おしゃべり陰陽カフェ Vol.3」に参加して

昨夜はおしゃべり陰陽カフェ Vol.3」「が開催されました。
今回のテーマは「冷え」と「恋愛」。
Vol.1は「根菜」と「戦争」、Vol.2は「米」と「風邪」というふうに毎回テーマを決めて話し合っています。
恋愛についてはマクロビオティックで考えると実に面白いので、皆さんがイキイキと話されていました。
むそう塾の授業でも、この話になると盛り上がります(^^)

今回はマクロビオティックの大先輩もご出席くださって、実に10年ぶりの再会となりました。
いや〜、本当に嬉しかったです。
83歳になられるその大先輩は、お顔色もよろしくツヤツヤとされていて、絶対その年齢には見えないお若さでした。
今も桜沢先生の一生のことを本にするため、原稿を執筆中なのだそうです。
こうしてマクロビオティックの大先輩がお元気でご活躍されているのを間近で拝見すると、私も頑張ろう!って思えます。

毎月こうして「無双原理の12の定理」を確認することは、私にとっては原点にかえる良い機会でもあります。
私が初めてマクロビオティックを知って感動した気持ち、そこから色々な先生に教えていただいて私の中で熟成してきたマクロビオティック。
それらのことが想い出され、私は今、どんどんマクロビオティックが好きになっています。
熟成しながら旨味が出てきたかもしれません(笑)

 
 

(マクロビオティックの説明をしている高桑智雄さん)

 
 

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むそう塾秘伝コースの授業 ぜひ伝えたかった技術

むそう塾の秘伝コースは、技術的に高度なお料理が登場します。
今月のお料理がまさにその代表格でした。
本来はとても難しい技術を、なんとかして素人にも出来るように、何度も工夫して編み出されたのが授業でお伝えした方法です。
秘伝コースを始めると決めたときから、今月のお料理は真っ先に伝えておきたい技術だったそうです。
しっかり復習して、その技術を受け継いでいただけたら嬉しいです。

【実山椒の佃煮】
私はそばで見ていて、なんて陰陽に則っているのだろうか!と心から感心したものです。
秘伝コースレベルになると、陰陽の使い方も納得できると思うのですが、「実山椒の佃煮」がまさに陰陽料理でした。
あんなに美味しくて食べやすい「実山椒の佃煮」は食べたことがありません。

陰陽とはこうして素材の味を変えて行くものなのだと、心底納得出来るとともに、桜沢先生に召し上がってもらいたい気持ちにかられます。
今、桜沢先生が中川さんのお料理を召し上がったら、なんておっしゃるでしょうか?
きっと膝を叩いて喜んでくださるに違いありません。

*   *   *

【百合根饅頭銀餡掛山葵載】
5ミリの厚さに銀餡をかけるのがコツ。

(料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

今の時代は裏ごしの理論を知らない人が多いです。
このお料理の裏ごしは、素材の柔らかさ加減はもちろんのこと、スピード勝負でもあります。
2つの素材を合わせるので、温度も大事ですし、裏ごしにする順番も大事です。
授業ではここの認識がきちんとできていない人がいましたので、しっかり確認して復習をしてください。

百合根饅頭の揚げ温度が低いと、表面に膜が出来ずに油が中に入り込んでしまいます。
揚げ物の温度管理は徹底しましょう。
綺麗な百合根饅頭ですね。
この表面のなめらかな美しさは、裏ごしの時の温度がものを言いますので、裏ごし技術が重要です。

*   *   *

【穴子の飯蒸し】
穴子の処理の仕方や、含め煮の仕方、白蒸しの方法まで、どれも高度な内容でした。
なるほどなあという工夫が随所にあって、陰陽を駆使する京料理人として、中川さんに改めて惚れ直した塾生さんもおられたことでしょう。


