マクロビオティックとは自分を知ることである

ここ最近、体調不良のご相談が増えています。
これから梅雨の季節になると、もっとそんなご相談が増えることになります。
それは汗のかき方が下手なためですね。
冬と違って夏は発散をうまくする必要があるので、暮らし方も食生活も陰陽を駆使して上手にコントロールしてほしいと思います。

ところで、マクロビオティックをしているつもりでいるのに、まるでマクロビオティックの考え方が活かされていない精神状態の人が多く見受けられます。
それは真にマクロビオティックを理解していないか、頭で知っているだけで自分の肚に落とし込めていないんですね。

そのような人は不都合なことが起きると私にメールで答えをもらいに来ます。
でも、それではお勉強にならないのです。
不都合はせっかくの勉強のチャンスです。
自分を実験台に陰陽を突き詰めて考えてみましょう。
必ず答えが出せます。

私はね、「マクロビオティックとは自分を知ること」だと思っています。
それは自分の本当の内面(心のありよう)や体調を陰陽でキャッチすることだと思うのです。
陰陽でどこかにひずみがあれば不都合な結果が返って来ます。
自分ではバランスが取れているつもりでも、実際は取れていないことも多いです。
特に精神面に関しては、死ぬまでバランスを意識すべきであり、それほどこれで良しと言えることは少ないでしょう。

どこまでも謙虚に、すべてのことに対する感謝の気持ちを忘れてはなりません。
こうして生かされていることから食べられることまで、あるいは朝目が覚めたら息をしていたことや、自分の力で呼吸できることにも感謝です。
人間はともするとすぐこの原点を忘れがちになります。
そんな時にはすぐ陰陽バランスを考えてみましょう。
きっと悪い陽性の心が強くなっていることでしょう。

心身の陰陽バランスを調えて穏やかな人生を送るためにマクロビオティックの考え方は魅力的です。

 
 

桂剥き 水玉 むそう塾

 
 

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桂剥きの大根の持ち方 むそう塾の動画チャンネルを活かそう! 

むそう塾の動画サイトをご存知ですか?
たくさんの動画がアップされていて、それをじっくり見れば自動的にマスター出来るようになっているのですが、なかなか活かされていない人が多いです。
じっくりコース、満足コースで31人の手元を拝見していましたが、やはり動画をちゃんと見ている人は正しくマスター出来ています。
「見ているのに出来ないんです〜」という人は、観察力が乏しい人ですね。
そして、観察して感じたところを直す工夫をしていない人です。
己を知る。
それに尽きます。
私が教室でせっせと写真を撮っているのは、その「己を知る」ためのお手伝いです。

たとえば、桂剥きを例にとってみましょう。
中川さんの動画からスクショしました。
スクリーンショット 2014-05-26 8.56.31

 
 

これを反対側から見てみましょう。
スクリーンショット 2014-05-26 8.58.54

 
 

剥き進みました。
スクリーンショット 2014-05-26 8.59.26

 
 

この3枚の写真を見てあなたは何を感じましたか?
包丁と指先に気の行く人が多いと思いますが、私はむしろ大根の握り方の方を先に見ます。
するとあることに気づくはずです。
中川さんは左の手のひらに大根をピッタリくっつけた形で握りしめていません。
指先で軽く挟んでいる状態です。
この違いは下の写真を見ていただくと一目瞭然です。
指先で大根が落ちない程度に軽く持って、大根をくるくる回して包丁に向けて送って行く。
これが桂剥きです。
しかし、大根を左手でしっかり握ってしまうと、腕の可動域が狭くなって大根を送るための動作がしにくくなります。
そのために様々な乱れが起きて、ちゃんと剥けなくなるのです。
では、写真で確認してみましょう。

まずは麗可ちゃん、本人は力を入れないように意識しているはずなのですが、それでもこんなに力を入れてピチッと握っています。
これでは大根をうまく動かせません。
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直ちゃんも大根をしっかり握っています。
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ちるちゃんもまだ深く握っています。
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kamomeさんは顔はキリッとして力が入っているように感じますが、握り方はそんなにきつくありません。
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子象ちゃんはちゃんと指先だけで持っています。
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祐衣ちゃんも手のひらが触れていません。
でもまだまだ下手くそです。
練習を頑張れば上達する素質があります。
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舞ちゃんと横綱格なのは夏目ちゃんです。
今、大根を送り終えた指の形をしています。
彼女は神様から柔らかい手首をもらっているので、それが助けてくれているのです。
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麻莉ちゃんもかつては麗可ちゃんのように目いっぱい力んでいたのですが、やっと脱力が出来るようになりました。
小鳥と生卵訓練が効いたようです。
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夏目ちゃんと並ぶ桂剥きの横綱は舞ちゃんです。
長い指を活かしてグイーッと剥き進むのが特長です。
絶頂期はこんなムラにはなりませんでした。
(腕が落ちてるよ)
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ちーちゃんは指先で持ってはいるのですが、右手の親指が立っています。
左手の親指にも力が入っています。
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その結果、剥き上がりにこんな二本線が入ってしまいます。
両方共親指がつけたものです。
右手の親指をくの字にしないで、真っ直ぐ伸ばして親指の腹(指紋のところ)で大根の薄さを感じながら剥きましょう。
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こんなふうに、中川さんが要求したレベルに達していない人には必ず何らかの原因があります。
それを一つひとつ桂剥き投稿でアドバイスしたのですが、それが活かされていない人が大半です。
それは余りにも悲しくありませんか?
何が悲しいかって、双方の時間の浪費になるからです。
人生は限られています。
真剣にギュッと取組めば、人間ってかなり向上します。

