マクロ美風の家事アドバイス講座(6) 片付けの空気は伝播するのです

<Mo(90-6)さん>
鱧の投稿をしたり、今日の講座を受講されたり、昨日もリビングの大きな家具を移動されたりして、連日お疲れのことと思います。
でも、ご主人様も気持ちよく協力してくださったとのことで、安心しました。
また、お母様も納戸を片付けてくださったとのこと。
よかったですねぇ。

そして、とても嬉しかったのは、ご次男さんが食器を洗ったり、シンクや水栓をピカピカに磨いてくださったことです。
お父さんとお母さんが力を合わせて、大きな家具を移動しながら整理しているのを見て、彼なりに一緒に綺麗にしたかったのでしょう。

こういう日常の姿が、お子さんに伝わって行くんですよね。
もともと次男さんはお片付けが上手とのことでしたから、そこをうんと褒めてこれからも彼の力を借りましょう。
褒めてもらったり、役に立っているという認識は、子どもの成長にとても大切なことなので、次男さんのためにもなります。

*   *   *

リビングの文房具などを入れてある作り付け収納棚や洗面所、台所まではまだまだ取りかかれませんが、リビングのまずは大きいものを移動し、いるいらないを判断しています。

家事アドバイスの期限が11月30日迄ですが、11月30日は秘伝コースの授業がありますし、その日は京都泊になりますから、11月29日までになんとか目処をつけなくてはなりません。
できることが限られてきますので、その間にリビングだけでも気持ちの良い空間にしましょう。
その調子で大丈夫ですよ。

細かいものの仕分け判断基準がわからないものも出てきているので、また別途質問いたします。

了解しました。
私へのメールで時間を取らないように、箇条書きでもよいので、物の名前を列挙してください。
Moさんの場合のリビングの基準を書いておきます。
・リビングに想い出の品物は置かない。
・日常生活に必要な物だけ置く。
・それ以外は2階に上げる。

あと10日間ほど。
効率的に時間を使って行きましょう。
一緒に頑張りますから、安心してくださいね。

 
 

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マクロビオティックの陰陽を知ることは財産 美味しい牡蠣料理のその後

むそう塾では講座を開催すると、その日のうちに授業の様子を写真や動画でブログの記事にします。
その画像を参考にしながら復習するためでもあり、教室での雰囲気を思い出す手がかりにもなるからです。
場合によっては、限定公開の動画を各自にお送りすることもあります。

こうして、正しい作り方を持ち帰っていただいて、教えたとおりに再現できるようにしています。
買い物や復習の途中でiMessageを使った質問も多く、さらに、復習投稿で出来上がりが正しく再現できているか、勘違いしているかを確かめることができます。
ここまでしなければ、教えっぱなしでは正しく伝わらないのがお料理でもあります。

そこまでしても、味見ができませんので、習ったお料理を教室まで持参して、出来上がりの確認をしてもらう塾生さんも多く、これでやっと自分のものになって行くのが本当のところです。
いくらオンラインで教えても、お料理は味が伝わらないとお話にならないんですね。
ですから、本ではなおさら程遠くなるのが現実の姿です。

*   *   *

先日開催した「牡蠣料理五種講座」を初めて受講された、新人のkoさんのコメントが素敵だったので、ここに転載します。

> 時間に追われ、どうしようかと迷いながらも当講座を受けて良かったです。受講中、むそう塾さんにこうして身を置いていることが不思議ながらも必然のような感覚を覚えました。
> 教えてくださったお料理は想像していた味と全く違っていました。静かな深い感動だと思います。料理は作った人が映ると聞いていますが、私は今回のお料理すべて、いい表現が見当たらないのですが、「私はこのお料理のような人になりたい」。改めて心からそう思いました。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。

koさんが、深いところでむそう塾のお料理をご理解してくださったことが、とても嬉しかったです。
そして、「私はこのお料理のような人になりたい」という文章に涙がにじみました。
昨夜、感動のあまりに、ついTweetしたところ、塾生さんからも同じ気持ちですとiMessageが届きました。
その塾生さんは泣けたそうです。
わかります。そのお気持ち。

koさんは、来年の5月から幸せコースに通われる予定なのですが、健康のために牡蠣料理はぜひ覚えておいた方が良いので、特別に受講を許可しました。
今年の9月24日に「玄米の炊き方秘伝(愛クラス)」を受講されてから、玄米と糠漬けを欠かさず召し上がるようになって、ご家族様の体調がグンと変化されたそうです。
特に体調がすぐれなかったご主人様の調子が良くなったことに驚かれていました。

