マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り

きょうは桜沢如一先生の御命日でした。
午前中に中川さんとスタッフの麗可ちゃんと3人で、お墓参りをしてきました。
昨日の雨がこの世のゴミをすべて消し去ってくれたかのような、見事な快晴で、爽やかな風が身体の中まで吹き抜けるような、大変気持ちのよい一日でした。

 
 

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お墓に到着すると、先に手向けてくださったお花がたくさんありましたので、一時避難していただいて、まずはお掃除をさせていただきます。
毎年気になる汚れを落とすようにしているのですが、今年は赤さびが気になりました。
墓石の成分が時の経過とともににじみ出て赤くなっているのだと思います。
調べてみると、「墓石の赤い汚れは、主に墓石に含まれる鉄分が酸化し、サビが発生したためです。」と書いてありました。やはり。

 
 

 
 

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お掃除後、まずは私たちが持参したお花を手向けます。

 
 

その後、先に手向けてくださったお花をまとめて収めさせていただきました。
気持ちの良い青空に、たくさんのお花が映えます。

 
 

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あまりにも良いお天気なので、本法寺の中をちょっとお散歩です。
長谷川等伯像。ツツジの鮮やかさに目が奪われます。

 
 

八重の山吹。
“七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき”の歌を思い出しますね。

 
 

多宝塔。

 
 

新緑が素敵すぎて、しばし見惚れていたら、ウグイスが鳴いているではありませんか!
なんと、上手に谷渡りまでできるのです。
動画に収めたかったのですが、そのときには谷渡りはしてくれませんでした(残念)

 
 

 
 

<桜沢如一先生のお墓参り関連の過去記事より> 抜粋

マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 2024.4.24
マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 2023.4.24
マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 2022.4.22
マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 一日早く 2021.4.23
マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 2020.4.23
マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 2019.4.24
桜沢如一先生のお墓参り 2018.4.24
桜沢如一先生のご命日 2017.4.24
桜沢如一先生のお墓参り 2016.4.25
桜沢如一先生の50回忌(4月24日) 2015.4.24
桜沢如一先生のお墓にご報告 2014.4.22
櫻澤如一先生のお墓参り 2013.4.22
櫻澤如一先生のお墓参り 2012.4.23

(桜沢如一先生のお墓は、京都市本法寺の中にある教蔵院にあります。)

 
 

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抹茶チョコレート理論と京都の老舗旅館のお料理問題

京都の老舗旅館と外国人観光客のことを知ったとき、「抹茶チョコレート理論」が頭に浮かんだのでした。
「抹茶チョコレート理論」とは、STARMARK(スターマーク)株式会社の林正勝(markさん)が提唱しておられる考え方です。
考え方はこちらの記事からどうぞ。

結論は、文化的に感じる距離感が、その人の商品への許容度を決めるというものです。
林さんが海外で催事をするときに、
①抹茶の伝統的な和菓子(羊羹・ういろうなど)
②抹茶とチョコレートを混ぜた抹茶チョコレート
③日本産のチョコレート
の売れ行きを観察すると、③のチョコレートが売れるそうです。

これは、
①抹茶✕羊羹=異文化✕異文化=距離感あり
②抹茶✕チョコレート=異文化だけど距離感なし
③日本産のチョコレート=距離感なし

 
 

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これを京都の老舗旅館の京料理に当てはめると、外国人観光客にとっては、食材も料理方法も異文化だらけで受け入れにくかったものと思われます。
日本人だったら大喜びになるのは、文化的に感じる距離感がないからですね。

となると、②の「異文化だけど距離感なし」ということで、しゃぶしゃぶやすき焼きが好評だったというのが納得できます。
料理方法は異文化だけど、食材は異文化ではないからということなのでしょう。

ということで、京都はお肉を扱うお店に活気が溢れています。
でも、私がよく行くお蕎麦屋さんには必ず外国人の人が来られて、お箸を上手に使いながら召し上がっています。

日本に来たのだから、日本のお料理を味わおうと思う観光客もいれば、文化的距離感で避ける人がいるため、旅館や料理界は大変だなと思います。
インバウンドが去ってしまったとき、失った人や技術は簡単には回復できません。

むそう塾でお伝えしている高度な技術も、将来はとても貴重なものになるかもしれませんね。
さあ、日本はどんなふうになっていくのでしょうか?

