内海聡先生の記事より 低体温になる理由と子供の平熱

私たちが自分の体を自分で守るには、まず体のことを知る必要があります。
その基本である体温のこと。
その体温は暮らし方が大いに影響するのですが、日々の食べ方を改善するだけでも目に見えて体調が変化してきます。
低体温になるには理由があるのですが、そのことを知らない人がたくさんいますね。
「マクロビオティック京料理教室  むそう塾」としては、食べ方のことや暮らし方のことで、ずっと伝え続けて来たことです。
Facebookで書かれた内海先生の記事がとても参考になりますので、転載させていただきます。

 
 

<内海聡医師の記事より>

【低体温】

伝説の小児科医といわれた真弓定夫氏がよく話す内容の一つに、低体温の問題があります。まさに今の日本人の多くが低体温なわけですが、私たち人類は本当はどれくらいの体温であるのが普通なのでしょうか?低体温は感染症になりやすいばかりか、アレルギーも出やすくなりますし、ガンなどの病気にもかかりやすいことがわかっています。しかし日本人の親の多くは低体温について既に誤解しています。子どもの平熱はあなたが思っている温度とは全然違うからです。

なぜこうなったのか、それは社会毒をはじめとする体に悪い食事、そして不自然に冷暖房を使う生活やコンクリート住居、自然の中で遊ばないことなどに起因すると考えられています。戦前の統計によれば子どもの正常体温は0~6歳は38度台が一般的で、6~12歳は37度台くらいに下がってきて、やっと12歳を超えると36度台くらいになってくるのです。つまり現在の保育園や幼稚園における基準はすべて嘘であり、それを刷り込んだのは実はGHQに代表される人々なのです。

つまり37度で微熱があると考えている人はすでに間違い、38度台だとテンパっている親がいますけど、もうお話にもなりません。それどころか最近は子どもでも35度台の子がたくさんいますけど、もうこれは毒親の素晴らしい努力によるものとしか言えません。細菌ウィルスが体内に入ると発熱・下痢・嘔吐・咳・鼻水・耳垂れとして菌を体内から排出しようとします。それが免疫力の向上を生み出すわけですが、子どもは日々それを行うのが普通で平時から体温が高いわけです。

なぜ低体温が起こるのか、一つは砂糖を食べること、一つは牛乳を飲むこと、一つは小麦食を食べ過ぎなこと、一つは服を着せすぎなこと、一つは冷暖房を使い過ぎなこと、一つは常在菌の少ない状況にすること(殺菌ばかりすること)、一つはワクチンを打つこと、一つは内部被爆させること、一つはケミカルおむつを使うこと、一つは母乳で育てないこと、一つは産み方そのもの、一つは妊娠前と妊娠中の母親の食べ方などにあります。ほかにもありますが主だったものはこのあたりでしょう。

これらは東洋医学や自然療法的な考えも内包していますが、現実の臨床としても実感できるものであり、決してオカルトではありません。なにより戦前や戦後すぐの大規模調査で体温の分布が違うことは確かなのです。なぜここまで日本人が不健康となり、全員が病院に行き治らなくなってしまったのか、それをもたらし劣化計画を進めたのはいったい誰なのか、真剣に考えないといけないでしょう。もちろんこれを現代小児科医や保健士や教師に言うと、キチ○イ扱いされますのでご注意を♪。

(画像はネットよりお借り)

内海 聡さんの写真
 
 

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10月25日の玄米炊飯講座のこと いつも原点を大切に

10月25日(日)は玄米炊飯講座(愛クラス)の開催日ですが、面白いことにお申込者は3名です。
福島の事故から2か月ほどして、愛クラスへのお申込み状況に異変が起きました。
それはマスコミから流される情報が原因だと思うのですが、玄米を体に悪いものととらえるか良いものととらえるかの違いですね。
結論は無農薬の玄米を入手して玄米を食べた方が良いのですが、うわべだけの考え方をしていると、玄米は放射能汚染の影響が大きいから食べない方が良いと思ってしまうんでしょうね。
もったいないことだと思います。