「食事を変えただけでこんなに変わるんですね〜」
これがkoさんのご感想でした。
そうなんです。主食を変えただけでも体は変わるんです。
糠漬けもダイレクト便でせっせと召し上がっておられるので、その効果もあいまってkoさんご一家は、これからどんどん体力がついてくると思います。

*   *   *

また、先輩塾生の香さんから嬉しいコメントもありました。

中川さん、美風さん

昨日は牡蠣講座の開催ありがとうございました。

私は牡蠣が大好きなのですが、息子が食べないため、昨年は受講を見送りました。でも、やはりブログを見ると美味しそうで、今年は自分のために絶対に受講しようと思っていました。
教えて頂いたお料理はどれも予想以上の美味しさで、特に最後の牡蠣ご飯はお腹がいっぱいのはずなのにいくらでも食べたい美味しさでした。

そして、今日は早速牡蠣パスタを作ってみました。
すると、牡蠣嫌いの息子が「美味しいー!」とペロッと平らげてしまいました。
パスタとスープは食べるだろうと思っていましたが、牡蠣本体まで食べるとは驚きました。
さすが中川式です。
また、好き嫌いの多い息子の食べられるものが増えました。
いつもありがとうございます。

麗可ちゃん、TAMOさん

お二人のサポートのおかげでいつもスムーズに講座を受けることができ感謝しています。ありがとうございます。

嬉しいですねぇ。
お子さんが嫌いな食べ物が食べられるどころか、平らげてくれたことが本当に嬉しいです。
こういう例はむそう塾では日常茶飯事で、今までの好き嫌いはなんだったの?と戸惑うお母さんが続出です。
子どもは正直ですから、美味しければ食べてくれるのです。

*   *   *

こんな感じでむそう塾の授業は続いています。
お料理が苦手な人でも美味しいお料理が作れるようになって、お料理に自信がついた結果、自分自身にも活力がみなぎってくる生き方。
そんな変化を日々見せてもらえて、こちらまで元気をもらえます。

その源は「美味しいお料理」です。
単にグルメ料理ではなく、マクロビオティックの陰陽をしっかり踏まえて、さらに召し上がる人の陰陽も考慮した作り方なので、このような結果が出るのだと思っています。
陰陽を知ることはどなたにとっても財産ですね。

 
 

(大阪にて 撮影:中川善博)

 
 

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【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
陰陽を感じる日々の暮らし
中川善博から娘へのお弁当
中川善博厳選!おすすめ器具と食材

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歯の磨き方を歯科衛生士さんより伝授 つい磨き方がズレてしまった私のために

先日久しぶりに歯医者さんに行ってきました。
被せてある歯のセラミック部分に、裏側の金属部分の色が透けて見えるようになり、自分ではどうしようもなくなったからです。
本当はもっとこまめに歯石を取りに行かなければいけないのに、忙しさにかまけてすっかりご無沙汰してしまいました。
よく「便りがないのは元気な証拠」といいますが、私にとっての歯医者さんは、足が遠のいているうちは歯に異常がない証拠といった感じです(笑)

*   *   *

私が遠のいている間に、その歯医者さんはリニューアルされていて、とても素敵な空間に生まれ変わっていました。
なんといっても気に入ったのが「光冷暖」という方法です。
下の写真のような感じで、風が動かないのがいいですねぇ。
冷暖房の風が体に直撃するのが大嫌いな私としては、天国のような感じです。
色々な色があるようです。

 
 


(3枚の写真はすべて「光冷暖」のサイトからお借りしました。)

 
 

そして、私は今回使用しませんでしたが、X線被曝量を最少減に抑えることができる世界最新のレントゲンが導入されたとか。
10,000,000円以上するらしいのですが、歯医者さんって設備にお金がかかるなあと思ったのでした。

*   *   *

そして、歯科衛生士さんも新しい人に変わってしまい、長い間前の衛生士さんのことを応援していたので、寂しい気持ちでした。
でも、彼女とはFacebookを通じて会話が出来るので、新しい彼女の生き方を応援させていただきたいと思います。

新しい歯科衛生士さんは陽性な人で、行動の随所に陽生さが出ていて笑えます。
かつてこの歯医者さんにお勤めされていて、20年間ほどのブランクがありながらも復帰されたのだとか。
気さくな方で、歯磨き指導を熱心にしていただきました。