来月からは幸せコースの桂剥き投稿が始まります。
予習をしたい人は中川さんのブログの「桂剥き道」(左バーのカテゴリー欄で上から4番目)をご覧ください。
動画も含めて、とても勉強になります。
2013年度分だけでも良いですから、よく読み込まれると6月の授業がよく理解できるようになります。
じっくりコースと満足コースの人達も「桂剥き道」のカテゴリーを舐めるように読み込んでください。
必ず同じ事例に出会って、解決策を見いだせます。
それでも分からない部分があるときは、動画を中川さんに送ってください。
今の自分を正確に把握してもらうために。

最後に中川さんの動画をアップしておきましょう。
目を閉じたらあの手の動きが瞼からこぼれてくるくらいに見てください。
[youtube width=”550″ height=”344″]

なお、その他の動画も沢山アップされていますから、参考になさってください。
むそう塾の動画チャンネルはこちらです。

 
 

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満足コースの試験から 癖を直す日々を意識しましょう

昨日の満足コースの試験から、気になったところをアトランダムに写真で公開します。
それぞれの上達のために参考にしてください。
あ、ごはん炊きは全員お見事でした。
さすが満足コース!
素晴らしかったです。
一番出汁については「にえばな」の見極めがまだつかめていない人がいました。
それから、昆布を余計に触ってしまう人もいました。
満足コースのレベルでそんな状態は大反省をしてくださいね。

さすが桂剥きの横綱。
(きょう、もう一人の横綱が来ます^^)
剥きは神様からもらった指が助けてくれます。
桂剥き投稿のときよりちょっと下手になっちゃったね(あれれ〜^^;)
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ちゃんと火の上で油をひいているのが偉い!
これが出来ていない人のなんと多いことか!(泣けるのだ!)
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これもちゃんと火の上で卵液を注いでいて偉い!
これも出来ていない人が多い!(涙が出るよ〜ToT)
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これもフライパンの上にちゃんと巻きすを載せていて偉い!
これも出来ていない人が多くて、あ〜、もう涙がないっ!
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舞ちゃんはよ〜く動画を見ているね〜。
観察力がある!

*   *   *

なかなか上手に剥けています。
まだ厚みがあるけどポーズが自然体です。
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巻きすの巻き方も正しかったね。
うんうん。
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左利きなのに右手で剥いて行くさまに感動します。
口には出さないけれど、相当な努力をしているはず。
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おや?
刻むときには左手が(^^)
両手が使えていいねぇ。
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さすが刻みの女王!
刃に仕事をさせています。
あとはスピードアップが課題だね。
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次は風向きが変わります。(*´σー`)エヘヘ
少し首が折れています。
それに合わせて大根も寝ています。
長時間作業を続けると頚椎を痛めてしまうので、姿勢を改善しましょう。
自分の体を守るために。412A3735

 
 

包丁の持ち方に力が入っているように見えますね。
もう少し自然体で。
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たとえば、こんなふうに。
彼女もスピードが課題なんですけどね。
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卵液を流し込むときにこんなにフライパンを持ち上げてはいけません。
コンロの上から水平移動をする気持ちで入れましょう。
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油を敷くときにもそんなにフライパンを持ち上げてはいけません。
上の舞ちゃんの写真を参考にしてください。
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およよ。
巻きすの当て方がマスター出来ていません。
上の舞ちゃんの写真を参考にしてください。
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あらら、こちらも巻きすの当て方が・・・(;´д`)トホホ…
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トホホ、この人も巻きすが・・・(泣)
その前に巻きすの端にある玉子にも神経を配ろうね。
仕事が雑です。
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少しフライパンの位置が高いですね。
オッパイ近くまで上がっています。
もっと火の近くでも巻けます。
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おや、肘が上がっていますね。
オッパイの前で巻いています(笑)
でも、右手でお箸を持っていて偉い!
412A3559

 
 

ちなみに中川さんが巻いている時の高さを動画からスクショしておきます。
お腹の前で巻いていますね。
今回スクショをしようと思って気づいたのは、中川さんが巻いている時は物凄くスピードがあるということです。
ですから、一時停止しようと思うとすぐこんなふうに動いている画像になってしまうのです。
スクリーンショット 2014-05-25 8.38.36