さまざまなことでいっぱい汚染されている時代だからこそ、玄米の排出力を活かして体をお掃除した方が良いのですが、ここでまた玄米のキレート作用は体に悪いという情報が気になって白米にする人がいるのでしょう。
情報というものは必ず良い面と悪い面があるので、どちらか一方を信じてしまうと本当のところに行きつけないままになってしまいますね。

とまあ、玄米に関してはこんな現実なのですが、むそう塾でお教えしている玄米ご飯は毎日健康のために貢献してくれています。
玄米ご飯と白米ご飯を一定期間食べ比べてみれば、その結果ははっきりしているので、むそう塾生は体験的に玄米ご飯の方が体調が良いと実感して、いつも最高の炊き上がりをキープするようにお弁当投稿なども通じて頑張っています。

しかし、むそう塾は玄米一辺倒なのではありません。
玄米より白米の方がその人の体調や環境に合うと判断すれば白米の方をおすすめしています。
何が何でも玄米だとこだわっているわけではないのですが、お料理の基本が玄米ご飯の炊き方にいっぱい含まれているので、今のところは最初にそれをお教えしているだけです。

むそう塾が教えている玄米ご飯の炊き方だと、腸に病気を抱えてお薬を飲んでいる人でも体調が良くなってくれる現実があります。
これはむそう塾を始めた頃からそういう人がいて、毎年そういう人が増えるので、やはり腸にいいんだなあと思っている次第です。
先日も新人さんから、一生飲み続けるはずのステロイドの量が減ったという報告がありました。
玄米ご飯を食べるようになって1か月目でその報告を受け、2か月目の今月もさらにその報告がありました。
嬉しかったです。
きっともっと減ってくれると信じています。

たかが主食ですが、体全体の健康を左右する力を持っているのが主食でもあります。
むそう塾ではこの主食をしっかりさせて、その上に美味しいお料理が作れるようなカリキュラムにしています。
美味しいお料理の登竜門がこの愛クラスになります。
10月25日の愛クラスは人数が少ないことを活かして、実際に玄米ご飯を炊きたい再受講希望者も受け入れることにします。

お鍋を持ってきて、炊き方の勘違いがないかどうかを中川さんに確かめてもらうことはとても重要なことです。
かつて「炊こう会」なんてしていましたが、それと同じ要領です。
新米になると炊き方が変化します。
お米の出来上がりは毎年変化するので当然のことですね。
その年のそのお米にピッタリの炊き方を、そして食べる人の体調にピッタリの炊き方を伝授します。
炊き上がりがイマイチの人は再受講なさってくださいね。
みんなで美味しい玄米ご飯dayにしましょう。

 
 

中川式玄米ご飯の炊き方教室 むそう塾 京都

 
 

(中川式玄米ご飯 料理:京料理人  中川善博)

ところで、玄米ご飯を食べないマクロビオティック指導者が時々おられます。
それはその人にはもう玄米ご飯が合わなくなっていて、玄米ご飯が入らないからです。
白米や麺類ばかり食べて、それが心地よく感じるんですね。
あるいは辛うじて玄米ご飯を食べているのですが、大量のお酒を飲んだり、大量の果物を摂る指導者もいました。

つまり玄米の炊き方が陽性なために陰性のものを体が欲するんですね。
あるいはおかずが塩辛くて、塩抜きをしなければ体調が悪くなってしまった指導者もおられます。
どの場合も偏りが招いた結果なので、むそう塾では玄米ご飯を白米のように食べられる炊き上がりにしています。
おかずは一般のマクロビオティック料理教室とは隔世の感がする美味しさと中庸さです。

 
 

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京都 瓢亭さんの松花堂弁当で感じたこと

京都の自宅から瓢亭さんは徒歩圏なので、気軽にランチを食べに行くことが出来ます。
季節の移ろいとともにメニューがどのように変化するかを確認するのも重要なお仕事です。
ということで、昨日の瓢亭さんの松花堂弁当はこんな感じでした。

最初に向付(お造り)と先付が運ばれてきました。

瓢亭 鯛のお刺身 

 
 

