先日玄米投稿で54点を叩き出したむそう塾生の“こつぶ”さんからメールをいただきました。
その中にご自分の歩みを書かれた部分があって、懐かしく読ませてもらいました。
>愛クラスに初めて参加した2013年5月3日の写真、パスを頂いた2013年8月27日のご飯の写真、そして昨日の54点の400炊きの写真。
>それぞれ見返すと、美風さんがおっしゃっていた「螺旋階段」がよくわかりました。
>あれからもうすぐ5年、少しは成長したようです。お二人や麗可ちゃん、皆さんのおかげです^^
こつぶさんは愛クラスを受講される前(2013年3月)に、当時営業していた中川さんのお店である“なかがわ”で福ZENを召し上がっていたのでした。
そして2013年の5月に愛クラスを受講され、2014年の5月から「第6期幸せコース」に通われました。
2016年には「第3期満足コース」に通われたのですが、とても熱心に練習されて、途中から出汁巻き玉子の上達が目を見張るように変化していきました。
彼女はどこかに「自分で納得して進む」進度計のようなものがあって、それがピタッと噛み合わないと進歩しない特徴がありました。
* * *
そのような彼女が、2017年12月24日に愛クラスを再受講されました。
目的はサードジェネレーションの玄米の炊き方を知りたいからでしたが、教室でも玄米投稿でも54点の高得点でした。
特に3回目の玄米投稿は、400ccの玄米ご飯を炊くという難易度の高い挑戦でしたが、見事に54点の玄米ご飯を炊き上げたのです。
彼女はご自分でも述懐されているように、何かを会得するとき時間のかかるタイプでした。
玄米炊きのパスポートを取得されるまで、実に4か月、50回以上の玄米投稿を経たのでした。
でも、今回は見事な炊き上がりを見せてくれたのです。
これは彼女が心からコトンと納得した結果だと私は思っています。
彼女が玄米炊飯にここまでかけた4年8か月の年月。
それは彼女の進歩の歴史でもありました。
過去にはできないことから逃げる面があったのですが、今彼女の中には陽性のエネルギーが動き始めています。
つまり挑戦欲ですね。
少しずつ彼女に陽性さが増してきたのが伝わって来ます。
そして、間違いなく彼女はこれから変わって行けると思います。
彼女には粘り強さがあるので、そこを理解してくれる男性がそばにいれば、笑顔の溢れる家庭が築けます。
彼女の笑顔には純粋さがあって大好きです。
過去に2度使わせていただいたお写真ですが、大好きなのでもう一度使わせていただきます。
・お料理をすると人生の不安が減ります(むそう塾生の実例) 2015.11.5
・お料理には不安を安心に変える力があります 2016.11.5
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なお、気持ちが変化して行くと、玄米ご飯の炊き上がりも変わって来ます。
炊く人の陰陽度が炊飯に反映されるからですね。
ちなみにこつぶさんの玄米ご飯の写真は次のように変化しています。
【2013年5月初投稿時】45点
DVC00694
【2013年8月パスポート取得時】52点
【2018年1月愛クラス再受講時】54点
いかがですか?
最後の54点のご飯は、まるで白米かと思うような炊き上がりですね。
こつぶさんが最初の引用文章の中で螺旋階段のことに触れていましたが、それはこちらのコメントの中で登場します。
まるで螺旋階段を1段1段上がって行くように、見慣れた景色であっても、徐々に見え方が変化して行くことを意味しています。
それは完全に同じ位置に戻って来ているわけではないからです。
目に見える進歩がないと諦めモードになってしまう人も多いのですが、その進歩のないときをいかに過ごすかがその人の内面の力です。
むそう塾の「幸せコース」には、桂剥きや出汁巻き玉子という本気で練習する必要のある内容が含まれています。
練習して楽しくなって行く人、うまく出来なくて練習がストップしてしまった人、色々ですが練習すれば間違いなく上達します。
* * *
物事は終わり方が大事です。
目標を達成して終えるか、逃げて終えるかで、その後の生き方を左右するくらい影響します。
それは心の持ちようが正反対だからですね。
成功体験で終えるか、不成功体験でトラウマを作って終えるか。
それはマクロビオティックの陰陽の観点から考えても一目瞭然ですね。
陽性(成功体験)で終える方が自信もついて、後々良い影響を及ぼします。
目標達成ができなかった人は、これからでも良いので自信に置き換えられるようにしてみましょう。
不成功を上書きしておくのです。
こつぶさんは玄米炊飯の上書きをされました。
素敵ですね。