「ダメもと」という言葉がありますね。
もしかしたら奇跡が起きるかもしれないし、運が味方してくれるかもしれないし、どんな展開が待っているか分からないだけに、私はとてもワクワクするのですが、その未知なる方向に踏み出すのが怖いって人が結構いるんですよね。
私の息子もそんなタイプの人間です。
私は好奇心が旺盛なので、ダメといっても誰が決めたの?、どうしてダメなの?と思ってしまうタイプです。
ですから、自分でやってみないと分からないじゃないかと思って、すぐ実行に移します。
その結果、やっぱりダメなこともあるし、意外な結果につながって道がひらけることもあります。
それがまた何とも楽しくて、ダメといわれてからがスタートだと思っています。
自分の大事な人生を、どこの誰がいったか知らない常識的なものに縛られてたまるか、というのが本音です。
ですから、私の人生っていつもダメ元精神で走って来たようなものです。
無から有を生み出すような喜び。
不可能への挑戦みたいなところに生き甲斐を感じてしまいます。
そんな私にマクロビオティックの考え方は大いにヒントになりましたし、勇気にすらなりました。
なぜなら、今までは気合いとか気迫とか、そんな精神面で立ち向かって来たようなことでさえ、陰陽という2つの視点で解き明かせるからです。
この考え方を知ると、それまでの自分の行動が陰陽ですごく納得できたのです。
陰陽を知るということは、納得できることを増やすことだと今は言えます。
そして、がむしゃらに突き進むのではないため、成功確率も上がりますし、予見性もアップします。
一口でいうなら「無駄が減る」ということになります。
でもね、無駄というのは実は無駄ではなく、楽しみでもあったり、勉強にもなったりするので、効率が上がることばかりに気を奪われないように気をつけなければ本末転倒になってしまいますが。
息子はよく分からないものには手を出さないタイプですが、よく分からないからこそ手を出してみて、火傷をするのか、切り傷を負うのか、熱いのか冷たいのか確認したらいいと思うのです。
そのたった1つの経験から学ぶことはたくさんあります。
そして、その経験が多いほど不安は減りますし、自信が増えます。
今の若者の多くは自信が持てないと嘆きますが、だったら経験を増やそうよと言いたいです。
特に失敗する経験をね。
(あらめビーフン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
このあらめビーフンの盛り方は、陰陽を踏まえて盛らないと写真のようには盛れません。
陰性と陽性の特徴をしっかり確認できる好例です。
こんなふうに日々の生活のそこかしこに陰陽は存在しています。
私たちはその陰陽に気づくかどうかです。
気づけた方が物事が(お料理までも!)スムーズに進み、気づかないと思うようにいかなかったり、ロスが増えるだけです。
同じ一生をあなたはどんなふうに生きたいですか?
もっとダメ元精神で生きてみませんか?
楽しいですよ♪