昨年のむそう塾は出産ラッシュでした。
40代半ばで初産の人やら、4人目の人やら、3人目の人やらで大賑わいでした。
それぞれのお子さんがそろそろ離乳食の段階になって、何人かの塾生さんから相談をされましたので、記事にしておきます。
離乳食のことは、な〜んにも難しく考える必要はありません。
「食べる」というのは人間の本能ですから、その本能に従ってあげればよいのです。
もしうまくいかないとすれば、親の知識が邪魔をしていると思われます。
赤ちゃんが成長して行くのは、人類の進化そのものを歩んでいるわけですから、その進化にともなって赤ちゃんの「できること」が増えていくわけです。
まずは五感をフルに使ってアタックしてきますから、それを念頭に置いて親は歩調を合わせることになります。
といっても赤ちゃんが成長するスピードは驚くほど早いので、昨日できなかったことが今日はできたり、朝できなかったことが夜にはできるようになったりするので、漫然と子育てしていると大事なサインを見逃すことになります。
離乳食の主人公は子どもですから、子どもの目線で進めてみましょう。
新米ママたちは何かと不安も多いと思いますので、参考になる本をご紹介しておきましょう。
とにかく今の人たちは本が頼りになるようなので。
でも、この本のとおりに実行しようと思うのではなく、子どもの発達とはこういうものか、ということを理解してほしいのです。
(子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?)

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むそう塾生の“舞”ちゃんは、お子さんの離乳食で「手づかみ食べ」を実行していました。
よく頑張って「ガマン」していたと思います。
だって、こんなにも汚れるんですよ。

ご飯粒はあちこちにくっつくし、汁はこぼれるし、後始末が大変だからです。
でも、この間に子どもの感性はグングン発達していくんですよね。
もしかしたら、手を使うことが楽しそうな子どもの表情に負けてしまうかもしれません(^^)

舞ちゃんのInstagramには、そんな子育て写真や動画がいっぱい載っているので、これから離乳食を開始する人には励みになるかもしれません。
親がササッと食べさせた方が周りを汚さなくて済むし、早いのですが、それでは子どもの能力を育てるチャンスを失うんですよね。
もし可能なら、一時期グチャグチャになっても、手や口の触感を楽しむ時間を与えてあげられたらいいですね。
私も息子を育てる時、椅子の下や周りに新聞紙を敷き詰めて、お食事が終わったらクルクルと丸めて捨てていました。
汚さないことを望むのではなく、汚されてもよいようにしておくのがポイントですね。
小さい時に汚いものに触れながら、免疫力を獲得していくことを思うと、どんどん汚して丈夫に育っておくれという気持ちでした。
離乳食に関して私からアドバイスをするとすれば、子どものことをもっと知ろう!
この1点に尽きます。
親が何歳になっても知らないことは知らないのです。
学校で教わらなかったことは知らないのです。
私もそうでした。
改めて子どもの力を知って、その力を伸ばす方向に応援する子育てをしましょう。
ただし、理想を求めて母親がグタグタに疲れてしまうのではなく、放っておいても子は育つくらいの気持ちで、現実の生活を優先しましょう。
育児って手をかければキリのないものばかりなので、特に働くママたちは要領よく切り抜けましょう。
* * *
むそう塾生の“ゆこ”ちゃんの赤ちゃんは、昨日(1月27日)離乳食デビューをしました。
2018年8月14日生まれですから、5か月半での開始になります。
二人目のお子さんなので、もう開始時期だなと判断されて、事前に相談がありました。
状況からいって、GOサインを出したのですが、正解だったようです。
初めてなのに、もうスプーンを握って自分で食べようと左手が動いています。
お子さんの方で、しっかり離乳食の準備ができていたということですね。

お子さんには個人差があるので、ゆっくり離乳食をスタートしてもよいし、旺盛な食欲に引っ張られて早めにスタートしてもよいし、その子の受け入れ体制が整っていれば、その時がベストなのです。
あくまでも子どもが主役。
それが離乳食の開始時期です。
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