お弁当とは自分を持って行ってもらうことである。

今月のむそう塾は、2012年度の講座の最終回になります。
幸せコース・上級幸せコースともに最終回になるのですが、幸せコースでは卒業記念作品として、塾生さんが「お弁当」を作ってきて、それを中川さんが記念撮影します。
撮影の仕方は本格的で、お料理本の撮影と同じ方法です。
実際に中川さんが撮影された本も商業出版されています。
では、先日の撮影風景をご覧いただきましょう。

 

まずは教室に一番早く到着したTさん。
フタについた水滴などを拭っています。

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どんなふうに撮るんだろう?

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あ〜、何だかドキドキしちゃう。

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撮影が終わったらやっと笑顔が出ました。

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中川:ほら、こんなふうに写ったよ。
S:わー、綺麗!

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次々と順番待ちです。

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こうして全員のお弁当を撮影します。
1年間習ったことの集大成として、心を込めてお弁当を作ります。
家庭でお皿に盛り付ける時とはまた別の難しさがお弁当にはあります。
それらの難しさはすべて幸せコースでお伝えしました。
お弁当に込める想いもお伝えしました。
絶対忘れてほしくないのは、誰に何の目的でお弁当を作るのかということ。
そして、包みを開いたときに、そこには「自分」(作った人)がいること。

「お弁当とは自分を持って行ってもらうことである。」

これがむそう塾のお弁当に込める想いです。
こちらには中川さんがお嬢さんや息子さんに作られたお弁当がたくさん載っています。
お嬢さんや息子さんは、中川さんの心を感じながらお昼のひとときが嬉しかったことでしょう。
冷凍食品をお弁当に詰めるお母さんもいるこの時代だからこそ、むそう塾では愛に溢れるお弁当を大切に伝えています。

 


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第144次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

京都ではソメイヨシノは満開を過ぎましたが、枝垂れ桜はまだこれからの所もあるようです。
例年より早く桜が咲いた3月24日の愛クラス。
その中からトップバッターのパスポート該当者が出ました。
愛クラスでは固く閉じた心と表情が気になったのですが、その後お電話で話をしながら彼女は心を開いてくれました。
「信じる」って強い力を発揮しますよ、と申し上げましたが、ちゃんと信じてくださって本当に嬉しかったです。
むそう塾を、そして中川さんを信じてくださってありがとうございます。
では、パスポート取得者を発表します。

 

<第144次 むそう塾 パスポート取得者>
Mo(69−5)さん

<寸評>
◆中川善博より
よくがんばりましたね。 ずいぶんひどいことを言いましたが、悪気は一切ありませんので許してくださいね。
しっかり私を信用して美風さんを信用して思い切って子供のように心を開いて下さった瞬間は本当に嬉しかったです。
これが中川式玄米炊飯の醍醐味だと強く感じましたし、間違いないのだと確信が持てました。
私からありがとうを言わせていただきます。
ほんとうによく頑張りました、恥ずかしかったろうに。 偉かった。
おめでとうございます。

◆マクロ美風より
Moさん、あの日お電話して良かったです。
たった1本の電話をあなたは100%活かしきってくださいました。
私の言葉をしっかりとキャッチしてくださいました。
甘えてくれて、ありがとう。
心を開いてくれて、ありがとう。
まだまだあなたは伸びます。
お子さんと一緒に成長の春になりましたね。
改めて、おめでとうございます。

 

 

<パスポートの説明>
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)~(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。パスポートは出発点であり、到達点ではありません。

 


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いつでも帰っていらっしゃい。京都へ。

世の中では3月がお別れの月ですが、むそう塾では4月が区切りの月です。
4月でコース制の授業が終わって、4月28日には各クラス合同の修了式があります。
なにゆえに4月なのかというと、むそう塾で使う建物内部のリニューアル工事が4月開講に間に合わなかったからです。
4年前、丁寧に基礎からの掘り直し工事、そして床下への炭の埋設、珪藻土の壁塗りなど、どれも心を込めて工事をしてくださった結果なので、気持よく開講日をずらしました。
ちょうど鴨川の新緑が美しい時季であったこと、そしてその春に初めてシリット社から綺麗なグリーン色のお鍋が発売されたことが重なって、むそう塾のシンボルカラーを「むそうグリーン」として、幸せコースのエプロンに採用したのでした。

それから4年。
今年も4月がやって来て、巣立ちの月になりました。
大笑いした写真は中川さんのブログに掲載してありますが、これはその前のひとコマです。
皆さんが柔らかくて良い表情をされています。
お一人おひとりを写したアフターのお写真は、修了式にお渡しします。
解きほぐされた皆さんのやさしい表情を眺めていると、ギュッと抱きしめたくなります。
心から愛して1年間見守って来ました。
これからもそれは続きます。