 
 

20回ほどトライしてやっと静止画像が撮れたと思ったら、中川さんの手元が一瞬静止している時でした(笑)
そのくらい中川さんは巻く動作が速いということですね。
でも、塾生さんのは簡単に巻いている時の写真がハッキリと撮れてしまいます。(ありゃりゃ)
ということで、復習の際には相当スピードアップして巻かないと、いつまでもOKがもらえないことになります。
スクリーンショット 2014-05-25 8.40.22

 
 

とまあ、こんな感じで一日が過ぎました。
満足コースはむそう塾でも一番レベルの高い人達が集まるコースなのですから、その自覚のもとで練習を重ねましょう。
多くの場合は中川さんから教えられたとおりにしていません。
自分で変な癖をつけてしまっています。
その癖を正すためにこうして写真や動画を撮っています。
自分ではなかなか知りにくい癖ですが、恥をかくのは一時と思ってその癖を直しましょう。
それしか上達の道はありません。

ふと気づいたことなのですが、むそう塾に通う回数の少ない人でも、しっかり動画を見て観察力のある人は細かなところをマスターしていました。
試験だからと気が上がってしまった人もいますが、そんなときにこそ普段の自分が出ます。
常日頃が大事ですね。
さあ、1か月後に向けて課題点を潰す努力をしてください!
やみくもに回数をこなすのではなく、一つひとつの動作を意識するのです。
意識のない復習は時間と材料の無駄になりますからご注意を。

 
 

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中川式糠漬けのお土産♪

これから京都通いをする塾生さんのもう一つの楽しみは、帰りに中川さんの糠漬けを買って帰れることだろうか。
授業が終わったら、中川さんの糠漬けを大事そうに抱えて帰る姿が目に浮かぶ。
糠漬け宅配に入れる胡瓜は、あえて緑色ではなく良く漬かった物を入れている。
腸にしっかりと乳酸菌が届くために。
真夏の汗をかくときには、緑鮮やかな漬かり方が美味しいけれど、まだ朝晩が肌寒いようなときにはもう少し陽性な方が体にも良い。
季節や体質と相談しながら、しっかりと糠漬けを活用するむそう塾生。

チャーハンやパスタ、そしてカレーや焼きそば、あるいは焼きうどんにも合う糠漬け。
そうそう、パンにも合う。
そういえば、パンに海苔の佃煮も合う。
面白いね、和の味って。

 
 

中川式糠漬け むそう塾 京都

(中川式糠漬け 料理:中川善博)

 
 

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玄米を食べて甘いものを減らしていない人はミネラル不足にご注意を!

玄米ご飯を食べていても、それが消化吸収が悪かったり、甘いものを食べ続けていたらミネラル不足に陥ります。
消化吸収のことを考えるなら白米を食べていた方が良かったりしますが、白米の場合は体のお掃除がしにくいですね。
ですから健康のことを考えると、玄米が注目されるわけです。
玄米にはキレート作用があるので、体の中にあるミネラルも排出します。
しかし、全部のミネラルを外に出すわけではないので、せっせとミネラル補給を意識したメニューにしましょう。
現代人は総じてミネラルが不足しています。

玄米を食べているのに甘いものを減らしていない人は、結果的に体内のミネラル消費量が増えるので、今一つ元気でない人がいます。
貧血になる人もいます。
なぜなら、甘いものは体の中で燃焼するときにミネラルを消費するからです。
昔からマクロビオティックの先輩には歯の悪い人が多いのも頷けるところです。
それでごま塩をせっせと補っていたわけですが、そのお塩のために体が締まってしまい、萎縮した人も少なくありません。
塩分で陽性にするのは危険を伴います。

マクロビオティックの先輩で、玄米を食べていても骨折する人もいました。
盲目的に玄米信仰に陥るのではなく、玄米の作用と効果をしっかり理解したうえで、正しく取り入れてほしいと思います。
そういう意味では白米が主流というのも納得できますね。
玄米は諸刃の剣だからです。

ですから、むそう塾ではマンツーマンで、その人に合った玄米ご飯が炊けるように調整してお伝えしているのです。
オーダーメイドの玄米ご飯は安心して召し上がれます。
でも、だからといって甘いものをホイホイと食べないでくださいね。
必ずバランスが崩れてきますから。
むそう塾でスイーツを教えないのは、そういう理由からです。

中川式糠漬けの宅配が始まってから、ずいぶんと体調が上向いている人がいます。
それは糠漬けの中に含まれるミネラルとビタミンがしっかり役目を果たしているからですね。
体が吸収しやすい状態のミネラルとビタミン。
それを昔の人はちゃんと知っていたわけです。
エネルギーのあるお米を食べ、糠漬けで乳酸菌も補えて、これで健康にならないわけがありません。
日本人って恵まれていますね。
大事にしたい文化です。

 
 

玄米ご飯 マクロビオティック むそう塾

 
 

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