中川式に悶絶する涼麺と温泉玉子

涼麺 マクロビオティック むそう塾

(涼麺 料理:中川善博)

とにかく美味しかった!
ただそれのみ!

涼麺 むそう塾 中川善博

(涼麺 料理:中川善博 一流料亭を超える美味しさ)

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(井戸水で冷やしています)

温泉玉子の作り方は独特の方法で、白身と黄身のやわらかさのバランス、黄身の形、そして濃厚な味わいが特長です。
試食した皆さんからは、「今まで食べていた温泉玉子って一体なんだったのだろう?」という声があちこちから出たほどです。
温泉玉子の定義もお解りですね?
半熟卵と温泉玉子を勘違いしないように。

今月もう1回開催します。
お楽しみに♪

 
 

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マクロビオティックで泣く時 本物の自由人になるために

昨日は「夏の特別料理 涼麺と賀茂茄子のピザ」を開催しました。
最初は麺つゆにするお出しの取り方から始まりました。
一般的なマクロビオティックの出汁の取り方とはまったく異なる方法なので、すでに他のマクロビオティック指導校で何年も学んでいた人はビックリ!
すでにその段階で相当ショックだったようです。
むそう塾で教えているのはプロの料理人であること、そしてその一流料亭の味を家庭でも素人が再現出来るように工夫されていることが、独特の料理法につながります。
お料理の途中で目をまん丸くして、「全然違う!」と私に語りかけて来るNさんの表情が可愛かったです。

涼麺も悶絶しながらいただいて、今度は賀茂茄子のピザです。
マクロビオティック料理では乳製品を使用しない点が特徴の一つとして伝えられていますが、むそう塾では本当に美味しいものは陰陽を駆使して体に負担のないお料理にしてお伝えしています。
その一つが「賀茂茄子のピザ」なのです。
ピザの商品開発を何年も手がけてきた中川さんの手にかかると、一般のピザよりも美味しいピザが出来上がってしまいました。
もどき料理ではなく、元のお料理を超える美味しさになったものだけが講座になるため、このピザも小麦粉を生地に使ったものより美味しいのです。
そして、ちゃんと毒消しができているのです。
つまり一品の中で陰陽バランスが取れているということですね。

その美味しさと考えぬかれた陰陽に感動して、それまで実践して来た自分のマクロビオティックは何だったのかという思いが胸を去来したのでしょうか。
ピザの試食をして泣き出す人がいました。
マクロビオティックで泣く時3

 
 

あれ?
壁の方に向いちゃったよ。
マクロビオティックで泣く時1

 
 

涙を拭いて食べ直しています(^^)
マクロビオティックで泣く時2

 
 

私は彼女を抱きしめたくなるほど、お気持ちがよく理解できます。
なぜなら、私がかつて歩んだ道だからです。
あれダメ、これダメと排除のマクロビオティックを何年もして、何か違うんじゃないかと模索した経緯があるからです。

マクロビオティックとは自由になるための考え方であるにも拘らず、実際は不自由な考え方にとらわれてしまってがんじがらめになっている人をよく見かけます。
それは一にも二にも伝え方が悪いと思います。
お料理の末端部分だけが伝えられて、マクロビオティック本来の実践的哲学の部分が理解されていないためです。

さらに言えば、マクロビオティック料理は健康になるための手段であって、料理が最終目的ではありません。
健康でない体の人は、マクロビオティックの考え方で陰陽バランスの取れたお食事をして健康になり、その体で自由な生き方をしましょうというのがマクロビオティックの目的です。
その自由というのは一般的に考えられているような気ままなものではなく、「無双原理十二の定理」や「健康の七大条件」を踏まえたものでなければなりません。

手段と目的を取り違えてしまって、マクロビオティックをしているのに体調が悪いという人は後を断ちません。
動物性を食べたから、白砂糖を摂ったから、乳製品を摂ったからといって体調の変化に神経質になるのではなく、「何を食べても大丈夫」な体になることが本来のマクロビオティックの考え方です。
もしあなたがミクロな考え方をしているなら、もっとマクロ(大きい意味)な視点で考えましょう。
本物の自由人になるために。

そして一番大事なこと。
それは、健康な体になって「どんなふうに生きるのか?」「何をしたいのか?」ということです。
単なる病気治しのマクロビオティックではなく、生き方の哲学としてマクロビオティックの本来の意味を知ってほしいと思います。