むそう塾に別れはありません。
あるのは区切りだけです。
いつでも帰っていらっしゃい。京都へ。

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日本糖尿病学会が「炭水化物制限は薦められない」見解を発表

糖尿病の治療として一部で行われている炭水化物を極端に制限する方法について、日本糖尿病学会から次のような見解が発表されました。

>「長期的に行った場合の安全が確認されておらず、現時点では薦められない」

私は常々マクロビオティックの視点から考えても、従来の指導方針に疑問を感じていたので、「やっと」の思いを強くします。
まだ「現時点では」としているところに苦悩の後がみえてしまいますが(笑)
どんな病気であれ、日本人は主食を疎かにして健康はないのです。
糖尿病に玄米ご飯はとても効果を発揮するのですが、なかなか理解してもらえないのが残念なところです。

 

NHK生活情報ブログ>から転載

糖尿病の治療として一部で行われている炭水化物を極端に制限する方法について、日本糖尿病学会は「長期的に行った場合の安全が確認されておらず、現時点では薦められない」とする初めての見解を示しました。

糖尿病は食べ過ぎや運動不足といった生活習慣などがもとで血糖値が高い状態が続く病気で、重症化すると目の血管が傷ついて失明したり、動脈硬化につながったりします。
患者とその疑いがある人は国内であわせておよそ2200万人に上ると推計されています。

治療は食事の見直しや運動が中心になります。このうち食事療法について日本糖尿病学会は栄養のバランスをとりながら食事全体のエネルギー量を抑えるよう推奨していますが、一部の医療機関などでは減量のため、ごはんやパンなどの炭水化物を極端に制限する方法が行われていて、これに対して「脂肪やたんぱく質のとり過ぎにつながる」という声があがり、専門家の間で議論になっていました。
これについて日本糖尿病学会は100以上の海外の論文などを分析した上で、学会として初めて見解を示しました。

それによりますと▼短期的に体重が減っても長期的にはコレステロールの値が悪くなったという報告や▼心臓病のリスクが高まることを示す研究があるとして「長期的に行った場合の安全が確認されておらず、現時点では薦められない」としています。
その上で、炭水化物の摂取量の目安は日本人の平均的な摂取量にあたる、食事全体のエネルギー量の50%から60%にするとしています。

今回、見解のとりまとめにあたった日本糖尿病学会の宇都宮一典理事は「自己流で炭水化物を制限している人もいるが、これまで国内での研究はほとんどなく、日本人特有の体質や糖尿病の特徴を踏まえた上で、長期的な検証を行うことが必要だ」と述べ、今後、学会として積極的に研究を進めていく考えを示しました。

今回、炭水化物を極端に制限することは「現時点では科学的根拠に乏しい」として安全性の面から否定されました。しかし、見解の中には「他の栄養素とのバランスが大きく崩れない範囲で、患者の食事の好みや病気の状態に応じて炭水化物の割合が目安の50%を下回ることもありうる」という記述も加えられ、炭水化物を減らす方法にも一定の余地を残す形になりました。炭水化物を減らす食事療法が一部で普及してきた背景には、複雑な栄養計算が必要なこれまでの方法に比べ、比較的簡単に取り組めるといった要因もあります。食事療法は続けられなければ意味がありません。どの範囲なら安全なのか、しっかりとした科学的根拠を示した上で、患者の状況に応じ治療の選択肢の幅が増えていくことが望ましいと思います。

<転載終わり>

 

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(玄米ご飯 炊飯&写真:中川善博)


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三流は人の話を聞かない。 一流は人の話を聞いて実行する。

三流は人の話を聞かない。
二流は人の話を聞く。
一流は人の話を聞いて実行する。
超一流は人の話を聞いて工夫する

先日、羽生善治氏の言葉として上のような文章を目にしました。
この内容は実に共感できます。
私も日々感じているところだったので、この分類に大いに納得です。

ところで、息子の授業参観でいつも思ったこと。
それは先生の話を聞かない保護者が多いことです。
だから当然子供も授業中の私語が多いのだろうなと想像できます。
この姿勢が大学生になっても続き、社会人になっても続くとしたら、もうその人の人生は三流が確定しますね(笑)

真剣に学ぼう(生きよう)とすると、相手の発するひと言ひと言が宝物のようで聞き逃したくないと思えるはずです。
もしそのように思えないなら、相手に宝物としての器量がないことも考えられます。
相手の見極めは実に重要で、自分が「これだ!」と思えた人と接する時間を多くして、上の三流から超一流のどこで生きるかをチェックしていれば、自ずとあなたの人生は素敵な方向に行くと思いませんか?

さあ、あなたの姿勢はどの辺りだったでしょうか?
今からでも遅くありません。
改められることはすぐ実行しましょう。

 

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(京都 野村別邸にて)

 


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