舞扇理論がしっかりと感じられますねぇ。
舞扇理論という言葉は中川さんが言い出した造語ですが、盛り付けを美しく見せるための絶妙のバランスを指しています。
このバランスは日常のいたるところに転がっているのですが、現代人はなかなかその感覚が磨かれるチャンスが少なくなってしまったのでしょう。
塾生さんもお弁当の盛り込みで毎朝苦労されています。
着物や帯の柄を目にする機会が少なくなったせいもあるのでしょうね。

 
 

瓢亭

 
 

先付は壬生菜と紫菊の花を使ってありますが、お味は中川さんが授業で教えた「焼き茸の酢の物」と同じでした。
私には慣れたお味でホッと落ち着きます。

 
 

瓢亭 松花堂

 
 

いよいよメインの松花堂です。
松花堂縁高に映るお庭の景色もお味の一つです。

 
 

瓢亭 松花堂弁当

 
 

今月は松茸ご飯ですね。
おや? むそう塾の授業で教えたお料理があります。

瓢亭 子持鮎の煮浸し

 
 

「子持ち鮎の煮浸し」ですね。
ちゃんとこの季節に煮物コースで教えていて良かったです。

 
 

瓢亭 鱧と松茸の煮物椀

 
 

煮物椀は鱧と松茸です。
この季節なら当然ですね。

 
 

<感想>
鯛のお造りも鱧の骨切りも、むそう塾でより滑らかな舌触りを知ってしまった私としては、包丁仕事の大切さを高いレベルで味わいました。
物相に添えられた胡瓜の糠漬けは、中川式とは別世界であることだけを記しておきます。
むそう塾生なら写真を見ると漬かり具合が分かりますね。盛り付けも。

瓢亭 松茸ご飯

 
 

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京都市内を一望するなら「将軍塚青龍殿」

京都 将軍塚青龍殿

 
 

(将軍塚の展望台より)

きょうは昼間にとあるお店に行って、そこから見える「将軍塚青龍殿」に急に思い立って行ってみました。
青龍殿についてはこちらのサイトが写真が豊富で分かりやすいです。
青龍殿の舞台は、清水寺の舞台の4.6倍広いそうです。
新しい観光スポットなのであまり混んでいないようですが、これから紅葉の季節は混雑することでしょう。
10月30日(金)から12月6日(日)はライトアップもされて夜間拝観もできるそうですから、一度行かれてみてはいかがでしょうか。
私は拝観時間が終わってからすぐ近くの展望台まで行ったのですが、今度は明るい時間帯に行ってみたいと思いました。
写真は東山側から西山方面を写したものです。
左寄りに京都タワーも見えます。
iPhone6sで撮影しました。

 
 

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松茸入り鱧しゃぶしゃぶにも玄米ご飯がよく合います

鱧と松茸のしゃぶしゃぶ マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(鱧雑炊 料理:京料理人 中川善博)

秘伝コースの授業で「松茸入り鱧しゃぶしゃぶ」を2日間いただきました。
お鍋の最後に作るお雑炊は美味しいものですが、1日目はお餅の次におうどんを入れてもうお腹いっぱい。
2日目はおうどんの後にも玄米ご飯までたどり着く人が登場してビックリ!
私はもう食べられないかと思いきや、中川式の鱧雑炊はこれまた絶品なので、スルスルと入ってしまったのでした。
汁へのお味のつけ方が私の作るお雑炊と少し違いました。
お椀によそう前にあることをして、お椀によそってから刻み海苔を載せたのですが、これが結果として食べやすさにつながっているんだなあと感心しました。
(なお、正しい中川式はもみ海苔にするそうですが、昨日はたまたま刻み海苔でした。)
2日間とも1日1食でちょうど良い感じです。

全体としてこの鱧しゃぶしゃぶは、何といっても絶妙に毒消しされているので、食べ進んでもさらりとした食べやすさがありました。
さらにお魚を食べていることを忘れてしまいそうなくらいお魚臭さがないことも驚きでした。
中川さんがご自分のお店でこの鱧しゃぶしゃぶをお出ししていた頃はまだマクロビオティックを知らなかったわけですが、こうして今いただいてみると、実にマクロビオティックの陰陽に適ったお料理だなあと思いました。
最後が玄米ご飯と糠漬けで終わりになるのは、いかにもむそう塾らしいですね。

 
 

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