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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四毒抜きもマクロビオティックも極端はほどほどに

先日、「幸せコース」の座学で、この1年間を振り返って塾生さんからお話しを聞かせていただきました。
その中でいわゆる排除食のことが話題になりました。
今話題の「四毒抜き」食事法も除去食(排除食)の一つなので、マクロビオティックの視点からは思うことが多々あります。

こういう極端な食事法は、のめり込むと揺り戻しが来る人が多いです。
さらに、あまり長く続けると、体が拒否反応を示すようになって、実践前より厄介な体調になってしまうことがあるので、納得できたら徐々にゆるめる方が現実的です。
ゆるめてもマイナス面は避けるようになりますから、安心してください。

一番厄介なのは、人間関係に影を落とすことでしょうか。
これには上手な回避方法があるのですが、良かれと思って裏目に出てしまうケースがとても多いです。

ご自分の特徴をよく知って、心身ともにご機嫌でいられるお食事方法をむそう塾ではお伝えしていますので、安心してその方法を採用していただけたらと、心から思っています。

なお、1年間お休みして、2026年度の「上級幸せコース」から復帰されるそうなので、今から上級幸せコースでの再会を楽しみにしているところです。
Tさんは、「玄米稲荷寿司」を習うことを心待ちにされているそうです(^o^)

 
 

(玄米稲荷寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室むそう塾)

 
 

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人は慣れているものから大きく外れない選択をする 京都の例

あたり前のことですが、人の身体は本当に一人ひとり違うなぁと思います。
季節の変わり目になると、特にその違いを実感します。
その日のお天気状態、服装だけでなく、食べたいもの、飲みたいものでも、違いがいっぱいありすぎて、すべてが学びになります。

さらに、人種による違いも大きいです。
ですから、病気になる原因も、病気の治し方も、外国で有効とされることが日本でも合うとは限りません。
日本人は、やはり日本人の例から学ぶのが一番効果的だと、つくづく感じます。

くれぐれも巷の情報に右往左往しないようにしましょう。

 
 

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ところで、京都では外国人がとても多くて、日本にいながらにして異国人の体型観察ができます。
そうすると、やはり、この人たちと日本人の食事は異なって当然だし、一緒にすること自体が無謀というものだと思えてきます。

当然ながら、外国人にも色々なタイプの人がいますから、同じように考えるのは危険なのですが、人は慣れているものから大きく外れない選択をする傾向にあるようです。
こんなニュースがありました。

京都で”1泊2食付き”をやめる旅館が続出。「素泊まり」「飲食店の予約代行」にシフトの背景には外国人観光客の≪正直な本音≫があった 2025.4.20

外国人観光客の食事の好みは、京都の老舗旅館が提供するお料理とは合わないということで、お料理のキャンセルに困り、すき焼きやしゃぶしゃぶを提供したら大当たりだったとのこと。
これは実に現実的であり、仕方のないことかもしれません。
観光客のDNAがそうさせるのですから、迎える側は今後難しい問題ですね。

 
 

※関連記事
抹茶チョコレート理論と京都の老舗旅館のお料理問題 2025.4.22

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝

4月16日、塾生の“おはる”さんが今年の秘伝コースに申し込みをされました。
13日には教室に到着するなり、近況を話しながら泣いてしまうほど、仕事のことで悩んでいました。
でも、クラスメイトにも励まされ、放課後にはみんなで「来月も会おうね」と別れたのでした。

そうはいっても、お金もかかることなので、帰宅後も、翌日も躊躇していました。
そんなおはるさんの悩みは手に取るように分かります。
電話で話してみました。
おはるさんの特徴と仕事に向き合う姿勢などを話して、納得していただける落とし所があったようです。
翌日は早速仕事で効果が出たそうで、「やはり!」と思っています。

 
 

ところで、満足コースの最後の授業はお魚でした。
鯵を一尾自分でおろすのですが、これは幸せコースの授業で習ったことです。
しかし、自宅では常々お魚をおろすことが少なかったのでしょう。
(鱧はおろしていたのに…)
ところどころで??があって、おろし方が身についていないことを反省されていました。
(他の人もそうでしたが…)
ま、習っても使わなければ技術は忘れてしまうということですね。

おはるさんは元々「和食を大事にしたい」という気持ちがありました。
そこに今回のことも加わって、秘伝コースで再び学び直そうと思ったのでしょう。
そして何より、クラスメイトのラブコールが背中を押してくれたようです。
仲間たちの存在に感謝あるのみですね。

 
 

(穏やかな表情の満足コースの面々 秘伝コースでもよろしくね)

 
 

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17日の朝。
嬉しいメールが届きました。
塾生さんから入籍のご報告でした。
クラスメイトと一緒に「おめでとう!」と言ってあげたいので、誰かは伏せておきます。

他にもこれから結婚に漕ぎ着けるかな?という塾生さんがいます。
こ゚縁とは自分で引き寄せるものでもあるので、春の運気も手伝ってうまく行くことを祈っています。

 
 

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