講座を受講された皆さんの楽しい笑顔はこちらから。

 
 

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マクロビオティックの中庸と安定性のとらえ方

マクロビオティックでは中庸を良しとする。
しかしその中庸(安定)はじっとしているのではなく、常に微妙な調整を刻々としていて、遠くから見ると何もしていないように見えるだけである。
いつでも素早く対応しながらバランスを保つのがマクロビオティックの理想の姿である。
じっとしているとそれは偏りにつながって行く。

「安定性とは何か!?」(佐伯剛氏の記事より)
http://kazetabi.weblogs.jp/blog/2014/07/post-6f8d.html

この中の
「安定性とは不動の状態ではない。様々な状況に瞬時に対応できる不安定さこそ、安定性には必要。」
という表現に同感である。
まさに私達はその不安定さを陰陽という視点で操っている最中なのだから。

 
 

魔法のメガネ マクロビオティック 



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「よろず“医者いらず”」柿渋の効能と歯医者さん

Facebookで柿渋の話が載っていました。
マクロビオティックの大先輩の記事なのですが、歯が痛い時に柿渋でグチュグチュしたよという内容です。
そのコメント欄が色々と展開されていて、歯医者さんでも柿渋を使って歯周病に対応しているところがあるというコメントもありました。
週刊新潮の記事に載っていた写真も紹介されているのですが、Facebookをされていない人のために、こちらでもその写真を転載しておきます。
よろず“医者いらず”
マクロビオティックを知らない時代から、柿渋は私たちの生活に溶けこんでいたわけです。
それをのちにマクロビオティックの陰陽で考えると、強い陽性作用が様々な場面で活躍することになります。
塩も強い陽性ですが、柿渋には独特の収斂作用があります。
現代人はすぐドラッグストアに直行しますが、まだまだ自然界は私達にプレゼントを用意してくれています。
薬のお世話になることも時としては必要なこともあるでしょうが、まずは身の回りのものの陰陽をうまく使いこなすことで対応する癖をつけましょう。

私も塗料として柿渋を使いましたが、年数が経つと共に色合いが変化して、なかなか趣きのある味わいになりました。
安心な塗料ならドイツが進んでいますが、大きな缶で購入するほどではないという時には、柿渋で楽しんでみるのも良いですね。
知り合いの建築士は、自宅を建てるときの壁に柿渋を使ったほど惚れ込んでいます。
お口に入れるとあの渋みがなんとも強烈なので、これからの季節は虫に刺されたときにつけると良いでしょう。

ところで、Facebookで柿渋の記事を書かれた花井良平さんは、お兄様とお顔がとても似ていて、初めてお見かけした時は心臓が止まるくらいビックリしたものです。
私はお兄様の方に長く接していました。
お兄様がマクロビオティック界に残された業績は数多く、弟さんの良平さんもまた日本CI協会で月刊マクロビオティックの編集長をされていらっしゃいました。
現在は会社を作ってマクロビオティックの啓蒙にあたっておられます。
ご兄弟でマクロビオティックの素晴らしさを堪能される生き方って素敵だなって思います。

話は変わって本題の歯のことです。
マクロビオティックって確かに素晴らしいのですが、歯に関してはやはり歯医者さんのお力をお借りした方が良いと思います。
症状を悪化させない努力は自分でする必要がありますが、すでに悪くなってしまった部位に関しては、納得のいく治療をされる歯医者さんで適切な治療を受けた方が良いと私は思います。
歯は命の写し鏡のようなものです。
腸をすこやかに保つことと、噛める歯をキープすることが、健康に生きるための必須条件です。
歯を失うことのないよう、漠然と「マクロビオティックをしているから大丈夫」なんて思うことのないよう、歯にはきちんと対応しておきましょうね。

 
 

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黒毛和牛の金平牛蒡

黒毛和牛の金平牛蒡

 
 

先日中川さんのところでいただいた金平牛蒡です。
「黒毛和牛入り金平牛蒡」とした方が正確かもしれないと思うほど、牛肉の量は多くないのですが、それでも動物性は存在感がありますね〜。
植物性オンリーに比べていただける量は少なくなります。
お酒のおつまみやお弁当に入れると、男性はきっと喜ばれることでしょう。
ちなみに牛蒡は牛肉の毒消しになりますし、こんにゃくは腸のお掃除をしてくれますから、体の負担になるお料理ではありません。
陽性の力がほしい時にどうぞ。

 
 

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