先日の煮物コースで、里芋のつるつる感を手で確認している写真があります。
第三者にとってはただそれだけの写真なのですが、私にとっては感慨深い1枚なのです。
この手の持ち主は、以前はこんなにひどいアトピーでした。
良くなったり悪くなったりを繰り返しながらも、お食事は問題ないほど理想的でした。
それでもこういう状態になるのです。
では、その人がなぜ今のようにアトピーが綺麗になったのかというと、それは環境が変わったからです。
私はいつも「アトピーを治すには精神面も考えなければいけない」と口を酸っぱくして伝えていますが、まさに彼女の場合もそうだったのです。
人間は心あっての生き物ですから、その環境が精神面に与える影響を抜きにしては語れないのです。
彼女は今、京都で習ったお料理を喜んで食べてくれる人がいて、それがアトピーの快復に大きな力になってくれたのは言うまでもありません。
お料理というのは一人で食べるより、一緒に食べてくれる人がいると作り甲斐もあります。
「美味しい!」と言ってくれるともっと嬉しくなります。
このブログにはアトピーの記事がいっぱい載っています。
「ブログ内検索」が出来るようにしてありますから、そこに「アトピー」と入力して検索してみてください。
たくさんの情報が詰まっています。
もし今あなたがアトピーで苦しんでいらしたら、お薬に頼るだけでなく、ぜひ腸を改善するようにして、環境を理想的なものに近づけてください。
環境というのは精神面に直結するので、そのままストレスになってしまうからです。
ストレスというのは個人差が大きいので、自分が安らげる場所と人間関係を選びましょう。
アトピーを治すのはあくまで自分です。
最後に、冒頭の彼女は、「私はもう一生素手でお料理できない」と落ち込んでいた時期がありました。
しかし私は、「人間は日々再生しているので、必ず綺麗になるよ。ただ、それまでの時間が必要なだけ。」と言い続けて来ました。
生きている限り、人間は自分の体を自分で治そうとします。
その力を信じてあげましょう。
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