今日は満足コースの授業がありました。
二種類の炊き込みご飯を作るので、炊きあがるまであれこれ話をしながら、比較的ゆったりした時間が流れました。
むそう塾はマクロビオティックの考え方をベースにした料理教室ですから、当然のことながらお料理の方法も陰陽をよ〜く考えながら組み立てられています。
枝豆を茹でるときにも、一般的な茹で方ではなく、陰陽の理に則った茹で方をします。
すると、あら不思議!
枝豆ってこんなに美味しかったんだ!という味が引き出されます。
食べ物はこうして陰陽が味に反映するので、とても陰陽が理解しやすいのです。
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ところで、この陰陽は私たちの日常生活に大いに影響しています。
というか、私たちは陰陽の中で生きているのですが、具体的にピンと来ない人が多いのです。
たとえば、あなたの周りには陰気臭い人と陽気な人がいませんか?
あるいは、いつも愚痴をこぼす人となんだか幸せそうな人がいませんか?
あなたはそれらのうち、どんな人がお好きですか?
よく言われることですが、人は周りの影響(陰陽)を受けながら生きているので、どんな人のそばで長時間を過ごすかはとても重要なことなのです。
良い氣を発している人のそばで過ごす時間は、ほとんど心身の疲れを感じないほど楽しいものですが、反対に悪い氣を発している人のそばで過ごす時間は、とても長く感じるし心身の疲れは相当なものです。
場合によっては病気にもなってしまいます。
氣の良い場所で、笑顔で過ごせる時間が多くなるような環境は、あなたの人生を限りなく充実したものにするだけでなく、夢を現実にしてくれる力を生み出します。
また、同じような考え方や、共通の取り組みをしている仲間がいたら、その氣はもっともっと強さを増します。
つまり陽性のエネルギーが強くなるからですね。
* * *
よく、元気のなかった人がむそう塾に来られて、お帰りのときにはすっかりお元気になられて、笑顔で帰路につかれるのはよくあることです。
それは、場のエネルギー、食事のエネルギー、人のエネルギー、考え方のエネルギーなどが、ドドッとその人の中に入って行くので、刻々とお元気になられるのです。
陰陽で物事を考える多くの仲間に会って、そのことによってその人の陰陽バランスが良い方向に修正されていくからですね。
ですから、仲間の存在というのはとても良いエネルギー源なのです。
家でズルズルしていても、時間の浪費になるだけで、何かを変えるほどのエネルギーにはなりにくいのですが、仲間とともに何かを目指すと、案外達成できてしまうものなのです。
それが環境の陽性の力ですね。
一人より大勢の方が陽性さが増すので、自分が弱い人間だと思う人は、思い切って自分を成長させられる環境下に身を置くようにするといいです。
そして、環境の力を借りて、自分が変わって行けば良いのです。
なお、一人でも自分を変えられるのは、相当に意志の強い人ですから、そういう人は最初から陽性のタイプですね。
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とまあ、こんなことを話しながらご飯の炊きあがりを待っていたのですが、お料理に追われる時間の使い方でなく、たまにはこんなふうに身近な陰陽の話をしながら授業を進めるのもいいなあと思った一日でした。
来年度から始まる「自由人(びと)コース」では、こんなゆったりした時間を設けていますよ。
(夕暮れの鴨川 2019.10.26撮影)
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