小林麻央さんの病院食に驚きました

Facebookのタイムラインで小林麻央さんの病院食が流れてきました。
この食事。

<いただきます>

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(小林麻央さんの病院食 2016.9.19朝)

う〜ん・・・。
マクロビオティックを知る者として、これで抗がん剤に対抗するのは厳しいなあと思います。
もっと陽性なものを召し上がってほしいです。
命がかかっているのですから。

麻央さんは深く帽子をかぶっておられるので、脱毛の副作用が出ているのだと思います。
だからなおのこと、極陽性で対抗してほしい。

病院食の改善を!

*   *   *

<喜び>

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(小林麻央さんの病院食 2016.9.22朝)

タイトルを見ると心が痛みます。
マクロビオティックの理論を振りかざして、「甘いものはいけません!」っていうのは酷なような気がして・・・。
食事療法をしていた時期もあるようですね。

>心に喜びがあることが
>私にとっては、大切なことです。

こうなるともう外部からは何も言えなくなってしまいますね。
あくまでもその立場にならないと分からないことがあるのでしょう。
でも、しかし・・・。

 
 

*   *   *

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#健康格差 いつの間にか健康をめざす!東京都足立区

今は「#健康格差」という言葉があるようですね。
健康を損なう要因は色々ありますが、食生活の乱れは大いに健康に関係があります。
マクロビオティックはその食生活を陰陽で考えながら、うまくバランスを取るようにするのですが、これがとても健康に貢献してくれる食べ方です。
しかし、その陰陽がわかりにくいと敬遠される方もおられるのですが、ただ単に義務教育で教えられないから馴染みがないだけです。

お野菜を中心とした食べ方で健康が保たれることは事実なのですが、どうしても欧米化された食生活のままでは、健康から遠ざかってしまう人たちが多くなります。
そんな時代には思い切って食べ方を変えてみましょう。
必ずやあなたの体に変化が起きますよ。
食べ方をどうやって変えたら良いのか分からないという人は、次の表のようなバランスにしてみましょう。

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(現代版マクロビオティック食事法 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

*   *   *

ところで、マクロビオティックのように玄米菜食を前面に出さなくても、野菜の摂取量を増やしてもらう作戦を実行した東京都足立区の取り組みがあります。
この取り組みの凄いところは、次の文章に表れています。

「健康になろう!」と呼びかけても、対応できるのは、もとから健康への意識が高い人ばかり。生活に余裕がなかったり、健康を害しやすい人たちにはメッセージが届きにくい現実が…。
こうした中、誰もが健康になれるよう発想を転換した・・・。

この発想の転換がいいですね。
関係者の方々に拍手!
下記の記事の「いつの間にか健康をめざす!東京都足立区」をご覧ください。

「動画で見る健康格差」

 
 

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「盛付秘伝」(辻嘉一著)には盛付けの奥義がいっぱい!

むそう塾は単なるマクロビオティック料理教室ではなく、伝統ある京料理の世界をマクロビオティックの陰陽でもう一度洗い直して、より健康的に、より美味しく完成させたお料理をお伝えしています。
ですから、正統派の京料理の良いところと、マクロビオティックの良いところの両方を学べるお得な教室です。

中でもむそう塾らしさが最も感じられるのは、格調高い盛付けにあるでしょうか。
盛付けのイロハは、幸せコースの最初の授業でお教えしますが、実際に色々なお料理を作りながら数をこなして身につけて行く必要があるため、なかなか上達しないのが現実です。

そんな現実の中で、少しでも盛付けが上手になりたいという熱心な塾生さんの声に応えたのが、毎朝のTwitterによるお弁当投稿(OBENTERS™)です。 #musobento
さらに、各コースの復習投稿では、中川善博のブログに復習写真を載せて、盛付けもチェックしています。
こういう地道な努力が徐々に盛付けの力を上げて行くのですが、何といってもお料理を作る人自身が基本の勉強をしなければ駄目です。

先日も満足コースの授業で、中川さんからの説明の意味が分からない人がいました。
それは盛付けの授業の内容が頭から抜けてしまっているだけでなく、自分のところでしっかりと落とし込んでいないことによるものでした。
日々のお料理で盛付けを意識していないと、せっかく習った内容もきれいに忘れ去ります。

10月には東京と京都で「中川善博の盛付秘伝&料理写真の撮り方講座」を開催しますが、その前に次の本を購入されて読んでおかれると、授業の内容が解りやすくなります。
そして、むそう塾の授業はこの本に書いてある内容が基本になっていますので、解らないことがあったらこの本に立ち返るようにすると理解が確実になります。