面白いもので、長い間に少しずつ歯の磨き方に自分の癖が出ているようで、衛生士さんにダメだしをされながら磨き方を細かく指導してもらいました。
前の衛生士さんも丁寧に教えてくれて、そのとおりに磨いていたつもりなのですが、歯ブラシの動かし方のちょっとした角度を指摘され、「ああ、前にもそこの磨き方と道具を教えられた」と思ったのでした。

それは上の両端の奥歯で、奥歯とほっぺの間の磨きが足りていないということなのです。
私の磨き方は口を縦に開けすぎていたようで、奥歯を磨くときには口を横に広げやすいよう、指1本分しか開けなくてよいそうなのです。
そうやって、歯のまわりを歯の形に沿ってグルリと磨く指導をされました。

そうそう。この磨き方は前の衛生士さんにも指導されました。
でも、徐々にズレていたんですね。反省。
前の衛生士さんが私のブログのために原稿をお寄せくださった記事がありますので、もう一度ここで載せておきましょう。
ついつい磨き方がズレてしまった私への反省を込めて。
(Macとの相性の関係で段落を一部変えてあります。)

*   *   *

<歯の磨き方〜歯科衛生士さんより伝授〜> 2008.2.13

◆歯磨きのポイントについて◆

 
 

【歯ブラシの選び方・持ち方】
①毛がやわらかい物を選ぶ
歯肉は粘膜。デリケートな部分です。
やわらかいものでも、歯は十分磨けます。

②毛の部分が小さいものを選ぶ
当院で取り扱っている歯ブラシは、次のとおり。
毛の長さ:1cm
毛の幅:5mm
つま先からかかとまで:2cm

③えんぴつを持つように持つ
力を入れると歯肉も歯も傷が出来ます

④歯みがき粉はつけない
清涼感で磨けた!と思ってしまうため、何もつけずに磨きます。
口臭の原因の80%以上はお口です。

 
 

【磨く時間と場所】
①歯科衛生士の私が、全く問題のない自分の歯を磨くのに1回10分はかかります。
ex) もし、3分だけ磨くとすると…60秒×3分=180秒
全部の歯が残っている方は、親知らずを省いて28本ありますから、180秒÷28本=約6秒(1本あたり)

ex) もし、10分磨くとすると…60秒×10分=600秒   600秒÷28本=約21秒(1本あたり)
小さい指輪やネックレス、大切な小物を磨く時、6秒では終わらないですよね。
歯も一つ一つ大切な物です。
時間をかけて丁寧に磨いて下さい。

②テレビや本を見ながら、座って磨きましょう。

③時間が取れるときにゆっくり行いましょう。
磨く時はいつでもいいです。
1日一回はゆっくり歯磨きする時間をとって下さい。

 
 

【磨き方】赤い文字はマクロ美風が色をつけました)
①歯と歯肉の境目を磨く
歯の周りには、溝があります。溝の入り口を清潔に保ちましょう。

②歯の表面に歯ブラシの毛先を直角に当てる
歯肉を痛めずに、きれいに磨けるのがこのあて方です。

1本ずつ磨くように、細かく横に動かす
歯1本1本はとても小さい物です。
大切な指輪や貴重な小物を磨く気持ちで磨きましょう。

④前歯の裏側は歯ブラシのかかとの部分を引っ掛けるようにあてる
かかとは、歯ブラシの植毛部、持ち手側を指します。

⑤舌でなめてつるっとしたら磨けています
ざらざら感があるところ、ぬるぬるしているところは磨き残しのところです。

⑥唾液を飲む
ためて飲むと気持ち悪いです。
ためずに飲み込む。
普段会話をしている感じと同じです。

以上

 
 

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マクロ美風の家事アドバイス講座(5) 収納のご提案です

<Mo(90-6)さん>
お写真をお送りくださいまして、ありがとうございました。
そこで疑問に思ったこともお電話でお話しできたので、解決しました。

前回の記事で取りあげた寝室の問題は、ご長男さんの受験が終わるまで棚上げしましょう。
そのうえで今回はリビングを中心として進めることにしますが、これだけでは根本的な解決にはならないことをご理解ください。
その理由は、前にも書いたとおり、部屋の本来の使い方ができていないので、どうしても無理が生じてしまうのです。

本来ならリビングではなくて、子供部屋に置いてほしい物があるのですが、それもご長男さんのご希望で勉強部屋には置きたくないとのことでした。
となると、ご長男さんが勉強部屋・寝室・勉強以外の物置きとしてのリビング、というように3か所を使ってしまいます。
これは本人の希望とはいえ、あまりにも分かれ過ぎです。
つまり、陰性になりすぎているわけですね。
だから、探しものが多くなるのです。

