むそう塾で学ぶ意味は何なのか?
そんなことを思っている人も少なくないことでしょう。
決して安いとはいえない金額を投入する意味は何なのか?
本人はじゅうぶん分かっていても、むそう塾未経験の周りの人には納得してもらいにくいことでしょう。
事実、ご主人にそのことを納得してもらえなくて、幸せコースを断念されたかたも過去にはおられました。
あるいは一度はご家族の反対で断念したものの、どうしても行きたいと翌年には渋々許可をもらって通えることになった人もおられます。
それで、通い始めるとお持ち帰りされたお料理の美味しさにご家族がビックリして、いつの間にか応援してくれるようになっているのが面白いところです。
先日は秘伝コースへの試験がありましたが、その試験を受けた舞さんが連絡のメールをくださって、その中に書かれてあった内容に大きく頷けるものがありました。
舞さんが思っていることは、多くの人と共通点がありますので、記事にさせていただこうと思いました。
誰でも感じることが日常生活の中で時間の経過とともに良い方向に変化して行く過程が書かれていて、他の方にも参考になると思いました。
<舞さんからのメール> 抜粋
主人も、応援してくれています。
実は以前は、練習をしていたりすると、コースで教わってくるお料理は美味しいけれど、そんなに打ち込む意味はあるの?
と思っているのが、言葉の、会話の端々から滲み出ていました。
「仕事じゃないのに」、と。
でも今回、試験が終わったときに、「仕事以外でそうやって試行錯誤して頑張ったり、生活や、自分を向上させようとするのってすごいことだね。いいことだと思う。」と言っていました。
嬉しかったです。
試験の練習中、困ったり迷ったりすると技術的なことや何かを習得したいと思った時に、どういう心持ちでいたのかなど、主人の意見や話をいろいろ聞いて、参考にさせてもらっていました。
そのおかげで、仕事のことや、価値観・考え方など、今まであまり話さなかったこともお互いにいろいろ話すことができて、それもよかったのかな、と思っています。
試験の思わぬ副産物でした。
試験が終わって、落ち込むかと思っていたのですがそんなことありませんでした。
それも、立て続けに先を見せてくださったおかげです。
落ち込み陰性になる隙を与えない陽性な展開を見せてくださってありがとうございます。
身近な人と比べられたり競うことに拒否感と恐怖心がすごくあったのですが、みんなで試験を受けてみんなの講評も聞けたことで、色々な可能性を知ることができました。
自分を俯瞰するって、落ち着くことなんだと初めて実感しました。
<マクロ美風より>
やっと夫婦らしい夫婦になって来つつありますね。
>仕事のことや、価値観・考え方など、今まであまり話さなかったこともお互いにいろいろ話すことができて、それもよかったのかな、と思っています。
ここです。
こうして色々なことを話し合いながら、自分の人生の最も良き理解者が伴侶であるというのが理想なのです。
それはご夫婦で同じ方向を向けるからですね。
幸いに舞さんのご主人は技術でお仕事をされているので、理解してくださる部分も多いと思います。
今回のことは、舞さんが地道に頑張って来た結果が評価されたわけですから、これからはさらにその結果を高めるべく、目標のある日々を送りましょう。
>自分を俯瞰するって、落ち着くことなんだと初めて実感しました。
そうですよ。
私たちは小さなことに囚われがちですが、もっと大きな視点で物事を考えたら、いっぺんに景色が変わります。
蟻(アリ)ではなく鳥の視点で考える癖をつけましょう。
実はそれがマクロビオティックなんですよ。
気づいてくれたかしら?

(道端の山茶花)