パンも甘いものも食べましょう

塾生さんからの相談メールがありました。
ここまで違わなくても、玄米の嫌いなご主人やそのご両親達にマクロビオティック食を理解してもらえないと嘆く人は多いです。
これからお正月にかけて帰省される方も多いでしょう。
そんな時の参考になると思いますので、記事にさせていただきました。
<Bさんより>
今日はちょっとお尋ねしたいことがあってメールします。
動物性のもの、甘いもの、スナック、パンの摂取についてです
愛クラスに参加したとき、ほかの受講者の男性がお酒との付き合い方について質問されていましたが、甘いもの、スナック、パンについてはどうでしょうか?
18日から、夫の国○○○○に里帰りします。
クリスマスは家族が集う大切なイベントです。
私は日本人で、菜食であることなど理解してもらっていて、決して同じものを食べるように、と言われたりはしないです。
でも、10日間、ずっと自分で自分だけのご飯を作って食べれるのか?と言えば、おそらくそうもいきません。
すべて持ち込んで向こうでも炊飯する予定ですが・・・。
それに、以前魚料理をしてくれたときに、私も少しいただく、といったときの義母のうれしそうな顔を思い出し、自分が造ったものを食べてもらえる喜びを考えると、まったく食べないというのも、私自身が寂しく感じます。
クリスマスは、塩漬けラムや、ターキーがごちそうです。
そして、このクリスマスの時期、親戚を訪問しあって、各家庭で手作りした焼き菓子やマジパンなどとコーヒーやお茶でもてなします。
なので、そのときにも、私はいりません、といってしまってもいいのですが、やっぱり食べたいな、と思うのです。
そして、意志の弱い私はついつい食べすぎてしまうかも・・・。
また、○○○○はパンが主食です。
ブログで「夫を優先して、一緒に白米を食べてください」という記載がありました。
それが「パン」の場合は、どうしたらいいのでしょうか?
甘いものを控え、中川式をいただくようになり、ずいぶん甘いものやスナックへの要求が落ち着いてきていました。
そして、お腹の調子もずいぶんいいです。
でも、ここ最近、娘が台所やテーブルで何かしていると、すぐにやってきて、抱いてほしい、と要求してきます。
「ing」の記事を読み、できるだけすぐに抱いたりしてはいるのですが、ほかにも離乳食もあまり進まず、私はトホホ・・です^^;
また妊娠中かなり夫に八つ当たりをしたりしました。
それを彼女はすべて知っていると思います。
きっと悲しくつらかっただろうと。
そして、産まれてすぐNICUに連れて行かれたこともあり、彼女との信頼関係を今築くべきだ、と言うことは痛いほどわかるのです。
心を落ち着けるのに一生懸命です^^;
先日○○歳になりましたが、私自身がまだまだ子どもなのかもしれません。
こんな毎日で、また甘いものに走りたい、と言う気持ちが出てきてしまいました。
なので、これから○○○○に帰って、主食もこれまでのようにいかず、動物性のものも入り、スナックや甘いものも入る、という生活、そして夫と夫の家族との調和をどうしたらいいのだろうか、と考えてしまっています。
自分の中では、いろいろな想いがあって、どうしたらいいのかわからないのです。
頭の中で考えすぎでしょうか・・・?
「あなた何を言ってるの?自分の体のことを思えば、何よりも優先してご飯を炊き、甘いものも、たとえみんなが食べてもあなたは食べないほうがいい」という事でしたら、私も腹をくくってそう努力します。