(料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

*   *   *

【むそう塾の料理技術】
外でお食事をすると、中川さんの料理技術の凄さをひしひしと感じます。
それを塾生さんが作れるようになってくれたら、ご家族様がどれほど笑顔になってくださることか。
それを可能にするべく、むそう塾は日夜を問わず365日フォローし続けています。
どのコースであっても、それはまったく同じです。
これからむそう塾に通われる方は、ぜひ貪欲にそのフォロー態勢を活かして、しっかりと技術をお持ち帰りください。

 
 

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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 料理人 中川善博の陰陽料理 | 4件のコメント

京都 瓢亭から平安神宮へ そして琵琶湖疏水と京都市美術館

今日(1月29日)の京都は連日の冷え込みも和らいで、お天気も良かったため、息子と瓢亭さんにお昼ごはんを食べに行きました。
予約はしていないので、団体のお客様で満席かな〜と暖簾をくぐると、空いていてゆっくりお食事をすることが出来ました。

むそう塾生の皆さんには参考になることも多いので、今日の松花堂を載せておきましょう。
左手前の温物の中には百合根饅頭が入っていて、昨日秘伝コースで教えたばかりだなぁと思いました。

百合根饅頭の中は蓮根と蟹

参考までに 秘伝コースで揚げた百合根饅頭 
(料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

参考までに 秘伝コースの1月料理:「百合根饅頭銀餡掛山葵載」 
(料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

いつもの松花堂です。
右下にはふきのとうの天ぷらがあります。

まだ1月なので、お正月のメニューが残っています。
クワイの絵馬のうしろには黒豆が隠れていました。

右下にあるのは編笠柚子です。

あ、器の向きを見落としてシャッターを切ってしまった(汗)

鴨しんじょうの煮物椀(下の白いのは写り込んだ照明)

炊き込みご飯

ごちそうさまでした。

*   *   *

次は郵便局に行くためテコテコと歩きました。

こんなに小さな郵便局。
女性の局員さんが3人座っていました。

さあ、帰路へ。

*   *   *

琵琶湖疎水では今、川底の砂をさらう浚渫(しゅんせつ)工事をしています。
毎年この季節になると行われているのですが、川底が高くならないようにして、本来の流量を確保するのです。

これから桜の季節になると、十石舟が運行されるので、そのための作業でもあるのでしょう。
十石舟はこんな感じです。
(写真はこちらからお借りしました。)

橋の上から作業を見てみましょう。

おや? 浚渫船がやってきました。

あれ? 喧嘩しているのかな?

*   *   *

さあ、帰りましょう。
今、京都市美術館は再整備工事中です。

こんなふうになるらしいですよ。

ところで、昨年の12月末に平安神宮の右隣に新しい建物が出来ました。

名前は「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」

まだ全館完成ではなく一部分のオープンですが、平日なのに結構な人が出入りしていました。
この建物のすぐ西隣は観光バスの駐車場なので、ゾロゾロ観光客が歩いているから当然でしょうか。
トニトニのサイトはこちら
工事は5月末まで続くようです。

この辺一帯は、今グングン変わりつつあります。
エネルギーが大きく動いているのを感じます。
京都市美術館は、31年から「京都市京セラ美術館」となって、新しくカフェの入る棟も新築されるようですね。
楽しみ♪

あ、そうそう。
今日歩いたあたりを地図でご紹介します。
赤い星印が瓢亭さんで、ピンクの星印がむそう塾の場所になります。
地図の真ん中あたりに鳥居のマークがありますね。そこが平安神宮の大鳥居です。
(地図はこちらからお借りしました。)
桜の季節にはぜひ琵琶湖疏水をご覧になられることをおすすめします。

 
 

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マクロビオティックの自然な伝播に拍手!

