この季節の草木の成長は一年で一番変化が激しくて、それを逞しく感じ取れれば良いのですが、物悲しくなってしまう人もいます。
それは冬から春にかけて陰のエネルギーと陽のエネルギーが入り乱れるから、それに心身がついて行けない人が出てくるためです。
また年度変わりで何かと環境の変化も多い時です。
大人でも不安定になりやすいのですから、小さなお子さんならなおのこと心は不安でいっぱいです。
そんな時の特効薬は抱きしめるに限ります。
大人だって好きな人に抱きしめられたら嬉しいでしょ?
ホッとするでしょ?
だから子供なら当然抱きしめられたいのです。
「お姉ちゃんでしょ、もう一年生でしょ、もう中学生でしょ、もう高校生でしょ」なんて言わないで、不安な様子を感じ取ったら躊躇せずに抱きしめてあげましょう。
手をにぎるだけでも違います。
ところでハグには陰性のハグと陽性のハグがありますね。
陰性のハグは氣で包み込んであげます。
これは相手がどんなに遠くにいても可能なので、むそう塾では多くの人にハグを送っています。
さっきも、もかもかちゃんをハグしました。(届いたかな?)
反対に究極の陽性のハグはセックスですね。
セックスを単純に性行為ととらえるのではなく、氣の交わりととらえると、大いに納得できることが沢山あります。
具体的には男性器を挿入した形が最も深い交わりになるわけですが、そうではなく、裸で抱きしめあって素肌で皮膚のぬくもりを感じるだけでも充分に氣が通い合います。
これは特別な関係になければ出来ないハグですが、他人でも握手は素手でできますので、大いに手をギュッと握るのも氣が伝わって良い方法です。
一般的には服の上からで結構ですから、ギュッとハグして体温を感じられるようにすると落ち着きますね。
これは人間の本能なのだと思います。
人の温もりが恋しい人っていっぱいいますね。
ところで、触れ合って氣を送るのは案外西洋的です。
つまり陽性な表現方法なのです。
日本人は武家社会に見られるように、目あるいは心で氣を送ることが得意なので、積極的に抱き合って表現することを照れてしまう人も多いです。
主に年配の男性にその傾向がありますね。
触れ合うより離れて氣を送る方が形としては陰性ですが、これは陽性さがないと出来ません。
ということは、日本人は結構陽性な氣をもっている民族なのです。
氣の集中ということですね。
そういえばこんな光景がありました。
赤ちゃんは本能で指一本を頼りに氣の交流をしているんですね。
これも立派なハグです。