中川さんの糠床 瑠璃茄子がゴロゴロ

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中川さんが糠床を混ぜていたので、ちょっと1枚写真を撮りました。
「ほら、美味しそうに漬かってるよ」といって、瑠璃茄子を無造作にゴロゴロ放り上げてくれるではありませんか!
みんなはこれを漬けるのが難しいのに・・・。

その他に大根やら胡瓜やら、賀茂茄子でしょうか?
かなり時間の経ったものが見えますね。
これらが相まってあの独特の「旨味」につながって行くんですね。

 


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感じるために勘を育てる(野口整体から学ぶ)

子象ちゃん最終日

(Isさんの桂剝き)

 
 

このウール玉。
文句なしのレベルまで頑張りました。
でもまだ文句がつけられるのです(笑)

感じる。
これが彼女の課題です。
それが出来たら彼女の桂剝きにはもっと速さが出てくるでしょう。

どうやって「感じる」を克服すればいいの?
と彼女は霧の中かもしれません。

ちゃんとそんな人のために答えは用意してあります。
「勘を育てる」
その延長線上に「感じる」はあるのです。

 


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瀬戸内寂聴さんと桂剝き 続けることの大切さ

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(Miさんの桂剝き)

まだ私が独身のとき、当時は瀬戸内晴美という作家の本を片っ端から読んでいたことがありました。
同じ女性として感じる部分が多かったからです。
後々彼女は瀬戸内寂聴となり、今なおお元気に積極的な行動で私達を先導してくれています。

ふと振り返ると、私が好んで読んだ本の作者は、割とパワーのある人たちだったなぁと思います。
それは、パワーのある人から発せられる言葉や考え方が好きだったのだと思います。
しかし、そのパワーは瞬発的なものではなく、着実に積み重ねられて来たパワーであることに、マクロビオティックをするようになって気がつきました。

*   *   *

桂剝き投稿で参考になることがありますので、以下にお二人をご紹介します。

【Mi(6−6)さん】
Miさんからの最終投稿メールの抜粋
この1ヶ月、色んな事を感じ、学びました。
一番大きかったのは、自分は自分が思うよりも不器用で下手であるとはっきり認識できたことです。
ここを出発点としてこれからも努力を重ねて行こうと思います。

◆中川さんからのお返事(Miさんの最終回記事
「あなたはもともと不器用です。 そしてそれは私も同じです。」

【Ot(47−3)さん】
◆Otさんからの最終投稿メールの抜粋
1ヶ月間、ご指導いただいて本当にありがとうございました。
下手なうえに的外れなことばかりして中川さんの指導にも答えることが出来ず、なんでこんなはずじゃないのにと毎日思っていました。
焦ってもなかなか前に進まず、そんなだめな自分自身と向き合うことは苦しかったです。
「わたし、むそう塾に来る資格なかったのかな。ここにいてはいけないのかな。」と何度も思いました。
でも、桂剥きを続けるにつれて、むそう塾のすごさや本気を何度も感じて何年かかっても学び続けたい、そして変わりたいと思って一か月続けてきました。
一か月で自分の目標とするところまでは達することはできませんでした。
そして課題も沢山あります。
でも、諦めずこれからも学び続けていきたいと思います。

◆中川さんからのお返事(Otさんの最終回記事)
ガンコで不器用な人はこういう精密技術には向いていないのかもしれない。と思われているかもしれませんが、それは逆なんですよ。
今、伝統工芸に秀でた名工と呼ばれる方々、人間国宝と呼ばれる方、名人と呼ばれる方の多くは修業の初めには「ヘタクソ! どんくさい! 止めてしまえ!」とぼろくそに言われたと聞きます。
器用でそつなくどんどん覚える人はある程度までいくと過信・慢心が起こり、自分で自分を奮い立たせることを止めてしまうのだそうです。 根まで覚えないのです。
その点、不器用で叱られてばかりいた少年は他に転職の可能性も無く、器用に立ち振舞うすべもなく、ただひたすら練習に明け暮れるのです。 そして気がつけば孤高の技を身につけて人々に尊ばれるまでになるのです。
わかりますね。 あなたにとって一ヶ月というスパンが短すぎただけなのです。
やり続ける勇気と強い意思があるかぎり、あなたは誰よりも上手になれると断言します。
「練習は嘘をつかない」 という言葉を最後に贈ります。

*   *   *

なぜ瀬戸内寂聴さんの話の途中で桂剝き投稿の文章が出てきたかというと、最後の「練習は嘘をつかない」を取り上げたかったからです。
瀬戸内寂聴さんの本の中に書かれてあったことなのですが、ある人間国宝の仕事場を訪れたとき、どうしてそんなに素晴らしい作品が出来るのかを尋ねたら、「毎日作ること」と答えたそうなんです。
その言葉に瀬戸内さんはいたく感動されて、それから毎日原稿用紙に向かうようになったそうです。

