テーブルと椅子を選ぶ時、あなたは何を基準に選びますか?
絶対に失敗しない椅子選びは、まず何のために使う椅子なのかを考えます。
つまり用途ですね。
パソコンをする時、書き物をする時、テレビを見る時、お酒を飲む時、お食事をする時、それぞれに相応しい大きさや高さがあります。
ただ座れればいいという考えだと後で疲れを招いたり、ダラダラとしてやる気の出ない時間を生み出したりします。
目的に適った椅子を用意することで、その目的がより良く達成され、体の疲れも感じないほど質の良い結果を生み出せます。
椅子の選び方としては、まず最初に機能面を考えます。
これは妥協しないようにしましょう。
それからそれに見合ったテーブルを決めます。
どちらも同じ素材で出来た物なら理想的ですし、統一感もとれるのですが、椅子に関しては加工上材質の影響(固い・軟らかい)を受けるので、テーブルとしては可能でも椅子なら無理という場合もありますから、そんな時には少々違っていてもかまいません。
椅子は強度の問題が重要だからです。
材質の勉強をしてみるとよく分かるようになりますよ。
どんな家具であれ、その木にふさわしい使い方をしてあげられるのが一番長持ちすることになります。
それから、家具全般にいえることですが、良い家具は重いものです。
間違っても重いから敬遠するということのないように。
マクロビオティックの陰陽判断の基準の一つとして「重い」「軽い」というのがあります。
ここでもそれは適用され、重いということはそれだけ密度が高いことになりますので、丈夫でもありますし、安定感もあります。
これが陽性の良さでもありますね。
陽性の家具を使うことによって、知らず知らずのうちに陽性さをもらうことってあるんですよ。
なぜなら、家具は手や体や皮膚の延長みたいなものだからです。
一方、夏の暑さも考慮せねばなりません。
この場合は主に背もたれが影響します。
今は色んな素材とデザインの家具が出回っているので、椅子選びは迷われることでしょうが、機能性重視の姿勢を忘れないで選びましょう。
そんなことを考えながら椅子選びの参考になさってください。
<Sa(84-2)さん>
このダイニングセットの椅子は切ることが可能であっても切らない方が良いと思います。
強度の面でも問題なく切ることが可能な椅子は、もっと単純なデザインのものです。
さらに、椅子だけ切ってもご主人様が使われるパソコンコーナーとの高さが合わなくなってきますよね?
Saさんの椅子は高さだけの問題ではないので、結果として前のアドバイスではご自分の椅子を買われることをお奨めしたのでした。

(中川式糠漬け 料理:京料理人 中川善博)

















