雛祭りのお菓子は桜餅ではない ひちぎりと京都人

関東と関西では何かと文化が異なって、それがまた面白くもあり、ややこしくもあり、お料理をお伝えするときにふと考えるところでもあります。
今月の秘伝コースでは「中川式桜餅」をお伝えしました。
その美味しさ、美しさは何とも表現しがたい世界であり、そこには艶っぽさを感じるのでありました。
しかしお下品になってはいけないギリギリのお色気。
それが中川さんの世界なんだなぁと実感したのでした。

 
 

桜餅 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式桜餅 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

ところで、あちこちのお料理教室で「お雛様のお菓子」として桜餅を教えるところがあります。
これはもしかしたら関東の方が多いかもしれません。
桜餅にも関西式と関東式があるので、よけい混同しているのでしょう。
しかし、日本の文化は京都を中心にして発展して来ました。
特に京都は御所を中心に文化が広がっているので、お雛祭りの歴史的背景も含めて関東とは異なることが多いです。

もう10年以上前になりますが、マクロビオティックの某先生がお雛様の飾り方について解説してくださったことがありました。陰陽を使って。
「左近の桜 右近の橘」という言葉の説明から入り、お雛様そのもののお話でしたが、その時のことを想い出しながらお雛様のお菓子のことを考えました。
中川さんによるとお雛様のお菓子は桜餅ではないと言い切ります。
では何がお雛様のお菓子なのか?
それは「ひちぎり」とのこと。

ちょっと検索してみると、面白いのがありました。
「ブランドを守る菓匠の心意気」
京都人らしいなあと思いました。
ブランドという視点は京都の人に感じるところ多々ありなので、クスッとしてしまいました。
「商売人であっても、譲れないところは譲れない。世間に迎合していては、結局その文化はすたれていく。敷居が高いと言われても、その高さがあってこその京都と違いますか」

中川さんにもそんなところを感じる今日このごろなので、きっとむそう塾生の皆さんには、そんなところが伝わっていることでしょう。
これが千年を超える文化を守り伝える京都魂なのかもしれませんし、自分の中に軸を作る時のコツのようにも思えます。
周りに振り回されないで自分を貫くための指針は、案外お雛様のお菓子ひとつとっても隠れているのかもしれません。


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歯医者さんのこと 食べ物のこと

昨日は一日中歯医者さんの診察台の上にいました。
8:45〜17:45まで何してるの?って思われるでしょうが、あるんですねぇ。
歯を守るために最後の最後まで賭けのような治療をしてくれる先生がいらっしゃるんです。
私は元々歯の質が弱いタイプだったらしくて、小学生のころに虫歯の治療をしていました。
その後何回か歯医者さんのお世話になっていましたが、その時点で4本の歯を失っていました。
マクロビオティックを通じて知り合った人のご主人様がたまたま歯医者さんで、そのご主人様は「玄米先生」と呼ばれていて、年齢も私と半年違いで、何かと親近感が湧いてその歯医者さんに通うことになったのがかれこれ10年以上前です。

当時の私は歯周病を抱えていたので、それを治したいと思っていたのですが、その先生の治療方法は歯のみならず生活全般に及ぶ指導がなされて、どれもこれも納得の行くものでした。
それでその先生に歯の治療をお任せしているのですが、生活の仕方や歯磨きがちゃんと出来ていないと、その結果として歯に異常が出てきてしまいます。
24時間のお口の中の環境のみならず、食べ方から呼吸の仕方までもが歯に影響するのですから、体って正直だなぁと思います。

ということで、私は前日に高松入りするため、夜に京都を出発しました。
その日は京都も冷え込む一日で、出発前に高松のお天気を調べると「うわ!」という気温でした。
高松も寒い模様。。。

高松夜

 
 

岡山駅でマリンライナーを待っていると、「出雲サンライズ」が。
東京から出雲までご縁を求めて旅するお若い女性が多いそうですね。
(ご縁に恵まれますように)

出雲サンライズ

 
 

やっとホテル到着。
もうすぐ24時です。
手前の黒いところは「玉藻公園」

高松2

 
 

高松1

 
 

写真では良さがお伝えできないのですが、実際はもっと夜景が美しくて、しばし日常の慌ただしさを忘れて海を見つめていました。
この日は大学受験の影響で、どのホテルもいっぱいだったのですが、いつも使っているカード会社経由でやっとお部屋が取れました。
深夜すぎても「夏のお弁当講座」の受付対応に追われ、パソコンとは離れられない日々です。
予約システムが混雑した影響がここにも出ていて、申し訳ないなぁと思うことしきりです。

さて、朝になりました。
外は気持ちの良い晴れ\(^o^)/
6時半から起きていたのですが、ふと外は何度だろうを思ってiPhoneから調べるとマイナス!
ひゃあ〜、ロングカーディガンを増やして来て良かったε-(´∀`*)ホッ

高松

 
 