<マクロ美風から>

こんばんは。
結論から申し上げますと、このようなことは悩むようなことではありませんね。
10日間○○○○に行かれるだけでしょ?
その間あなたがいつもと違う食生活になるからと言って、なぜそんなに悩まなければ
ならないのでしょう?
ご主人のことを理解されるためにも、ご主人のお母様達との人間関係のためにも、この場合はご主人の故郷のお食事をいただきましょう。
郷に入れば郷に従えというではないですか。
違った習慣を理解しようとする姿勢が必要ですね。
その姿勢がご主人側の方達から見れば愛おしいのです。
10日間パンを食べたって死にはしません。
きっとお通じは変化して、お肌もザラザラになることでしょうが、それでも我慢しましょう。
たった10日間ですから。
そして、甘いものも喜んでいただきましょう。
そうするとあなたの体調に変化が出て来ます。
それが勉強になるのです。
頭で体に悪いから食べないようにしようと思うのではなく、実際に食べてみればいいのです。
その機会が今回の○○○○行きです。
10日間の結果は、帰国後のあなたにとってマイナスなのではなく、むしろパンや甘いものに対するふん切りがつく絶好のチャンスだと私は思います。
「あ?、甘いものやパンはこんなにも体調を変化させるものなんだ」ということを、ご自分の体で知ることが出来るからです。
どうぞ食べ物を優先するのではなく、人間関係を優先してください。
ただし、出来ればお味噌を持参されて、インスタントであってもお味噌汁を飲んでいただけると、体へのダメージを最小限に食い止めることが出来ます。
ああ、こんな時にモバみそを知っていたらなぁと思います。
それから、お子さんのことですが、離乳食の進め方に問題があるのではないですか?
何ヵ月のお子さんか分かりませんが、お子さんがまだおっぱいの方が良いということなのかも知れませんし、離乳食が美味しくないのかも知れません。
大人の味覚と赤ちゃんの味覚は違います。
赤ちゃんはお母さんのおっぱいの味しか知らないので、大人のような濃い味はビックリします。
その辺のところも充分クリア出来ていますか?
お料理本や育児本を頼りに離乳食を作っていませんか?
また、お子さんには個人差がありますので、無理に月数だけで離乳食を進めないようにしましょう。
お子さんがおっぱい以外の物を欲しくなったら、視線が特定の食べ物に行きます。
そしてよだれを出します。
この時が離乳食のスタート時期です。
それから、パパやママの食べる物を、ぐる?っと首をまわしながら追って来ます。
体を動かします。
最後には手を出します。
おむつ離れも母乳離れも、子供の方からサインを送ってくれます。
それまではお母さんの腕の中でしっかりと安心させてあげてください。
それは抱いておっぱいを飲ませることも含まれます。
それでもお子さんがしつこく寄ってくるようなら、もしかすると第2子の妊娠が近いのかもしれません。
それをお子さんが予知しての行動であることも考えられます。
そのくらい子供はピュアな魂を持っているのです。
大人以上ですよ。
そんなこともご参考までに。
では、くれぐれも頭で考え過ぎないでくださいね。
マクロビオティックには体験が必須ですから。
<後日の報告記事>
「パンも甘いものも食べましょう」の後日談

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量が生み出す味

いつも玄米投稿を拝見していて思うことがあります。
お米が勿体ないからと600ccで炊飯して、なかなか玄米ご飯の柔らかさを体験出来ない人がいらっしゃいます。
そうこうするうちに硬いご飯で体調を崩されて投稿をお休みされてしまう人もいました。
投稿者のお米に対するお気持ちも充分理解できますが、ここにはどうしようもない事実が存在するのです。
その事実を踏まえて、最初から教えられた方法で炊かれる方が、むしろお米のためになると私も中川さんも考えています。
教えられた方法でふっくら炊ける技術が身についてから、少ない量でも美味しく炊けるようにさらに精進されれば良いのです。
そうは言っても400ccのお米と1000ccのお米では加熱時間が違いますから、自ずと美味しさの限界はありますけれどね。
お米に限らずお料理には量が生み出す美味しさというものがあります。
このことをお分かりいただけない方が時々いらっしゃって、残念に思ってしまいます。
私は長い間一人暮らしをしていたので、少ない量のお料理では味の限界を感じていました。
たとえばおでんに代表される煮物がその好例です。
もっと沢山作れば出せる味があるのになぁといつも思っていたものです。
それは私が6人家族で育っていたから知っていた味のせいでもあるし、母がよく「お料理はたくさん作った方が美味しいんだよ」と言っていたせいでもあります。
だから私は、量を多く作れるために家族がほしいとつくづく思っていました。
もし今、少ない量で炊飯していらっしゃる人は、騙されたと思って1000ccの量でご飯を炊いてみてください。
24分と30分の加熱時間の差は、お料理には相当な違いとなることを知ってほしいです。
お料理の世界の時間は、秒単位で味を分けてしまうものです。
焼き物や揚げ物、あるいは麺を茹でていてもあっという間に変化することを体験済みではないでしょうか?
ですからご飯であっても同じなのです。
量が生み出す美味しさ、時間が作り出す美味しさ。
お料理には色々な力が働いて美味しくなります。
もちろん作り手の氣も影響しますが、本題からそれてしまうのでこれは別の機会に。
さあ、あなたのお料理はもっと美味しくなりますよ。
ぜひ試してみてね。


