今年の5月からス新設されたむそう塾のじっくりコース。
幸せコースを修了したけれどもう一度基本をしっかり学び直したいという人達が通っています。
同じく5月から新設された満足コースとともに、お料理の基本中の基本を一つずつ確実なものにするべく日夜4クラスの人達が桂剥きの練習に精を出しています。
それに合わせて幸せコースの2クラスも今は桂剥き投稿期間なので、むそう塾は上級幸せコースを除いて6クラスが全員で桂剥きモードに突入しています。
下の写真はじっくりコースの星直さんです。
彼女は幸せコースの時にはのんびり屋さんで、本来のおっとりした性格でした。
すべてに控え目で人生を損しながら生きているなぁと思ったものです。
幸せコースに在籍中の新年会で、彼女から相談を受けました。
「私って遅いですか?」
迷わず私はイエスと答えました。
もっと積極的にならないと、どんどん歳だけ重ねてしまって後悔することになるよと伝えました。
色々時間を費やして話す間、彼女は頬をつたう大量の涙をぬぐうことなく、鼻水まで垂らしながら泣きじゃくりました。
そして、そこを起点に彼女は生まれ変わりました。
積極的に行動することにしたのです。
人間関係も含めて。
その後、彼女は上級幸せコースに進み、復習もどんどんこなすようになりました。
毎回中川さんに確認してもらいたいお料理を持参して、ちゃんと復習のメールも中川さんに送ってアドバイスをもらっていました。
遠くから夜行バスで往復をしながら通った2年間は、彼女にとって大変なスケジュールでした。
でも彼女はじっくりコースでもう1年間通うことを選択されたのです。
迷った時には困難な方を選択するというむそう塾スタイルを実行されたのです。
昨日の桂剥きでは、写真のように右腕が脇から離れていません。
何度注意しても、私が他の人のところに行って戻ってくるとまたくっついています。
これを直さないと絶対に上達しません。

ところで、面圧が解らないといって自分から中川さんの方に質問しに行きました。

これからの中川さんの左手の動きと彼女の口元に注目してください。

こうやって「重いドアを押し上げながら開けるように」包丁を砥ぐときの部分を大根の中心に向かって当てるんだよ。
「あ!」
一瞬彼女の口が開きました。
ピン!と感じるものがあったようです。

中川:そうそう!
Hさん:あ! この感覚なんですね!

中川:ほら、出来るやないかー!
Hさん:ハイ! 解りました!!

中川:┐(´∀`)┌ヤレヤレ
Hさん:\(^o^)/

幸せコースの時にこの積極性があったなら、Hさんはもっと早く面圧を理解されていたことでしょう。
さて、刻みですが、Hさんの刻みの姿勢が良いのと、音が良かったので、注目してみました。
姿勢は何事においてもとても重要です。

すると、こんなに軽やかに刻めていました。
リズミカルで楽しそうに刻んでいます。
[youtube width=”550″ height=”344″]
それもそのはず、彼女はこれから婚姻届を出しに行く日だったのです。
やっと巡って来たこの日。
新年会でのあの涙からこの日まで、彼氏探しからおつき合いした日々がこの日の実りにつながって本当に嬉しかったです。
Hさん、お料理で男性の胃袋をゲットできたね。
これぞむそう塾スタイルです。
末永くお倖せに!!
「マクロビオティックで泣く時 本物の自由人になるために」の記事に寄せられたコメントにお返事を書いていたら、とても長くなってしまいました。
多くの人にご理解いただきたい内容でもあるので、改めて記事にさせていただきます。
Niさん、コメントをありがとうございました。
<Niさんのコメント>
美風さん、こんにちは。
昨日は本当に有難うございました。
賀茂茄子ピザを口にした途端、心の底から感動してその気持ちがどうにも抑えきれませんでした。楽しい試食の時に、皆さんにご心配をおかけして申し訳ない気持ちです。私にとってもあのように涙したのは初めてでした。それほどアツアツ賀茂茄子ピザは美味しかったです。
私は病気がきっかけで大好きだった乳製品を全く口にしなくなり、それがごく当たり前のように生活してきました。マクロビオティック指導校に通っていた時も、実行していることが間違っていないと信じていたので、どんどんその道に突き進んでいきました。しかし月日が経つにつれ、ほんとにこれでいいのかな?と何度も疑問を抱くようになり、何かに導かれるようにむそう塾生となりました。
美風さんは私と接する度に「のーちゃんとご主人が健康で元気になる事がまず一番よ!」と何度も言われました。でもその時の私は、真の意味がわからずにいました。何故なら私はマクロビオティックで元気になったと信じていたからです。お弁当投稿の時は、中川さんから「あなたは今まで世間の人よりスピーディーで活力ある生き方をしてこられたのですか?」とご指摘を受けたこともありました。頭では分かっていても、恐れからどうしても乳製品を口にすることが出来ませんでした。そして昨日、その答えのすべてが賀茂茄子のピザに繋がっていたと思います。
中川さんのお料理、陰陽で考え抜かれた賀茂茄子のピザは、まさに私の心を解き放ってくれる絶妙なお味でした。食べてもいいんだっ!もう我慢しなくていいんだ!って。こういう気持ちを封印していた自分にも驚きでした。今まで本当に長い道のりでしたが、もう後ろは振り返りません。前だけを向いて真の自由で楽しいマクロビオテイック生活をスタートさせます。
美風さん、中川さん、本当に有難うございました。そしてこの場をお借りして、ご一緒した塾生の皆様、昨日はとても楽しかったです。お見苦しいところをお見せして本当にごめんなさい。またいつか皆さんとお会いしたいです。そして麗可さん、昨日も大変お世話になりました。ハグハグのお気持ち、感じていました。ありがとうございます。長々と失礼いたしました。
<マクロ美風からのお返事>