最大限ご長男さんのご希望を尊重しても、リビングにはこれ以上お子さんの物を置くのは止めましょう。
可能な限り2階に移動して、2階からはオモチャに代表されるような小さい頃使用した物を処分しましょう。

また、2階には使わなくなったソファが置いてありますが、その場所に洋服タンスが置けます。
チェストでもよいので、引き出し式の収納を増やして、衣類をしまいましょう。
2階の収納にせっかくハンガーパイプがありながら、それを活用されていません。
枕棚も活用できていません。
ここを整理して、ハンガーパイプが使えるようにしましょう。

そして、リビングにお洋服掛けは置かないようにしましょう。
リビングにある衣類は1階寝室の押入れにあるハンガーパイプにかけましょう。

あなたは本来お洋服をかける場所に、クリアケースを何段も積み上げています。
家全体にクリアケースが溢れかえっています。
これは前にも書きましたように、プラスチック製品なので、これからは買わないようにしてください。

クリアケースは静電気もおきますし、中身が見えて一層片付かない感じをさらけ出します。
よほどのことがない限り、プラスチック製品を買うのは止めましょう。
木製のエネルギーの感じられる物で身のまわりを整理すると、精神的にも落ち着いてきますよ。
プラスチック製品より木製の方が陽性だから、まとまり感が出てくるのです。
これは、今までの買い物の仕方を変えることであり、お店の選び方も変えることですが、これはお料理の食材の買い方と同じですね。

*   *   *

では、メールのお返事に移ります。

ベッドについては、もともとの1階寝室6畳が狭いことからベッドは諦めて布団で寝ていました。将来的にはベッドで寝たいと思っています。

ベッドは1階寝室にも置けます。
どんな豪華なベッドを想像しているのか不明ですが、今後2階のリフォームをされる時にご検討ください。
私はもっと狭い部屋にベッドを入れていますよ。

主人の意向でテレビは置いていません。

素晴らしい!
その時間がご家族様との会話につながっているようで理想的ですね。

応接セットは、主人がソファがあまり好きではないのと、スペースもないため、現在は必要ないと考えています。子供が独立後に揃えようか?と話しています。

なるほどね。
それでよいと思います。
実は私も応接セットは持っていません。

*   *   *

<これから購入あるいは作り付けにした方がよい収納>(ピンク色部分)
【1】キッチンの南側に天板と同じ高さの収納を作る。
【2】ユーティリティと背中合わせの壁一面に、作り付けの収納を作る。
 (図面に天井までの収納と書きましたが、吹き抜けでしたので適度な高さで収めてください。)11/15 7:40追記

<移動した方がよいもの>(緑色部分)
【1】ダイニングテーブルと椅子
【2】ご主人様の収納棚
【3】奥様の机

<片付けるべき物>(黄色部分)
【1】黄色の矢印で示したもの
【2】これらのうちどうしても必要な物は、妻机南側の壁に向けて置く。
【3】キッチンに立つと、カーテンを開けて外の景色が楽しめるレイアウトにする。

<ご主人様の居場所>
私からの提案として、ご主人様にダイニングテーブルではなく、ご主人様がリラックス出来る場所を作ってあげたらよいなあと思います。
お好きな椅子を一つとサイドテーブルでも良いので、ゆったり出来る場所があったら素敵かもしれません。
もちろん、ご本人が望んでいなければ不要ですが。
リビング南側にそんな空間が生まれるので、ご提案してみました。

 
 

ーー図面は本人のご希望により削除しました。ーー

 
 

*   *   *

私からの提案はこんな感じですが、いかがでしょうか?
リビングは唯一ご夫婦が今の時点で自由になる場所ですから、ここはご夫婦の場とお食事をするところとして息を吹き込みましょう。
なんのために家を建てたのか?
外で働くご主人様の癒やしの場にもならなければ、家の意味がありません。

リビングは家族全員が集まるので、気持ちの良い場所にして、皆さんが活力をもらえる場所でなくてはなりません。
そのためには「本物」のエネルギーが必要です。
お料理は本物が並ぶようになってきたのですから、これからは周りの環境を本物にしましょう。
一つひとつのお買い物も吟味して、エネルギーを感じられるものを選びましょう。

そんな暮らし方が、いつの間にかあなたや、あなたのご家族にも影響して、素敵な氣に満たされた人たちになれますよ(^o^)
そんなあなたになれるよう、微力ですが応援させていただきます。

 
 

