京都 野村別邸の桜を眺めながら陰陽を想う

最近むそう塾生で体調がかなり陽性になっている人がいます。
もともと親からもらった体質は陽性なのですが、精神面は陰性がチョロチョロと顔を出して、その陰性に覆い潰されてしまうこともあるほど不安定な人でした。
でも、むそう塾に通ってくれるうちに段々陽性な部分が多くなって、今や陽性オンパレードな感じです。
そして、行動も陽性なので、今度は陽性の面が多く出てくるようになっています。
この辺で陰性を上手に取り入れておかないと、今度は陽性になりすぎる弊害が出てきます。

陰性を陽性に持って行くのは割りと簡単なのですが、陽性になりすぎたものを陰性に持って行くのは時間がかかるし、場合によっては戻らないこともあります。
ですから自分が「ちょうど良い」と思える体調の時に、中庸をキープするようにしなければなりません。
ここで多くの人が行き過ぎて失敗するのです。
食べ物の陰陽、行動の陰陽、思考の陰陽、いっぱい陰陽があるけれど、まずは食べ物で調整してみましょう。
お手本は自然界です。

自然界は間違いませんね。
春に秋の花は咲かないし、夏に雪は降らないし、四季の順序は順番通りにやってくるし、賢いです。
それに比べて人間は自然界から見たら間違いだらけです。
それは大脳をもらってしまったからでしょうね。
余計な知識と欲がすべてを狂わせるのです。

きのう京都で小一時間ほどお花見をしました。
桜の花は律儀に愛らしく、時には妖艶に咲いていました。
大きめのもの、小さくひっそりと咲くもの、散る花もあればこれから咲く花もあり、それぞれが自分の立ち位置を楽しんでいるかのようでした。
決して隣の花と比較しない。
そんな花を愛でる人達の表情はみんな善人に見えます。

そうです。
本当に純粋なものの前では人間は無垢になれるのです。
その割合が多いほど人間は疲れから遠ざかります。

自分の周りにどれだけエネルギーバランスの取れた人がいるか?
そういう人とどれだけ多く接しているか?
どれだけエネルギーバランスの取れた空間に身を置いているか?
あなたは気づいていないかも知れませんが、それらが心に及ぼす影響は計り知れないほど大きいのです。

 

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京都 野村別邸の枝垂れ桜 

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(京都 左京区 野村別邸)

連日の授業が終わって、つかの間の休息。
むそう塾の前の道路(仁王門通)をまっすぐ東に行くと、こんな素敵な枝垂れ桜がありました。
まだ蕾がたくさんあったので、これからも楽しめることでしょう。
落ち着いて氣の良い場所でした。
それもそれのはず、ここには旧財閥の別邸が何軒もありました。
もう一度訪れたい落ち着いた雰囲気が気に入りました。
場所は「野村美術館」の前です。

 


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中川式糠床の今

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あの中川式糠漬けを生み出す糠床は、今こんな状態です。
中川さんが胡瓜を取り出していたので、ちょっと見せてもらいました。
ビッシリと白い膜が張り、中川菌が元気な様子を表しています。
さて、この白い膜のお名前は?
これは糠床がどんな状態のとき出てくるのかな?
そんなことが一つひとつ理解出来ていないと糠床の管理はできません。

糠漬け講座ではそこのところを詳しく解説して、糠漬けの理論を徹底的にお伝えします。
あとは皆さんの判断が正しく出来るか否かにかかっています。
毎日見せる糠床の表情を的確にとらえないと、糠床はすぐ機嫌をそこねてしまいます。
子育てより難しいです。
糠床には言い訳もごまかしもききませんからね。

日本の発酵食品の代表的存在である糠漬けですが、とても発酵しているとはいえないもどき糠漬けが出まわっている現在です。
ぜひ、本物の発酵をした糠漬けで腸の健康度をアップさせてください。
腸を制する者は最強の健康を手に入れられます。

あの樽で漬け上がった糠漬けはこんな感じです。
これが乳酸菌たっぷりの今仕様の糠漬けです。
これからどんどん漬かり具合を変えて行きます。
いつもその季節にピッタリの糠漬け。
一年中通して食べられる中川式糠漬けに\(^o^)/

 

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あとひきお稲荷さん

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男性なら最低10個はいけるでしょう。
あっさり味のお稲荷さんは、お箸が止まらない美味しさです。
じゅわっとジューシーに仕上げましょう。
ご主人様たちにも喜んでもらえているのが何より嬉しく、励みにもなります。
男性陣の反応をぜひ教えてください。

 


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中川式稲荷寿司の秘密

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(お土産のつつみの中にはむそう塾の想いがびっしり詰まっています。)

 
 

「中川式稲荷寿司」は目からウロコの作り方です。
そこには凝縮されたあらゆる料理の技術から導き出された料理法があります。
お馴染みの稲荷寿司でも、中川さんの手にかかればこんなに優しいお味になるんだなぁと試食するたびに感心したものです。
そこで私が試作段階で名付けたのが「あとひきお稲荷さん」。
つい何個でも手が伸びてしまう優しいお味だからです。
でも、そのお稲荷さんには次のような需要ポイントがあります。

・お揚げの口当たりのやわらかさ。
・お揚げのジューシーだけど主張しすぎない味。
・ご飯の一粒ひとつぶの味の感触が伝わる詰め加減。
・すし飯に込められた歯ごたえの遊び感覚。
・お揚げとご飯の一体感。

中川式稲荷寿司を作るには、まず玄米が開いた状態の炊き上がりでなければいけません。
そうでなければすし酢がご飯の中に入っていけないからです。
その上ですし飯になりうる硬さがなければなりません。
すし飯は団子状態であってはならず、お口に入れたときにホワッと広がる状態でなければなりません。
お揚げの味が勝ってもだめ、ご飯の味が勝ってもだめ、両方が一体になって醸しだす味のバランスこそが稲荷寿司の信条ともいうべきものです。
これを実現するには相当繊細なバランス感覚が必要で、その秘密の一つはお揚げの絞り加減にあります。

単純に稲荷寿司といいますが、稲荷寿司を美味しいと感じられる仕上がりにするにはこんな背景があることを試作段階で思いました。
外から見ると簡単そうに見える稲荷寿司。
何気なく口にされる方も多いでしょうが、実際に作ってみるとそのバランスの難しさに驚かれることでしょう。
でも、中川さんが絶妙のバランスのコツを秘伝してくれました。
あっと驚く方法で。

どうぞ稲荷寿司を作りながら、ご自分のバランス感覚を確認してください。
諸々のチェックポイントが中川式稲荷寿司にはあります。

それから、稲荷寿司の蔭に隠れてしまいましたが、「春夏バージョンの金平牛蒡」も重要なお料理です。
上級修了レベルの腕でないと出来ないのが「春夏バージョン金平牛蒡」なんですよ。
体の排出が活発になってくるこの季節からは、ぜひこの金平牛蒡で腸内の毒消しをしながら健康に一歩も二歩も近づいてください。
特に牛蒡は動物性の毒消し効果が強いので、動物性の食べ物を取られるかたには定期的に召し上がっていただきたいです。
また牛蒡は精のある食材なので、陰性タイプのかたには毎日少しでも摂ることをお薦めします。

 


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