「むそう塾 幸せコース かつらむきの宿題」に寄せて

5月3日に「むそう塾 幸せコース」が始まって1ヵ月以上が経ちました。

 

6月7日(日)には「幸せコース」の6月の講座が始まります。
中川さんから出された「かつらむき」の宿題はいかがですか?
連日中川さんのところには個メールがぞくぞくと届いています。
玄米投稿はブログでお返事しますが、「幸せコース」は個メールでのお返事となりますので、同級生の様子が分かりません。

 

ということは、結構孤独な作業になります。

 

そうなると、個人差が出てきます。

 

寄せられるメールを見ても、その様子がよく分かります。
きょうもこんなメールが届きました。
*    *    *    *
<Nさんのメールより> 抜粋

 

包丁を持つこと、切ること自体が全然わかっていない私は
桂むきなんてとてもとても・・・、という感じで
夏休みの宿題をするように
直前になってようやく重い腰をあげて、桂むきの練習をしていました。
が、もちろんなかなかできず・・・。
「幸せコースのみんなはできるのに、どうしてできないのだろう?」
と落ち込んでしまったり、
「桂むきができなくても、生きていけるはず」
と、開き直ったり、
職場の同僚ににさりげなく
「桂むきしたことある?」
と聞いたところ、
「ない。」
と、即答され、ますます?が深まったりと
密度の濃い毎日です。
きっと桂むきが上手にできた方が、よりよい生き方をできそうで
こだわってしまうんだろうなー、と思います。
そして、繊細に丁寧に切った千切りをいただくと、そんな人生を送れそうで
楽しみに感じます。
そして練習に励むようになってから、
突然早起きが楽にできるようになりました。
家に帰るのも楽しみになりました。
お掃除のお話に、少しづつ、身の回りも片付いてきました。
ひとつ掃除を始めると、あちこち気になって、はずみがついて、
気がつくと、部屋の雰囲気がすっかり変わってきました。

*    *    *    *
<マクロ美風より皆さんへ>

 

 

確かにかつらむきが出来なくても生きて行けます。

 

中川さんはそんなことは百も承知で宿題を出されています。
私はかつらむきに向かう姿勢って、人生の縮図のようだな?と思います。
出来そうもないからと言って、挑戦もしない人。

 

難しかったから、あっさり放り出す人。

 

時間がかかっても出来るまで努力する人。

 

さっと出来てしまう人。

 

そんな人生の土台がかつらむきには含まれています。

 

あの中川さんだって、初めての時にはなかなか出来なかったそうです。

あなたはかつらむきに対して、どのように接してきたでしょうか?
明後日から1ヵ月の成果が問われる日がスタートします。
緊張しますか?
でも、大丈夫。

 

「幸せコース」は、お料理を通して幸せになるためのコースであって、苦しめるためのコースではありません。
技術の習得には個人差があります。

 

時間がかかっても大丈夫です。

 

それがその人の時計なのですから。
人それぞれ自分の時計を持っています。
まわりのタイムに合わせるのではなく、自分のタイムに合わせた方が楽ですよね。
ただし、経済社会に生きていると、生活費を稼ぐためにまわりのタイムに合わせる必要性は出てきます。
自分にとって苦しくならない程度の合わせ方が出来ると便利ですね。
*    *    *    *
「幸せコース」の違うクラスの受講者同士で、「幸せコース復習会」なるものを開いている人もいるようです。
楽しくて孤独にならない、良い試みですね。
なお、皆さんの文章で気になったことが一つ。

 

大根の千切りを繊維に沿って切るのか、繊維に直角に切るのかが話題になっていました。
これは講座の時に中川さんが口頭で説明していましたが、聞きもらしたのかな?
答えはどちらもアリです。
ただ、「宿題では繊維に沿って」が出されただけです。
繊維に沿って切ることと、繊維に直角に切ることの違いは、火の通り方の早さや煮崩れの仕方に違いが出てきます。
また、生の場合は、しんなりするかパリッとするかの違いにもなります。
要は、目的に応じて切り分ければ良いだけのことです。
切る方向で右往左往しないで、「何のために切るのか」をはっきりさせてください。

 

そうすれば、自ずと答えが解るはずです。
(ヒント:お刺身のケン(横ケン)を作ることが宿題ではありません。)

さて、私は明日から京都です。
一足お先に京都でお待ちしていますね。
皆さんの笑顔を楽しみにしています♪

 


