(蛸の焼き造り醤油バター風味 千枚トマト添え 料理:中川善博)
超簡単なのに凄く美味しい蛸のお料理をご紹介します。
中川さんがあっという間に作ってくれた最高に美味しいお料理です。
第一のコツは良い材料を選ぶこと。
第二のコツは蛸を薄く切ること。
第三のコツは超手早くすること。
というわけで、まずは条件に適った食材を選びましょう。
トマトは完熟のものを写真のように薄切りにします。
1枚を持ち上げても種の部分がずり落ちないように切れたら合格。
(刃に仕事をさせられているから)
次は蛸ですが、お造り(お刺身)用に軽くボイルしてあるものを買います。
こちらのデモで使った蛸はもっとボイルしてあるので、これは使わないように。味が半減します。
蛸は茹で加減によって美味しさが著しく変わるので注意してくださいね。
もし軽くボイルしたものが売っていなければ、生の蛸を買って来て自分でボイルしましょう。
お湯が沸騰したらお酒とお塩を入れて太い方から蛸を入れます。
(この方が後で切りやすい)
足先から入れるとくるんとカールするのですが、太い方から入れるとひらがなの「つ」のようにカールが緩くなります。
半生状態で引き上げるのが美味しさの秘密。
(外側のずるずるしたところが赤くなればあとは生でも良いのです)
前にご紹介した「蛸のカルパッチョ」もこの蛸を使った方が格段に美味しいので、ぜひお試しください!
さて、作り方ですが、これがあっという間ですから、とにかく手早くしてね。
まずフライパンに塩と胡椒を入れ、それから火をつけてバターを入れます。
(この順序と火加減を間違わないように)(火加減はずっと強火!)
バターが全部溶けたら蛸を入れて2〜3回あおり、お醤油を回し入れてさらに2〜3回あおります。
(あおるとはフライパンを振ることをいいます)
最後にレモンを絞って火を止めます。
蛸を入れてから10秒で仕上げること。
仕上がった段階で蛸の火通りは7〜8割という感じです。
「炒め」にならないように、あくまでお造りの一種としての蛸の美味しさをお楽しみください。
<追記>8/19
写真の蛸は岡山産の真蛸141gで、これに対してバターは角砂糖1個強の量です。
蛸の薄切り動画をもう一度載せておきます。
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