていたとしたら、精神が病むじゃないですか。でも人って、同じことを自分に対してはやってしまいがちなんですよね。それから変えていかないとやっぱりしんどい。最初は言葉からでもいいんです。「自分には価値があるんだ」って、たとえ腑に落ちていないとしても、とりあえず先に言った方がいいと僕は思っていて。

——なるほど。

山口:「生き方を変える」っていうと、つい力を出して頑張る方向に考えがちじゃないですか。でも、僕の場合はどちらかというと自分を許すとか、言いたいことを言うとか、肩の荷を降ろすとか、気楽に生きるとか……。そういう意味での変化ってすごく大事なんだという結論に至ったんですよね。もっと自分を出していいな、みたいな。
(聞き手・構成/餅井アンナ)


<引用終了>


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