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伝統の素晴らしさ

昨夜遅くに秋田から帰って来ました。
中川さんは最終の新幹線で京都に向かい、24時頃帰宅されたそうです。
帰りの車中、中川さんとお話をすると、お互いに同じことを考えていて安心しました。
やっぱり「むそう塾」のスタンスは間違っていなかった。
これを再認識させてくれる旅でした。
まず6月2日は、山形のある麹屋さんを訪ねました。
そこのお味噌があまりにも美味しかったので、どのような人がどのような環境で作っていらっしゃるのかを確認したかったのです。
しかし、よくあるところの工場見学が目的ではありません。
そのお味噌から醸し出される何とも言えない柔らかさ、高貴な後味。
そんな味を作り出せる作り手の方に、大いなる関心を抱いたのです。
その麹屋さんは、何代も続いた伝統をしっかり守って、機械に頼らない手作業ですべての工程をこなしていました。
古い建物や道具を手入れしながら大事に使っていて、そこに働く人、そこにある物、そこの空気、すべてが見事な「氣」を生み出していました。
そして、働いていらっしゃる方々のすべてが、実にいい表情をされていました。
男性も女性も素晴らしかったです。
一番驚いたのは、相当古いはずの建物や道具のすべてが、実に清掃が行き届いていて気持ちがいいことです。
この清潔さは機械で掃除したり、コンピュータ管理した時の清潔さではなく、「氣の行き届いた清潔さ」なのです。
長い年月をかけて磨き上げられた美しさ、それを磨いた人の氣、歴史、そんなすべてのものが一体となった美しさでした。
               *    *    *    *
当主さんご夫妻には、私達のために丸半日のお時間を頂戴してしまいましたが、それだけの時間をかけてお話をさせていただいた結果、そのお人柄を心の底から尊敬できる素晴らしい方でした。
お二人とも年齢より実にお若いのでびっくりしましたが、これは間違いなく発酵のおかげだと思います。
なにしろ、この空間には、体にいい菌がいっぱい漂っているのですからね。
この空間とこの人達だからこそ、あの柔らかさと品格が生まれたのだな?と納得しました。
こんなに素晴らしい所なのですが、ネット上で皆さんにご紹介することは出来ません。
なぜなら、小規模で手間をかけて生産されているので、大勢の注文に応じきれないからです。
静かで心穏やかに生活していらっしゃる方々の中に、ネットの世界を持ち込んで壊したくないと思いました。
伝統を大切にし、伝統に胡坐(あぐら)をかくことなく、淡々と生きていらっしゃる山形のご夫婦に、「むそう塾」のスタンスを再確認させていただきました。
ありがとうございました。


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「むそう塾 愛クラス in 秋田」

私の恋人“ぢゅん”さん。
そのぢゅんさんの住む秋田に中川さんとやって来ました。
とっても良いお天気に恵まれ、懐かしい秋田に中川さんと来られたことを、大変ありがたく思いました。
中川さんは前日の麹屋さんの見学に続いて、秋田に来ることを楽しみにされていました。
ぢゅんさんと中川さんは、京都で一度お会いしていますので、今回は再会になります。
何とかしてぢゅんさんに「中川式玄米ご飯」を食べてもらいたい。
そして太ってもらいたい。
この一念で中川さんに秋田行きをお願いしました。
快く引き受けてくださった中川さんには、本当に感謝です。
会場はMyさんのお宅です。
ぢゅんさんの体に負担をかけないために、ごくごく内輪ということで開催しました。
robizoさんが盛岡から参加してくださいました。
それに私と中川さんが加わって総勢5人のかわいい「むそう塾 愛クラス」です。
玄米ご飯をフィスラーで1回、シラルガンTプラスで3回、計4回炊きましたよ?。
炊き方やお米を変えながら、ぢゅんさんにピッタリの玄米ご飯を見つけ出しました。
生のじゅんさい料理やふろふき大根も中川さんが作ってくれました。
Myさんがお味噌汁とお漬物を用意してくださって、とっても美味しかったです!
Myさんは、中川さんに食べてもらうものを作るのは緊張するーっておっしゃっていたのですが、どうしてどうして、抜群に美味しいお料理でした。
お代わりしたいくらい美味しいお味噌汁だったの!
お漬物もバッチリで、バリバリパリパリといただきました。
幸せだった?♪
夜は素敵なお店で懇親会でした。
看板にある「伝承田舎料理」の文字が示すように、期待を裏切らない見事なお味でした。
お店の選定もさすがですね?。
Myさんの舌は確かだな?と思いました。
今日はこれから稲庭うどんを食べます。
もちろん、ぢゅんさん達と一緒です。
秋田で最後の時間を楽しみたいと思います。
ぢゅんさん、Myさん、robizoさん、お世話になりました。
関連記事
 
ステージが上がる日(ぢゅんさん)
 ・脱皮(ぢゅんさん)
 ・むそう塾 in 秋田(Myさん)
 ・秋田むそう塾(robizoさん お写真が豊富)


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清々しい朝です!

秋田での一日目。
これから「出張むそう塾 愛クラス」を始めます。
心を込めて、氣を高めて、最高の状態にして臨みたいと思います。
一人でも多くの人が幸せの扉を開けますように。
最高の一日になりますように。
秋田から皆さんのお幸せをお祈りしています。


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秋田へ

今は奥羽本線で秋田に向かっています。
各駅停車なので、当然ですがのんびりゆっくりです。
乗っているいる人も、乗って来る人もとにかく少ない。
10名以下なのです。
いつも新幹線で移動している私にとっては、当然タイムスリップしたような気がします。
きょうは山形の麹屋さんで、それはそれはいい氣をいただきました。
何百年と続く伝統の上に培われた本物は、間違いなく素晴らしいものでした。
私達がちっぽけでつまらない人間に思えるほど、高い次元で生活され、生産されていらっしゃるお姿を拝見して、改めてマクロビオティックって何だろうと思いました。
麹屋さんの当主さんが、「紅花資料館」に案内してくださいました。
昔の山形は紅花を通して京都と深く結びついていたので、京都の文化が色濃く反映していた事実を確認しました。
中川さんがこの麹屋さんに強く惹かれた理由は、もしかしたらこんな歴史のせいかもしれません。
大きく穏やかな素晴らしい氣に包まれて、山形での一日が終わりました。
秋田のホテルには23時過ぎに到着する予定です。
毎日夜が遅いね?。
でも、楽しいです♪
あれ?
私以外の乗客はみんな寝ています。
一人でパソコンに向かう私は何者?
連日のハードスケジュールにも耐えられる健康に感謝です。
さあ、明日も頑張ろう!


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