「盛付秘伝」(辻嘉一著)は2010年に、柴田書店の創業60周年記念として限定復刻された貴重品で、今では購入出来ないかもしれませんが、中古品であっても見かけたら購入しておかれると財産になりますよ。
辻嘉一さんが自ら書かれたイラスト付きの解説部分はとても奥深く、今となってはそのレベルの料理人さんが少なくなってしまったでしょうから、こういう本はなかなか出版されないことでしょう。

*   *   *

【盛付秘伝】辻嘉一著 柴田書店 1982.11.15初版 1996.4.30第10版
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【盛付秘伝 復刻版】辻嘉一著 柴田書店 2010.11.1
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上 「盛付秘伝」(古い方)(ハードカバー)
下 「盛付秘伝」(復刻版)(ソフトカバー)
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以下、参考までに。
洗練によって、省略によって生まれる何気ない美しさ、つまり「ざんぐり」の美は、盛りつけの奥義であるといい切れるのであります。
というところがいいですね。
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杉盛りは、日常的によく使う盛り方なのですが、その名前を知らない人が多いです。
この機会に正しく知っておきましょう。
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次は、むそう塾の授業でも毎回のように登場する基本中の基本、二種盛りの位置についての図です。
今はカナ混じりの文が苦手な人も多いので、右の文章を訳しておきましょう。
「配置をまちがえると、箸は手前の一品を越えなければならない」(悪い)となります。
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次は、二種それぞれの盛り方についての説明です。
この辺から盛付けの美しさを意識できたらいいですね。
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次は三種の盛り方ですが、こういう感覚はそのままお弁当に当てはまりますね。
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この「真、行、草」の視点は、書道にも華道にも通じるものがありますね。
あるいは、ファッションにおける組み合わせにも通じます。
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こんなふうに随所に登場する図がとても勉強になります。
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*   *   *

私は「盛付秘伝」を2冊持っているのですが、復刻本の方がお写真の鮮明さが微妙に落ちます。
内容は同じなのですが・・・、これは致し方ないことなのかもしれません。

序にかえての「ざんぐり」といい、次の言葉といい、背筋がピンと伸びるような気持ちにさせられます。
これと同じことをむそう塾でもお伝えしたいと思っているのです。

人に人格のある如く
器にも品格があり
格調がある
その品格を知り
盛付の構成を考えるのが
最も大きな秘伝であり
秘伝の基本である

*   *   *

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体験報告 『アメリカ小麦戦略』と日本人の食生活 

たまたまFacebookで私の古い記事がシェアされていました。
その記事は「食生活欧米化の真の原因」でした。
これは2006年に書いたものですが、こうして今でも読んでくださる人がいて嬉しく思いました。

この記事は鈴木猛夫氏がが2003年に書き上げた本を参考にして書いたものです。
その『アメリカ小麦戦略』と日本人の食生活という本は、今なおAmazonで購入することができ、その内容は多くの人が共有しつつある時代になりました。
(残念ながら、著者の鈴木猛夫氏は、2008年に急逝されました。)

私は息子が義務教育のときに学校給食の改善にも取り組みましたが、行政の厚い壁に阻まれて困難を極めました。
給食利権の凄さは恐ろしいものがあります。
巨大利権に立ち向かうのは無謀なことなのですが、子どもたちの未来を考えるとじっとしてはいられなかったのです。
でも、そのおかげで、今も参考になる経験ができましたので、無駄ではなかったのだと思います。

*   *   *

鈴木猛夫氏がこの本を出版されてから13年。
確実に世の中は食生活に関する認識が変わり始めました。
私がマクロビオティックを始めた頃は、病気を治すためにする食養としての認識が強かったのですが、だんだんその認識が変わってきて、まるでファッションのように軽い感じで広がるようになりました。

今ではマクロビオティックもすっかり資格取得の対象に位置づけられてしまいましたが、それでも小麦にまつわる問題を把握するには、新しいマクロビオティックの広がりも悪くはなかったのだと思います。

もしあなたが今、体調が思わしくないのであれば、小麦製品を一時的にでもよいので止めてみましょう。
そして、白米でもよいのでご飯を食べてみましょう。
できれば柔らかく炊けた玄米ご飯を召し上がるのが一番なのですが、炊き方が分からなければ無理をせずに白米にしてください。
硬い玄米ご飯は絶対避けてくださいね。
胃腸を傷めますから。

1か月も小麦なしの食生活を続けると必ず体調の変化に驚かれることでしょう。
まずはお通じが変化します。
それに加えて砂糖も止めると、女性なら生理のときや目覚めに変化を感じるはずです。