カテゴリー: マクロ美風の家事アドバイス講座 | 2件のコメント

マクロ美風の家事アドバイス講座(4) ご夫婦とお子さんの部屋を分けましょう

<Mo(90-6)さん>
お写真とレイアウトの図面をありがとうございました。

なんと申しましょうか、よくこの状態で15年間を過ごして来られたなあと思います。
さぞかし不便だったことでしょう。
注文建築なのですが、とても使いにくい設計になっていて、図面を見ているうちに頭がしびれて来ました。

さあ、どうしましょう、という内容なのですが、まず、暮らし方の根本的なところをご主人様やお子さんも含めて見直す必要があります。
現在もご一家で2階にお休みになっておられますが、お子さんが二人とも男の子なのですから、すぐにでもご夫婦とお子さんたちが離れて寝るようにしましょう。

お部屋の独立がもうすでに遅すぎるほど遅いです。
小学生の段階でそれぞれの部屋にしてあげるべきでした。
一般的ですが、2階にお子さん二人のベッドと持ち物を集中させ、お子さんたちが勉強部屋として使っている1階の寝室を、本来の使い方であるご夫婦のお部屋としてベッドと荷物を集中させるのです。

これが設計士さんの考えた使い方ですが、まったくこれを無視した使い方をされていたので、どうしても片付かない家になってしまったのです。
さらに、木の床に直接お布団を敷いて寝ておられますが、これも本来の使い方ではありません。
この床ならベッドでないと、体への負担が大きくなってしまいますし、疲れがたまってしまいます。
今のお布団の敷き方は、床が畳の場合ならOKでした。

ご長男さんは大学受験ですから、そっとしておきたいとのことでは、どうしても片付けができません。
その場合は片付けを延期するしかありません。
なぜなら、お子さんたちに二部屋も使われていて、ご夫婦はお子さんの隣で寝るだけだと、あまりにも子ども天国の使い方だからです。

お子さんの成長とともに部屋の使い方は変えるべきであって、それがまったくされないままなのですから、それはあなたが不便でしょうがないのは当然です。
あなたに片付け能力があるかないかの前に、決断がまるでないことが原因ですから、はっきりと親の部屋と子どもの部屋を分けてください。
スタートはそこからです。

*   *   *

 
 

この商品を購入して納戸に置こうかと思うとのことですが、まだ買い物はしないでください。
まず買い方から改めてほしいので、アドバイスの期間中は勝手に購入するのはやめてくださいね。

それから、過去の家事アドバイスの記事にもあるのですが、「とりあえず」という置き方は止めましょう。
それがある限り家の中は片付きません。
私は最初にあなたに申し上げました。
「物に住所をあげましょう」と。

ですから、宙ぶらりんな置き方は住所がないので、これが片付かない一因にもなるのです。
今は「いる いらない」の判断をしていただいている最中ですが、いるものだけになったら、それらの物に住所を決めてあげましょう。

*   *   *

それから、現時点でもできること。
それは食卓に物を置かないことです。
食卓はお料理をいただくところですから、お食事をしないときには何も載っていない状態でなければなりません。

新聞・郵便物・雑誌などは、それぞれ定位置に置く癖をつけましょう。
それだけでも食卓が広く感じるし、スッキリ感が出て気持ちよく感じます。

なお、一般のご家庭にある応接セットやテレビが見当たらないのですが、そういうのは不要とお考えなのでしょうか?
家具にはこだわりのある方も多いので、お伺いします。

部屋も家具も本来の目的に応じた使い方をすることが、氣の流れとしても良くなります。
どうしてもアレンジしたい場合は、本来の使い方より良くなる場合にのみOKです。
不安定な氣は陰性であり、その場所の効果を半減させてしまいます。

そういう視点で考えると、お部屋の作りと使い方が合っていないので、ベストの落ち着きではありません。
ここを改善すると、良い氣が流れるようになりますよ。

*   *   *

【次回お送りいただくもの】
1 ユーティリティの全体写真
2 キッチンの全体写真
3 キッチン側からリビングに向けての全体写真
4 下記部分の全体写真(玄関脇のクロークも含む)
(前回ご紹介した方法でお送りください。)

 
 

 
 

今回のアドバイスは以上になります。
大きなことと向き合わなければならないので、その大変さに気持ちが萎えてしまうかもしれませんが、間違いなくこの問題を整理することが、問題解決につながりますので、頑張って乗り越えましょう。
私も本気であなたのことを思っていますし、お子さんのためにも良い方向に導いてあげたいと思っています。
一緒に頑張りましょう。

 
 

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