子育て中には子どもの栄養になるものをと、親の方からもあれこれ言われたりします。
特にマクロビオティックをしている人たちは、そうでない人から動物性の摂取について意見されることも多いかと思います。
でも、人の体は個人差がつきものなので、万人に正しい方法はないのですが、子育て中はなにかと他の人の方法が気になったりします。
子どもの問題すべてについて細かく悩みだすとキリがないのですが、マクロビオティックを知っていると、陰陽で状態を判断出来るから便利です。
マクロビオティックでは子どもは大人より陽性と考えられ、その陽性ゆえの行動が日々繰り返されています。
しかし、子どもより陰性さの多い大人は、そんな子どもの陽性さについていけなくて、結果として疲れてしまいます。
特に子どもが自由に動き回れる年齢になると、家の中を綺麗にしたいお母さんが、散らかす子どもさんに不満を持ってしまいますが、これはエネルギーの観点で考えたら当然で、子どもにとっては常にエネルギーバランスをとっているだけなのです。
ということは?
家の中でも動き回るお子さんは、それだけ体力があるということですね。
子どもなのに家でじーっとしている時は、どこか調子の悪いときです。
女の子は男の子に比べて、お絵描きやおままごとなど比較的静かなお遊びが多いのですが、これが男性より女性の方が陰性ということですね。
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ところで、動物性をほとんど摂らなくてもしっかりした骨格と筋肉を持っている人、動物性を摂らないとヘナヘナした陰性になる人。
その違いは、まさに腸内環境にあります。
もちろん、遺伝子の影響もあるのですが、最近は腸内細菌の研究が進んできて、かつてマクロビオティックが主張していたことが少しずつ追認されるような感じです。
産まれた子どもを育てるには、不安もいっぱいでしょうが、「腸を育てる」と思えば解りやすいかと思います。
それが出来れば免疫力が強くなって、少々のことではへこたれません。
お肉が嫌いでも、お魚が嫌いでも子どもは育ちます。
そんなことを認識の一つに入れておくと、子育てでの悩みが少しは整理されることでしょう。
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あ、そうそう。
昨日Twitterでつぶやいておきましたが、子どもはこれから成長するので、あまり陽性を強くして締めないほうがいいです。
昔、桜沢先生の食箋を長く実行しすぎて、ものすごく陽性になってしまい、著しく低い身長になってしまった少年の話があります。
成長するときには陰性に振っておいて、必要なら陽性を摂る。
そのくらいがちょうど良いです。
ここ一番!というときには陽性で集中しましょう。
食べ物に関しては実に多くの情報が流れていますから、自分が納得のできる考え方で体調をコントロールしましょう。
大人なら、「食べた後どうするのか?」という視点でお食事内容を決めます。
食べた後働くのか、お休みなのか?
それによって「今」のお食事の陰陽を決めます。
迷ったらお野菜を多めに食べておけば間違いありません。
食べること自体を迷ったら、潔く食べない。
生きるっていつも判断の連続ですね。
素敵な判断ができますように。
(京都 瓢亭 別館にて)
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