さあ、治療開始です。
この歯医者さんは東西南北すべてに窓があるのですが、特に南側と西側の窓越しにはお庭の四季が感じられて、治療中の気分転換になります。
私が座っていた診察台の前の庭には小鳥がエサをついばむ台が設置されているので、入れ替わり立ち代り小鳥がやってきます。
昨日はメジロがつがいでみかんをついばんでいましたが、写真を撮ろうとすると1羽になってしまうのです(残念)。

高松3 メジロ

 
 

メジロ

 
 

ツグミやヒヨドリも出入りする飽きないお庭です。
こんなお庭を眺めながら昨日の治療は終わりました。
先生は精一杯の治療を施してくださいました。
さて、この歯の末路はどうなりますことやら。

治療終了後は、院長先生ご夫妻が作っている畑の見学に連れて行ってくださいました。
海を眺めながらくねくねした道を登って行き、また下り坂になった所にその畑はありました。
ぼんやりと手前に見える深い部分は溜池だった所で、高松にはこういう溜池がかつては3万箇所くらいあったそうです。
今は半分くらいになったそうですが、昔はここに水を貯めて稲を作っていたようです。
水不足が多い高松ならではの景色ですね。
遠くに岡山県の陸地が見えます。

高松 岡山

 
 

帰り際に先生が蕪を抜いてくださいました。
発酵した土壌と一日中太陽が当たる場所で育てられた生命力豊富な蕪を見て、「ああ、こんなエネルギー豊富なお野菜なら、ほんの少しで満足出来るなぁ」と思ったのでした。

そして今日はその蕪をいただきました。
洗う時にこんなにひげ根がたくさん! そして長い!
栄養分をしっかり吸収するために、自然に伸びて来るんですね。
そしてそれを可能にしてくれているのがふかふかした土壌です。
それもそのはず、ここの土壌はあの吉田俊道さんが直接指導してくださった土なのです。

 自然栽培 蕪1

 
 

しっかりした葉っぱからはエネルギーが伝わってくるようです。
自然の甘味が豊富で、スッとやわらかくなって、太陽の恵みとともに大地のエネルギーをいただいている実感がいっぱいで、ものすごく幸せな気分になりました。

自然栽培 蕪2

 
 

今はビニールハウスで栽培されたお野菜や、農薬だらけのお野菜がスーパーに出回っています。
そういうお野菜のエネルギーは必然的に低下しているので、いくら食べても「心の満足」は得られにくくなります。
ですから、その分を甘いもので手っ取り早く満足する方を選んでしまうんですね。
でも、それは波動エネルギーの低い満足であるうえ、糖分を摂っていますから、当然のことながら体調は絶好調とはいいがたくなります。

マクロビオティックに限らず、食材の旬を意識して、産地や栽培法を確認して、良質の食材をいただく食事法は、自ずから少量で満足しますので、結果として安い食事法になります。
常々そんなことをむそう塾で塾生さんに伝えながら、こうしてブログで発信し続けているのですが、今はそれを実行してくれた人たちが結果を出してくれているので、日々手応えを感じているところです。
病気が改善されたり、体力がついてアクティブにお仕事をこなされているご報告を受けると、お伝えしていて良かったなぁと思います。
これからは、息子にもそんなことを伝えて行きたいなと思っています。

 
 

これから開催予定の講座案内(2016年2月25日現在)

 
 

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これから開催予定の講座案内(2016.2.24現在)

2016年2月〜5月に開催予定の単発講座と2016年度の各コース授業、さらに最新情報のご案内です。

<最新情報>
「2016年度  中川式糠床宅配のご予約開始」  受付中
「2016年度(第8期)幸せコース 火曜クラス増設受付中 

<単発講座>
【2月】
5日(金) 「出汁巻き玉子応援特訓講座」満席
11日(「マクロビオティックの陰陽実験と個人別食べ方講座」追加開催 満席
27日(「マクロビオティックの陰陽実験と個人別食べ方講座」追加開催 満席
28日(「玄米の炊き方秘伝(第94回愛クラス)あと3

【3月】
21日(「最新のマクロビオティック食べ方講座 上級編」あと9名
      (陰陽実験と個人別食べ方講座修了者対象) 
25日(金)「中川式玄米稲荷寿司&春夏バージョン金平牛蒡講座」 あと3名
26日(「中川式玄米稲荷寿司&春夏バージョン金平牛蒡講座」 満席
27日(「玄米の炊き方秘伝(第95回愛クラス)受付中

【4月】
11日(月)「包丁砥ぎと金平牛蒡講座」(仮題)
22日(金)「2016年度 中川式糠漬け講座」あと8名
23日(「2016年度 中川式糠漬け講座」満席
24日(「玄米の炊き方秘伝(第96回愛クラス)受付中

【5月】
1日() 「夏のお弁当講座」 満席
2日(月) 「夏のお弁当講座」 満席
3日() 「夏のお弁当講座」 満席
4日() 「夏のお弁当講座」 満席
5日() 「夏のお弁当講座」 満席
13日(金)「夏のお弁当講座」 満席
14日(「夏のお弁当講座」 満席
29日(「玄米の炊き方秘伝(第97回愛クラス) 後日ご案内