私がマクロビオティックを知ってから、嬉しいことはいくつもありましたが、周りの人が良い方向に変化していく時が一番嬉しいです。
人には当然のことながら個人差がありますから、陰陽を深く理解したい人、陰陽はそれほどではなくても美味しいものを食べたい人、どちらも深く追究したい人、それぞれです。

多くの人が良い方向に変化して行くさまを見ていて、知識が確信に変わって行くのですが、それでもまだ油断はできません。
人は心にも体にも波があるからです。
何年にも亘って「その人」を見続けてこそ、陰陽の本当の力を感じることができますね。

上っ面の陽性と真の陽性の違い、陰性だと思える状態の蔭に潜む陽性。
そういうのを理解するのは、やはり時間の経過も必要です。
そうこうしているうちに、「その人」の変化を周りが感じるようになってきます。
そこで初めてマクロビオティックの伝播が自然な形で起きるのです。

性急に他人に押し薦めるものではありません。
自分と波長が合えば取り入れればよいし、合わなければ「一つの考え方」と思うだけです。
哲学や思想って本来そういうものですよね。

先日、嬉しいことがありました。
むそう塾生のKさんのお母様が愛クラスに申し込んでくださったのです。
Kさんは、2013年8月に玄米の炊き方を習いに来られて、翌2014年から「幸せコース」に通い始めました。
必要以上に緊張してしまうKさんは、愛クラスの時も幸せコースの授業日も緊張でお腹が痛くなってしまうほどでした。

でも、その後「上級幸せコース」「満足コース」と進むにつれて、嫌いだった食べ物が美味しく食べられるようになったり、彼女の作ったお料理をご家族が絶賛してくれたりして、陰陽でお料理することの凄さをジワジワと実感されたのでした。
そして、彼女はお料理の楽しさに目覚めて行きました。

それとともに体調もだんだん変化して、ついには精神面まで前向きに変化して、恋人が出来ました。
彼の方からおつき合いを申し込まれたのですが、彼はKさんのことを「いい顔してるなー こんな子がいたらいいなー と思ってた」とのこと。
彼女が「いい顔」でいられたのは、ひとえに心身が良い状態でいられたからですね。

そんな彼女の変化を見て、お母様も何かを感じ取ってくださったのでしょう。
これこそが、Kさんがご自分の身をもってマクロビオティックを伝えたことになります。
むそう塾にKさんが来られてから4年5か月。
納得しながら一歩ずつ前に進むKさんには、奥深くに存在する陽性の力を感じます。
その陽性さを、これからの日々に反映して素敵な人生になってくれると信じています。

そして、お母様との新しいご縁にも感謝しながら、一つひとつ心を紡いで行きたいと思います。

 
 

(菜の花のからし和え 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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安全地帯と居場所

突然ですが、私、玉置浩二って好きなんです。
あのシャープさがいいですね。
でも、歌は限りなくやさしい。
(ここに陰陽があります)
「安全地帯」という名前がピッタリです。
(理由は後から)

小室哲哉さんの件もそうですが、過度な負担(=緊張=極陽性)に置かれると、人は束の間であっても癒やし(=緩み=陰性)を求めます。
これをマクロビオティックの陰陽で考えるなら、極陽性から極陰性の方向に向かうわけですが、その過程で、ある人はお酒を求め、ある人は甘いお菓子を求め、ある人は話し相手を求め、ある人は薬を求め、そうして人は陰陽バランスを取ろうとします。

誰にでも起こりうる状態。それが陰陽の偏りです。
それは偏りを知っていても解決できない生き癖のような面もありますが、せめて心に「安全地帯」があると、結果は大きく異なってきます。

この人の前なら自分のすべてをさらけ出せる安全地帯。
この人なら絶対自分を包み込んでくれる安全地帯。

そういう人が一人いるだけで人は生きられます。
安全地帯とは居場所でもありますね。

誰しも誰かの居場所になれるのですが、夫婦間、親子間では絶対あって欲しい場所ですね。

おまけ ワインレッドの心” frameborder=”0″ allow=”accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture” allowfullscreen>

(教室の置き花:マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

 
 

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