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嬉しかったこと

きょうは宅配便がたくさん届いた。
お歳暮の季節だからね。
そんな中、とっても嬉しい贈り物があった。
幸せコース1期生の方が、ご自分で作られた梅干しとお味噌を送ってくださった。
お電話をして久しぶりに近況を話し合った。
ありがたいことにその方は、中川さんの玄米投稿記事もきちんと読んで下さり、私のブログ記事も全部読んでくださっていた。
コメントについての感想も述べてくださり、まるで今も幸せコースに通っていらっしゃるかのような感じだった。
嬉しかった。
ブログを通じて1期生ともこのように繋がっているって、凄く嬉しくて感動的でさえあった。
思い返せばこの方は、玄米投稿時からブログをきちんと読み込んでくださっていた。
だから、パスポートを取得されるのも劇的に早かった。
人間は忙しくなると、短時間で濃厚なことを処理しようとするものらしい。
家事も文章も密度が高くなるような気がする。
書きたいことは沢山あっても、パソコンに向かう時間がままならない私は、ついひと文字に託す気持ちが強くなってしまうようだ。
語調が強かったらごめんなさい。
新幹線の中でこの記事を書いていると、ついついもっと書きたくなってしまう。
どうやら私は「書きたい病」のようだ(笑)
でも、きょうはこの辺でやめて、大事なメールを数通送らねばならない。

ほな。
(おっと、これは京都の言葉だった。何だか京都の人っぽくなる時がたまにある私。実は私は順応しやすいタイプなのだ^^;)


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「拡大放課後♪@京都&@東京」のご案内

幸せコースでは、授業が終わってから毎回お決まりの光景が繰り広げられます。
玄米ご飯を持参する人、包丁を持参する人、糠漬けや糠床を持参する人、玄米やお塩を持参する人、圧力鍋のふたを持参する人、相談事のある人などが、大テーブルのまわりに集まって延々と話をします。
これが実に楽しいらしく、皆さんの表情がとてもイキイキとしています。
そこで、塾生さん同士が交流するとともに、中川さんと私も加わって放課後の状態をを東京と京都で再現することにしました。
空間を共有するだけで過ごし方は人さまざま。
幸せコースに通っていなくてもOK。
パスポートがなくてもOK。
途中での出入りも自由。
そんな気楽で楽しい一日をご一緒しましょう。
イベント名
・「拡大放課後♪@京都」
・「拡大放課後♪@東京」
開催日
・京都:2011年1月29日(土)
・東京:2011年1月30日(
会場
・京都:ウィングス京都(セミナー室B 2階)
・東京:オフィス東京(L2会議室 2階)
内容
・交流を楽しむ
・友達をつくる
・圧力鍋の調子をチェック
・包丁の研ぎ上がりをチェック
・お米やお塩のチェック
・玄米ご飯やお料理(味噌汁含む)のチェック
(玄米ご飯とお味噌汁は保温が望ましい)
・お弁当の盛りつけチェック
・糠漬けや糠床のチェック
・iPhoneなんでも相談
・Twitterなんでも相談
・Macなんでも相談(パソコン持ち込み可)
・デジカメなんでも相談
・ブログなんでも相談
・マクロ美風のよろず相談
プログラム
11:30 開場
11:30?12:00 持参した物を並べる
12:00?18:00 上記の内容を各ブースで進行
18:00?18:30 後片付け
18:30 解散
昼食について
昼食の時間は設けませんので、各自で事前にお済ませください。
定員
各会場とも40名ほど
参加資格
むそう塾の受講者番号がある人
お子様
どうしても都合がつかない場合は迷惑にならない範囲で同伴可能
(但し1名迄で、うるさくなった場合は退室のこと)
参加費
10,000円
参加費の支払い期限
自動返信メールが届いてから7日以内
申込方法
12月22日(水)21:00より申込開始
(別記事の申し込みフォームから申し込む)
締切
2010年12月31日(金)
キャンセル料
なし
お問い合わせ
こちら
から

企画・責任
中川善博およびマクロ美風


カテゴリー: 中川式糠漬け, マクロビオティックが楽しい♪ | 12件のコメント

もう少しお待ちください

昨夜京都から帰宅しました。
相変わらず処理することが多くて、コメントのお返事が遅くなってすみません。
ところで、お楽しみ会の告知が遅れています。
会場がまだ決まらないためです。
飲食物の持ち込みが拒否される会場が多くて難航しているのです。
それに加え、受験シーズンで試験会場になっていたり、吉日(友引)のため結婚式の予定が多かったりするのです。
お一人に応援をお願いして、きょう東京会場の下見に行って来ます。
条件が合うといいな。
もう2,3日お待ちくださいね。


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