私がその本を読んだのはまだ20代の時だったので、楽しいことを優先してしまい、毎日何かを続けることはしていませんでした。
でも30代になって法律の勉強を始めた時には、毎日真剣に机に向かいました。
そこから「毎日」という言葉の重みを実感したのです。
月日は流れ、ブログを始めようとしたとき、毎日更新しようと思いました。
それは、ブログを始めたものの、三日坊主になっている人が多かったからです。
生きているんだから、必ず何か感じることがあるはず。
それを文字に託せばいいじゃないか。
そう思ってほぼ毎日記事を書き続けました。
そのブログがこんなふうに「むそう塾」へとつながったのです。

毎日何かを続けること。
それ自体は小さなことでも、積み重ねによって大きな力になり、結果として何かを生み出すエネルギーになることを実感しています。
中川さんはよく「紙一枚の進歩」と言われます。
私は進歩と感じることがなくても、好きだから続けて来ました。
そうしたら何かが出来ていました。

ここでご紹介したお二人だけでなく、この記事を読んでくださる多くの人にも「続ける」ことの「力」を信じて、コツコツと頑張ってもらいたいと思っています。

 


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「中川善博の桂剝き指導集」を出したいほどの実力

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Is(25−2)さんの桂剝きより。
これが家庭用の三徳包丁で剥いた結果だなんて、あまりにも凄すぎます。

中川さんの桂剝き投稿の記事を読んでいると、奥深くて丁寧で、相手の理解度に合わせてあらゆる方法を駆使して指導する姿に、ただただ驚きます。
毎年のことなのですが、中川善博という人の底なしの大きさ(実力)に改めて感じ入ります。

「中川善博の桂剝き指導集」なんて電子本を出したくなるほどです。

 


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熱中症になった場合の飲み物 ならないための食事

今年も熱中症の人が増えて来ました。
これは単に気温が高いからという理由だけでなく、衣服や食事面も考える必要があると思います。
ご存知のように今はアイロンをかけなくてもしわにならない化学繊維のお洋服も多く、吸湿性が悪かったり発汗性の悪いデザインだった場合は、汗の処理もうまく出来ません。
汗をかく環境の場合は、発汗を意識してお洋服選びをしましょう。

それから、就寝中も熱中症の問題がありますが、眠る前にお部屋を寒いくらいに冷やしておいて、部屋の窓やドアは閉めたままクーラーを消して寝るのがおすすめです。
朝方には28度前後になっていると思いますが、寝汗で寝苦しいことはありません。
ポイントは寝具が冷え冷えになるまで冷やしておくことです。
シーツが冷やっとするまで冷やせばグッスリを保証します。
6時間以上寝る人や、動物性がたくさん入っている人は、これでは暑いと感じる場合があります。
そんな人はクールダウン出来るお食事を摂るようにしましょう。

 

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(京野菜のラタトウィユ 料理:中川善博)

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(賀茂茄子と万願寺とうがらしの揚げ浸し 料理:中川善博)

上の二品のお料理は冷蔵庫で冷たく冷やしたものをいただきます。
どちらもちょうど良い塩分濃度なので、ゴクゴクと汁ごと飲み干して「あ〜、美味しかった!」となります。
これは確実に熱中症予防のお料理です。
夏が旬のお野菜はクールダウンにピッタリですし、お汁の塩分濃度は体液とほぼ同じですから、理想的な水分・塩分補給になります。

ところで、熱中症になった場合には、軽い場合なら冷たいお味噌汁を飲むと良いです。
よく水分だけを摂る人がいますけれど、それでは駄目です。
スポーツ飲料は甘味が多くて塩分が少ないので駄目です。
常々お味噌汁を飲む習慣をつけて、水分を多く摂らないような食生活を続けていれば、熱中症には無縁でいられるはずです。
食生活の乱れが熱中症を招くといっても過言ではありません。
ですから、年々熱中症患者が増えているのだと思います。

熱中症になった場合は、必ず塩分も一緒に摂ることをしますが、意識などにも影響が出ている場合は、もっと早く吸収してくれる電解質を摂ることが効果的です。
しかし、この電解質飲料はお水代わりに普段から飲むものではなく、点滴の代わりに応急処置として飲むものです。
ミネラルウォーター感覚でゴクゴク飲むと水毒症状が起こってしまいます。
薬局などに置いていますが、お医者さんや薬剤師さんの指示がないのに飲むのは止めてください。
様子をみて救急車の出動をお願いする方が安全な時もありますから、適切な判断をしましょう。

我こそは陰性と思う人は、あらかじめ梅醤番茶を飲んでおくことも良いです。
夏に陽性な梅醤番茶を? なんて思わずに、失われるものは先に入れておくことも予防になります。

マクロビオティックを知っているがために、夏の過ごし方を間違ってしまう人もいますから、どうぞ体調を良く観察しながら、上手に食べ物でコントロールしてください。
お盆を過ぎてから体調が落ちてくる人は、間違いなく夏の過ごし方を間違った人達です。
え? すでに体調不良? それはもう日々のお食事が滅茶苦茶ですね。
熱中症になる人は代謝能力が落ちているわけですから、水分と塩分を上手に取り込むようにしましょう。

 


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