<マクロビオティック京料理教室  むそう塾 2016年度2月〜4月日程表>
(2016/2/24現在)
マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2016.2〜4月日程表

 
 

*   *   *

<2016年度コース授業>
5/7〜   「2016年度(第8期)幸せコース 土曜クラス」満席
5/8〜   「2016年度(第8期)幸せコース 日曜クラス」満席
5/10〜 「2016年度(第8期)幸せコース 火曜クラスあと6名
5/15〜 「2016年度(第6期)上級幸せコース 日曜クラス」満席
5/21〜 「2016年度(第2期)秘伝コース 土曜クラス」満席
5/22〜 「2016年度(第3期)満足コース 日曜クラス」満席
5/23〜 「 煮物コース 夏秋編 2016 月曜クラス」満席
5/27〜 「 煮物コース 夏秋編 2016 金曜クラス」満席
5/28〜 「 煮物コース 夏秋編 2016 土曜クラス」満席
5/30〜 「 煮物コース 夏秋編 2016 月曜クラス」満席

<マクロビオティック京料理教室  むそう塾 2016年度年間日程表>
(2016/2/24現在)
マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2016年度日程表

 
 

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「夏のお弁当講座」追加開催 お手伝い募集のお知らせ

昨日募集しました「夏のお弁当講座」は、当初予定していた5日間では足りなくなり、もう1日追加して開催することになっていました。
しかし、その後になってまだお申込み出来なかったというメールが届き、とても申し訳なく思っています。
そこで中川さんと相談した結果、もう1日追加して5月13日(金)にも開催することにしました。
平日ですが、すでにお申し込みされた方が移動されても構いませんので、どうぞご都合の良い日程で受講なさってください。

なお、このお弁当講座は洗い物がたくさん出ることと、次々と材料を用意する必要があるため、スタッフへの負担が大きくなります。
したがって洗い物をしてくださる方を募集します。
ご協力いただける方は、Twitterで@macro88宛にご連絡ください。
こちらで曜日などを調整の上、決定させていただきます。
募集条件は次のとおりです。

【勤務日】5/1 5/2 5/3 5/4 5/5 5/13 5/14
【勤務時間】11:30〜18:00
【応募できる人】幸せコース修了者 or 幸せコース在籍者
【日給】10,000円
【交通費】要相談

*   *   *

【講座名】
「夏のお弁当講座」追加開催

【開催日】
2016年5月13日(金)

【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18

【内容】
◆<お弁当のおかず10品1人分の作り方をデモ>
1 海老チリ
2 豚の生姜焼き
3 鶏と胡瓜の小串
4 鰻の佃煮
5 セロリのピクルス
6 寄せ枝豆揚げ
7 新サツマイモの蜜煮
8 トウモロコシのかき揚げ
9 ししとうのおかか炒め
10 ズッキーニのジョン

◆<昼食>
なし

【タイムテーブル】
11:00  開場
11:30~17:00 デモ&試食
17:00 記念撮影・解散

【定員】
10名

【受講資格】
幸せコース修了者 or 幸せコース在籍者 or 第8期幸せコース受講予定者

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
54,000円(消費税込)

【受講費の支払期限】
仮受付メールが届いてから7日以内

【申し込み方法】
こちらの予約システムから ただいまより受付開始

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前~8日前:受講費の50%
・開催日の7日前~当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

豚生姜焼き マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(豚の生姜焼き 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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第222次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

<第222次 むそう塾 パスポート取得者>

Fu(93−1)さん

<寸評>

◆中川善博より
なかなか私の思いが伝わらずに難儀しましたねぇ。
やっとのことで美味しそうに画像を撮影できるようになりました。
しかし最後まで画像のサイズは超デカイままでした(笑)
もう根負けしてしまい、毎回私がリサイズしていました。
炊きあがりさえパスレベルに届けば良いと決めて。
なんとかかんとか消化吸収の良いご飯が炊けるようになりました。
次の課題は「ブレないこと」。
必ずこのレベル以上の炊きあがりのご飯を100日連続で食べて下さい。
今までのコワメシのように白米と混ぜながら食べなくても大丈夫です。
優しい陽性な人になれますように。
おめでとうございます。

◆マクロ美風より
行動には前のめりな面があるあなたですが、苦手なことに対しては別人のように陰性になります。
その陰性さが最後まで尾を引きました。
チャンスを逃さない生き方、自分の心を開いて相手の胸に飛び込んで行く生き方が出来れば、あなたはもっともっと素敵になれます。
そしてお顔の表情も柔和になれます。
これからは心の排毒が出来れば、人生が何倍にも愉しく、そしてお仕事運もグンと変わることでしょう。
もっと素敵なあなたの姿を想像して、再会をお待ちしております。
よく頑張ってパスポートまで到達してくださいましたね。
おめでとうございます。

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品の玄米ご飯

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品の玄米ご飯)

 
 

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