昨日の記事に対するお返事をコメント欄で書いていたのですが、長くなってしまったので記事にさせていただきます。
<Mさん=ぴのきちさんへ>
ぴのきちさん、おはようございます。
あら、Mさんでよろしかったのに。。
そうでしたか、やはりきちんと謝っていらっしゃらなかったのですね。
では、最初に申し上げます。
お子さんはお母さんのお腹の中にいるときから人格をもっていることを意識して子育てをされていましたか?
このことが大前提にあると、自ずと答えは出て来ますね。
今回の場合は、まずお母さんがお子さんにしなければいけないことは、応急処置をすることはもちろんですが、怖い想いをさせてしまったことに対してきちんと謝ることです。
たとえば「ゴメンね」というような軽い謝り方ではなく、きちんと大人に対して謝るときのように、向かい合ってお子さんの目をみて、お座りして手をついて謝りましょう。
お子さんは立っていても構いません。
そのうえで「お母さんが間違っていました。怖い想いをさせてしまって本当に申し訳ありませんでした。」と頭をさげましょう。
そんな他人行儀な、と思われるかもしれません。
でも、子供だからこそ他人行儀に謝るのです。
そうするとお子さんは、ふだんのお母さんとは違う緊張感を味わうはずです。
それが狙いなのです。
お子さんは死ぬかも知れないほど怖い想いをしたのです。
ですから、お母さんがお子さんをそんな目に遭わせてしまった失敗に対して、それくらいの緊張感をもって謝るのです。
それで初めて「お母さんは本当に自分の怖さを分かってくれた」と思えます。
しかし、お風呂が楽しい場所だけでなく、怖い場所でもあることを知ってしまいました。
このことは現実です。
もしお尻だけでなく、シャワーを嫌がらないでシャンプーもできるようなら、決して湯船に入れようと思わないことです。
お子さんが嫌がらないことだけをしてあげましょう。
それで大丈夫です。
無理に湯船に入れようと思わないでください。
湯船につかる習慣のない国だってあるでしょ?
それにお子さんは陽性だから、そんなに湯船につかりたがらないものです。
遊びたいだけですね。
だから数を数えて肩まで入れようなんてナンセンス。
私事ですが、うちの息子も丸1年湯船に入らないことがありました。
私がシャンプーしている時の泡が湯船にちょっとだけ入ったのを見たのが原因です。
大人から見ればそんなことと思えても、子供にとっては一大事のように思えることもあります。
子供の個人差はとても大きいので、同じ場面でも心理的な影響はとても違いがあります。
そのことを考慮して対処しないと、よそのお子さんと同じように我が子に接して間違うことがあります。
あくまで目の前にいるお子さんの反応を優先させてくださいね。
☆ ☆ ☆
さて、今後のあなたにアドバイスです。
子育ては真剣に向き合うこと。
お料理も真剣に向き合うこと。
どちらも片手間に出来るものではありません。
そうすると、お風呂の途中で台所に行くことはするはずがありませんね。
お子さんに向き合う時にはお子さんの気持ちになって、お料理をする時には材料の気持ちになって、これが鉄則です。
いつも相手の気持ちになって生きる。
このことは、自分のためでもあります。
そして、相手の気持ちになってみると、今まで不満に思っていたことが減ったり、見えない部分が見えたりします。
今回のことは、これからお子さんやご主人に対するあなたの態度や想いを見直す良いきっかけになりましたね。
お子さんに感謝して、美味しいお料理を作ってあげてください。
私は夫と二人きりで誰の手も借りずに子育てをしました。
核家族の典型です。
ですから、一人で子供をお風呂に入れなければならないことは多く、それはそれは大変でした。
本当に何度も、もう一人大人がいたらなぁと思ったことか。
ですから、子供だけ体を洗ってあげて、自分はバスタオルを巻いて急いで子供の湯上がりの世話をしていました。
私がお風呂につかれるのは、夫の在宅時だけです。
そんな時期は夫に5分でも10分でも、在宅時間を多くしてもらいたかったものです。
しかし、それがままならない時もあり、密かに涙したこともあります。
ゴルフに出かける夫を恨めしく思ったこともあります。
ひどい時にはゴルフそのものを憎いとさえ思いました。
そんな私なので、不在がちなあなたのご主人のことを思うと、今が一番大事なときなんだから、もっと子育てに協力してあげてと訴えたいです。
ご自分の教え子も大事でしょうが、一番大事なのはご自身のお子さんです。
ご主人がちょっとお子さんの相手をしていてくれたら、安心して作れるお料理もあります。
たとえば揚げ物。
私なんてトイレのドアを閉めると子供が泣くので、ドアを開けて「お母さんはここにいるよ」と子供の顔を見ながら用を足していました。
ですから、あなたの大変さはとっても良く分かります。
よく頑張っていらっしゃると思います。
でもね、つらい時にはつらいと言いましょう。
ご主人にも大変さを訴えましょう。
子育ては二人でしたいと言いましょう。
現実的な環境は今と変わりがなくても、あなたの気持ちは軽くなります。
子育て中は何かとストレスが多いものです。
上手に発散したり気分転換することも考えましょうね。
では、来年のモバみそ講座でお会いしましょう♪
<追記>
一度きちんと謝ったら、何回もゴチャゴチャと謝らないように。
謝る度にお子さんは怖かった時のことを思い出します。
それからお子さんがそばにいる状態で、そのことをよそのお母さん達と話さないように。
怖かったこと、お母さんがそばにいなくて悲しかったことは、早く薄らぐようにしてあげましょう。