甘いもの・小麦粉・脂肪、これらは摂りすぎてしまう傾向にあります。
減らすという選択もありますが、はっきりした結果を知りたい場合は、摂らない選択の方が分かりやすいです。
その後それらとどうつき合うかは、個々人の生き方の問題になります。
どのように生きたいか?(なりたい自分)を描いて、それに合った食生活をするからです。

*   *   *

過去記事でとても懐かしいコメントがありました。
沖縄からむそう塾に通ってくださったMさんです。
彼女は潰瘍性大腸炎だったのですが、幸せコースの途中からお元気になられて、幸せコースが終わる時には、パパイヤの糠漬けを沖縄から持参してくれたのですが、とっても美味しく漬かっていました。
Mさんはそれまでの食生活を改めるべく、小麦粉とお砂糖を止めて、玄米と糠漬けで健康を取り戻してくれました。
それまでは糠漬けの習慣がなかったMさんですが、中川式糠漬けに真剣に取り組んでくれました。
彼女のコメントをご紹介してこの記事を終わります。
(文中金Bとあるのは、金曜Bクラスの意味です。)

 
 

<Mさんのコメント>

中川さん、美風さん、金Bのみなさん、こんばんは。
昨日は楽しい時間をありがとうございました。
今帰ってきました。今朝は早起きをして、沖縄では味わえない紅葉の中お散歩してきました。
幸せコースに通い始めて半年はいつも体調に不安を感じていて、せっかくの京都を楽しむ余裕はありませんでした。

それが、玄米を炊きぬか漬けを自分でつけるようになり、なかなかやめられなかったお砂糖と小麦粉を避けるようになって、今までの不調が信じられないくらいの体調の変化に驚いています。
パスポートは頂いたものの、玄米の炊き方に不安を感じていましたが、中川さんに改めてOKを頂けたので、安心して炊こうと思います。そして良く噛んでいただきます。
今朝目覚めたとき、昨日の座学でのお話を思い出し、涙があふれてきました。
むそう塾と素敵な方たちと出会えた私はしあわせだな、と。
幸せコースでもっともっと健康に幸せになって行くと信じています。
来月もよろしくお願いします。

 
 

<小麦関連の過去記事>
マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイスを始めるにあたって 2015.3.31
日本人(特にアトピーの人)はなぜ小麦粉を多く摂らない方が良いのか? 2015.2.1
マクロビオティックにおける小麦粉とお砂糖と油 2010.11.14
 (この記事はコメントもじっくりお読みくださると参考になります。)

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 中川式玄米ご飯

 
 

(中川式玄米ご飯 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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桂剥きの手の動きから人生を考えた塾生さん

8月18日・19日に開催された「包丁を泥で砥ぐことと桂剥きの面圧を理解する特訓講座」は、次の時間に1か月間の投稿期間が終了します。
・8/18受講:9/18)の21時迄
・8/19受講:9/19)の21時迄
その桂剥き投稿のメールに、昨日素敵な文章がありましたので、ご紹介させていただきます。

 
 

<Kuさんの投稿より>

包丁を上下だけさせる、と意識していて「あれ、こんなに力入れなくてもいいものなんだ」とやっと少し感じました。まだ体現できていませんが。

上下だけ、と意識していると、進もうとする自分に気づき、「ただその場で自分のやるべきことをやる」という辛抱が無い自分に気づきました。

桂剥きのような、ただ自分のやるべきことを淡々と(優しくしっかりと面圧をかけながら)やり、いつの間にか周りと調和が取れているような、必要なものだけがやってきて剥けていくのを感じられるような生き方がしたいなと思いました。

*   *   *

<マクロ美風より>

素晴らしいですねぇ。
包丁を持つ手は、上下に動かすだけ。
これが桂剥きの極意なのですが、今までの人生で包丁を上下させるだけなんて、おそらく誰もしなかったことなのです。
ですから、そこに包丁の初めての使い方である上下運動を入れて、大根を持つ手とバランスを取って進んで行くことがとても難しく感じるのです。

何が難しいかって、それは過去の自分の癖と戦うことですね。
自分の癖を捨て去り、新しい動かし方を定着させることは、思っている以上に大変です。
でも、Kuさんは、包丁の動きをご自分の人生に重ね合わせて、新しい気づきを得ておられます。
ここが偉いなと思いました。

Kuさんが気づかれた生き方ができたら、穏やかで信望も厚く尊敬される人になるでしょう。
良いところに気づかれましたね。

 
 

蓮根の桂剥き  マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(蓮根の桂剥き 剥いた人:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

蓮根の桂剥きのなんと難しいことか。
それをこんなにも美しく剥けるなんて、ただただ感動します。

 
 

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