今の時代の女性は、昔の何倍も大変です。
なぜなら、女性も男性と同じように大学や大学院まで学び、留学したり、お勤めをして、いざ結婚となると、一気にお料理をはじめとする家事が女性の肩にかかってくることが大半だからです。
もちろん、結婚前から家事を分担する話し合いができていて、男性の方も協力してくれているご夫婦もいますが、男性のお仕事によってはほとんど協力が得られないご夫婦がとても多いです。
そんな状態で子どもが出来たらさあ大変!
妊娠・出産はどうしても女性の負担になるからです。
本来は女性の特権として嬉しいことなのですが、状況によってはお仕事を優先して妊娠や出産を避けたいご夫婦もおられます。
ご夫婦が仕事を持ちながら子どもを育てるには、今の時代は過酷なのですが、それでも一つだけアドバイスをするなら、お料理のことを真剣に学んだ方が良いということです。
長い間学校のお勉強はしたと思いますが、お料理はそんなに学ばなかったはず。
下手をするとご家庭でもお母さんがお料理をする姿をあまり見ていないと、現実問題として何をどうやってお料理を作ったら良いのかわかりません。
そのまま結婚して、急にお料理が必要な場面になって、お料理本やネットを頼りにお料理を作ってもそんなに美味しくないことが多くなると、だんだんお料理が負担になってきます。
その状態でむそう塾に来られる方のなんと多いことか。
でも、そういう方たちがむそう塾でお料理を習って、美味しく出来上がってご家族様に大喜びされると、水を得た魚のようにイキイキとして、俄然お料理が楽しくなってきます。
そういう変化を私はどれだけ沢山見てきたことでしょう。
そしてつくづく思うのです。
日常の生活の中で、普通にお料理をする姿があり、それが自然に子どもに伝わる環境さえあれば、もっとお料理が作れる人が増えるのになあと。
男性であっても女性であっても、生きるためには食べるわけですから、生きるために必要なことは誰でも出来るようになるべきです。
すでにお料理のできない親世代が多いので、一念発起してお料理に取り組むのもよいでしょう。
その姿は必ずお子さんにも影響を与えるだけでなく、ご自身の体調がよくなります。
これから高齢化社会ですが、誰しも自分のことは自分でして、生ききる人生でありたいものです。
そのための一歩は、お料理を作ることから始まります。
人は食べたもののようになるのですから、どんなものを召し上がって生きるかは、あなたがあなたの人生を方向づけて行くことになります。
今まで以上に1食1食を大切に考えて、空腹を満たすためだけでなく、自分の人生を創る意識でお食事に向き合いましょう。
(京都 南禅寺にて 生命力溢れる強いエネルギーが樹木に宿っています)
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