今夜募集予定の「料亭の一番出汁の取り方と出汁巻き玉子特訓講座」についてお尋ねがありました。
その内容は他の方にも共通すると思いましたので、記事でお答えいたします。
じっくりコースの方からですが、「料亭の一番出汁の取り方と出汁巻き玉子特訓講座」と同じ内容をじっくりコースでしてもらえないでしょうかというものでした。
当初は幸せコースの再受講のつもりだったので、桂剥きや出汁巻き玉子の1か月の練習結果を教室でチェックする今の形式に戸惑っているとのことでした。
おっしゃる意味はよく理解できます。
「料亭の一番出汁の取り方と出汁巻き玉子特訓講座」のご案内記事の冒頭にもありますように、幸せコースで習う料理技術のうち、一番難しいのが出汁巻き玉子です。
幸せコースで習ったお料理を完全に出来るようになりたいとの思いで申し込まれていらっしゃるからこそ、なかなか出来ない桂剥きと出汁巻き玉子に時間を割いている現状があります。
しかし、じっくりコースに申し込まれた方は、その他のおかずを実際に作りたいのかもしれません。
でもね、幸せコースで習ったおかずを美味しく作れないとしたら、それは何かを勘違いをしているか、陰陽をちゃんと理解していないか、動作が遅い場合です。
なぜそこでそのようにするのか?
各お料理に存在するポイントは、皆さんが大好きな書くことによってお伝えした方が効率が良いと判断して、口頭で説明することにしています。
そういうポイントは出汁巻き玉子が巻けるようになったら、ちゃんとご説明します。
まずは出来ないことを一つずつ減らしましょうということで今があります。
なぜなら、出来ないことを出来るようにするためのコースだからです。
じっくりコースと満足コースの受講者は、きっと今が一番つらいと思います。
なかなか進化しない自分と向き合うのはとてもしんどくて、教室への足も遠のくと思います。
しかし、これが出来るようになると激変します。
毎月が待ち遠しくて待ち遠しくてたまらないはずです。
なんとか早くそうなってほしくて、先日から「オロエス動画Tweet」なんてことをしてタイムリーにサポート出来るように中川さんも頑張っています。
Tweetに動画を投稿するのは写真と違って一手間かかりますが、みんなと共有できて、OKをもらった人から学ぶこともできます。
現に昨日まで7名の方がOKをもらいました。
残りの方はもうフライパンを振ることが出来ているのでしょうか?
もし出来ていないとしたら、動画を撮ってTweetしてください。
出汁巻きはフライパンが振れないと永遠に美味しく作れません。
・「降ろす 返す」を意識するために声に出してフライパンを振る。
・本当のコツは降ろすの「す」と返すの「か」がくっつく速さだから、縮めてオロエス(オロ◯◯エス)と発音する。
これだけのことが出来るようになるためには、何十分かで充分なはずです。
難しいのはそれを玉子でも同じようにするところです。
なぜなら玉子は破れるからです。
ですから布巾で練習するときに、布巾を玉子だと思って練習する必要があるのですが、それが出来ていない人が沢山います。
Air桂剥きの練習で、大根を剥いていると思えるかどうかと同じですね。
たとえば絹ごしのお豆腐をお箸で持ち上げる時、乱暴に扱うとすぐ崩壊しますね。
ですから玉子を巻くときも絹ごしのお豆腐に接するような感じでお箸を動かすのです。
これはもう、ご自分の感覚を訓練していただくしかないので、ご自宅で練習してくださいとしているのですが、ここのところを良くご理解いただけていないようです。
ということで、じっくりコースの中で問題解決をするのもよし、特別講座で違った刺激を受けるのもよし、ということになります。
要は自分でいかに積極的に課題解決に取り組む姿勢を作り出せるかが問題だと思います。
笛吹けど踊らずというのであれば、お金と時間があまりにも勿体ないです。
ギューッと一時期真剣に取り組んでみてください。
何となくではなく、ロジカルに出汁巻き玉子を解説してお伝えしているのですから、これ以上解りやすい教え方はありません。
あとはあなたの頑張りだけです。
今とても難しく感じていても、練習を続けているうちにフッと「あ、出来た!」という時があります。
まだそこまで練習が出来ていないから、あーだこーだと思いを巡らすのです。
きっと今まで、ある程度の努力で出来るようになることしかしてこなかったのでしょう。
そうだとしたら、この壁は破れません。
ご自分を試すつもりで新たな挑戦をなさってください。
いくらでも応援をします。
喰らいついて来てください。
<じっくりコースと満足コースの方へ>
中川さんの前で何本も焼きたい人は特別講座を受講されるのも良いでしょう。
その中から何かをつかむことが出来るかもしれません。
一方、じっくりコースも満足コースも今までどおり毎月1本勝負で行きます。
練習結果のすべてを一本に託すのです。
その緊張感も含めての学びがあるからです。
この点もご理解くださいますように。
(幸せコースの盛付けの授業から 料理&盛り込み:中川善博)